和気アルプスのHP「作者の部屋」の続きの続きの続きの続きの続きです。

(ううむ。さすがに自分でも何回目の続きなのか混乱するわい。ええっと、要は「作者の部屋」です。)

これより16年。

和気観音に初詣:思えば4年前、カモシカルートを整備していて、観音岩の岩尾根の先端にある一段降りる端っこの岩がグラついているのが気になった。その岩は胴体くらいあり、もしこれが落ちたら、ゆるい傾斜を2m転がった先は、観音堂の約15m真上の空中である。推定重量100kg以上の胴体サイズの岩を15m上から落とせば、観音堂は屋根どころか床まで突き抜けるような大被害をくらうだろう。作業場所はゆるく傾斜がかかった2mしか距離がない観音岩の頂上先端で、一人で持ち運ぶのは不可能な胴体サイズの岩。1つでもミスれば、大惨事になる。どうするか悩みながら、片方の端からズラして、転がらないように傾斜に縦向きになるように一段下に降ろすことにした。まず、ズラすのにじゃまになる胴体岩の下にある細かく割れた岩を1つづつ取り除く。ここで胴体岩が崩れ落ちたらアウトなので慎重に。ようし、いよいよ胴体岩の端を持って90度向きを変えてから一段下に降ろすぞ。くっ、重い!ふうはあ。ふうはあ。ううむ、慎重にゆっくりー、ゆーっくり向きを・・・。いやっ、ちょっと待て。重すぎる。このまま一段下に降ろすと、手が下敷きになる。やりなおそう。もどせ、もどせ。あせるな。ゆっくり・・・。よし元にもどした。ふうう。1回のトライで両腕がパンプしてしまった。それでも持ち方をかえて2回目にトライする。まず先に、横側に手が入るようにちょっと手前にズラそう。手前にズラすのはマジ危険だから、ズラすのはほんの少しだ。やりすぎると全てがパーになるぞ。慎重に、慎重に。少うしだけ手前に・・・。バラバラ、グラッ。下の割れた岩が砕けて胴体岩が横に傾いた。わっ!まずい。転げ落ちそうになるのを手で押さえようとしたが、パンプしていて力が入らず、なんと一段下に落ちてしまった。うわっ!!!ズン!!(ここからは神経伝達速度が上がって全てはスローモーションに感じた。)わあ、だめだ!たのむから転がらないでくれえ。ゴロン。うわあ!そんなあ。頼む!止まってくれえ!!ゴロン。ひゃああああ!!!!もうだめだあああああ!!!!!崖の下へフッ。うおおおお!あああああああああああああああああああああああああああああああああ・・・・・・・・・・とても見てられない。顔をそむけて目をぎゅっとつむった。ああああああああああああああああああ・・・・・約1.7秒後。(←高さm=4.9×秒の二乗より、高さ15mで逆算。)ドーーーンンン!!!!うひいいいいいいいいいいいいいいいいい!!やっちまったあああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!ガラガラガラ・・・・・おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!なんと情けない・・・・     と、ととと、とにかく観音堂へ。急ぎ下山している間も心は良からぬ妄想と葛藤の嵐。もう、泣きたい。いや、許されるものなら逃げ出したい。もっと小さい岩だったなら、「岩がおちた?きっと鹿かイノシシの仕業でしょ。」なんてトボケルこともできただろうか? いや、無理っぽい。それなら、「きっと和気アに出るというスケベで乱暴な妖怪の仕業でしょ。」なんてのは?(←そりゃお前だろ。) ううう、もっと無理っぽいなあ。はああ。もうどうしよう!やっぱ泣くしかないか?ちくしょう!ちくしょおおおおお!!うおんおんおん。うるうるうる。半ベソかきながら あたふたと降りてみると、あれ?どこにも岩が落ちてない。いや、きっと屋根の向う側に当たったのだろう。苔むした岩をトラバースして屋根の上に登って反対側をみる。ああ、割れた小さな岩が2、3個ある。だけど、それによる小さな傷があるだけで、あの胴体サイズの100kg以上の岩による損傷がどこにもない。いやいや、まさか。そんなハズはない。そっちの端の方はどうだ?いや、フチにいたるまで どこも無傷だ。ええーーーーー??????いったい胴体岩はどこに行ったんだ????T字型の屋根には入口の反対側(南側)のT字の脇に、岩壁との間に一辺が1mくらいの直角三角形の隙間があるが、まさかこの中をぶつかることなく通過して落ちたのか???ありえん。だいたい落下方向が90度違う。どうやったら落ちる向きがそっちに変わるというのだ。ううむ、落ちる途中で壁の中にあった出っ張った岩にでもぶつかったのかなあ?それで、砕けた破片が2、3個屋根に当たっただけになったのか?ううむ。そんな出っ張った岩なんてあったっけ?もしかして、落ち口に向きを変える障害物があったのかな?(←誤記でした。後で確認したら、方向はあっていました。)それにしても、フチにはどこにも かすった跡すらない。かすりもせずに綺麗に三角形の中を通過するなんて偶然にしては絶妙すぎるではないか。不気味さすら感じるわい。ううううう。どんなに確認しても胴体岩とそれによるキズがどうしてもみつからないので、麓の墓地まで降りてみる。あ、あった!いく分小ぶりになった上にバカっと2つに割れていたが、胴体岩が墓地の参道に転がっていた。やっぱり観音堂の南側をここまで落ちてきていた。ということは、やっぱりあの三角形の隙間を抜けて来たことになる。信じられん!とても信じられん!でもそれしかない。ううう、これは奇跡だ。いや、あまりにも神懸かりな奇跡だ! 不思議な思いが払拭できないまま、とにかくすぐに区長さんに(確認してもらいたい思いもあって)「小さな岩が3個くらい観音堂の屋根の上に落ちていて、屋根にキズが付いているかもしれません。」と報告しにいった。(←もし、大破損が見つかったら、その時に白状すればいいや。と、いうつもりで「実は自分が胴体サイズの岩を落としたせいで、」というのは内緒にしました。サーセン。)さっそく仲間を連れて確認しに行った区長さんからは、「うん。大丈夫じゃった。ありがとう。」(←礼を言われるのはスジ違いですけど。)との返事。ううむ、やはり誰がどう見ても損傷がないんだな。よかったあ。ふうーー。(なんたる強運。)そういえば、このお堂の工事の時、ひどい事故があったのに、怪我人がでなかったという何かの記述を読んだ気がする。もしかして、この和気観音は霊験あらたかなのかも。ううむ。でも、そうなるとなんかマズイなあ。ここは「合格の神様」とも言われてるからなあ。実は三女が受験生なのに合格の神様に大岩を落とすという無礼を働いてタダで済むだろうか?・・・・・・そして、現在 三女は3浪している。(でも、去年の10月には防衛医大の看護の一次試験の合格をゲットしていて、11月には2次の面接(大得意科目です。)も済ませており、2月の合格発表を待っている状態。)いい加減に、懺悔をしにいくつもりで、除夜の鐘を突いた後、元旦零時すぎに長女夫婦とムギをつれて、煌々とライトアップされた和気観音に はじめて初詣にいった。ところが、参拝者も神主役の人もだ〜れもおらん。ただ電気がついとるだけ。とりあえず、鐘をならし、手をあわせて、お参りをしたが、賽銭を忘れた。ううむ。誰もおらんから、まあ、いいか。さて、三女の今年の運命やいかに?(おいおい。)

元旦のアップデート:大晦日にノートパソコンの蓋を閉じてスリープ状態にして年越ししたら、元旦の朝、蓋をあけても画面が真っ暗で起動しない。フリーズしたかな?しばらく待っていると「全てのファイルは元の場所にあります」とか「プログラムを更新しています」の表示が出た。ああ、なんだ。ウインドーズアップデートか。「間もなく完了します」の表示が出たが、えらく時間がかかって、やっと立ち上がった。しかし、画面の個人設定が消えており、壁紙が真っ暗なままだったので、ムギの写真を壁紙にした。今回の更新で、なんだか新しい機能が追加されている。Cortana コルタナ? パソコンの位置情報や検索内容、閲覧内容など、あらゆる情報をかきあつめて、ユーザーをお助けするおしゃべりアプリらしい。スマホにある「しゃべってコンシェル」(執事のヒツジでございますってヤツ。)みたいなもんだな。ジョークも言えるという。便利かもしれんが、個人情報を全てマイクロソフトに提供しなくてはならず、プライバシーが侵害され、例のごとく流出するかもしれない。それに、こんなものに必要性を感じたことがないので、わざわざ情報提供しても、そう使うことはあるまい。まあ、設定や情報入力はせず、シカトしておこう。実は私のパソコンには、メーカーの東芝が、自家製のおしゃべりソフトをプリインストールしていたので、最初はおもしろがって使っていたが、じきに飽きて、だんだん鬱陶しくなったので、スタートでの起動をしないように設定(コマンドプロンプトでmsconfigと入力し、スタートアップの項目にある該当アプリを無効にする方法)しなおしたことがある。また、同じ理由で、手を動かすとスクロールするプリインストールの機能も起動しないようにしたかったが、どうしても立ち上がってくる(WMPで動画を見ていたら、いつの間にかカメラが作動しているという不気味な状態になる。)ので、思い切ってアンインストールしました。 ところで、今回はどんなプログラムが更新されたんだ?更新の履歴をみるが、なんと過去のものまで履歴が消去されており、「更新履歴はありません」となっていた。なんかバグだらけでねえの。大丈夫かなあ?(ほんと。)翌2日、こんどはフラッシュプレーヤーの更新がきたが、これは履歴に載っている。さらによく見ると、Sway スウェイ?というフェイスブックなどにアップしやすい写真を集めた紙面を作るアプリやいろんなものがいつの間にかインストールされたり、アップデートされていた。(リアルプレーヤーまで同時にアップデートされており、キャノンプリンターのアプリも再インストールされていた。)おかげで、パソコンを立ち上げ直すごとに チョコチョコ変わったこと(どうでもいい新しい機能によるもの)が起こった。もう、いったいどれだけイジクられてんだ? 気になって調べると、去年11月にW10で初めてのメジャーアップデートがあったとのこと。それが今頃来たのか。ううむ。(なお、コルタナの英語版はW10の目玉アプリなのだそうだが、日本語版は遅ればせながらやっとできたということで、まだ期待した返事がえられないことが結構あるそうです。)

スマホはドラレコにもなる:女房はスマホをナビにしているが、同じホルダーと電源コードで、カメラをつかってドライブレコーダーにもなる無料アプリがあります。(App Storeの無料ユーティリティ部門で1位を獲得し、メディアでも多数紹介されたSafety Sight」(セーフティ サイト)などは、ドライブレコーダーとしての機能だけでなく、前方接近時のアラートや走行したルートの表示など様々な機能がついています。)実際の事故だけでなく、一旦停止で止まっているのに「止まっていなかった」という警察の因縁ふっかけにも対処できます。(ユーチューブの「許すな!警察言いがかり ドライブレコーダー」https://www.youtube.com/watch?v=WH4Wk-JGhXIをごらんくださいませ。こちらは、踏切前で一時停止したにも関わらず因縁をつけるように警察に止められ、問答する様子です。 最終的にこのドライブレコーダーの映像により厳重注意で逃れることができたそうです。でも、厳重注意もおかしいですよね。)

初乗会:2日、馬術部の新春恒例の初乗会に今年も行き、ここのところ乗っていなかったのに今年は馬の顔を見ている内に乗りたくなって、自分好みの小型の馬に乗ってみた。(たぶん、娘達のことが気掛かりだったのが、全て快方にむかっているので、気持ちが明るくなったせいだと思う。)軽く動いてくれて、ちょっとカンショウもある馬みたいだったので、昔の愛馬に感じが似ていた。昔の愛馬を思い出して障碍飛越をさせてみると、予想外に大飛びして、着地後にはねまわった。あやうく落ちかけたが、このままやめると悪い習慣になってしまうので、かつて愛馬に施した障碍飛越の調教をすることにした。ゆっくり歩かせて、一度停止させて、速歩で飛越し、できるだけ早く停止させて、止まったらよくほめる。これをのんびり繰り返す。さらにはワザと寸前で止めて、勝手に飛ばなかったことをほめる。これで、飛ばないと怒られるという強迫観念で飛越するのではなく、ほめられたくて自分から飛ぶようにするのだ。はじめはかなりジタバタしたが、そのうち素直に止まるようになった。あとは、もっと2、3歩で真っ直ぐに止まれるようになったらOKだが、まあ今日はこれくらいでいいか。部員に、「この馬は飛んでくれるけど、暴れて次に誘導できないんじゃ勝てないよ。それから首が巻き込み加減だから、ハミはもっと太くて口カドにやさしいものに変えてあげなさい。」とアドバイスしておく。この時自分でも、引退して30年以上たってるのに、こんなことができて、こんなアドバイスもできることに正直 驚き、ちょっとうれしくなった。(やるなあ。ワシ。)考えてみれば、スポーツというものは年々記録が更新されてレベルアップしているものだが、馬術競技における障碍飛越は、30年前とちっともレベルアップされていない。(むしろ、国体などは、野外騎乗が無くなってる分レベルダウンしている。)だから、30年前の自分と愛馬がいれば、今でも十分勝てるし、昔やってたことを忠実に再現すれば、ヒョロヒョロの子馬でも名馬に育て上げれるのだ。

16年整備作業開始:9、10日と連休だったので、9日は午前9時半から13時までかけて荒神ー直登ルートと日電歩道と奥ノ岩に黄ラッカーを上書きしてまわり、さらにザイテンバイパスの刈り払い整備もする。作業完了後、鼻水が止まらなくなった。Tシャツ1枚で作業しとおしたせいで体を冷やし過ぎたらしい。風邪をひいたみたいなので、午後は薬を飲んで安静にするが、夕方には本格的な風邪の症状になった。午後からやる予定だった八ツ峰岩の整備は、また今度。風邪薬と栄養ドリンクを連発して、明日朝までに回復するのを願う。10日、起きると風邪は治っていた。午前10時に北林道ルートの整備にいく。のぞき岩直下のウラジロ帯が気になっていたが、やっぱり茂っていた。ウラジロを刈り払って、12時には剣峰山頂まで刈り払い整備を完了する。じつは、11時ごろに倒木を除去していて右中指を革手袋ごとザックリ切ってしまい、ダラダラ出血していたが、ここまできたついでなので、第5エリアのマサミチルートと前剣までの刈り払い整備をする。夕方4時に衝立岩の端を登攀している頃にはさすがにバテてヘロヘロ状態になったが、夕方5時半には北林道を無事下山する。昨日は風邪をひいてダウンしていたくせに、今日は7時間半も昼飯はおろか、一滴の水も飲まずにぶっとおしの山作業ができた。しかも、中指の傷はいつの間にか出血が止まって、翌朝にはほぼ自然治癒した。ううむ、我ながらようやるわい。この体もまだまだ使えそうだな。うん。

公認ガイドのロープワーク実践講習1回目:14日、午後から出勤なので、午前中に白岩様で公認ガイド志願のNさんにロープワークを実践講習する。早朝は寒かったのに汗をかいて白岩様に到着。ホコラ前で休憩。はじめてここに来たというNさんに鷲ノ巣ルートなどのクライミングルートを紹介する。(木の根をつかんでテラスに上がるのは、時間がないのでまた今度。)南端を登攀して40mのビレイポイント2箇所でお互いそれぞれ分散支点をとってロープダウン。寄り添うようにマンツウマンでラッペルとプルージック登攀を実施する。一通りやって、撤収。黒壁でホンチャンの実践ロープワークをする予定だったが、時間がなくなったので、立ち木に支点を取る方法を教え、ゲレンデでないホンチャンの場所はこんなに小石があって、ロープがあたるとたくさんの落石がおちてくることなどを納得させて切り上げる。ああ、丸一日休みだったら、もっとゆっくりいろんなことを教えてあげられたが、また今度暑くも寒くもない時期に仕切りなおそう。それに、いっぺんにたくさん教えても覚えきれないからね。教える側の単なる自己満足にならないように、少しずつ確実に教えていこう。最後に、使い方を体得せずにロープを携行するのは、ペーパードライバー以上に危険な自殺行為になるから、ヒマがあれば自主練するように言って、8ミリ20m補助ロープ、スリング、カラビナ、エイトカン一式(合計1万5千円相当)をあらためてNさんに正式にプレゼントする。最終的には、ダイレクトルンゼや穂高ガリーで、希望する方には、ラッペルと登攀を体験させてあげられるような“アルパインハイキングガイド”を目指しますので、ご期待ください。なお、山の学校から白岩様までの間の倒木が、(去年まで何度も整備したのに)まだ頭上にいくつも横たわっていました。(また早いうちに除去しなくちゃならんね。)でも、林道や縦走路は、泉区有志による倒木処理が行われており、臼が作れそうなくらいの巨大な倒木までも切断除去されていました。(チェーンソーの扱い方を熟知していないと難しく、とても危険な作業です。感謝します。)

チェーンソー初使用:ずっと暖冬だったが、1月19日にはひどく寒くなり、20日には雪が降り積もった。23日、親父が留守だったので、こっそりチェーンソーを借りて、荒神ーアプローチにハードル競技みたいに数m感覚で10本くらいもある倒木を切断除去する。(チェーンソーの使用時は用心してヘルメットをかぶったが、あとで チェーンソーはキックバックという跳ね返り事故があるから、ヘルメットをかぶっていないと危ないことを知った。)木に白刃取りされないように下からカットしながら難なく作業できた。ただ、一回だけ予想がはずれて、あと一歩というところで白刃取りされてしまったが、折りたたみノコで上から切ってやると無事救出できた。あっという間に作業完了。文明の利器はすごい。折りたたみノコなら腕がパンプして、刃がちびてしまうところだが、いともあっさり。胴体よりも太い倒木も難なく切れた。他のルートの倒木処理もしてやりたかったが、燃料切れになったので撤収しました。

暖冬から厳冬に:24日は最高気温が1℃で、25日朝もひどい冷え込みで、また積雪。この記録的な寒波のせいで、115年ぶりに奄美大島に雪がふり、鹿児島では5年ぶりに積雪があった。暖冬でマスミ共が温暖化を叫んでいたけど、(太陽活動やミランコビッチサイクルなどの宇宙的なことが原因で)ただ単に気候が極端化してるだけではないか?との正しいコメントがなされるようになった。で、また久々に愚痴りますが、この100年(19012000年)で世界は何度上昇したかというと、温暖化を訴える大元の発表でも、たったの0.6だそうです。100年前の1℃単位の棒温度計と、現在の少数2桁まで普通に読み取れるデジタル温度計では、0.6℃なんてほぼ測定装置の違いによる誤差の範囲ですね。(言われてみればその通り。わはははは。)ところで、皆さんは最近 天の川をみたことがありますか?35年前の私が高校生の頃にはどこでも普通にみえていたのに、今では北斗七星の柄杓の首の星すら見えにくくなっており、実質 北斗六星になっております。(ウソだと思うなら今夜見てくださいな。)これは大気の汚染のせいではありません。むしろ排気ガス規制が厳しい現在のほうが、(中国を除いて)昔より空気は綺麗です。山のシルエットと夜空の境目をみてください。昔は、星がある所が空で、ない所は山と言った具合に、よく分からなかったのが、ちゃんとぐるり一周境界が分かります。特に岡山市街地のある方向の境目は明るさが増しているので鮮明です。これは夜中に灯されている電燈のせいです。人工衛星から撮った夜の日本列島の写真でも、くっきりと日本のシルエットが浮き上がっています。これだけ電気をつけて発熱し、エアコンは各部屋ごとにかけて発熱し、どんなに細いあぜ道まで舗装して蓄熱し、木造住宅がコンクリートビルにかわって蓄熱し、原発が海水をホカホカにしていたんですから、むしろよくこれで0.6℃の上昇で済んだなあというくらいです。CO2のせいだなんてとんでもない。たしかに中国などの発展の影響で、ずっと上昇していて2015年には400ppmをこえましたが、2000年以降の気温はほぼ変化なしですから、関係ないのは明白です。なんらかの被害を気にされるかもしれませんが、閉め切った自動車内でありがちな5000ppmでも許容範囲内ですから、今の10倍になっても健康被害になることはありません。先ごろ、中国も、経済成長が落ち着いたもんだから、今さらながら、経済成長にブレーキをかけることになるCO2排出の削減に協力しましょうなんて言ってます。これを受けてパリ協定なんてできたけど、トバッチリなのはこれからの途上国です。大学の環境問題研究者も、国から金がもらえなくなるとマズイので、違うとわかっていても国には逆らえないんですね。要は、温暖化対策は、原発建設と同様の国策であり、国際的な経済戦略であり、ビジネス(カネ儲け)なんです。(ああ、環境問題については愚痴らずにはいられんなあ。)私は20年近く一つの山を見てきました。(ある意味、大学の教授などより遥かに実践的に山や自然を体感しておりますので、お偉いさんより私の方が正しい認識を持っているという自負があります。)そして、自然とは不変ではなく移ろいゆくもので、これを不変にしようとするのは人間のエゴだということを悟りました。非情かもしれませんが、希少生物が滅びるのも自然の定めで、人間もいつかは滅びるのです。地学の本をひもといても、これまで何度も気候の大変動が自然に起こっていることがわかります。環境がゴミや放射能で汚染されているというなら、騒ぐべきでしょうが、どうせあと数万年すれば氷河期になって20℃ちかくも寒くなり、赤道付近でしか野菜を路地で作れなくなるという食料問題や、太陽光が雲にさえぎられるなど、発電要素が減少するという課題があるのに、100年で0.6℃の測定誤差みたいな温度差を騒ぐのは滑稽です。そんな暇があるなら、数万年の猶予があるけど、氷(お湯などは無し)で効率よく発電する方法でも考えてほしいものです。

