こんなものまであったのか!

“鎌尾根リッジルート & 奥壁ルート”の詳細ガイドです。

 

これら2つのルートは前壁、裏壁、奥壁の3つから成る神ノ上“東壁”(とうへき)を堪能する

絶景の岩場めぐりルートです。(04年4月26日、開通。5月18日、一部改。)

 

登山口は、藤公園駐車場(駐車無料。トイレあり。)から、西の山腹に見える一番大きな岩壁(東壁)下の山際にむかって歩いていけば、5分でつきます。小川のそばにゴミ捨て禁止の黄色の札が立っています。

*以前は登山口がゴミ捨て場になっていましたが、05年12月に区や町によって撤去されました。

*なお、藤公園そばの和気神社にはウリピーのモデルになった珍しいイノシシのコマイヌがあります。

 

◎鎌尾根リッジルートは、下部の林の中でも岩場があり、岩場歩きを満喫できる好アルペンルートです。前壁上のリッジ(岩稜)や、さらにその上の岩稜や、裏壁上の鎌尾根の独標などの難所には迂回路がついていますので、無理をせず自分にあった方を選んで通過してください。

 

◎奥壁ルートは、鎌尾根のつけねからトラバースして奥壁岩上に立ち寄り(寄らなきゃソンです!)、途中の分岐より立ち木につかまりながら急坂を下降して奥壁の岩元経由で下山するルートです。

奥壁岩上には尾根上からの取り付きルートはありません。)

 

*東平尾根を縦走してきて下山するだけの方は、鎌尾根の分岐にザックをおいて、奥壁岩上までトラバース(片道5分。)し、奥壁岩上で心ゆくまで遊んでから、鎌尾根リッジルートを下山してください。

パーティーなら鎌尾根と奥壁でコールしあって写真の撮り合いができます。鎌尾根上に整列しているのを奥壁から撮ったり、奥壁上に整列しているのを鎌尾根から撮ったり、どちらも絶好の撮影ポイントです。

*なお、鎌尾根リッジルートを下降して膝の笑った方は、前壁リッジと奥壁岩元を結ぶバイパスを利用して岩場のない奥壁ルートにエスケープして下山できます。

奥壁岩上はスリルと絶景!(奥壁岩上には、2つの鎖場と、2つの展望所があります。)

岩上にたどりついてすぐ上の鎖場を登れば東壁展望所(図では最上展望所となっていますが、意味が分かりにくいので、2012年より名称変更しました。)があり、鎌尾根を見下ろせて絶景です。下に降りても先端展望所があり、その先のスリルある鎖場を下降すると、スッパリ切れ落ちた奥壁先端です。奥壁先端から下をのぞき見ると、夏でもかなり涼しい気分(!?)を味わえます。

ただし、先端の鎖場は傾斜45度の岩場ですので、自信のない方は無理をせず先端展望所で引き返してください。また、鎖は一人づつゆずりあって利用してください。複数の人が同時に荷重すると支点が破壊して重大事故になります

 

ゴールデンウイークにお勧め!

森林浴と岩稜歩きのハイキング+藤祭り+温泉を満喫するコースの提案

ゴールデンウイークは藤の花が見頃で、“藤公園”では“藤祭り”(入場料300円)が開催されて周辺はひどい渋滞になります。車の方は鵜飼谷温泉に駐車(無料。)し、温泉から北稜ルートを登り、(余裕のある人は屏風岩トラバースルートに立ち寄って、)木陰の涼しい東平尾根からこれら2ルートをうまく利用して藤公園までハイキングしてください。帰りは鎌尾根リッジルートを登り、神ノ上山頂から剣峰へ向かい、ザイテングラードを下山すれば県道を20分で温泉に帰れます。(もちろん、その他のコース取りも自由です。)

 

*藤公園の開花状況は和気町のHPでわかります。

 

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