チェーンソー作業のつづき:28日午前中(午後から出勤。)、親父が藤公園の剪定で留守なのをいいことに、こっそり25:1の混合燃料を買ってきて、チェーンソーに満タン給油し、ついでに納豆みたいに糸をひくチェーン油まで満タン補充して、先日の続きである第3エリアの麓にある一般ルート側の丸太倒木(10本程度)を切断除去しました。エンジンの掛け方や使用上の注意事項は、メーカーのHPを見て勉強したので、かなりスムーズに使えるようになった。(でも、慣れた頃が危ないので、いい加減な使い方をしないように注意しよう。)帰宅後に確認すると、そんなに使った感じはなかったが、満タンだった燃料もチェーン油も半分くらいに減っていた。まあ、フルスロットルでの使用をしないといけないから10本も処理すればこんなものなのか。営林の作業者みたいにヘルメットと長靴姿で、はさまれた時に救出するためのノコを携行しているが、今後は燃料とチェーン油も携行(もしくは、車に積んでいく)したほうがいいみたいだ。それにしても、チェーンソーに頼りだすと、これまでよくまあ折りたたみノコだけでやっていたなあと思う。もちろん細い木を切るならノコのものだし、ノコはシダを刈ることもできる。切断できない大木は迂回したり、跨いだりすればいいから、大抵はノコだけで十分通行可能にできるのだが、迂回や跨ぐことがないような仕上がりの方が、やっぱりいいなあ。(これまでは、そうなるには、自然に朽ちるまで何年ものんびり待っていた。)なにより、これまでは立ち残っている太い枯れ松を見て「今度はコイツが倒れてくるかもしれんなあ。そしたら厄介なことになるなあ。」なんて嘆いていたのが、「いつでもチェーンソーでぶった切ってやるわい。」と、倒木に対してあまり悩まずに済むようになったのが一番のメリットだなあ。うん。神ノ上までの縦走路にも丸太倒木が結構あるから、泉区の有志みたいに、いずれチェーンソーを持って上がって処理してやろう。

朝日新聞の取材:13年ぶりに朝日新聞から取材の申し出があり、2月3日に、Nさんのガイド養成をしているところを同行取材してもらいました。(これで、公認ガイドの存在を皆に知らしめれるし、なにより、Nさんが「やっぱボクには無理です(泣)」なんて逃げ出せないようになりました。(笑)今回はNさんに難所でのフットワークを教える(シゴく)内容で、まずは白岩様のテラスまで木の根をつかんでの登攀と下降。次に110mスラブの一番急勾配部分をノーハンドで登攀。ラストはダンガメ岩の正面をノーハンドで登攀。Nさんは果敢に全てクリア。一方、記者のKさんは全くの初心者でしたが、両手をつきながらも追従し、こんなのは初めてだと、喜んでいました。さて、どんな記事になるか楽しみです。なお、今回、チンネから上の倒木を迂回するようにルートができていましたし、クライマーズバイパスも倒木処理されて歩きやすくなっていました。ただ、東平尾根の金剛寺跡周辺とM2周辺でコースサイン(金テープ)が排除されて、わかりにくくなっていました。M2周辺はきっちり金テープを設置しましたが、金剛寺跡周辺は今度トラロープを追加設置しようと思っています。また、フダを銅線(真鍮)でつけていたものは、銅線が切れるばかりしています。耐久性が足りないようですので、これもステンレス線に更新していかなくてはなりません。朽ちたり壊れたフダも更新しなくてはいかんし、イノシシプレートの顔が消えている(黒以外のペイントは脱色しやすいようです。)ので、黒で顔を書き直さないといかんし、また、宗堂池ルートのザレ場には、ステップになる鉄筆(ペグ)を打とうと思っています。ああ、もうやることがいっぱいだあ。

やっぱオメエはスゲエ!:3浪している三女のことです。防衛医大の看護技官(定員45名で競争率は12.7倍でした。)の1次試験を合格し、(英国数理の全科目で、ほぼ満点でないと合格は無理だそうです。)2次の面接を受けていましたが、1次の合格が135名だったので、入学辞退者の予備人数を含めても半分以上が2次で落とされると思われるので、ドキドキしておりました。2月5日、朝9時に女房からの電話があり、ネットで合格発表がもう出ているとのこと。そして、合格してたよ!とのこと。ちなみに、合格者は61名(16人もの辞退を想定していますね。)で、中国地方での合格者は三女一人だけでした。おお!スゲエ!!看護の最難関とも言われる防衛医大の看護に受かるとは!思えば、女子でありながら3浪が決定した1年前には、親子共々ひどく落ち込んだっけ。でも、そこから立ち直っただけでなく、今回こんな結果を出すなんてね。センター試験の前に、私は「ここまで頑張っただけでも、お前は凄い。結果など抜きで、自慢の娘じゃ。」と言って褒めておりましたが、もう一度あらためて、「やっぱオメエはスゲエ!」とベタ褒めです。「ムギちゃんが我が家に来てから、いいことが立て続きじゃね。」とは女房の言葉。3人娘もそれぞれにいいことづくめなので、本当にその通り。ただ、三女の1番の憧れは千葉大の看護学部(医学部ではなく、看護の最高峰とも言われています。)なので、まだ勉強を頑張っております。まあ、最難関の合格キップをもっているので、3浪でありながらも気楽に最高峰にチャレンジできるのは、ありがたいです。(最難関でも最高峰でもどっちでもいいよ。なんて贅沢な選択なんだ!)―――で、(追記)3月8日 千葉大看護の合格発表。不振だったセンターのビハインドを跳ね返すべく選択した得意の化学でしたが、今回の化学は過去にないほど難しかったため、ダメでした。(生物の選択者ばかりが合格で、化学を選択した合格者は、ほとんどいませんでした。)結果、防衛医大にいくことになりました。(実は、親としては、こっちの方が学費がかからないし、全国的知名度も高いし、就職も国家公務員なので、むしろ喜んでいます。)正直 本人も防衛医大なら給料がもらえるのでバイトする必要がないし、技官だから自衛官の訓練時は暇なので、余裕をもって勉強できる等の結構なメリットがあるので、どっちがいいかまよっていたらしく、「これで迷わずにすんだ。」とサバサバしています。将来の夢としては、ここならではの災害医療を勉強し、できれば鍼灸や柔道整復も体得して、医療設備がなくて医師が活動できないような国や地域での医療保健活動をして、かわいそうな人達を救いたいとのことです。(ううむ。なんと人道的な。)なお、余談ですが、(腹が立ったので、あえてバラしますが。)スベリ止めに受けた順天堂大(東京と静岡)の看護は、本人曰く「馬鹿にしてるのかと思うくらい簡単だった。」(満点の自信あり。)というのですが、なぜか両方とも落とされました。女房がネットで調べた結果、「順天堂は多浪差別で有名です。逆に差別がないのは杏林や北里、あと昭和なんかも2浪以上が合格者の多くを占めています。詳しくは→http://www.igakubu.com/archives/59_genrouhi/index.html」ということで、なぜか多浪生は不合格にしているようです。「人気商売なんで、お局様はお断りしております。ピチピチのキャピキャピギャル専門大学です。」ってか?ふざけんな!!合格者の現浪比を開示していない私大は、こういった傾向があるみたいなので、皆さんもご注意ください。(都市伝説などではなく、事実であることをウチが証明したことになります。)もし、防衛医大の合格なしで、スベリ止め大学である順天がこうだったら、かなりショックで、瀬戸際に追い詰められてしまっていたでしょう。でも、ウチでは「クソ大学め。今度東京に行ったら、校門に犬のウンコでもなしくってやろうぜ。」などと皆で笑っております。

東平尾根整備:7日、朝8時半からトラロープを手に提げてダンガメ稜を登り、夕方4時半まで昼飯も水もなしで東平尾根を整備しました。(毎度、我ながらようやる。)金剛寺跡の迷いやすい部分にトラロープをはり、コースサインの金テープを1エリアまで入念に設置しました。結構踏まれていたので、そう心配しなくてもよかったのですが、つい熱が入って、過剰なくらいに整備した気がします。最後にダンガメ稜のフランケに黄ラッカーをつけておきましたが、黒い地衣類ばかりだったから、消えちゃうかもしれません。なお、ボルダリングの課題「曲者(くせもの)」を久々にやってみたら、一発で突破できました。左足を押し付けるためには、左手で体を引き寄せる感じで体重を腰にかけて左半身をレイバック状態にするとOKです。(おっと!攻略法をバラしちゃった。)ダンガメ稜の刈り払いとボルダーの課題表示の整備はまた今度。

久々のボヤキ:頑張ったのをクサしたくないし、野党でもロクなことはできんだろうことは分かっているけど、なんか嘆かずにはいられないなあ。2月15日、テレビに「GDPマイナス」のテロップが速報で流れた。正直、経済の本当の処は難しくてよくわからないが、どうやらアベノミクスの思惑が外れて失敗しているようだ。今回、マイナス金利という前代未聞のことをしたことで、かえって今後いろんな金融問題が起こるかもしれない。さらに赤字国債も続けるようで、ツケをドンドン増やして後世にまわしている。安倍総理は、いろいろ積極的にやってくれたが、原発再稼動で、やっかいな核のゴミを増やし、経済政策で、富裕層が私腹を肥やしただけみたいな結果になっているなど、かつての「ゆとり教育」みたいに、しなければよかったことばかりになったような気がする。積極的に努力した外交も、中国やロシアとの関係改善は硬直したままだし、北朝鮮にいたっては、核実験とミサイル発射のせいで拉致問題解決が中断してしまった。(はああああ。)

また、それに加えて、我が和気町では、あまりに大掛かりな小学校の統廃合をゴリ押ししようとしたせいで紛糾し、現在O森町長がつるしあげられており、なんだかキナ臭い。(もし町長が解任されて選挙になっても、私は出ないからね。宣言しときますよ。)

さらに、私の勤務先のオハヨー乳業(カバヤも同じです。)では、10年前に追放された3代目の“正真正銘のボンボン”(ワガママ育ちで、社会人としての教養と人徳があきらかに足りない。)が、社長に返り咲いてから、女子社員にバラを送り付けたり、なんかヘンなことばかりやっており、他人に書かせりゃ良かったのに本人が書いた中学生みたいな文章が、いろいろ公示されており、そのどれもがカッコウつけた抽象的な文言ばかり。しかも、バカ丸出しの意味不明な文章を毎朝全社員に唱えさせているから、もう社員は皆ウンザリ。新入社員にも「社長はバカなんですね」と知らしめる結果になっている。(HPでは先代社長の文言のままなのが、唯一の救い。)また、数字のない目標を掲げており、具体的なことは皆無なので、なにをどうしろというのかサッパリである。さらに、海外進出の予定もないのに世界基準をめざすとか、ハッタリまがいの大口たたきをしており、チンピラが「俺はビッグになるぜ。」などとホザいてるのに似ている。そして、文章にやっと出た数字というのが、何百アイテムの年商で500億円、グループ(つい最近、買収を恐れてか「日本カバヤオハヨーホールディングス」になり、馬鹿社長の独裁力がアップした。←しかし、最初の「日本」はいらんだろ?なんかアホっぽいね。)全体でも1200億円なのに、1アイテムで100億円の商品(←約30ヶ国で年間約5億箱、470億円を販売しているグリコのポッキーじゃあるまいに。)を作ろうとか、3年計画を10年計画に変更するなどと、あまりにも現状や道理を知らないアホとしか思えないことであった。(そもそも、10年もあれば世の中は変わっちまう。スマホも10年前にはなかったし、さらにその10年前にはインターネットも普及してなかった。)10年先の結果を目指すなんてのは、無能な政治家が言うことであり、なにも目指さないのと同じか、マトハズレな結果になるかのどっちかである。(←後になって、やはり3年ごとに評価しながら10年かけてやるように変更になったけどね。)さらに、その10年計画(=10年におよぶ無駄使い)になった「ワールドプロジェクト」というのが、(カバヤの工場をタイやフィリビン等に建てようなどという、「おお!」というものではなくて、)持っているゴルフ場を世界的に有名なものにしようという、「おいおい。」というもので、どうみても自分の道楽にふけり込みそうな雰囲気が早くも前面に出ている。(ああ、これでカバヤを明治やグリコやカルビーみたいに、ゆくゆくは海外進出させようということは、向う10年は完全に不可能になった。)こんなんじゃ、新製品に新ラインが要るといっても予算がもらえないかも。(それどころか既存設備の維持費まで使い込まれてしまいそうだ。)そして、だれだか分からん人物が次々と新規採用されては“社長の取り巻きの高給取り”になっているので、これまで会社を支えてきたマジメな社員達は不満だらけ。収益は、取り巻き共とゴルフ場に吸い取られ続けるのが見え見えなので、給与アップなんてありえないと、皆やる気を失っている。(これまで先代社長を支えて会社を大きくしてきた役員方は、定年間近な人を除いて、ことごとく退職しました。)先日は、20年前に社内で女子社員と浮気をし、そういうことが大嫌いな先代社長によってクビになったヒラのチャラ男を、わざわざ不必要な部署を作って、そこの“部長待遇”で呼び戻すという(テレビドラマでしかありえないような)なんとも破廉恥な人事がありました。(過去を知る者や別れた元妻がいる会社に、よばれて戻る男の神経も疑います。どのツラ下げて?という感じ。)まあ、入社3年目にしてドロップアウトした不良社員の私にとっては、ちょっとムカツクくらいで、自暴自棄になるほどのショックはないが、もしマジメに仕事一本でやってきていたらと思うと、ゾッとする状況である。(多分、大暴れして社長と取り巻き共をボッコボコにぶん殴って、逮捕されていたかも。)まあ、あと6年の辛抱だ。もしかして、それまでに道楽者のバカ社長とおべっか使いの取り巻き共がゴッソリ解任されるXデーが見られるかもしれないから、それを楽しみにしていよう。(←さすが、フダつきの不良社員!ズケズケ言うねえ。)←いや、これは、マジメな社員達全員の代弁ですよ!

いよいよ朝日新聞掲載:17日夕方、八ツ峰岩の不明瞭だった部分を整備しました。(黄ラッカーが全て消えていたので、後日19日の昼前の30分で、八ツ峰岩の黄ラッカー整備を完了しました。)夜、朝日新聞の記者から連絡があり、和気町特集の大トリということで、2月21日の日曜日に掲載されるそうです。さあ、はたしてどんな内容になっているか?ワクワク。――――――で、21日朝、コンビニをハシゴして朝日新聞を買いあさる。おお、出てる出てる。でも、「Nさんを主役にしてくれ。」と言っておいたのに、私の写真だけで、ガイド育成の記事にはなっていませんでした。でもまあいいか。うんうん。

第3エリアのザレ場にペグを打つ:21日、10時半から宗堂池への一般ルート途中にあるザレ場に鉄筆(ペグ)を刺して、足場にしました。この鉄筆は、昔に近所からもらった物で、バケツ一杯もあり、やっと少しだけ有効利用できました。(そうだなあ、残りは第6エリアに使ってみよう。)ついでにステップもホリヅルで削って大きくしておきました。岩場慣れした人ならホイホイホイと軽快に通過できるようになっています。(でも、恐怖で岩にへばりついてしまう人には相変わらずの難所かもしれません。)本日は1日かけて縦走路の倒木除去をするつもりで、朽ちた倒木はホリヅルで破壊して芯をノコで切って除去していきました。神ノ上山頂台地の全ルートを確認し、(山頂が泉区有志の整備によって凄く清々しいものになっていました。ここがこんなに気持ちの良い展望場だったとは!感謝です。)処理できる倒木を除去し、だいぶ雰囲気がよくなったが、今回 対処できなかったものは今度チェーンソーで切ってやるつもりです。(泉区有志に先をこされるかもしれませんが。)まだ明るいからと18時になってから御大師山ルートで下山しましたが、丸山はいいとしても御大師山はかなりシダが茂っていました。(今度ここも刈り払い作業をしよう。)ラストは真っ暗な中を月明かりだけで19時半に無事下山完了。フェンスを出ると民家の犬がやたらと吠えていた。本日9時間ぶっ通し、休憩も飲食もなしの肉体労働で全身ひどい筋肉痛。(我ながらようやる。)

ダンガメ稜整備:26日、9時半から14時半までかけてダンガメ稜のシダ刈りと金テープつけをしました。つい熱が入って、キッチリやり過ぎたかもしれないが、いい仕上がりになった。久々にボルダリングの課題(ゲロッパ、曲者(くせもの)、ベリーロール、ホンチャン)と、立ち寄り場(お立ち台カンテ、登り専用フランケ)のアプローチも刈り払い整備しました。よし、今度はボルダーとカンテにフダを付けにこよう。なお、14時半からも白岩様のアプローチの倒木処理をしようとしたが、なぜか疲れてしまっていたので、きりあげました。

2月29日:朝はNさんを第5エリアのザイテンと衝立岩にガイドし、下山中になぜか転倒して頭からブッシュに落ちる。尻を強打したらしく、帰宅してから尻がズキズキ痛くなる。午後は尻が痛いのをこらえて、御大師山の倒木処理とシダ刈りをしました。丸山との鞍部から和気中に降りるルートは倒木がひどかったのに、突破した踏み跡が結構ありました。朽ちた倒木を処理して、丈夫なのが数本だけ残っているくらいになりました。あとはチェーンソーで切ってもいいか。ちなみにチェーンソーで切ってやりたいのは白岩様のアプローチチンネの上神ノ上台地の縦走路とここくらいか。あと、荒神ーのアプローチにも気になる倒木があります。

3月になった:5月並に暖かくなるというが、朝はまだ氷点下。と、言ってたら、5日から急激に暖かくなった。(←でも、9日からはまた寒くなるけどね。)先月末日にザイテン下山中に転倒してから尻がズキズキ痛かったが、3日くらいでかなり痛みは引いたものの、3月8日になってもバスタブの底などの硬いものに尾てい骨が当たると痛みがはしる。おかしいなあ。えらく長引いてるじゃないか。もしかして尾てい骨にヒビでも入ってるのかなあ。で、ネットで調べてみると、尾てい骨骨折はギブスができないので、治療はできず、安静にして自然治癒させるしかないそうです。ううむ。どうやら当分はこのままか。でも、症状が軽くてよかった。もし完全に骨折していたら、激痛で寝ることもできない日々が3ヶ月も続くことになるところだったわい。「たかが尻餅ついたくらいで大げさな。」と、馬鹿にはできんものなんだなあ。

狩猟期終了:3月15日、夕方3時から登山口につけていた注意喚起のフダを回収してまわる。これで警戒していた3年間が無事に終了です。(ああ、よかった!)今後は“通常の一般の山々と同じである。”と、いうことで、和気町の町興しやボランティアで整備作業をされている方達の邪魔にならないようにするためにも、HPでの執拗な啓発は、もう控えても大丈夫でしょう。翌16日は、恒例の和気小の和気アルプスハイキングがあり、来年からは3月15日以前の実施でも大丈夫でしょうとお伝えしました。

第6エリアの落ち葉払い整備:最近、このエリアを下山突破されたHPがありますね。(Hさんでしたか。落ち葉が酷くて滑落しそうで怖かったでしょう。お疲れ様でした。)歳のせいか、私はなんでもない場所でバランスを崩して転倒することが多くなっているので、第6エリアはバランスを崩すと致命的なことになる場所があちこちにあるため、(自分の所有地ではありますが、)正直 ここを整備するのが自分にとってはキツクなっております。(毎度、転倒し、負傷して下山しております。)3月24日、寒の戻りで冬みたいな中、朝9時半から13時までかけて、台三郎谷藤本壁ルート以外の落ち葉で滑落しそうな部分を手で落ち葉とザレ(小石)を払う整備をしました。(コースサインはまだ確認できるので、迷うかもしれない部分のみ金テープを追加しました。)風化によるステップの崩失もあり、通過しにくく怖〜い場所があちこちにありますが、少しは通過しやすくできました。それでもやっぱここはハードすぎるなあ。(バランス感覚に自信がないと、通いたくないエリアと言えるかも。)まあ、“元クライマー向け、もしくはクライミング志向の方向けのエリア”ということなら、これでいいか。(おいおい。)じつは、行者尾根のラストのコブロープが、またもや切断されておりました。かつては、いろんな場所のコブロープが片っ端からナタでたたき切られたことがあり、その都度、修復しておりました。でも最近は、破壊工作も収まっていたのですが、なぜかこの一カ所だけは、相変わらず切られております。ううむ。なにか執念めいているなあ。「ここにこんなロープはいらん!」とかなり強い主張をされているようですね。若いころの私なら「オメエだけの岩場じゃねえ!」と、受けて立つ所ですが、自分でも通うのが辛い所で、ここまで執念深く切断していることに“敬意”すら感じるので、「そうか。無い方がいいのか。」と容認しております。まあ、私も、ザレていない岩場を“登り専用ルート”とするなら、少々危険であっても鎖やロープはいらないと思っております。ついでに言うと、岩場ではない土の地面の場合は、ロープを設置したら、いつまでたっても土の斜面にステップが形成されず、通行困難なままであったのが、ロープを撤去されたら、皆がキックステップで同じ踏み跡を拾っていくので、ステップが形成されて通過しやすいものに変化したという現象を確認し、撤去された訳を理解しております。もしかして、かつて台三郎谷沿いのコブロープが切られたのはそれを考慮してのことだったのでしょうか?でも、ここは12月になると物凄い落ち葉が雪のように積もって、ステップが完全に埋まってしまうので、知らずにここへ下山して来た人がいた場合、コブロープがなかったら、谷に滑落して遭難してしまいます。切断された方もそれを理解されたから、いつまでたってもステップが形成されないデメリットを我慢してくれているのかもしれませんね。なお、ここにステップにするペグを打つことを画策しておりましたが、やると大工事になりそうなので、あんまり人も来ない所だから、やっぱ現状のままでいいか?とも思っております。次回は、台三郎谷藤本壁ルートもトレース整備をしよう。

和気アに山羊が歩いてる!:3月30日、午前中で第6エリアの残りである台三郎谷藤本壁ルートをトレース整備しました。(ここも金テープや黄ラッカーがまだ確認できるので、せいぜいダブルトラバースのラストの岩場に生えたヒコバエを刈ったくらいで、あとは落ちてる枯れ枝を除去したくらいで整備完了としました。)岩のフリクションが良かったので、南側の直登ルートを上からトレース整備して下山しようとしたら、いよいよ最後の部分(取り付きの出だし)にあった 降りる時にだけ持っていたネズの木が刈れていたため、降りれなくなってしまい、仕方なく登り返しました。すると、稜線に出る寸前、目の前を白黒模様の大人の山羊が通過しましたおおお!なんだなんだ?? 山羊をよく見ると、頭にスキー帽みたいな帽子をかぶっており、角を隠している。これはもしかしてペットなのか? 「そこにも登山ルートがあるんですか?」の声に振り向くと山羊の主人がいた。「いえ。これはバリエーションです。」と答えたが、どうみても山羊と一緒に岩登りをやりそうな感じの人だった。(ヤギの類は急峻な岩場が本来のテリトリーです。)リードや引き綱はなく、山羊は適当な草木の葉をついばんで食べながらマイペースで主人についていった。ううむ、いろんな人がくるもんだなあ。(そういや、サンタクロースがきたこともあったわ。)登り返したついでに、稜線を歩いて観音山の第7エリアをトレース整備しに向かう。すると、観音堂への降り口にあった大きな枯れ松が倒れそうになっていました。いかんなあ。今倒れたら区内放送の配線が引きちぎれてしまう。なんとかするにはチェーンソーでこの大木を分断するしかない。急遽下山し、午後からチェーンソーを稜線まで持ち上げて、この枯れ松をぶつ切りにし、さらに観音山の南北の両鞍部にある気になった太い倒木(折れたら頭上から落ちてきて危険なもの。)もぶつ切りにして撤去しました。第7エリアはまた今度。

4月になった:2日、桜とツツジが咲く中を第7エリアのカモシカルートと権現岩ルートをトレース整備しました。カモシカルートにはトレースされた跡がありましたが、南稜スラブの上部が不明瞭になっていたので 金テープを追加し、権現岩尾根は松の枝払いをしたくらいで整備完了。さあ、次回からは道標の整備をしよう。

道標の整備:5日、朝から夕方まで7時間かけて第1エリアの道標を整備完了しました。木製のものを全てプラ板に更新して、消えたイノシシの顔も書きました。最初の奥壁ルートと鎌尾根リッジルートの分岐の道標と、奥壁岩元への下降口の道標が朽ちて無くなっていたので、新調しました。これで迷わず東壁を堪能できます。なお、前壁の頭から独標までの間にあるリッジになった岩尾根(迂回路が設置されている部分です。)の上端で、ザックを降ろしたら、やたらアブが頭にまといついてきたので、手で払うと刺されてしまいました。いてッ!アブじゃない。ミツバチだ。しかも沢山飛んでいる。うわ!取り巻かれた。頭にたかってくる。ひゃあああ。その時、チチチチ。小鳥がやってきた。見るとたくさんのハチをクチバシにくわえている。おお、助かった。一旦、上方向に退避。しかし、どこに巣があるんだ?さっき襲われた場所にはザックがあるが、今もたくさんのハチがザックにとまっている。まさか巣のそばにザックをおろしたのか?やがてザックからハチが遠ざかった。違うのか?じゃあどこだ。うん?ザックより手前の自分の立ってる場所のすぐ下にある岩からハチが飛び立ったり戻ったりしてるではないか。横にまわって見ると、岩の下側に大きな穴があって、そこに出入りしていた。巣の破片みたいなものも見えた。ミツバチが地面に巣をすることもあるのか?ミツバチじゃなくてクロスズメバチかもしれない。でも、ほっそりとしていないので、見た目ではミツバチそっくりだ。どっちにしても、まいったなあ。ここはリッジと迂回路の合流地点だ。仕方ない。12月まで横に回避するように注意書きを設置しておこう。リッジは少し手前で注意書きにしたがって上に抜ければいいが、迂回路は巣の前2mを横切ることになる。刺激せずに通過できるかなあ。ううむ。今回、上から下山してきた場合と下の2方向から登ってきた場合に備えて、あちこち念入りに注意喚起のフダを設置しました。どうか皆さんもご注意くださいませ。ミツバチにせよクロスズメバチ(幼虫はヘボといって長野県では皆が食べています。)にせよ、すぐそばまで接近しない限り、巣の近くを通過しても、刺激しなければ攻撃はしてこないので、温かい目で見てやってください。どうせ冬になれば他所に引っ越しますので、わざわざ退治しなくてもいいです。(追記:地面に集団で営巣するミツバチみたいな太い蜂を後で調べたところ、どうやらミツバチの仲間の「マルハナバチ」みたいです。この蜂もミツバチ同様、蜜を集め、花々の受粉に活躍している蜂で、最近では農家で取り寄せた外来種が野生化して在来種をおびやかしているそうです。)

アクセス12万:4月6日夜、また10ヶ月で1万アクセスを達成した。相変わらずだなあ。うんうん。整備作業の方は道標の更新をすませたら、トラロープと鎖の更新、さらにチェーンソーでの倒木処理で終了する予定。あとはNさんを公認ガイドにすべく、6月までに和気アの全エリアとバリエーションをガイドし、夏は佐伯と日笠で沢登り、秋はアラウンド8.5をやって終了する予定です。備前焼を引退した親父の手伝いも割りと軽くなったし、消防もI君に部長の引継ぎをしている。これで和気アのガイド育成もうまくいったら、今まで自分が背負い込んでいたものを極力 他人に任せて、来年からは、今まで苦労させた女房と飛行機で旅行をしたいなあ。(本当にそうなるといいんだけどね。)なお、明日は早朝から東京へ。明後日は三女の防衛医大の入校式。はたしてどんな式なんだろう。出初式以上にギクシャクした式典なんだろうな。(笑)

防衛医大の入校式:三女にとって、体育館での入退場の行進練習は、まるで中学時代にもどったみたいとのことでした。言われてみれば、M先生に熱血指導された和気中の行進の大人バージョンと言えるかも(笑)。なお、君が代と校歌の斉唱は和気中のほうが上でした。I先生に超スパルタ指導された和気中の君が代(ついでに蛍の光も。)と校歌の斉唱を、ぜひ防衛副大臣にも聞かせてあげたいですね(笑)。でも、やっぱ流石なのは、防衛副大臣が軍用ヘリでやってきたことでしょう。儀仗隊(ぎじょうたい:皇族や大臣を迎えたり見送るための式典用の部隊。)というものが登場し、(そこは和気町消防団の出初式みたいでした。規律の違いは、足をそろえるときにパン!といちいち踵を踏み鳴らすことぐらいでしょうか。)防衛大の方は式典用の銃剣をもっていてカッコイイのですが、こっちのは手ぶらで、ピストルホルダーの変わりに箱(救急箱かな?)がついていました。てっきりこの箱から何か出してパフォーマンスしてくれるのかと思っていたら、じっと立ち止まっているだけで、ヘリで到着した副大臣に敬礼だけして退場。副大臣が退場するときにまた入場してきたので、今度こそなにかやるのかと期待したら、これまた敬礼だけして退場。(「もう、つまんねえじゃん。なんかやれよ!」といいたかったが、我慢。)でも、鼓笛隊の太鼓にあわせてザクザク足音立てて行進する姿が、女房には新鮮だったようで、「わ〜!まるで軍隊みたい。」と、喜んでいました。いや、みたいじゃなくて、本物の軍隊なんだけどね(大爆笑!)。意外だったのは、医学生の半分(半分以上?)が女性でした。軍医志願者の半分が女性とは驚きです。“防衛医大埼玉父母会”というチラシをもらったところ、PTAみたいなもので、行事として軍艦で体験航海ができるみたいなので、5千円払って入会してもいいかなあなんて思っています。(なんとミーハーな。)私の三女は防衛省の技官になるわけですが、自衛隊に対して思うことがあります。北朝鮮などがミサイル発射などの暴力的なことをしてきたら、国を守るために自衛隊は必要ですが、できることなら出動は災害救助だけであってほしいです。(消防団員だけど、火事がないのを祈っているのと同じです。)特に日本に直接関係のない他国の紛争への参加だけはしてほしくないです。(米軍が武力介入して空爆した国々は、はたして幸せなことになったでしょうか?かえって混沌として未来が見えなくなっていませんか?その国の国民が自分の手で幸せをつかむべきであり、他国が武力介入するのは、さらなる争いの元になるように思えてなりません。)紛争の原因は貧困によるものが多いので、国際貢献をするなら軍事援助より経済援助です。イソップ童話にもありますが、やっぱ北風より太陽なのです。それにしても、私と女房の場合、長女の愛媛大学は、ひめぎんホール(岡山シンフォニーホールみたいなもの。)で普通に式をやり、次女の神戸女学院は、学内の講堂でパイプオルガンの演奏で賛美歌を斉唱し、中庭で茶話会をし、そして今回、三女の防衛医科大学校は、体育館で防衛副大臣を迎えて儀仗隊が行進したりと、実にバラエティー豊かないろんな式を経験できました。

ダンガメ稜の道標整備完了:4月13日 午後から雨というので、午前中の3時間で、ダンガメ稜でのボルダリングの課題(ボルダリングでは“ルート”ではなく“課題”といいます。)の5つ(ゲロッパ、曲者:くせもの、ベリーロール、ホンチャン、大ホンチャン)と、立ち寄り場(お立ち台カンテ、登り専用フランケの出口に下降不可)の道標をつけました。ボルダーの道標には「初級ボルダー“ゲロッパ”カエルになったつもりで飛びつけ!」「中級ボルダー“曲者:くせもの”登れそうで、難しい!」「中級ボルダー“ベリーロール”スタンスから左足をあげて馬乗りに!」などと一言解説や攻略法も書いてあります。この初級、中級の3つまでは、軽登山靴でも十分登れますし、マットもいりません。なお、上級ボルダーである“ホンチャン”と“大ホンチャン(←これは、このHPでもあまり紹介していませんでしたが、なかなかのエグレ方なので、今回大公開しました。)”は、実のところニセクライマーである私は未踏(未登)です。(←おいおい。)どちらもちょっとかぶり気味ですし、高さも3〜4mありますので、クライミングシューズとマットを持った本格クライマーの方にでも挑戦してもらおうと紹介している次第です。道標にも「実は未登です。」と書いてあります。登りきったら飛び降りる必要はないので、オンサイトする自信があるならマットは無くてもいいでしょう。また、“お立ち台カンテ”は、フランケ(側壁)の奥の端にある一人だけが立てるカンテ(凸角岩)で、ここで直立不動でいるには、前方と両側面ぐるり270度が切れ落ちているため、空中に浮んでいるような高度感に耐えれなくてはなりません。「チャレンジ!直立不動で10カウント。」などと書いてありますが、くれぐれも無理はしないでくださいね。(落ちたら死にますので。)ちなみに私は無風の時ならできますが、一人ぼっちで風がヒューヒュー吹いている時だとハッキリ言って無理です。じゃあ、なんでこんな立ち寄り場を設定したのか?と言うと、(もちろん、こんな所でハラハラドキドキすることには、なんの意味もありません。)ただ「こういうのを面白がるモノズキな人もいるだろうなあ。」と思ったからです(笑)。あと、登り専用としている“フランケ”を間違って下降したツワモノの方がおられたようなので、出口に「下降不可。」の道標をつけておきました。いまさらなのですが、今回のボルダーに道標を付けるという整備は、特異なことかもしれません。今までこのHPを読んでダンガメ稜でボルダリングができるとわかっていても、どの岩なのか不明だったと思います。本来 ボルダリングというものは、ボルダーに道標など付けたりせず、トポ(クライミングルート図)を書いて(HPや書籍で)紹介するものなのですが、なんせ私が正統なクライマーではない上、こんな内容の課題をはたして公表していいものかという迷いもあり、なによりトポを書いてアップするのが面倒くさくって、「テキトーに遊んでください。」といったニュートラルな姿勢のままでいました。そのせいで、わざわざボルダリングしに来たのに、思うように遊べなかった方がいたようなので、今回 “フジモト流ボルダリング場”ということで、私の“やり方”で整備した次第です。攻略法まで書いた道標を見て「なんじゃこりゃあ?」と眉をしかめるコアなクライマーの方もいらっしゃるかもしれませんが、「一般のハイカーにもボルダリングを楽しんでもらいたい。そして、ゆくゆくは“上級ボルダーに挑戦してみたい。”と、思ってもらえたらいいなあ。」と思ってのことなので、「ニセクライマーの藤本だから、しょうがないね。」と笑いとばしていただけたら幸いです。

はかどらない一日:19日、くたびれの残った体で午前中 白岩様の道標整備にいくが、倒木がひどく感じて、どうにもはかどらないので、午後からチェーンソーをもってきて先に倒木処理をしようとしたが、途中でエンジンがかからなくなって中断する。こっちもケチがついたか!今日は全てにおいて はかどりが悪い。前回、燃料缶の注ぎ口が捨てられてしまっていたので、仕方なくチェーンソーに燃料をロートで入れたが、燃料缶の上や縁にあった埃やゴミまで入ってしまったから、もしかして燃料フィルターがつまったのかも。ううむ。そのくせ下山してから、試しにかけなおしたら、ちゃんとかかった。もう、なんなんだ?!ネットで調べると、切れ味がおちているので、今回は指を火傷するくらいに熱くなるほどエンジン全開で使っていたから、高温でキャブレターの中に気泡ができたせいなのかもしれないことがわかった。この場合、しばらく放置してさますと回復するとのこと。やれやれ。

イマイチはかどらない一日:22日、午前中 調子が不安定な気分屋のチェーンソーをさげて白岩様のアプローチの倒木処理にいく。なんとか倒木を処理し、さらに今後倒れてきたら厄介そうな太い立ち枯れ松を3本伐採し、バラして処理する。これで良しと思ったが、山の学校がなんとなく気になったので、のぞいて見ると、倒木が1本あった。これを処理し、さらに倒れたら厄介そうな太い立ち枯れ松を伐採したら、和気町が設置して朽ちた道標の端に当たってしまった。(元々壊れていたので、さらに壊してもどうということはないが、とりあえず、この場で「ごめんなさい」。)倒した枯れ松をバラして処理したところで、またエンジンがかからなくなった。今回もまたオーバーヒート気味だったので、まだ鎖場練習場のアプローチにも倒木があったが、あきらめて撤収する。それで、帰宅してから かけてみたら、ちゃんとかかった。やれやれ。今度は鎖場練習場と山の学校の広場内の倒木処理をしよう。

チェーンソーのプライマリーポンプ(燃料ポンプ):このポンプは、エンジンが冷えている状態で始動するときや、燃料切れで給油を行った後などの 燃料パイプに空気が混入している場合に、燃料タンクから強制的に燃料をキャブレターまで吸い上げる装置ですが、指で直接ゴム状の耐油ビニール製のドームを押すものなので、経年劣化すると、ドームがひび割れて、燃料が漏れたり、空気やゴミが入って、エンジンがかかりにくくなる原因になります。ウチのSTIHL(スチール)社製のチェーンソーは耐久性がいいとのことですが、以前からこのドームにひび割れがあり、かかりにくかったり、途中で止まったりしていました。気まぐれなチェーンソーだと思っていましたが、どうやら原因はこれだったようですので、親父に報告したら、交換修理に出しました。なお、燃料タンク内には燃料吸い上げチューブの先端に、金魚のブクブクの先端についてる軽石みたいな燃料フィルターがありますので、かつて気にしていた「燃料タンクにゴミが入ってキャブレターが壊れる」ということはありません。(ただ、STIHLのは目詰まりしていても見た目が白くて綺麗なので、新品に見えるのが難点とのことです。)でも、割れたドームからゴミが入ると、キャブレターにゴミがそのまま行くのでマズイです。ひび割れ状態なのを使いまわしているなら、早急に交換すべきです。

5月になった:今年は藤が1週間も早く咲いており、もう満開です。1日、チェンソーが修理中(1日の夕方になって直ってきました。)なので、長めの木挽きノコを持って、朝10時前に武道館に駐車して鎖場練習場のアプローチの倒木を処理に行く。倒木はせいぜい直径20センチくらいまでだったので、なんとか12時に整備完了。(山の学校の整備は町の了解をとってから、秋にしようと思います。)帰りには対向車線が藤祭りのために国道のロータリーまでず〜っと渋滞になっていた。来た時はマッタク渋滞なんかしてなかったのに、ビックリ!ううむ、これは凄いなあ。(苦笑)ちなみに親父が作った藤公園は、和気町の友好都市である中国の上海の嘉定区にもう1つあるが、こっちはもっと凄い人気になっており、親父は上海では中日友好の立役者として有名になっているらしい。これに触発されたというか、和気アのHPの英語版をつくって、グローバルに発信してみようかなあ?なんて思っております。(←ただ単に、親父と張り合っているだけですが。)今現在、岡山県をあげて台湾からの観光客をよびこんでいるようだから、もしかして台湾からの観光客が和気にもくるかも。

台風みたい:4月14日に熊本で地震があって、大分でも余震が続いて、各地で酷い被害があったが、その後の雨での土砂崩れが懸念されている。5月3日、岡山でも嵐になるとのこと。夕方になって和気でも雨が降りだしたが、たいした雨ではない。でも、風が台風並に吹いている。これでまた倒木が追加されそうだ。でもまあ、チェーンソーがあるからいいか。

ワンドライブ騒動:5月7日、マイクロソフトから“OneDriveに関する重要な変更”というメールが来た。なになに・・「OneDrive の、今後の変更についてお知らせいたします。2016 08 10 日に、OneDrive に付いてくるストレージ容量を 15 GB から 5 GB に変更いたします。また、15 GB のカメラ ロール特典も終了となります。」はあ?またいきなりなんだよ。参ったなあ。で、調べると、Microsoftは、OneDriveの無料で使える容量について15GBから5GBに縮小することを201511月に発表していたとのこと。そして、ユーザーの批判を受け、簡単な申請手続き(専用ページでKeep your free storageアイコンを押してMicrosoftアカウントでログインするだけ。)をおこなえば15GB(カメラロールの15GBも合わせて30GB)の容量が維持できる対処をしたのですが、それは2016131日までになっていました。ありゃあ〜!完全に手遅れ。ああ、悔しい!!三女の受験のせいもあって全く知らんかったわい。いや、多分、注意喚起はされてなかったと思うから、私のように悔しがっている人は多いと思う。うんうん。長女の結婚式関係の写真を友達に見せるためにいっぱいアップしていたが、30GBまでならまだまだ余裕だと、使い始めてからこの1年ずっとほったらかしていた。どれぐらい使っているのか確認すると、現在7GBくらい使用していた。ううむ、どうしよう。あれ?でも容量合計が130GBになっているぞ。“Samsungボーナス 100GB (来年10月まで)”ってなんだ?調べると、サムスン電子の新しいスマホには、OneDriveなどのMicrosoftAndroidアプリがプリインストールされていて、OneDrive2年間100GBのプレゼントがあったとのこと。そうか、いつだったか女房のスマホを更新したからだったのか。へええ。知らない内に悪いことや良いことがあったりするもんなんだなあ。でも2年間の限定か。使うことになったら、かえって面倒になりそうだ。OCNのオンラインストレージを利用してもいいが、128GBで月300円の有料か。毎月300円をケチるわけではないが、無料のものも結構たくさんあるので考えてしまう。(以下、無料で利用できるオンラインストレージ (クラウドストレージ) サービスを比較してみたを参照。)アップルのi cloudやヤフーやアマゾンのは5GBだが、Box10GBで、Googleドライブは15GBで、 Bitcasa(ビットカーサ)20GBある。さらにA Driveなら50Gだが、サイトが英語版しかない。極めつけは日本製のfire storageで、なんと無制限!だが、無料会員の場合1ヶ月以内にログインがないとデータが削除されてしまう。―――さて、どうしたものか。もっぱら、会社の休み時間に打った文章をワンドライブに保存して、家で続きを打ってからHPにアップしたりしているが、私のパソコンはW10なので、保存先がワンドライブにデフォルトされているし、エクスプローラーですぐに呼び出せるし、そのまま操作すれば、すぐにネット上のも同期されるから、ワンドライブ以外のものをあえて使うのは億劫だなあ。それに、パソコンの容量には500GB以上の空きがあるから、PCのドキュメントにイベントごとのフォルダを作って移し替えることで、ワンドライブを整理して5GB以下にするだけでいいか。よしよし。まず、整理していて大事なものをうっかり消去してもいいように、カメラロールそのものをPCの今日日付のフォルダを作って、そっくりコピーしてバックアップにしよう。で、なんとか1日かけてワンドライブ使用を4GBにしました。あー疲れた。目がショボショボ。今後は見せびらかして済んだ写真はPCのドキュメントに移動だな。

神ノ上山頂台地での倒木処理:5月11日、朝10時 背負子にチェーンソーと燃料とチェーンオイルと整備道具一式を搭載して和気中裏をスタート。山頂台地一帯を整備するので、登山道の目に付いたものは今回はパス。久々になる15kg以上の重荷にフーフー言いながら11時 現場到着。通行不能ではないが、朽ちるにはかなりかかりそうな大木の倒木が目につくので、これらをカットして除去する。今回はこれから倒れてきそうな大木も、登山道を歩いていて頭上から倒木が降って来ることがないように処理してまわる。昼飯抜きで500CCの水だけで17時までかけて整備する。途中、切った倒木(電柱サイズ、長さ10m)が宙ぶらになり、ゆらしたら自分の方に落ちてきて、横に飛びのいて伏せたら、ズシンッ!と地響きをたてて、あと50センチというところで背中に直撃であった。うへえええ、もし喰らっていたら、一生 車椅子だったわい。まさにインディー=ジョーンズそこのけ。直径60センチのドラム缶サイズの倒木を何本もカットするだけでなく、そんなサイズの枯れ太木を何本も切り倒すのもやったら、切れ味の悪かったチェーンが輪をかけて切れなくなった。腕がだるくなるくらい押し付けないと切れない状態で作業しつづけたら、つい自分の左ひざにフルスルットル回転しているチェーンを当ててしまったが、ジャージーが20センチほど切り裂かれたものの、膝は擦り傷で済んだ。アブねえ!下手すりゃ膝に幅1センチの溝を掘るところだったわい。切れ味の悪いおかげで助かった。ラストは、なんでもない枯れ木を半分までカットしたら燃料切れで撤収になった。今回 4回補充しなおして、1リットルの燃料を使い切った。チェーンオイルも同じくらい補充して、消耗した。もっと切れ味がよければ、足りていただろうが、仕方ない。次回この続きをしよう。ただ、もう電柱サイズ以上のはないし、数も少ないので、今度は木挽きノコで十分かもしれない。ヨタヨタと1時間かけて18時に下山完了。足、腰、肩、腕がひどい筋肉痛。丸一日のチェーンソー作業は、やっぱ腕にくるわい。だるくて握力がゼロになったみたいだ。

公認ガイド育成状況:午後出勤の5月20日、朝の内にNさんに裏銀座のクライマックスである荒神ー直登ルートを先行して登ってもらった。ものおじすることなくスピーディーに登攀できたので、まずは合格。あとは穂高山北面ガリーとダイレクトルンゼを登攀して、(第6、7エリアはまた涼しい時にあとまわしにして、)6月からは和気町内の沢登りルート(去年秋冬に調査していたもの)を一緒に開拓する予定です。

木挽きノコで倒木処理:5月22日、白岩様の上のなんでもない枯れ木を半分までカットしたまま中断していた倒木枯れ松処理の続きをする。もう電柱サイズ以上のはないし、数も少ないので、今回は木挽きノコで作業する。すぐ終わらすつもりで水を持たず、大型のノコ2本だけを持って10時 和気中裏をスタート。山の学校から縦走路までの急登にある倒木をカットして除去し、11時にやりかけになっていた現場に到着。続きをノコでカットして押し倒す。周辺の枯れ松も同様にカットして押し倒す。これでよほどの暴風でもこないかぎり当分は倒木は発生しないだろう。ここまでで下山する予定だったが、今日はカンカン照りなのに風があり、ずっと涼しい木陰での作業だったので、ほとんどバテていないから もう少しやることにした。気になっていたのは縦走路の奥ノ峰の北側に1本だけ倒木があったこと。こいつをカットしに行こう。チェーンソーを持ってそこまでいくのは億劫だが、今日は身軽だ。13時 のどの乾きが辛くなってきたが、目指す倒木まで行ってカット。ずっと前に枯れて乾いているので、カットしやすかった。ここまで来たら、ついでに奥ノ岩までにある倒木もカットしてやろう。今ならカットしやすいはず。バテてるけど、そのまま下降して脱出ルートで下山すればいいや。で、14時 奥ノ岩までの倒木をカット完了して、奥ノ岩を下降する。そして、日電歩道へのトラバースにあった倒木もカットしたら、完全にバテた。のどが渇いてヒリヒリ痛い。ここにはチェーンソーがいりそうなのが1本だけ残ったが、こいつはもう今まで通りまたげばいいか。もう脱出ルートを通過するのもひどく億劫に感じているが、やらねば帰れない。ふらふらのろのろと下降し、一般道に出て休憩。さらにお大師様の麓で休憩。畑のあぜを通って車まで帰り着いたら15時。帰宅して水分補給して遅い昼食をとる。ああ、疲れた。ここのところ、夜は肌寒いが、昼間は30℃くらいある。それでも、今日は10数名の登山者に出合った。こんなに暑いなら、もしかしたら、もう蛍が出てるかも。夜、ダメ元で女房と蛍を見にいくと、日笠川、金剛川、初瀬川の全てにもう十分に飛んでいた。ううむ。藤も蛍も今年は10日くらい早いなあ。(追記:和気小の裏にも蛍が飛んでいます。なんか珍しくなくなるほど、あちこちで蛍が見れています。これも下水道整備100%のおかげか。)

クタビレ?歳のせい?:5月25日、仕事中に右ひざをぶつけて、痛いのをこらえて作業していたら、みるみる膝が腫れてきたので早退させてもらう。病院で受診したら、ただの打撲だったが、大事をとって自宅療養することに。そしたら、女房がうかない顔で先に帰宅していた。じつは、ゆうべ女房がムギの散歩をしていて転んだのだが、それで足が痛いからと、さっき受診したら第5中足骨(子指の足平の骨)が骨折していたとのこと。ひどく腫れていてギプスをしていた。ありゃまあ。なんか4月から夫婦そろって体調を崩したり怪我をしたりばかりしているなあ。(女房は喘息の発作と目まいに今回右足骨折。私は尾骶骨打撲と向う脛負傷に今回右ひざ打撲。)今までの疲れが出てるのかな? まあ、これも歳のせいか。なんて言ってたら、さらに女房の虫歯の被せがとれた。もう、どんだけ〜!? たぶん、女房のはストレスから解放されて、今頃クタビレが出てきているのだろう。私の場合は、54歳といえば、大物登山家がよく遭難する歳であり、気力・体力といった心身のタフさと俊敏さ、視力・聴力と注意力・集中力・危険予知力、さらには治癒力・回復力といった登山に必要なあらゆる能力が、若い時に比べてかなり衰えている(若い時にバリバリだった者ほど、このギャップがひどい。)から、よく転び、よくぶつけ、よくケガをしてしまうのでしょうね。

食欲回復:三女が三浪していたころは、食欲がなくなってオカワリなんてしたことがなく、83kgだった体重が77kgになった。三浪のストレスがダイエットになったのか?はたまた、単に歳によるものなのか?なかなか痩せれない者がこれだけ痩せたのは、ひょっとして癌?なんて心配したりもしていたのですが、今では食欲がヤタラメッポウ旺盛になり、オカワリせずにはいられないくらいで、いつの間にか体重が81kgになっています。(それでも、悪玉コレステロールは、もう少しで正常値になるくらい検査結果はいいです。)で、女房からは、「またズボンが、はけなくなるわよ!」と言われるようになりました。ううむ、喜ぶべきか?悲しむべきか?

6月になった:日差しはきつくなったが、朝夕は涼しい。昼も日陰なら風が冷たくて快適だ。目下の整備作業はチェンソー(チェーンソーのこと)使用で、あちこちの山麓にある枯れ木倒しと倒木処理なので、午前中と日没前後の2時間でなんとかなりそうだ。ただ、東平尾根の数本の太い倒木(今まではこのままで気にならなかったが、チェンソーがあると、カットできるので、気になり出した。)のカットはチェンソーを担いで登らなくてはならないので、こいつはまた12月までおあずけだな。消えかけた道標や黄ラッカーの上書きも12月にやろう。この夏は和気アの整備だけでなく、和気町の町興しの提案として、和気町の沢の調査・開拓をしなくてはならない。長楽の滝沢登り(←雨で様相が激変する連瀑の沢として、トレーニングにもおすすめ。)は、ショートカット下山ルートの整備(廃道復活)か、自転車(レンタサイクルをここに設置)でのダウンヒルをして、周辺の御崎神社苦木駅舎矢田穴観音の観光(全て駐車スペースあり。)とセットにすれば、一日楽しめるスポットになるし、保曽峡は、面白いのは一部だけだが、そこではカットした銀マットで4mのウオータースライダーが楽しめると思うので、日笠ダム黄谷の滝(←ここは草刈りが必要で、岸野公民館からの無料貸し自転車(←とりあえず、町内で不要になってるものを引き取って利用する。)があるとよい。)、とセットで楽しめるようにしたい。もしかして、寺川谷(←小滝と釜が連続していそうです。)が楽しい沢なら、こっちをメインにして、周辺の保曽峡水遊び、黄谷の滝ミニハイク、日笠ダム観光のセットで、一日楽しめるスポットにできそうだ。あと、大王山のナメ沢(←ここでもウオータースライダーができるかも。)や、矢田部川(←なにがあるかまったく不明ですが。)が面白ければ、なんとか活用したい。あと、アラウンド8.5の活用(本庄学区の3つと、石生学区の3つは、地元の有志に活用してもらえたら最高なんですが、特に天神山オベリスクルート原大谷ノ峰ラストクライムルートをサイクリングでアプローチする仮称「Wクライミング&サイクリング」)も秋に取り組む予定です。(ただ、アラウンド8.5(金テープだけのバリエーションルート状態)を正式にルート整備し、登山者の呼び込みをするには、地主を調べて、許可をもらう必要がありますが、和気町職員Nさんとつるんでいれば、地主調べ(←個人情報保護法によって、現在では登記を見るのにいちいち依頼文書を書いて、町長の許可をもらわなくてはなりません。しかもコピーは有料になります。)がやりやすいのではないか?と密かに期待しています。)とにかく、私がお勧めする和気町の自然満喫(←和気アだけでなく、周辺の山と沢も。)のアドベンチャーは、いずれも内容が濃いので、短時間でもお腹イッパイの大満足になります。(自信あり!)

これからは沢:梅雨の晴れ間で30℃になった6月10日、朝の1時間で第7エリアの観音チンネ南稜スラブ・カモシカルートをNさんとトレースしました。(穂高山のガリーやルンゼをやる予定でしたが、前日にまとまった雨があったのと、カンカン照りの中の岩登りは午後からの出勤にこたえそうなので変更しました。)全ての展望所に立ち寄って、南稜スラブからは黄ラッカーを上書きしながらの登攀。ラストの「おつかれさま」フダをアクリルペンで上書きして、烏帽子岩から登ってきた岩場を見下ろして満足する。下山はエスケープルートをトレースしたが、最初の上からの接続部分だけが荒廃していたので、そこは完全な藪コギになった。Nさんは藪コギも難なく通過する。うむ、これなら次回からの沢登りもOKだ。正直 もうこれだけ暑いと沢しかやりたくない。(それも泳ぐ沢。)和気アのガイド訓練はとりあえず今回で一旦中止とし、また12月から(続きとして)本格的な岩登りを穂高山と第6エリアでやって、完了としよう。Nさんの足のサイズにあったフェルトタビ(500円の安物。)をプレゼントし、次回は佐伯ファミリーパークの登り口にある長楽の滝を沢登りする。(近年、ここを気にいって、何度もここでトレーニングをしている方がおられます。)

ソーチェーン交換:親父からもらい受けたSTIHL(世界的に有名なドイツのチェンソーメーカー:スチール)のチェンソーMS210C(約7万円で、ちょっとお高い。)は、07年にモデルチェンジしてMS211Cになったから、現在では9年以上前の中古品しか存在しない。それでも、使用説明書も読もうとしない親父が無茶苦茶な使い方をして、まったくメンテも掃除もせず10年こきまわし続けても、プライマリーポンプ(ゴムキャップが劣化して割れた。)を交換しただけで、まだ健在。エルゴスタート(畜力式)機能があるので、やり方さえ守れば、ゆっくりとスターターロープをひいても、ある一定量まで引くと、ゼンマイみたいにブルン!となって、ちゃんとエンジンがかかる。(親父はこのやり方を知ろうともせず、超適当にやっていたので、かけられずに苦労していた。)でも、さすがにソーチェーンが磨り減ってしまい、いよいよ押し付けても切れなくなった。替え刃をいろいろ調べて、迷ったあげく、ナフコにあったオレゴン(世界的に有名なアメリカのソーチェーンのメーカー)の適合替え刃91PX050E2850円)に交換しました。(じつはアマゾンで「91PX050E」で検索してヒットした商品を即注文したら、発送された直後に商品が91ではなくて90になっていたのに気づいた。注文しなおしてもよかったが、また最初から待つのがじれったくなって返品を決意。400円高いが、ナフコにあったのを購入。)クイックチェーンテンショナー機能があるので、工具なしに交換して、簡単にチェーンの緩みも取れるのだが、さすがに寄る年波、プラスチックの締め付けネジが力いっぱい閉めると割れてしまいそう。でも、なんとか耐えてくれている。あとは、アマゾンから間違って購入した90PX050Eが届いたら返品するだけ。

鼻毛カッター:髭剃りを買ったらサービスでタダでついてきたものだが、先日初めて使ってみたら結構よかった。とにかく、トシのせいでおかしな所の毛が伸びるのにはまいる。眉毛は村山総理みたいになるし、なぜか耳の中にも毛が生えてモゾモゾするし、体の産毛が1本だけ長くなったりするし、鼻毛にいたっては伸びるだけでなく、白髪までできた。特に鼻毛は、伸びるとカッコ悪いだけでなく、モゾモゾしだすと凄く気になり、つまんで引っこ抜くと涙が出る。ハサミでカットするのは危険でやりにくかったが、鼻毛カッターを使ったら、最初は鼻に差し込むのにちょっと勇気がいるが、安全かつ簡単にモゾモゾした鼻毛を処分できた。ただし、鼻毛を噛んで止まることのないよう電池を確認してからすること。もし止まると・・・おお、痛そう!

熊にご注意:先日、益原の土手でツキノワグマを見た人がいたようで、注意喚起の放送があった。今年は全国的に熊が人里へ出没したとのニュースが多く、東北では姫竹のタケノコを取りにいった老人が何人も熊に襲われて死んだりしているので、気をつけなくてはならない。岡山県では県北から東よりに熊が降りてきているようで、和気アはその南端にあたる。(熊山には吉井川や金剛川を渡らねばならないので、町のある平野を通らず地続きに美作方面から来れる南端は和気アになります。)ううむ、ついにここまで来たか。でも、熊以上に怖いのは誤射するハンター(狩猟期なら葉っぱが落ちて見渡せるのが、今の茂った時期に依頼を受けて狩猟するのは、とっても危険なんです!)なので、これからしばらくは熊&ハンター除け鈴を装着してください。

チェンソー作業:6月22日、梅雨前線が活発で、熊本など九州で土砂災害がおこっているが、雨が降る前の午前中の2時間で、第3エリアの気になっていた“寄りかかったぶっ太い倒木”(登山道に倒れてくる可能性あり。)を切断処理しました。これまで手を出せなかったのは、腕が未熟だったから、切断した大木が落ちてきたら事故りそうだったのと、ソーチェーンの切れ味がよくないと手こずりそうな太さだったせいです。今回、経験も積み、ドラム缶くらいのを無事に処理できる腕になったし、ソーチェーンも新品にしたので、思い切って作業しました。でも、雨が降り出す前に作業完了しないと・・・と、まるでサンダーバードの救助作業みたいな緊張感ある作業になりました。オマケに先日の雨を吸っているので倒木の重いこと。ヘラクレスパワー全開で登山道から撤去しました。汗だくのクタクタ状態でしたが、ついでとばかりに思い切って、沢の前の葛だらけのぶっ太い倒木も処理して、迂回しなくてもいいようにしました。さすがにここまでハードなものばかりやったら、チェンソーがまたもや掛からなくなった。(プライマリーポンプをどんなに押しても燃料が上がってこない。高温になったエンジンから圧力がかかっているのか?燃料フィルターがつまったのか?)とりあえず、なんとか予定の作業をこなして雨の中を帰宅。ううう、左肩と左腕が凄い筋肉痛。帰宅後、見るとプライマリーポンプに燃料が上がっており、ちゃんと掛かった。なんだったんだ?やっぱ冷ませば回復するというやつなのかなあ。今度、燃料フィルターをチェックしてみよう。かなりゴミを吸っているはず。――――で、翌朝。プライマリーポンプを見ると、おおっ!エア噛み無しで破裂しそうなくらいパンパンに燃料が上がっているではないか。逆にプラグが濡れていないか心配になったが、かけるとなんとか掛かった。純正ではないオレゴンの新品ソーチェンとのなじみがイマイチなのか、吹き上がりがちょっと鈍く、クラッチのつながりがちょっと悪い。しかし、なんで燃料がこんなに上がったんだろう?昨日エンジンが熱かった時は、どんなにキュポキュポしてもエア噛みばかりして全く上がってこなかったくせに。そのせいでプライマリーをかなりしつこく押しまくった。(キュポキュポキュポキュポ・・・通常5回のところ、10回以上!)結果、なんとか1回掛けれたので良しとしたが、今度は「昨日の忘れ物を届けに参りました。」みたいなことになっている。やはり昨日は高温でキャブレターに内圧がかかっていたのだろうか?それが冷めたからこうなった?ううむ。夕方に確認すると、意外にも相変わらずパンパンのままだった。いつもなら適当にエアを噛んでいるはずだが、どうしたものか。かけてみると、ちゃんと掛かって、吹き上がりもクラッチも異常なし。これなら確認してないけど、燃料フィルターは詰まってはいないようだ。詰まってたらこんなにも燃料は上がってこないはず。なにはともあれ、よかった。燃料フィルターを交換するとなると、プライマリーポンプの時みたいに取り寄せで、時間とカネが結構かかるとこだったわい。スチールは確かに品質(耐久性)がいいけど、部品の入手が困難(ホームセンターでは売られていなくて、専門業者に修理に出すしかない。)で高額だから、純正じゃなくても、うまく合うなら代替え品を利用してもいいとは思う。でも、実際はオリジナルの規格品が多いので、代替え出来そうなのはソーチェーンくらいしかないか。スチールのソーチェーンは耐久性がいいが、オレゴンより2千円くらい高い。私の場合、倒木の切断処理が主体なので地面の石に当てて火花が出ることもままあるから、「うわあ、やっちまった。」(切れ味のいい状態に戻すには、またお金と時間がああああ・・・)と、いうことにならないよう、なるべく惜し気が無くて入手しやすいソーチェーンの方が私には向いているのだ。

ベーパーロック:調べてみると、チェンソーを使っていて、エンジンの再始動が出来なくなるというのは、多くの人が経験しているらしい。特に、エンジンに燃料が行かなくなる現象として、「ベーパーロック」が起こっていることが多いとのこと。これは、高速回転の後すぐに停止させてしまったりすると、過熱しているエンジンの熱がキャブレターを暖めてしまい、キャブレター内部のガソリンが熱により泡立ち、その泡が燃料の流れを止めてしまうという現象で、特に夏場、長時間連続運転によって引き起こされる場合が多いとのこと。(自動車の運転で、長い下りでブレーキのベタ踏みを続けていると、熱でブレーキオイルに泡ができてブレーキが利かなくなるのと同じ現象です。)使用後すぐに停止させずに、少しアイドリング状態で回しておくのがエンジンの焼き付き防止にも良いとのことで、連続運転後はアイドリングの状態で30秒以上は置いておくことが必要とのこと。(30秒程度でも大分違うようです。)それでもベーパーロックになってしまった場合は、少し冷えるまで待ち、プライマリーポンプが付いている場合は何回も押して、チョークを引いた状態で、ひたすらスターターを引くしかないようです。(偶然、私は同じことをして再始動させました。壊れてないか不安だったが、故障ではなく、やったことも正解だったんだ。よかった。やれやれ。)

残念なニュース:6月27日、「白山国立公園にある石川県指定の天然記念物「白峰百万貫の岩」に、ロッククライミング用の「ハーケン」と呼ばれるくさび(←間違いです。ハーケンではなく、ハンガーボルトです。)が少なくとも六本打ち込まれていることが分かった。県文化財課が確認した。県によると自然公園法違反や県文化財保護条例違反の恐れがある。県文化財課の浅田隆課長は「地域の歴史を示す資料価値が損なわれた。劣化の恐れもあり、ハーケンをすぐ抜くことは考えていないが注意して文化財を巡回したい」と話した。ハーケンは今月十四日に岐阜県御嵩町にある国の天然記念物「鬼岩」で見つかったと発表されたばかり。クライミング人気が高まる中、行政の管理体制やクライマーのマナーの在り方が問われそうだ。石川県などによると、白峰百万貫の岩は同県白山市にあり、高さ約十六メートル、横約十九メートル。車道から約百メートル離れた手取川の中州にある。ハーケンは川岸を走る車道の反対側に十九日の時点で六本打ち込まれていた。さびついたものもありハーケンを抜き取ったとみられる穴も複数あった。一帯は県が委嘱する指導員が年に一度巡回し、昨年六月十二日に巡回した際は見つからなかったという。白山国立公園は富山、石川、福井、岐阜四県にまたがり、環境省白山自然保護官事務所によると、手取川流域は第二種特別地域。許可なく工作物の設置はできない。」―――との残念なニュースがあった。何度も言うが、無許可で天然記念物なんかいじっちゃダメだって!もう。これじゃあ開拓者は馬鹿のエーカッコウシーなんだって! で、14日の鬼岩の件を調べると、日本フリークライミング協会HPが詳細を報じていました。以下転載。―――614日、「岐阜県と愛知県にまたがる飛騨木曽川国定公園内にある鬼岩公園で、国の天然記念物に指定されている巨石群「鬼岩」の1つにロッククライミング用の「ハーケン」と呼ばれるくさび2本が打ち込まれているのが見つかった。鬼岩公園のある岐阜県御嵩町は文化財保護法や自然公園保護法違反の疑いもあるとして調べている」との報道がありました。これらの事実関係につきまして確認できたことをご報告いたします。該当となっている人工物(「ハーケン」と報道表記)は、雑誌『岩と雪108号』(1985年発行)、ならびに『岩と雪123号』(1987年発行)に発表されている「鬼岩劇場」1ピッチ目の終了点に存在する。「鬼岩劇場」の存在する岩は、鬼岩公園内殆どの岩と同様に天然記念物指定となっており、許可無く現状変更を行なってはならない、とされる。従来既設の終了点は、リングボルト、RCCボルトで構成されていた。当該の終了点が老朽化したために、39ヶ月前にこの地を登るクライマーによって自発的に“リボルト“された。今回指摘されている“ハーケン”はこのハンガーボルトを指している。行為者は既に、御嵩町役場、ならびに所轄警察署に対し自ら名乗り出ており、任意聴取に対応中。つまり、1980年代に開拓されたルート(「鬼岩劇場」全3P)1P目の既設終了点のボルトを2012年にリボルトした。そのボルトが39ヶ月経った現時点で御嵩町によって認識されるに至り、上記法令等に抵触する可能性を問われています。今回の問題は、当該地が「天然記念物指定地」であるにも関わらず自然岩の毀損が行なわれたところにあります。近年におけるNPO法人日本フリークライミング協会(JFA)で行なっているリボルト事業につきましては、地権者やアクセス状況などをできるだけ精査したうえで行なっております←なにを今さら!という感じ。1980年ごろの発足時に「開拓する前にちゃんと許可をとること!」と、公言していれば済んだ話です。)が、そこが不十分ですと今回の様に善意から発した行為であっても社会規範に反する結果を招いてしまう可能性があることを十分ご留意ください。つきましては、クライマー諸氏には、リボルトのみならず、通常のクライミングを行なう際でも、特に歴史のあるエリアにおいては、さまざまな観点からの「確認」をお願いいたします。一般に発売されている岩場ガイドブック(トポ)に掲載されているエリアであっても、地権者の承諾が取られていなかったり、アクセス状況がクリアになっていないエリアが多数存在します(開拓時に許可されていた岩場でも地権者の変更や岩場利用者の増加、マナー低下などで状況が変わっている場合もあります)。以上の情報をクライマー同士で共有し、つねに自然保護や文化財保護の観点、地権者の状況や周辺住民のお気持ち等、「この岩は登っても大丈夫なのか?」ということを意識してクライミングを行なうよう、お願いいたします。もし、地権者の調査やアクセス状況の確認方法がわからない場合は、JFAまでご相談ください。また、新しい情報がある場合もJFAまでご一報ください。また、JFAとしましても、今後、各クライミングエリアの地権者やアクセス状況の調査を行なっていく予定です。しかし、大きなエリアは複数の地権者が存在するなど、その調査には時間と費用、そして各エリアでクライミングを行なっているすべてのクライマーの協力が必要です。これまで以上のクライマーの皆様のご理解とご支援を心よりお願いいたします。(JFA環境委員会 15/06/18)―――とのことでした。まあ、フリークライミングをとにかく普及させたい一心で、「マズイのでは?」という不安がありながらも、「まあいいか。」と、黙って無許可で開拓してきたツケが、30年たってもいまだにこんな騒ぎになっているんですね。これからもこんな騒ぎがまだまだ続くでしょうね。山の愛好家にとっては、残念でしかたない話です。無許可の開拓が、後々どれほど厄介なことになるか?これから岩や登山道の開拓をしようとしている人は、よ〜く認識してください。―――なんて言ってたら、29日の新聞に、今回の件を受けて、文化庁が国の名勝や天然記念物がある自治体から保存や管理状況の緊急調査を始めたとのこと。ああ、こりゃあ大変な騒ぎになるな。(偶然見つけた情けない一例をあげると、群馬県の有笠山でも「あの天然記念物を開拓したい。」なんて言う馬鹿のエーカッコウシーの開拓者がいたようで、山と渓谷の「ロック&スノー」も、この開拓者を称賛するような表現をしていたようです。「クライミングをブームにできるなら、犯罪だろうとやってやれ!」とばかりに、「もうクライミング業界全体が狂っていたとしかいいようがない。」という感じです。)もうじき馬鹿のエーカッコウシー連中が、全国的に物凄い犯罪をしていたことが、白日の下にさらされることになるでしょう。(フリークライミング愛好者どころか、単なる山の愛好者まで白い目で見られることになるでしょう。はああ。)

チェンソー作業2:梅雨の晴れ間の6月26日、朝8時から第2エリアの倒木処理に行く。山の学校までの林道に1本だけやり残してあったのを早くカットしてやりたい。で、あっさりカット。あとは、御大師山の鞍部から和気中裏に向かう隠しルートにも4、5本あったからカットしに行くと、新たな倒木がたくさん追加されて通行困難状態だったが、10本以上カットして通行可能にし、ついでにこれから倒れるであろうヤバそうな枯れ大木1本も伐採した。10時に第5エリアに移動し、ザイテングラートまでのアプローチにあるソヨゴの斜め倒木(ソヨゴは倒れてもそのまま生き続けて上方向に枝を伸ばすことが多い。しかも成長速度が早いのに、幹は堅くてノコでカットするのは苦労する。但し、枯れると非常にもろくなり、太くてもあっさりポキンと折れる。)が煩わしくなっていたので、思い切ってカット処理してまわることにした。第5エリアの新町谷は、和気アを開拓する前から立ち枯れた20mクラスの大きな松が林立していたが、県北が激甚災害のあった時に強風でことごとく倒れて、一時は通行不能になったことがあった。その後、枯れ松は朽ちて、チェンソーなしでも処分できたが、倒木に押し倒されたソヨゴは45度になりながらも枯れずに残り、結果 斜め45度になったソヨゴだらけになった。通行に支障があるほどではないのだが、チェンソーという文明の利器があるので、今回、そのソヨゴをチェンソーでカットして、登山道をスッキリさせることにした。一番奥から作業したら、12時、一番手前にある一番太いソヨゴをカットしていて燃料切れ。帰宅して休憩後、午後3時から再開し、かなり硬くて太いソヨゴをうまく処理した。夕方4時、鵜飼谷に移動。鈴木ガリーのアプローチにある枯れ倒木を処理するつもりだったが、行ってビックリ。26年度の県の事業として大きな堰堤が出来ていました。様子があまりに変わっているので、偵察しに堰堤を越えてみると、倒木が思った以上に追加されて、たくさん存在していた。(「今では、もうかなり朽ちて、流れて無くなっているのでは?」なんて期待していたが、完全に逆だった。)これじゃあ廃道だな。でも、赤テープがある。こんなヒドイ場所でも通過する人がいるのか?ううむ。ここは沢の足元装備でないと危ないからまた今度。そうだなあ、冬にするかなあ。

チェンソー作業3:また梅雨の晴れ間の28日の午前10時から13時半までかけて宗堂池周辺の倒木処理と倒れて来たら厄介な枯れ松を伐採する。ただ、池の北側の植林帯の中の枯れ松はもたれ掛かったもののみ伐採。立ち枯れのものまでカットすると、地主さんが不審に思うだろうから、結果、3本ほどを今回はパスした。それ以外の御大師鞍部に行くルートと池沿いの立ち枯れ松は、ほとんどカットしたので、もう登山道に倒れてくる枯れ木はほぼなくなったと思う。これでとりあえず、この夏のチェンソー作業は終了。あとは冬に鈴木ガリーのアプローチを沢の足装備で倒木カットするのと、背負子で一式を縦走路に担ぎあげて、東平尾根と迷いピークの手前部分とチンネの頭までの1本の倒木を処理しよう。

和気町のテレビ取材:7月になって、本格的に暑い日になったり、ザーザー降りの1日だったり、メリハリのキツイ時期になった。地震の後の北九州に豪雨が追い討ちをかけるばかりしている。遅出だった6日朝、和気町を紹介するテレビせとうちの番組の取材を受けて、ミュージシャンのお二人(作詞をするシンガーの中村ヒロキさんと作曲家の古城さん)とTVスタッフGさんと町のNさんと共に、朝7時から2時間かけてのんびりと和気富士から観音山をガイドしました。ミュージシャンのお二人は和気アルプスに小型の赤いピアノを携行し、休憩ごとに作詞と作曲をされていました。どんな曲ができるか楽しみです。16日(土)11:30「どようDEど〜よ」で放送されます

ついにスマホデビュー:じつはこのせいでクタクタになっています。(詳しく書きたいが、概要のみで精一杯。orz)7日の休日の昼からドコモに行ってガラケーを防水性のあるスマホにしたが、契約の説明を聴いて完了するのに3時間もかかって、私も女房もクタクタになる。やれフレッツ光をドコモ光にしろ(もっともっと割りの解約金なしで変更できて、安くなるらしいが、再びフレッツに戻す場合にはカネがかかる。)とか、やれドコモポイントのゴールドカードにしろ(年会費が1万円もかかるが、ポイントが10倍になるので、ドコモの支払いはかえって得になる。)とか、契約変更もいろいろやった(正直くたびれて、他は記憶できなかった。店員を信じるしかない状態。)ので、今後は期間限定サービス(一ヶ月だけ無料になっている大量の不必要なもの)の解約だけでなく、契約変更による対応(NTTにルーターやモデムの返送をする等。←後記:これは誤りです!ドコモ店員からはルーターを返却して新しいルーターを買うように言われましたが、8月になってもNTTからは返却などの要求はなくて、そのままでよかったみたいです私は、たまたまフレッツのポイントが貯まっていたので、新しいルーターをタダで入手しましたが、もしお店で購入していたら怒り心頭でした。ちょっと暇になったら、この新しい高性能ルーターに切り替えて、到達距離の短い今のレンタルルーターを返却しようっと。これで月300円は浮く。)もしていかなくてはならない。帰宅後、スマホを自分にとって使いやすくカスタマイズする作業(オシャレなイメージをかもすだけのウィジットの排除など、やっておくといいあれこれを検索して実行。さらに「ライン」と「ワンドライブ」とドラレコになる「セーフティ サイト」をインストール。)をするが、沢山あるドコモのアプリの設定(アカウントの作成や基本事項の設定)に追われ、目がショボショボになる。あげくはアカウント取得のためのIDやパスワードがわからなくて、ネットワーク暗証番号を適当に打ったらロックがかかってしまった。しかたなく、翌日の休日もドコモにいって、ロック解除してもらい、二日の休みを使い切って、やっとパスワードもわかって、アカウントを取得できた。その後は数日かけて「指紋でのロック解除」(これは便利。でも、パスワードを忘れそう。)とか「あんしんスキャン」(無料の自動スキャンのみに設定。)とか「フォトコレクション」(パケ代と節電のため、自宅のワイハイで充電中のみでのアップロードに設定したが、よく考えたらワンドライブを使用しているから、全くの不要で機能を停止にした。)などをいじる。(他にもいろいろやったが、これまた記憶しきれていない。)スマホの本体の仕組み(どこがスピーカーでマイクでライトなのか?)を理解し、ドコモサービスの実態(アプリなのか?ただのサイトなのか?それらの評判は?)を認識するのにだいぶ苦労したが、なんとか現在13日になってやっと落ち着く。(と、いうことで今これを書いています。ああ疲れた。)それにしても、ドコモのアプリもサイトも、他に無料のアプリやサイトがちゃんとあるから、実質は不要で人気もよくないなあ。特にdブックというサイトでついエロっぽい漫画(実際は完全に期待ハズレ)を立ち読みしたら、読むのにインストールした本棚アプリの立ち読み履歴がどうやっても取り消せないではないか。認証を取り消して再インストールしてもシッカリ残っていて、隣に「おすすめ」としてエロ漫画の紹介がズラズラ並んでくる始末。(もう!閲覧履歴の削除は出来て当たり前だろ。こんなんじゃ誰も利用しなくなるって。人気が悪いのがうなずけるわい。)そりゃあ正直スケベだけどさあ。(人間なら男女問わずスケベなのが当然。)でも、こんなの他人に見られたら最悪だよ。やっぱ尊厳ってもんがあるだろ。結果、本棚アプリをアンインストールし、dブックは無視することにしました。(やれやれ。)

ポケモンGO:日米で人気爆発!でも、「基本が歩きスマホになる。」で、いろいろ物議を醸している無料ゲームです。娘達世代はいろんな無料ゲームアプリ(よくこんなのが無料なんだ!と思う。)をインストールして遊んでいるようだが、私は若い頃にスーパーマリオやシューティングゲーム等をテレビゲームでやり抜いていたし、子供が幼いころにはポケモンもやり抜いていたので、この歳ではもうゲームは卒業してしまっている。(可愛い家族とペットがいて、夢中になる趣味もあって、ぶっちゃけリア充(←現実的に充実していること)だし、正直 老眼でゲームをするのはとても疲れる。)しかし今回、単純に「和気アにもポケモンがいたらいいなあ」と思ってダウンロードしてみる。でも、なかなか時間がかかる。その内、提供元が「任天堂」ではなく「NIANTIC(にあんちっく?)」となっていたので、もしかしてニセサイトかも?と不安になった。さらに、インストールしたら、「連絡先へのアクセスを許可してください」なんてことを求めてくるもんだから、いよいよ不気味になったので、中止してPCで検索する。結果、ニセサイトではなく、この要求は拒否できるとのことなので、これだけ拒否してゲームスタート。博士の説明のあと、てっきり3つともゲットできるのかと思ってしまったので、一番手前にいたヒトカゲをゲットしてしまったが、ゼニガメにしときゃよかったかも。(苦手な草タイプには氷ワザで対抗できるからね。)でも、サーチしてみると、ウチの近所では本成寺にポケモンがいて、和気郵便局に何か(ポケモンセンター?)があるくらいしか反応がない。ううむ。田舎ではなかなかゲームが進行しそうにないなあ。

スマホの有効利用:銀婚式の祝いに、娘達が北海道旅行をプレゼントしてくれるというので、女房が「まっぷる北海道」を買った。私も読んでみようとするが、老眼のせいもあって読むのに疲れてしまって、全然 頭に入ってこない。年寄りになると、なにもかもが面倒になるのは、こういった老眼による疲れが原因だと思う。ううむ。イライラしていると、なになに・・・無料のスマホのアプリがダウンロードできて、本誌の四角いバーコード(QRコードというらしい。)をスマホのカメラで読み取ると、電子書籍でこの本がまるごとインストールされ、掲載された記事の場所へも簡単にナビしてもらえるって?いいじゃん!(立ち読みできないように本全体が張り付いていたのは、このバーコードを撮影できなくするためだったのか。)で、まっぷるリンクをインストールして、バーコードを読み取って、本をまるごとインストール。電子書籍では読み難いので、本を見て気になったページを電子書籍の「ページ移動」で開いて、「このページのスポット」をクリックする。そこに出てきた気になったものを選んで「お気に入り登録」をする。この作業を繰り返しておけば、「メニュー」の「お気に入り」ですぐに呼び出して、「地図表示」で「ウインカーマップ」をクリックすれば、グーグルマップがナビしてくれる。今まで、本を見ながら「ここの地図は何ページのどこに載っている? で、ここにはどう行かばいい?」などとモタモタしていたからねえ。それを老眼の今やるのは、正直ウンザリ気分だったが、もうこれならガンガン行けるぞ。うん。さらに、JAF会員だったから、いろんな特典サービスがあるJAFのお得ナビJAFの会員証をインストールした。(クーポンサービスはドコモのdポイントカードと同じっぽいけど、)会員証の提示だけで、レンタカー代が1割引きになるし、ガソリン代が2円引きになる。これらをうまく使ってちょっとでもお得に旅行しよう。なお、ドラレコの「セーフティ サイト」は、操作は簡単だが、容量と電気を食うためナビ等と同時使用はできないので、使い勝手がイマイチなのがわかった。でも、二股コンセントを買って、私のをドラレコにして、女房のにナビさせる等、危険がありそうな場合の備えにはなるかも。

北海道旅行:7月29日、歳のせいで仕事疲れが残っていたが、銀婚式(第2の新婚旅行と言えるかも。子育ての25年が済んだが、今度は親の介護が始まりそうです。)ということで、夫婦二人で3泊4日で行ってきました。花のいい時期だったので富良野や美瑛(特に四季彩の丘)が最高でした。(余談ですが、“青い池”は、宗堂池と同じパステル調のグリーンの池で、写真にあるようなブルーではありませんでした。正直ガッカリ。最初は本当にブルーだったのが、時間経過で成分が変化してだんだんグリーンになったようです。)また大雪山の旭岳ロープウエーで夫婦池までいくとチングルマとツガザクラが満開でした。あちこちで時折スコールみたいな通り雨に何度かあいましたが、そんな時は私の防水スマホが大活躍でした。写真とビデオを雨の中でも平気でガンガン撮影できました。ただし、自撮り棒でマイクロホン(イヤホン兼用)にジャックを刺してビデオ撮影もしていたので、ビデオには音声が入っていませんでした。(←後で気がつきました。あっ、貴方もですか?もう笑うしかないですね。)

標高ワカールスマホが高度計になる無料アプリです。ストアを見ていて偶然発見しました。おお!こんなのがあったなんてビックリ。さっそくインストール。使い方はワンタッチで、GPSで現在位置の高度が0.1m単位でわかります。津波に対して今が安心できる場所なのかどうかの防災にも役立ちます。なんか昔2万円以上はたいてストップウオッチみたいな高度計を買ったけど、気圧測定によるもので、天気にかなり左右されるため、ゼロ合わせみたいな初期設定がうまくいかなくて、なんかもう全然信用できず、結局、一度も山で使わずじまいでした。(気圧の変化で天気予報する機能もあったけど、高度による変化もあるので、これまた信用できなかった。)そのせいで、山の状況を自分で感じ取る“機械に頼らないスタイル”になれましたけどね。でも、今は防水スマホがあれば、山中では目覚まし時計、ライト、カメラ、ビデオ、GPS、さらに高度計にもなり、さらに、アプローチではカーナビやドラレコにもなる。ラインで家族と無料テレビ電話と無料メールができ、情報を得るのにテレビ、ラジオ、インターネットの全てが利用できる。ホント凄いもんだなあ。山を趣味にするなら防水スマホに「標高ワカール」。おすすめです。(でも、スマホにあんまり頼ると、山の状況を自分で感じ取れなくなっちゃうかも。)

8月になった:リオオリンピックが開幕し、甲子園もスタート。でも、ひどい猛暑で和気では雨が全く降らず、庭の芝生もこげ茶色になっています。スマホの余計なサービスを解約し、画面もスッキリさせました。9月になってから解約するサービスもあるが、これは自宅のパソコンで、「ドコモオンライン手続き」で解約しよう。ドコモショップは結構待たされるからね。(←後記:9月16日に自宅でうまく解約できました。)ムギの避妊手術も無事に済んで一息です。仕事でバテバテなので、休みはちゃんと休もう。正直 16日の和文字がひどく億劫でノイローゼ気味です。

山の日:8月11日、今年から「山の日」ということで祝日になりました。お盆が前倒しで長くなった格好で旅行や帰省には御あつらえで、交通機関はいつもよりかなり混雑して観光地もごったがえしているようです。でも、この全国的な猛暑続きでは野外での観光は暑くて大変ですよ。ニュースで見た倉敷の美観地区なんて観光客がうだっていました。山の日といっても、この時期の低山はあきらかに登山の対象外ですし、和気アなんてサバイバルリミットを完全にオーバーした灼熱地獄の世界です。山の日に和気アを縦走するのはプロの登山家でも命の危険を伴います。急に息苦しくなったらマジでやばいです。熱中症にはくれぐれもご注意ください。

再び熊に注意:8月になって和気アより数キロ北にある岸野集落でツキノワグマを見たという情報がありました。すでに6月には和気アの山麓である益原の土手で目撃されていますので、相変わらず和気ア周辺にも熊がいると思ってご注意ください。

奇跡の雨:8月16日、和文字焼きの日。8月になってからこれまで雨がなく、こんなカラカラ状態で和文字に着火したらモロ山火事になりそうだ。はああ、こりゃまた特に念入りに散水しなくてはならん。と覚悟していたら、夕方4時に現場にむかったとたん雨が降り出した。通り雨であるが、まとまった量が降れば散水作業がラクになる。頼む。もっと降れ!もっと降れ!やった!ようし十分だ。5時には雨が上がって涼しくなり、無事に和文字点火。なにもかもが私達消防団の作業にとってオアツラエな雨であった。その後は、またも雨が降らず、19日、庭は芝生どころかサツキまで枯れている。畑も壊滅で雑草だけが枯れずに残っている状態。あの雨は奇跡の雨だったように思う。

リオ五輪:歳のせいか仕事疲れがなかなか抜けず、猛暑での手伝いや消防で休みらしい休みもとれていない上にリオオリンピックで夜更かしばかりしてるものだからヘロヘロ。今回は特に応援する種目が多くて、(正直 さっさと負けてくれたら、こっちもラクなのだが、)柔道、水泳、体操、卓球、レスリング、バドミントン、さらには陸上400mリレーと、皆ドンドン勝ち進むもんだから、つい応援にも熱が入っちゃって、いつも気づけば午前3時。もうひどい寝不足!でも、いっぱいの感動をありがとう!

お爺さんになる:ついに私も名実共に「お爺さん」になる日がきそうだ。23日、女房の52歳の誕生日に長女から妊娠判定薬が陽性になったという知らせが来た。なんたる素敵なプレゼントだ!翌日、お医者さんに診てもらうと、正常に御懐妊でした。予定日は来年4月23日。まあ、1週間くらい遅れて、GWごろになるかな。家族全員で大喜び。そうか、来年のGWには私はお爺さんか。ふむふむ。でも、このお爺さんよりも元気なひい爺さんとひい婆さん共がいるので、そっちに孫を取られてしまいそうだ。ううむ。

やっと涼しく:和気のこの夏は、立ち木まで枯れるくらいの酷暑であったが、関東では涼しかったようで、娘達がラインで「窓開けて寝たら風邪ひきそう。」なんて言うのにカチンときていた。西日本が猛暑で台風が来ない一方で、関東や北海道では涼しい反面、土砂災害や台風被害が発生している。まるでこっちで蒸発した水が東日本や北海道にまわされているみたいだったが、26日夕方になってやっと10日ぶりに和気で雨が降った。(和気では8月はこれまで16日の和文字寸前しか雨がふっていなかった。)北から寒気が降りて来たらしく翌日27日は曇り空で昼間も涼しくなり、窓を開けて寝たら、28日朝は風邪をひいたみたい。でも、やっと秋を感じられた。家の周りでは鈴虫がないているし、赤とんぼもたくさん飛んでいます。

久々の沢登り:Nさんが忙しくて、なかなか沢登りを教えてあげられないけど、大学生の姪が「山」を教えてほしいというので、沢装備を引っ張り出して29日昼に佐伯の大王山の登山道沿いの沢を沢登りしました。(本当は長楽の滝を登りたかったが、台風10号の影響で明け方に大雨があったため、泥水の激流になっていたので、こっちに変更。)増水してちょっと濁っていたが、養鶏場の取水口から入渓。滑滝を歩いて登り、試しに持っていった銀マットで滑滝をウオータースライダーしたら、なんとか使えた。小滝では、わざとロープを使ってラッペルやユマーリングしてロープワークも実践し、ラストは林道沿いの最も滝らしい滑滝をウオータースライダーしたら、スピードが出過ぎて滝下でお尻を強打。姪も転倒して肘をぶつける。ううむ、ちょっと今日みたいな増水時は危険すぎるか。この滝から上は河原状に凡化し、歩きにくいだけで面白くない。もっと先の堰堤まで調査するつもりだったが、尻も痛いので早々に打ち切る。そのせいで、トータルせいぜい1時間で下山。(早!)でも、初めての沢登りだった姪はとても満足していた。まあ、初めての沢とするにはいい内容だと思う。また、大雨直後の増水時でも楽しめるというのもいい点だ。邪魔な倒木が1本あったが、ちょいと手をいれれば、快適な沢になるだろう。ラストの林道沿いの滑滝は増水してない時に、もう一度滑って安全性を確認したい。うまくいけば、脇にコブロープでも設置して、繰り返し滑れる遊び場にしてやりたい。なお、今回 防水スマホをジャージのポケットに入れたまま腰まで水に浸かって遡行したが、スマホは壊れず、ちゃんと写真も録画もできた。(いやあ、無料で直るサービス期間中だったから、思い切ってテストしたのだが、防水性とその性能に脱帽!)しかも従来の使い捨てカメラでは日陰になって真っ黒にしか映らなかったような場所でも綺麗に写っており、録画も最初 マイクの穴に水が入っていたせいで音がこもったようになったが、振って水をはらうと録音も正常になった。カメラのレンズの水滴ははじかれているが、水滴が残っていると部分的にモザイクがかかったように写るから、撮影前にレンズとマイク穴を拭いたほうがいいことがわかった。沢登りにおいて、防水スマホはとっても便利なグッズだなあ。もし、スマホを更新するなら、防水スマホ!絶対お勧めです。

燃料漏れ:30日、スチールのチェンソーの試し掛けをして、プライマリーポンプをキュポキュポしたが、なかなか燃料があがってこないので、ひつこくキュポキュポしたら、ポン!と音がして燃料が噴き出た。内圧が掛かった部分でパイプラインが破裂したのか?相変わらず燃料がポンプにあがっていないが、試しにスターターを引くと勢いよく掛かった。でも、横に寝かすと漏れがひどい。とりあえず親父に報告し、修理に出さなくてはならん。(ドイツのスチール製なので部品は取り寄せになり、時間がかかる。)はああああ。でもこのチェンソーはいい加減あちこちクタビレていて、プラスチック製のカバーやハンドルがそのうち割れてしまいそうだから、思い切って山に担ぎ上げるのに楽なように もっとコンパクトなものに買い替えたほうがいいか。ううむ。軽くてコンパクトで電柱サイズの倒木をぶつ切りできる安いチェンソーはないかなあ。できれば修理しやすい国産ブランド品がいいけど、使いやすさと耐久性はスチールが一番というし・・ううむ。どうしよう。――――なんていろいろ考えていたら、翌々日あっさり修理されて帰ってきたので、やっぱ当分はこのスチールの重たいチェンソーを使っていこう。まあコンパクトなやつより馬力はあるし、これまで60cmドラム缶並の枯れ立木も伐採できて、「こいつに切れねえものはねえ!」って感じだったし、なにより使い慣れているからね。でも、本体重量は5kgあり、補充用燃料とチェンオイルなども背負子に加えると10kgになるので、暑い時に担ぎ上げるのはくたびれるんだよなあ。

ポリウレタンの劣化:31日、久々に下駄箱の中に何年もしまいっ放しにしていたハンワグの重登山靴アンナプルナをチェックしてみたら、踵部分だけにサンドされているゴムみたいな部分がベトベトになっており、爪で削るとボロボロになった。ああ、この部分はポリウレタンだったんだな。ついに劣化したか。(チェンソーのお次は登山靴がめげたか。やれやれ。)オハヨー山岳会を解散して、雪山や本格的な縦走をしてなかったので、何年も使っていなかった。この踵にサンドされているゴムが、もしかしたら劣化するかもと、気が付いたときにチェックしてきたが、これまで異常なしだった。なのに今回ついに・・・あああ。まあ、踵部分だけなので簡単に修理できるだろうが、まいったなあ。でも、今修理してもまだ当分使う予定がない。(新しい息子と剣岳にでも行ってみたいなあなどと思ってはいるが、具体的なことは全く決まっていない。)だったら、修理に出すのは剣岳山行が具体的になってからでいいか。それまでは静観(放置)しよう。うん。そういえば、去年、山道具を整理したら、シャルレの登攀用アイゼンにつけていたアンチスノープレート(黄色いゴム製)が劣化して張り付いていたもんなあ。(これも使う予定はないので、廃棄したまま買い替えはしていない。)やっぱゴムやウレタンは例外なく消耗品なんだなあ。

いよいよ9月:以前は地主さんに配慮して9月1日から入山禁止にしておりましたが、現在では松茸がほとんど生えなくなっているため、正直 お彼岸までならお咎めはないと思います。なので、今回も松茸山の閉鎖はお彼岸過ぎにします。ただ、大勢で押しかけられると、また問題になるかもしれないので、ここだけの話とし、トップでは相変わらず9月1日からのままにしています。同様に11月15日からも、大勢が押しかけなければお咎めはないと思います。まだここだけの話ですけど、多分その内、正式にお彼岸翌日から11月15日までと公表できるようになると思います。

沢の計画:この9月中に早く長楽の滝もやりたいが、ここは十分沢登りの対象となることがわかっているので、先に大王山のナメ沢の先と矢田部川が面白い内容があるのか確認したいし、保曽峡と寺谷川も確認したい。Nさんは最近忙しいので、とりあえず一人で行ってみよう。

ドコモメールをアンインストール?:最初ガラケーの時に迷惑メールがひどくなったので、メアドを複雑化したら平穏になったけど、2年前からまた迷惑メールがチラホラ来だした。今夏スマホにしたら、それも来なくなったので喜んでいたが、一ヶ月無料サービスの「あんしんパック」(月720円)を解約したとたん、メッセージRと同Sしか来なかったドコモメールに英文の迷惑メールがしつこく来るようになった。パソコンのEメールはOCNの有料サービスで迷惑メールやウイルスメールの削除をしているが、ドコモケータイはしていなかったっけ?ううむ。そして、さらに1ヶ月たった今日は、アマゾンを名乗る“なりすまし”メール(←うっかり確認の連絡をしかけて、はっ!イカサマかも。これが「なりすまし」というやつか?!と気づいた。アブねえ!)や日本語の同じメールが何通も来て、迷惑メールだけで18件も来た。ぬうう、さすがに頭にくるわい。なんとか撃退できんか?はっ、まてよ。落ち着いて考えたら、家族のメールはラインでやってるし、消防のメールもラインに切り替えている。さらにラインできない相手にはSMS(携帯番号でのショートメッセージサービス)を使って連絡してるから、私の場合、そもそもメールアプリなんていらんのじゃないか?おお、そうだ。現にスマホにして「あんしんパック」の有効なときには1通もメールは来てなかったし、送ってもなかったわい。(わははは。)メッセージRがやたらしつこく来て、たまにくる同S共々 全然見ないで全て完全削除してたっけ。(削除するのも結構めんどうくさくて、さわり間違って開いてしまったことも何度かあった。)ようし、ドコモメールのアプリを削除しよう!これでピンポンピンポンうるさかったのも静かになるわい。で、ドコモメールをアンインストールしようとしたら、使用するための初期設定がされていない出荷時の状態になるだけで、スマホからはアンインストールできなくなっていました。まあ、使用できない状態だから、これでメールも来ないだろう。(サーバーには溜まるだろうが、そんなの知るもんか!ケッ。)目障りだからアイコンもアプリ一覧にしまって、かわりにSMSを確認する「メッセージ」アイコンをホーム画面に出す。これでよし! メールアプリをあえて消すなんて、基本的にメールを打つより電話でしゃべるタイプの人間で、家族と消防しかメールのやりとりのなかった私だからできた「究極の迷惑メール完全撃退法」であろう。―−−で、静かになったのはいいが、後日 飛行機に乗る場合、ANAからの搭乗手続きの案内がメールでしかこないことがわかったので、やっぱメールを復活することにしました。やっぱマジメに設定しなくてはならんか。ええっと、まずはメール設定を確認してみよう。うん?無料でできる対策がちゃんとあるのに、迷惑メール対策が全て解除された状態ではないか!(これじゃなんぼでもくるわな。)すると、女房が、「ああ、そういえば。ANAのメールが拒否されたら困るから、解除したままじゃったわ。ごめん。」なんじゃいそりゃあ?女房いわく、自分のスマホに迷惑メールが来たら嫌なので、ANAのメール相手を私にして、私のスマホを勝手にいじって設定を解除していたとのこと。(おいおい。だが、無料の対策をしていて、ガラケーから継続されていたことがこれで判明した。)どうりで女房のは迷惑メールが全然こないのに、ワシにはぎょーさん来るわけだ。勝手にいじったなら、ちゃんと元にもどせよ。まったく。ごそごそと無料の迷惑メール対策を設定し、今回はパソコンからのメールは受け付けないという強めの設定にしました。(以前はパソコンからを受ける弱めの設定だったと思う。)そしたら、迷惑メールが全くこなくなりました。うむ、これなら有料のはいらんな。よしよし。試しに、パソコンからスマホにメールしてみたら、サーバーから「配信できませんでした。」の返信がきた。おお、これなら完璧!さらに、メッセージSは受け付けないように設定し、メッセージRもdアプリに関するdマーケットからのメルマガは来ないように設定しました。これで鬱陶しいピンポンは鳴らなくなるだろう。うん。

尾てい骨骨折?:5月に転倒して、尾てい骨の痛みが引くのに2ヶ月かかったが、(折れていたのか?打撲だったのか?は謎のままです。)8月29日、沢で危ないウオータースライダーをして、尾てい骨を強打してから2週間になるが、相変わらず痛みがひかない。特に座っている時には前傾していないと うずいてくる。もしかして今回こそ骨折しているのかもしれんと思ったが、尾てい骨骨折は医者にかかっても処置は無しなので、やはり診てもらう気にはなれない。どっちにせよ痛みが引くまでは大人しくしていなくてはならんか。ううむ、沢の調査遡行をしたいのに今年は我慢しなくてはならんか。くそう。

風邪ひき:20日からのどが痛く、翌日は医者にかかり、22日は雨だったこともあって、やる予定だった松茸閉鎖作業は25日に延期しました。尻の痛みは大分よくなっているが、体調不良をなんとかしないと、なにもできんなあ。

松茸閉鎖:25日朝8時半から作業開始。単純にフダを登山口の防獣フェンスにつけるだけで整備などをしなかったのと、子供達が自立したことで先日 11年間コキ回していた愛車ノア(約19万キロ!燃費は11キロ/L)を軽のブーン(新古車4万キロ、燃費は半分の22キロ/L)に買い替えたおかげで、狭い路地も入り込んで極力アプローチをショートカットできたため、なんと90分で作業完了しました。正直 ここ数年は松茸が生えなくなっており、地主さんもほとんどの方が松茸山の管理を放棄されているようですので、もうこんなフダをつけなくてもいいのでは?と思っておりますが、まだ管理されている方も少しはおられるようなので、とりあず今現在は形式的に設置しております。それに何年かたった時、また松茸が生えるようになるかもしれないので、松茸閉鎖作業を完全にやめるのはよくないとも考えております。私の考えとして、松茸が生える山は、里山として健全であり、貴重な存在だ。と思っており、また生えるようになってもらいたいからです。ハイカーだけの立場で見れば、生えなくなったなら、もう完全開放してくれ!となっちゃうでしょうが、山を手入れして倒木を処理してくれる人がいるからこそ、風情を満喫しながらハイキングできるのです。ちょっとの辛抱で、より気持ちいいハイキングができるのです。それに町から認定されたガイド(山岳保安官)が誕生すれば、ガイド同行なら松茸山でも入山できるようになると思っております。今しばらくお待ちください。

なお、今回 曽根の和気富士寮が老人施設としてリフォームされていました。また、北林道も砂利が敷き足されておりました。

仙骨骨折:10月になった。ひと月以上しても慢性化した痛みが続いているので、健康診断の折、尾てい骨骨折してるかもしれないことを打ち明けると、レントゲンで診てもらいなさいとのこと。やっぱ、そう?で、診てもらうと、尾てい骨ではなく、その上の仙骨が折れていました。しかも2ミリ外側にずれたままくっつきかけているとのこと。普通は内側にずれるが、折れた後も養生せず畑の草刈や山の閉鎖作業などいろいろやったせいで外にズレたようだ。これからはちゃんと養生するよう叱られて、痛み止めの薬をもらう。どっちにせよ、このまま自然治癒するのを待つしかない。あと2ヶ月、この秋はおとなしくしていなくてはならないことになった。はああああ。――――なんて言ってて、急激に秋めいてきた13日、長野県にて開催の全国操法大会に、選手の負担を軽くするための開会式傭員として参加。翌夕方 帰宅するが、新幹線と特急に往復で11時間座っていたため、折れた部分を圧迫してしまい、また尻がうずくようになった。またひどくキツキツの靴(履いてれば脚になじむのだろうと我慢していたが、最後まで全くなじまなかった。)を何時間も履いたこともあり、これらの痛みをこらえた翌日も出勤して歩きまくって仕事したせいで、16日には仕事中に右脚の筋肉がコリまくって、結果 腰から膝、はては足首までがひどい関節痛の状態に。ううう、はたして回復できるだろうか?

10月21日:また金スマで新しい膝痛治療法をやっていたので見たら、テニスボールを使うこともなく、すごくシンプルで「ホントにこれだけ!?」というものだった。要は膝裏のストレッチで、椅子に浅く座って両手で伸ばした膝を押して2秒だけ反り返らせるのを30回繰り返すだけ。(これが痛い人は、膝痛の原因箇所が違うので、椅子に片足をのせて前に向かって折膝して膝前側のストレッチをするだけ。)やったところ、翌朝には痛かった右膝が見事に治った。やったー!フジモト復活。(←どこかで見たような。で、確認したら、以前も自分で膝裏のストレッチをやって復活していた。わはははは。)

11月になった:10月の終わりごろから、すっかり秋めいて、寒くなった。三女が防衛医大にいってる関係でブルーインパルスのエースパイロットから特別にサインがもらえる(なんか、ファンにとっては凄いことらしい。)というので、女房と上京し、11月2日に浅草とスカイツリー(珍しく空いていた。)を散策し、3日に自衛隊入間基地の航空祭を見にいく。すごい混雑で足がくたびれたが、ブルーインパルスの曲芸飛行は迫力満点だった。女房は喜んでサインをもらっていた。今回まだ膝もお尻も完全には治っていないのに過酷なくらい歩きまくったせいで、また痛くなってきたが、なんとか快方に向かっています。なお、翌週には12月並に寒くなる予報。

鈴木谷での倒木処理:チェンソーを使う時は、細枝に引っ掛けて(キックバックなど)自分の身体を切ったりしないように注意するのは勿論、丸太に真剣白刃取りをされないように切る方向を考慮したり、切った丸太の下敷きにならないように、また、石や岩にチェン刃を当てないように等々、いろいろ気を使う。条件のいい場所ですら気を付けないと危険な作業なのに、これが沢で、足元が滑りまくる岩の上だったりすると、よほどチェンソーを使い慣れていないとどうにもならない。(オマケに今ここで尻餅をつくと、いよいよ仙骨の骨折が治らなくなる。)その思いから、これまでやるのを後回しにしていたが、ここ以外の倒木処理はとりあえず夏までに全部やった(東平尾根の倒木処理はしてないが、このルートは平凡退屈なので、あえて倒木を乗り越えていくアスレチックをワザと残しておくことにします。)ので、開山間近の先日、思い切って沢タビをはいて、沢の倒木処理にチャレンジする。前夜に雨が降ったため、いつもは涸れ沢である部分も水流があり水を吸った倒木は重い。しかも、ここの倒木は、胴体より太い巨木ばかりだ。さらに困難に追い打ちをかけるのが、ここが谷底であるために、切断した巨木を片付けて置く場所がほとんど無いこと。巨木をいちいちブツ切りにして下流へ落としたり、ヘラクレスパワー(←私が人目のない山中でのみ発揮できる、自分でも信じられんくらいの怪力。そのエネルギーは「山」から与えられるものらしい。笑)全開で、丸太をかかえて沢の外まで運ばねばならず、作業完了に6時間以上かかり、ヘロヘロになった。作業途中には、仕方なく微妙な場所に置いていたチェンソーが沢を3mくらい滑り落ちてしまい、あちこちぶつけてしまったが、さすがドイツのスチール製。全く無傷で、年季もののプラスチック部分ですら割れることなく、作業が最後までできた。(でも、何度か切っている時に岩に刃をあてて火花が散ったせいで、切れ味が落ちた。また研がなくてはならん。)夕方の薄暗い中を、ヘロヘロ状態で撤収していて転倒。尻は左側をぶつけただけで済んだが、左手の親指を捻挫した。帰宅したら、全身がひどい筋肉痛で、左手の親指がはれ上がった。しかし、今回 膝と腰はちゃんと耐えた。正直 あそこで事故や怪我で動けなくなったら、誰も来ないから、マジで“死のカウントダウン”が始まってしまうという危険で困難な作業を、今回一人で無事にこなせたことは、自分でもよくやるなあと思う。2日後、やっと体がまともに動かせるようになったので、チェンソーの整備をして、チェン刃も研ぎました。

いよいよ開山:11月30日 午前、開山をひかえて、春に“マルハナバチ注意”のフダを第一エリアに付けていたのを思い出し、様子を見に行くと、既にハチもおらず、巣も無くなっていて、岩の下にポッカリ穴があいていた。(蜂は退治しなくても、1シーズンで引っ越しして、12月には居なくなります。)フダを回収して、無事終了。ついでに、かつて地主さんから言われて気になっていた“岩屋”が、もしかして、「奥壁ではなく、裏壁の岩元にあるかも。」という気がしていたので、独標の鞍部から急斜面を下降して裏壁の岩元を確認しに行く。結果、ここにも岩屋などなく、新発見はなかった。ひと休みして午後から第3エリアの荒神ーのアプローチと奥ノ岩までのウラジロ刈りをしにいく。倒木があちこちトータルで4、5本 新たに倒れていたが、通行困難にはなっていなかった。(また、今度 チェンソーの出番だな。)5時半までかけて作業して真っ暗な中を下山する。これで、裏銀座も問題なく楽しめるだろう。あと北林道ルートにもウラジロ刈りしてやりたい部分があるが、また今度。閉山ロープの回収もそういった整備のついでにする予定。

12月になった:いよいよ和気アの開山です。来年は和気ア命名20周年なので、公認ガイドデビューをさせなくては。あと1か月で第6エリアと穂高山のバリエーションをNさんに教える予定。和気ア以外の和気町の山と沢はまた来年ボツボツ教えていこう。

久々のガイド訓練:12月5日、第6エリアでNさんをしごく。昨夜のまとまった雨で台三郎谷には水流があったが、藤本壁まで直登し、ダブルトラバースで稜線へ出て、不帰スラブを周回し、さらに行者尾根を往復して、濡れ落ち葉の急坂を下山。ラストの谷沿いのトラロープを設置した木に、200キロはありそうな岩が上から落ちて、もたれかかっていました。下は危険なので、上を通過しましたが、また今度除去しなくてはならん。第6エリアはつかまる支えになった松がことごとく枯れて、あちこち土の足場も崩れており、整備しに来るのも億劫なくらいの難所だらけになっています。事実上廃道とも言える状態にちかい(アプローチのトラバースでさえ、Nさんは2mの滑落を経験した。)ので、クライマーもしくは和気ア公認ガイドの訓練場(しごき場所。)と位置づけた方がいいように思える。それなら、今回の岩を除去するだけでいいか。うん。ただ単に、キッチリ整備するのが億劫だからというのが理由だけど。(やっぱし。)

こども観光大使をガイド:和気町の魅力を伝えるべく、10日、小学生と保護者と先生によるメンバー17名をガイドしてチンネ・スラブルートを登攀し、白岩様で写真を撮って下山しました。2時間の予定が、40分もオーバーしましたが、皆さんに喜んでもらえました。後で判ったことですが、中に1名 5歳の幼児もいて、よくまあ今回のルートを踏破できたなあと正直驚いています。もしかして将来凄い登山家になるかも。

新しい道標:元区長さん達 泉区有志によるものでしょう。木製の大きな道標が第2エリアのあちこちに多数設置されており、私が付けようか迷っていた110mスラブと白岩様の磐座「山上様」を結ぶクライマーズバイパスにも道標が付けられています。その他、シダ刈りなどの整備作業まで完璧にされております。これまでも、神ノ上山頂の展望を良くしたり、山頂での休憩を楽しくするための整備を続けられており、途中にもベンチを設置されたり、泉区有志の皆さんに感謝です。これに習って、各地区でも有志の方々で同様の整備をしていただけたら最高です。

山で他所の宣伝:殺風景だった神ノ上の山頂が、泉区有志の整備で、ベンチをはじめ、小さな富士山岩や寄り添い松や鯉のぼり(和気町は生産シェアNo.1なんです。)など、少しづつ賑やかな演出がなされておりますが、それに便乗するように、「吉備路の山全山縦走大会」という和気アとは全く関係のない宣伝フダが設置されていますね。ううむ、誰が付けたのかは知りませんが、これはモラルがないです!和気アは多くの登山者が来るから、ここで宣伝しようと思ったのでしょうが、地元に関係ない宣伝フダは、ただのゴミになるだけなので撤去してもらいたいです。もし、私が吉備の山々に「和気アルプスにおいでんせえ」なんてフダをつけてまわったらどうですか?「何だこのフダは!?バカじゃねえの?」と、多くの登山者のヒンシュクをかうでしょうね。どうにも“浅はか”と言わざるをえません。この大会の関係者がこんな宣伝行為をしているとしたら、大会そのものまでヒンシュクをかいそうです。ちなみに、私は20年くらい前に手書きの「和気アルプス登山地図」を書いて、数年にわたって大量のコピーをとり、曽根区長さんの許可をもらって和気富士の登山口に「ご自由にどうぞ!」と無料配布し、鵜飼谷温泉のフロントでも支配人の許可をもらって無料配布していました。よく買い物していたコージツ(駅前店と新保店)にも、店長さんにお願いして、一回だけ登山地図のコピーを置かせてもらったことがあります。その内、コピーの無くなるのがやたら早くなり、コピー代がマジでしんどくなった頃、登山道が踏み荒れる現象がおきたため、これ幸いとコピーの配布を中止し、このHPだけでの情報発信にしました。今回、この大会の宣伝フダを設置するなら、ちゃんと許可をもらって、地元や登山用品店に設置するくらいが妥当でしょう。関係のない他所の山に設置するのは、逆効果になると思います。

年末は腹痛でダウン:先ず、23日に鵜飼谷温泉のバイキングディナーで馬鹿喰いをして、翌日はお腹を壊して医者から胃薬をもらう。もう若くないからバイキングなんかはやめて食事は節制しないといけないなあと、思ったばかりなのに29日の夜警で、気持ち控えたものの、やっぱ食べ過ぎてしまったようで、翌日は胃薬を飲んでも胃の痛みが一日中続き、寝たっきりになりました。幸いどちらもノロウイルスではありませんでしたが、もう油っこいものは体が受け付けれなくなっているようです。大晦日は仕事で、元旦も仕事ですが、今回の年越しは、受験から解放されて、センター試験を気にせずにできるので、年賀状出しも家の掃除も何年ぶりにかちゃんと出来ました。ついでに今月後半は、25年使って汚くなった風呂とトイレもソウタクさんでピッカピカにリフォームしました。風呂は展示品だったものが偶然OKだったので、80万が9割引きの8万円に。おお、ラッキー!でも工事代とトイレ2つの更新もあったので、トータルは90万円になりました。夏ボーナスで一括かリボ払いにしようと思っていたら、なんとジャパネットと同じように金利手数料無料で60回払いにできるというので、月15000円の5年払いにしました。よしよし、なんとか定年までに完済できるわい。よかった。

これより17年。

よく考えたら20周年:しまった。腹痛のせいで、HPを「あけましておめでとう」と更新するのを忘れていたわい。で、元旦の夜に更新していて、はっと気が付いきました。よう考えたら今年は和気アルプス命名20年目じゃね?おおおおお!そうじゃった。そうじゃった。アニバーサリー20周年のマークのイラストを掲載しなくては!ええと、10周年のマークはどこだ?以前のXPのパソコンにあったのを探し出して、10を20に直してっと。よし、出来た。やれやれ、一日遅れの「あけまして」になったわい。さらに、20周年に合わせるように和気アルプス公認ガイドのデビューを記載しました。(これに関しては、完全な“見切り発車”ですが、いきなりオファーが殺到することはないでしょうから、最初はオファーの内容が対応可能なものから引き受ける程度からスタートし、実践しながらスキルアップしていくようにする方針です。このインターンシップ中(スキルアップ期間)は、料金は格安で対応となるでしょうが、将来はちゃんとしたガイド料金を頂けるようにしていくつもりです。はたしてどれだけオファーがくるかといった処ですが、とにかくやってみないと判らないことですので、見切り発車であろうと、やりながら問題点を改善しつつ前進していくようにしないと、新しいことを成し遂げることはできません。うん。)HPの更新は、ここまででやめときゃよかったが、ついでにBGMをつけてやりたくなった。実は、以前から、イタズラ心で、もっとHPを読むのを鬱陶しくする方法としてBGMを付ける計画を立てていたので、それを実行することにしました。以下、その詳細です。

HPにBGMをつけるYoutube等からダウンロードして、mp3形式で保存した音楽をBGMとしてHPにつけてみたい。その理由は、HPを読むのをもっと鬱陶しくしてやるためというイタズラ心からです。いろいろ考えたあげく、楽曲ではない“音”になり、候補を2つにしぼりました。一つは純粋な森の音で、ウグイスなどの小鳥のさえずり。(鳴き過ぎで、ややうるさい。)もう一つはそれに元兵庫県議の号泣がミックスされたもの。(これはひどいwww。)どちらかといえば、後者の方が趣旨に合っているようですが、なんかフザケ過ぎてしまって、「死体をつつくような個人攻撃だ。」とヒンシュクをかいそうなので、ここは大人しく前者にしよう。うん。文章をクリックして再生アプリを起動させるには、<a href="ファイル名.mp3">クリックすると「○○○○」を再生アプリで演奏します</a>というタグ文をHPのソースに入れるだけですが、いちいち再生アプリが小窓で立ち上がってくるのは目障りな気がします。 かと言って、いきなり音が鳴って止められない(ミュートにするしかない)というのも怒りや反感をかいそうです。で、あらかじめ再生アプリがアクセスカウンターみたいに表示されていて、自由に再生・停止ができるというものにしました。この場合は、<embed src="ファイル名.mp3" loop="true" autostart="false" width="290" height="40" >というタグをソースに加えるだけです。ちなみに音源のファイルはHPの全部が入ったフォルダにアップしておけばOK。 で、やってみると、mp3形式ではせいぜい1分くらいのもので1MBになってしまい、FC2では1MB以下でないと無料アップできないので、(←正直、なぜアップできないのかなかなか判らず、あれこれ試して最後は深夜になり、もうパソコンを窓から投げそうになりましたが、なんとか冷静になってFC2独自の制限に気づきました。)トリミングアプリで1分以内にカットしてリピートするようにしました。さてどうでしょうか。やっぱ号泣県議ミックスの方がよかったかなあ。ううむ。

整備記録:同じことを20年もやってると、一昨日の晩飯がなんだったか思い出せないように、やった記憶が化けたりして、いつどこをどんなふうに整備したか?が、うまく記憶できなくなっている。(トシのせいもあるかも。)気にかかって行ってみたら、黄ラッカーがちゃんとついていて、半年前に整備したばかりだったこともある。さらには、こんなフダ付けたっけ?と、どうみても自分がつけた物なのに記憶が全く無いこと等はザラで、そういやあの山にもルートを作ってあったっけ?と、アラウンド8.5の存在をも忘るなんざ、ファイブスター物語で王専用スーパーロボット・オージェを友達のバランシェの家に置き忘れるアマテラスノミカド並み(←わかんないって。)の物忘れのひどさ。先日、アタゴ尾根の愛宕様からお墓までの刈り払いをして、切られたトラロープ(迷い防止用ですが、誰かがナタで切っていました。)を修繕しましたが、今年からは作者の部屋に適当に書くのではなく、ちゃんとした整備記録をつけてみよう。うん。で、“和気アルプスの保全・整備状況の報告”としてトップにつけてみました。「なあんじゃ。毎週整備しに行っとるんかと思ったら、そうじゃねえんじゃ。」って、皆さんが想像するほど頻繁には通っていない事実が、これでバレちゃいますね。(笑)

北林道入口の溜池工事:13日の金曜日、ザイテンバイパス中間のウラジロが茂ってないか気になったので、見にいくと、いつだったか刈り払ったままの状態がキープされていたので安心する。(そういや、いつここを刈ったのか記憶が無いんだよね。作者の部屋を読み返せばわかるんだろうけど、めんどくせえや。)引き返していて、麓にあった倒木が気になった。それは、頭上に横たわるように宙ぶらりんになっており、キツツキがいくつも穴をあけていたので、最初はいい見せ物になると思っていたのだが、やっぱり落ちて来たら危ないから、下まで落とそう。で、ひっかかった枝を払って地面まで落としました。簡単にまたげるからこれでよし。続いて北林道ルートのウラジロを確認しに行くと、なんと林道入口の溜池の改修工事がされており、多くの工事車両が往来していました。こんなに大がかりな工事を本格的にしてるんじゃ、とても林道を通り抜けできないし、危険で邪魔になるから、チョロチョロ通り抜けるのは禁止にするべき状況だ。作業員の方に訊くと、工事は2年くらいかかるとのこと。ええ!そんなに?まいったなあ。だいたい2019年2月ごろには完了するそうなので、それまで北林道ルートは通行しないように注意喚起しよう。で、トップで注意喚起しました。ただ、日曜などは工事してないでしょうから、剣峰山頂に通行禁止のトラロープは設置しないでおきます。また、なんらかの理由で平日にここへ下山した方は、工事されてる方に声をかけて、安全に通過するよう願います。なお、今回で松茸・狩猟注意フダを全て回収しました。北林道のだけは、防獣フェンスごと撤去されて行方不明ですが、まあいいか。

ガイドの必要性について:なぜ私が「和気アルプス公認ガイド」なるものを作りたいかというと、近年 関東方面など遠方からの登山ツアーが企画されるようになったからです。関西までなら、何度でも日帰りで来て、安上りでいろんなルートを踏破して和気アを満喫できますが、遠方からでは足代がかかる上に宿泊代もかかります。そんな方々に、書籍にある単なる縦走ルートだけを歩かせてしまうことが、正直 誠に遺憾なのです!それでは期待外れになると思うのです。「和気アどうだった?」「うーん。まあまあ。(苦笑)」なんて言われたら、リピーターもいなくなってしまいます。たとえ満足してもらったとしても、もっとずっと面白いものがいっぱいあるのに、それらを知ることなしに帰ってしまうなんて、なんと口惜しいことか。たとえプロのガイドであっても、和気町の山と沢に関してはそんなに詳しくないはずです。かつて、プロガイドの木元さんを私がガイドしたことがあり、その時 木元さんがとても喜ばれたこと、そしてヤマケイに異例とも言える6ページにもなる記事を書かれたことが忘れられません。それで私も和気アには全国に誇れる素晴らしいものがあることを確信した次第です。それなのに、今のままでは“印籠を出す前に悪代官が降参した水戸黄門”はたまた“スペシューム光線を出す前に怪獣が死んじゃったウルトラマン”みたいな肩透かし山行になってしまいます。わざわざ遠方から来て、2度は来れないかもしれないのなら、「なるほどこれはアルプスだ。」「思った以上にすごかった。」と言わせてあげたい。感動感激体験をさせてあげたい。それだけです。そのためには、私の知識を、ガイドを志願する人達に伝授しなくてはなりません。その記念すべき第一号が町職員のNさんだったのです。和気ア公認ガイドは一般のガイドと違い、和気町の自然を専門とする山岳ガイドです。他所の山は疎くとも、和気町内ならコアな知る人ぞ知る秘密のアドベンチャールートを案内できるという希少ガイドです。じゃあ、そんなルートが和気町に本当にいくつもあるのか?と疑われるでしょう。たかが300mクラスの低山ばかりですから当然です。でも、(スタップ細胞と違って、)ちゃんとあるのです。ガイドなしでは本格クライマーでもトレースに苦戦しそうなルートがいくつもあるのです。トレースするのに専門ガイドが必要または居た方がいいと思われるルートをここでバラすと、和気アでは、裏銀座藤本壁&観音チンネ穂高北面ガリー&ダイレクトルンゼなどのバリエーションがあり、一泊二日で表銀座と裏銀座をするのがダンゼンお勧めなのにそんなツアーはないままです。また、アラウンド8.5では、(本庄学区の3つと、石生学区の3つは、地元の有志に活用してもらえたら最高ですが、)天神山オベリスクルート原大谷ノ峰ラストクライムルート片鉄ロマン街道サイクリング(レンタサイクル)で訪ねる「アルパインサイクリング」は、松茸シーズンでもOKで、和気アに引けを取らない内容で、秋の一日を楽しむのに絶対おススメです。また沢登りでは、長楽の滝は、ショートカット下山ルートの廃道復活かレンタサイクルでのダウンヒルをして、周辺の御崎神社苦木駅舎矢田穴観音の観光とセットにすれば、和気の山々がシーズンオフな夏の一日を楽しめるスポットになりますし、寺川谷も、周辺の保曽峡水遊び、黄谷の滝ミニハイク(ここは草刈りが必要で、岸野公民館からの無料貸し自転車があるとよい。)、日笠ダム観光のセットで、夏の一日を楽しめるスポットにできます。(大王山のナメ沢矢田部川も、なんとか活用したいです。)じつはこれらこそが、「大自然体感!アドベンチャーワールド和気」と呼ぶにふさわしい和気ならではの素晴らしき大自然なんです。それらを見るだけでなく、冒険体験をして心底から感動してもらおうというものです。これらは専門ガイドにお金を払ってもけっして損した気分にはならないでしょう。実際、Nさんは最近 鵜飼谷温泉の支配人になられた(おっと、バラした。)ので、温泉一泊ツアーの企画として、ご当地ガイドで自然を満喫する「和気アルプス表銀座&裏銀座一泊二日ハイキングツアー」というのをやってみればいいと思っております。そして、公認ガイドを増やせば、この先 私が山を引退しても、もう和気アは安泰です。貴重なくらい面白い里山の自然が、和気町皆の誇れる財産として、ずっと守られていくことでしょう。それに、万一遭難事故発生となったときでも、とても頼りになります。さらに、クライミング技術やレスキュー技術も体得していけば、公認ガイドというより、和気アルプス山岳保安官といったものになるかもしれません。

ザイテングラート登山口標の更新:益原新町の民家先に付けさせてもらっていた(家主さんは了承するだけでなく、読みにくくなっていても大切に設置し続けてくださいました。)ザイテングラーの登山口標ですが、木板が朽ちて真っ黒になり、もはや完全に読めなくなっておりましたので、24日 遅ればせながら更新いたしました。今回も廃材の木板(廃材でいいのがあったので。)ですので、また何年かしたら朽ちて読めなくなるでしょう。その時は、ちゃんとしたプラ板の大きいのを買うかなと、思っております。なお、意地をはってこれまでザイテングラーとしていたのを、今回から素直に正式であるザイテングラーにしました。(ちなみにアボドとかギスとかバミントンとか、さらにはコミニケーションとかシュミレーションなんてのが まかり通っているくらいですから、ザイテンのがドでもトでも どっちでもいいでしょうけどね。)

この冬は:12月は暖かく、あまり寒さが厳しくなくて、日だまりハイクにはいいなあと思っていたら、今月14日からもの凄い寒波がきて、15日には県南でも積雪があり、和気アも真っ白になりました。(検索すると、雪の降った直後に和気アを登られた動画がありました。())さらに23日からも凄く寒くなり、24日の鳥取智頭では大豪雪になった。27日からは寒さもゆるむらしいが、なんも極端な気候になっているなあ。

2月になった:1月末も寒さが続いて、4日からやっと寒さもゆるんできた。仙骨骨折から5ヶ月たって、まだじっと座った後に立ち上がったらお尻が痛いけど、車の運転後にお尻が痛むのが大分やわらぎ、膝の痛みがほぼ消えてきた。思った以上に時間がかかっているが、少しづつではあるが快方に向かっているようだ。現在歩くのは完全にいいが、まだ走るのは無理がある。まったく走らないせいで脚力がかなり落ちている。この分では完治にはもう1,2ヶ月はかかると思うから、それからはジョギングをして脚力を取り戻そう。

最強寒波:1月に最強寒波がきたが、2月10日になってもっと最強な寒波がきた。鳥取や日本海側は大雪で交通がまたも麻痺した。和気では朝は氷点下で霜が降りているが、午前中はいい天気で、昼から冷たい北風が吹いて曇るパターンが続いています。さすがに寒さが厳しいせいか登山者はあまり多くないようで、HPも例年10ヶ月で1万アクセスだったのが11ヶ月かかりそうです。2月も後半になり、桜の開花予想などされるようになり、16日だけは春みたいに暖かくなったけど、すぐに冬に戻る。17日は午後から晴れる予報だったが夕方まで1日中雨が降り、18日はドンヨリしているのに「曇り」の予報と雨雲レーダーを信じて洗濯物を干したら、しっかりビションコになるくらい雨が降った。ヤフー天気と雨雲レーダーのド畜生お!!!こいつらは参考に留めて過信しない方がいいということだな。

皆さんの山行報告:あれ?変だな。つい先日アップされていた和気アの山行記録が検索に掛からないぞ。と、いうのが今年は特に多数見受けられます。なんで検索に掛からなくなるのかなあ。まさか削除された?ううむ。「隊長Oさん」という方がキワモノルートを片っ端から踏破されて、難渋されたはずなのに喜んでくれている記録が残っているのがせめてもの救いですが、一昨日 竜王山バットレスのマチガ沢から滝沢スラブをロープワークしながらソロクライムする動画がアップされており、ランニングビレイへの固定にクローブヒッチをするのが実に鮮やかで、極小カムナッツによるアンカーなどソロクライマーにはとてもいい勉強になる動画だったのですが、それが検索にかからなくなってしまったのは、非常に残念です。―――(後日、画像検索から偶然HPを発見しました。バットレスやホダカガリーはベテランのクライマーでもお隣の違った場所を登ったりしてるのですが、このHPのルートは全て正解です。パチパチ。)

400m岩登り特訓:前日は雨が降ったが、21日午後2時すぎからNさん(午前中は広島県に出張して帰ったばかり。)をシゴクべく、ヘルメットと手袋だけのノーロープの空身で温泉から水流のある鈴木谷を遡行し、穂高山北面ガリーを登攀。竜王山への最低鞍部から(真下に北端のクーロワールを谷底まで降りるのではなく、)ちょっと強引なヤブコギで南に斜下降して、クーロワールを1本またぎ、ブッシュをトラバースして直接一ノ倉沢下部のヌルついた藪沢を抜け出た広々スッキリした岩場へ。(このアプローチは正直お初。)一ノ倉の北沢を登攀(間違いなくバットレスの真ん中部分を登ったことをNさんに証明できるように、スタートと中間に金テープをつけて穂高山から確認しました。)して稜線を穂高山にもどる。天神尾根を下降し、尾根の中間の西に張り出た所からザレ場を北に下降トラバースし、直接ダイレクトルンゼ下部のシダを抜け出た開放感ある場所へ。ダイレクトルンゼを登攀して、穂高山山頂から北面ガリー北側の枝尾根を下山する。2時間で、山麓から山頂稜線まで続く100m超級の岩溝を3本、トータル約400mの岩壁を終始ノーロープ&ノービレイで登攀し下山する。今回、ワザとハードに3連チャンで岩溝登りをやったが、Nさんは寝不足で疲労気味ながらも私にちゃんと付いて来て、「和気に本物の北アルプスに劣らないこんな場所があったなんて!しかもこんな手軽に短時間の軽装備(基本空身。要るのはヘルメットと手袋だけ!)でこの難度と規模は凄い!」と、初めての大登攀と絶景を喜んでいた。たしかに今回の3連チャンは和気アルプス公認ガイドの仕上げの特訓ルートとして相応しいものであったと思う。ロープがあれば、最も素敵な穂高ガリーと最も危険な滝沢スラブも登攀できるが、ぶっちゃけこのノーロープ3連チャンが踏破できたら、北アの一般道の最難関ルートや初級のバリエーションもOKであろう。(大キレットやジャンダルムも踏破した百名山のHP管理人の田中さんでもダイレクトルンゼ登攀には恐れ入っていたからね。)バリエーションに表示フダなんて付けないものだが、取付きを間違えて残念がっている方が結構いるみたいなので、その内ダンガメ稜のボルダーみたいに穂高山周辺のバリエーションの各取付きに表示フダ(中級:ダイレクトルンゼ、滝谷(上級:穂高ガリー)、マチガ沢(上級:滝沢スラブ)、一ノ倉沢(中級:バットレス中央クーロワール)の4つ)をつけてやろうか?なんて考えている私です。さらに一ノ倉沢へのもっと楽なアプローチを探したり、一ノ倉の南沢(山頂台地まで伸びているが、沢沿いに灌木があり、今回は前日の雨でここだけは水があった。)の確認登攀をしてみたい

アクセス13万:20日ごろから気候がよくなったせいか、2月26日朝、なんとか駆け込みギリギリで10ヶ月で1万アクセスを達成した。(正直ほとんど11ヶ月だけどね。)

一ノ倉沢アプローチルート設定:2月28日、朝9時半から昼食抜きで夕方5時半まで水一滴も飲まずに竜王山・穂高山周辺の整備をする。まず、鈴木谷の堰堤前に駐車。北面ガリーを登攀し、上部のガリー内にあった100kgほどの岩を落とす。こんなのが登攀中に落ちたらマジで死亡事故になるので、今回処分しました。落とした岩は粉々になり大量の石になって土煙をあげて落ちていった。ここで悲鳴が聞こえたら誰か下に居たことになるが、幸い悲鳴は聞こえなかったから、まあ大丈夫だろう。(おいおい。)次に、涸沢峰にあった竜王山への道標が無くなっていたので、新設する。いよいよ本題。釣り尾根の最低鞍部から藪コギのラクそうな所をあちこち調べながら、決定した部分に金テープをつけながら斜下降すると、意外とあっさり幽ノ沢今回命名)の上部に来れた。前回は少々無理して藪中を下降して幽ノ沢の下部に出たが、今回は幽ノ沢自体を15mほど下降して、一ノ倉沢へのブッシュのトラバースに繋げることにした。うむ。凄くいいものができたわい。でも、うかつに一般ハイカーが下山ルートだと思って入らないよう、入口には「クライマー専用!バットレス登攀アプローチルート」とでも注意喚起のフダをつけておかないとマズイ気がする。また、幽ノ沢にも「ここは幽ノ沢。一ノ倉沢へは沢中を10m下降してさらにトラバース。」とでもフダを付けておかないと、これまで結構な人がここをバットレスの核心と勘違いしたように皆も勘違いしそうだ。これらのフダはまた今度設置しよう。一ノ倉沢のひらけた岩場に「一ノ倉沢 センタークーロワール今回命名)、二股は左へ。」のフダをつけ、一ノ倉沢の右岸の岩場を谷底の出合まで整備しながら下降し、出合と谷底の黄標識にもフダをつけるマチガ沢出合に行き、同じように整備しながらフダをつけ、マチガ沢の最初の小滝に「マチガ沢 滝沢スラブ」のフダをつける。滝沢スラブから今回お目当ての「一ノ倉沢 直登ブッシュ沢今回命名。センタークーロワールの右俣で、バットレスのど真ん中を山頂台地まで突き上げているが、ブッシュがある。)のブッシュ部分へのアプローチをすべく、アクロバットで小滝を登って右岸の滝沢スラブの左端のガリーをトレースする。以前、中央のガリーよりまだ右のスラブ部分を登攀したら、モロい上にかなりの傾斜にびびった記憶があったが、今回の左端ガリーなら初級レベルだ。(中央のガリーの確認もまた今度しよう。上級と思っていたが、中級かも。)あっさりと直登ブッシュ沢のブッシュが始まる部分にたどりつく。穂高山から見たここは、ブッシュがあるのに垂直に切り立ってみえたので、用心して偵察しにきたのだが、実際はただの急傾斜地だった。むしろここまでの露岩部分の方が核心っぽい。とりあえずブッシュ沢を山頂台地までつめる。うむ、たいしたことはないわい。一ノ倉沢からやりなおしたい。小竜王から久々に土柱沢を降りてみよう。小竜王に向かうと、鞍部がなぜか不明瞭になっていたので整備しておく。小竜王から適当に西斜面を下降し、土柱沢にむかう。ここから見上げるホダカガリーは凄い迫力だ。久々の土柱は健気に見えた。最後は完全なシダの藪コギを10mくらいして谷底へ。土柱沢には案内フダは付けないが、なぜか黄標識がそばにある。もしかして土柱沢はかつて登山道だったのかな?正面にはホダカガリーの滝谷出合がある。かつて大きな倒木が出合を塞いでいたが、今では朽ちて完全に消滅している。倒木の残骸を除去して出合を整備し「滝谷出合」のフダを付ける。時間が押しているので、ホダカガリーのフダはまた今度。一ノ倉沢出合にもどりアタフタと登攀。飯抜き水無しで丸一日の整備と登攀で足にきている。日はだいぶ西に傾いているが、最後の力をふりしぼって直登ブッシュ沢の露岩部分を登攀する。核心部は濡れていてちょっと難しい。でもなんとか登り切った。先ほど登攀したブッシュ部分をもう一度トレースするのは虚しいので、左に斜上してセンタークーロワールへ。さらに斜上して幽ノ沢左岸のザレスラブの上部をトラバースしてつり尾根のコブにつめあげる。時間は5時。緊張した登攀中は疲れを感じなかったのに気が抜けたせいか、両膝がシクシクうずきだした。やっぱ無理をしすぎたか。フラフラと穂高山にむかい、北面ガリーの北隣の枝尾根を車まで下山する。両膝がズキズキ痛んで何度も立ち止まりながら5時半に下山完了。回復に3日かかって、3月3日、今これを書いています。なるべく早く今回の続きをやって、幽ノ沢出合も整備してダイレクトルンゼにもフダを付けたい。HPの更新もしなくてはならん。更新するならN・Yガリー奥ホダカガリー弓場ガリー小竜王スラブをどうしよう?久々に鈴木さんに相談するかなあ?ううむ。

一ノ倉沢アプローチルート完成:3月8日、親父の手伝いを済ませて朝10時から大田原集落から墓地を過ぎると正面にホダカガリー上部のスラブがそびえて見える。防獣フェンスを開けて堰堤広場からアプローチルートを整備する。かつて倒木に難儀していたが、今では朽ち果てており、藪コギらしいこともなく思いのほか谷は歩きやすかった。コースサインをつけながら昼前に滝谷出合につく。一旦帰宅し昼食後、きっちり整備しながらトレースし、14時半ホダカガリーの標示フダをつけ、ノーロープで稜線までの登攀に挑戦する。今までパートナーがいてロープをそばに垂らした状態でのノービレイクライミングまではしたことがあるが、全くのノーロープで単独の登攀は、さすがに怖くて正直はじめて。いざとなったら右のブッシュに逃げるつもりで登攀スタート。ロープがあれば快適だが、傾斜は緩むことが無く、ノーロープのソロで、オマケに雪混じりの寒風吹きすさぶ中では、終始心臓バクバクで精神的にキツイ。ガリーからスラブに変わる付近にある核心の1ムーブだけ右手で横のブッシュをつかんでクリアした。さすがにここで一か八かのアクロバットはできなかったが、これで他のガリー同様、ノーロープでもなんとかなることがわかった。(←この確認のためにわざわざ命掛けの冒険をした次第。自分でもようやると思う。)稜線に出て竜王山の最低鞍部から一ノ倉沢までのアプローチ設定の仕上げをする。入口には「クライマー専用!バットレスへのアプローチルート」、幽ノ沢にも「ここは幽ノ沢。一ノ倉沢へは沢中を10m下降してさらにトラバース。」とフダを付けて完了。幽ノ沢も出合まで整備して標示フダを付ける。ここはかつてよく皆が一ノ倉沢と間違って登攀していたが、今回見たら朽ちた倒木で出合付近は廃道っぽくなっていた。この幽ノ沢は稜線から谷底にクライム下降するルートとしておこう。(雨後で水流が多い時は、谷まで下降せずにバイパスで一ノ倉沢の広場に直接行けます。)なお、4つ目の北端のクーロワールはかつて登攀・下降したことがあったので、下降ルートに思っていたのですが、ほとんど藪沢で面白くなかったので整備はせずにそっとしておきます。また、弓場ガリー(ホダカガリー左俣の派生ルートで、弓場氏が単独ノーロープで初登攀。)や、奥ホダカガリー(ホダカガリーの右(北)隣のガリーで、鈴木氏がホダカガリーと間違って登攀。)や、NYガリー(涸沢峰下の岩場で、仁尾氏と弓場氏がさらに間違って登攀。笑)も、あえて整備や標示フダはせずに、冒険好きな方に「探し出す楽しみ」を残すことにします。(ルートファインディングを楽しんでください。)幽ノ沢出合から滝谷出合までの谷底も整備して17時半に撤収。そういえば、かつて石切り場からこの谷底に降りたことがあったが、石切り場はどのあたりだったっけ?で、試しにスマホを出してグーグルマップを使うとちゃんと自分のいる位置が出て、拡大すると等高線まで出た。天神尾根の稜線は見えているので、グーグルマップでも間違いがないことを確認する。ううむ、谷底でのルートファインディングは、スマホでもできるみたいだ。(私は機械に頼らない主義なので、1歩50センチで歩数計算していますけど。)帰宅前に、かつて財産区の開拓に同意してくださった元区長のOさんを訪ねて、全国に自慢できそうなスゴイものが地元大田原区内にあることを報告し、とりあえず現時点で温泉スタートで北面ガリー150m、幽ノ沢クライムダウンでセンタークーロワール130m、バイパス利用でもう一回降りてブッシュ沢140m、土柱沢からホダカガリー140m、天神尾根からダイレクトルンゼ150mで、温泉に下山。(大田原スタートなら、ダイレクトルンゼを皮切りに、穂高山頂から下降して北面ガリー、ラストをホダカガリーで、天神尾根を下山。)トータル3時間、登攀距離700m!!(温泉スタートなら、さらに前座の「大沢崩れ」100mも入れたら800m!!!)の岩溝登攀でノーロープクライミングでのサーキットトレーニングができることを伝えると、「面白いことならドンドンやってくれ。」と激励された。そうだなあ。「和気アルプス究極アルパインハイキング“ノーロープ クライム サーキットコース」とでも仮名しておくかなあ。7時無事帰宅。あとダイレクトルンゼの下部の整備と標示フダ付けはまた今度。

ダイレクトルンゼ整備:3月になったが、寒の戻りで真冬みたいな日が続いている。13日朝、両膝が痛むが、藤原団地の奥からダイレクトルンゼにアプローチすべく、久々に2つの池の奥へ。林の中は地主さんが整備されているようで、倒木もなく綺麗で雰囲気がいい。林道もまっすぐ奥まで続いていて見渡せる。こんなにラクなアプローチだったけ?といぶかるくらいだ。正面に山肌が近づいたので右側にある谷の奥を目指して緩やかに登って行くと、ダイレクトルンゼ取り付きに到着。取り付きだけが、倒木とそれに押し下げられた樹木で廃道状態のままだ。膝が痛む状態では、この整備はキツイ。麓からのアプローチは整備不要なのが分かったから、(昼から仕事なので)今日は大人しく引き上げて、膝をいたわる。翌14日、膝が痛くなかったので、朝9時 天神尾根をシダを刈り払いながら登る。天神様の標示フダがなくなっているが、まあいいか。ネットで知ったが、石切り場の手前に黄色テープがあり、東側の谷に降りるルートが設定されている。辿ると結構 皆に踏まれているようだが、ひどい急坂を直下降している。ううむ、できれば北向きに斜下降していてほしかったが、しっかり踏まれていることだし、ゼロから設定しなおすのも面倒なので、後でこれを整備することにして、天神尾根の続きを登り、ダイレクトルンゼへのアプローチ分岐地点へ。今までは、取り付きが荒れていたため、西尾根を降りずにザレた斜面をごまかしながらトラバース下降して、ブッシュから出た所にアプローチしていたが、それだと150mあるルンゼの下部30mを捨てていたことになる。取り付きをキッチリ整備するからには、アプローチもちゃんと取り付きに降り立つものを設定しよう。西尾根をダイレクトルンゼの全貌を堪能できるように北寄りに稜線を急坂手前の端までたどり、北方向に向きをかえてザレた場所も獣道利用でラクに通過して斜下降していくと、偶然うまく取り付きのそばに降りたてた。金テープを設置してアプローチを完成する。さあ、頑張って取り付きを復活させよう。まずは濡れて重い倒木を除去すべく、久々にヘラクレスパワー発動!ぬうおおおおおおおおおおおお!!ズウウウウウウウンンン!!!!次にへし曲がった木をカットして排出。シダも刈って一旦下まで藪ゴミを全部押し落としながら下降して、標示フダを設置。さらにここまでの麓からのアプローチ用に林道から取り付きまで金テープを付ける。ダイレクトルンゼを登攀して途中から右のザレに逃げて稜線に。石切り場手前まで降りて、東側に崖を降りて、黄色テープのある下降ルートにつなげるように整備する。黄色テープが付けられたハッキリした踏み跡を整備しながら下降すると、金テープのある谷底に降り立った。14時、右膝と右足親指の付け根が痛むので、一旦帰宅。遅い昼食をとって、夕方まで昼寝をして体力を回復させる。あと、一ノ倉沢からマチガ沢へのバイパスを設定して滝沢スラブの中央突破ルートを確認したかったが、痛みがひどくなるとマズイので、また今度。今日はここまでとする。

久々の滝沢スラブ登攀:3月19日、消防の東備大会の後、昼2時半から疲れた体をひきずって初夏の陽気の中をマチガ沢に向かう。一旦 幽ノ沢を登攀し、バイパスで一ノ倉沢へ。さらにザレ場をトラバースしてマチガ沢に行こうとすると、険悪な急斜面でのザレに追いやられて高巻きさせられる。ううむ、ここにはバイパスを設定できないなあ。一ノ倉沢を出合までクライムダウンして谷底から向かった方がラクなくらいだ。幽ノ沢を出合までクライムダウンするのは、距離が長くて億劫だから、稜線から降りてきてマチガ沢の滝沢スラブに取り付きたいなら、バイパス利用で一ノ倉沢を出合まで降りるようにすべきだな。よってマチガ沢バイパスは無しでいいか。さあ、滝沢スラブを久々に攀じるべえ。今日は暑いのでノーヘルだが、まあいか。滝沢スラブを長方形とした場合、右下端から左上端へ伸びる黒ずんだ対角線を直登すると、壊れた瓦屋根に乗ったようなこともなく、あっさり突破してブッシュ帯へ。急坂だが、ホダカガリーと同じくらいで距離は50mくらいしかない。むしろ後半のブッシュ帯のほうが、ザレがひどくて傾斜もキツイままなので厄介だ。ううむ、これは上級じゃなくて、やっぱ中級だなあ。(単純に、自覚のないまま私が成長したせいで、グレードダウンしたように感じたのかもしれないけどね。)ただバットレスの真ん中を山頂台地まで急坂を登攀するというだけで、快適さでいえば、たとえ20m低い稜線が終了点であろうと、一ノ倉沢のセンタークーロワールのほうがはるかにいい。(派生のブッシュ沢は、ブッシュ帯がつまらないのであまりお勧めしないが、一度だけなら行ってもいいかも。)よって、滝沢スラブは中級で、ここへのバイパスは無しということにします。下山は小竜王山頂フダから西に斜面を下降して土柱沢を谷底まで整備する。かつて適当に下降した時は、崩れやすい不安定な尾根に思えたが、安定した場所をきっちり選んでいけば、快適であった。これは正式に小竜王からホダカガリーへのアプローチルートとしよう。これで、とりあえずクライミングサーキットができます。(北面ガリー、センタークーロワール、ホダカガリー、ダイレクトルンゼの特選4本でざっと合計500mの登攀です。)6時に帰宅。あとは仕上げの確認登攀をして、谷底の邪魔な倒木を何本かチェンソーでカットし、前座の「大沢崩れ」も整備する予定。そしたらHPの作成・更新をしなくてはならん。

クライミングサーキットのHP更新:25日、まだ確認登攀(フダに右左のテレコや誤字がないかのチェックと小石除去の清掃。)をしてないし、谷底に数本ある邪魔な倒木をチェンソーでカットするのもまだだし、前座の「大沢崩れ」も整備していないけど、(おいおい。)空き時間でなんとかHPが完成したので、とりあえずアップする。どうせクライミングサーキットをトレースする(出来る)人はそんなにいないだろうし、あまりハデに宣伝すると、未熟なクライマー(ハイカー)が事故をやりかねないので、本当は“和気アルプス誕生20周年記念ルート”として、大々的に自慢したかったが、ちょっとだけ控えめにしておきます。(後記、27日の夜に紹介文章を手直ししました。)

一ノ倉沢チェンソー整備完了:3月30日、遅出13時半出勤の前、朝9時から12時まで3時間かけて一ノ倉沢取り付きにある倒木をチェンソーでカットし、除去しました。別にカット除去しなくても通過できるのですが、少しでも快適にアプローチできるようにしてやろうという、要らぬ親切心です。ううむ、バリエーションにはありえない甘々な対応をしているなあ。(まあ、取り付きに標示フダを設置したこと自体が、あり得ない演出ですが。笑)カットした倒木を沢の横に移動するのに疲れたが、なんとかいい仕上がりになった。ついでに、マチガ沢も小滝の上の滝沢スラブに取り付く地点(出合滝:3mの前)までを枝払い整備すると、なかなかいい仕上がりになりました。なお、出合滝はホールドスタンスがありますが、垂直登攀なので、単独フリーの場合は大人しく手前をあっさり左に巻いてください。この滝はマチガ沢と左側からの枝沢である滝沢(涸れていることが多いけどね。)の合流点で、登攀は、滝沢をトレースして、スラブが見渡せる途中から斜め上に薄く黒ずんだ中央のガリーをたどってスラブの左上端を目指して対角線上を登る。なお、対角線より右側のマチガ沢寄りを登るのは急坂のザレに泣かされて危険です。私は初めてマチガ沢に来た時、マチガ沢に近いスラブ部分を登攀して、ザレのせいで進退窮まったことがあります。(なんとか命からがら登り切りましたけど。)また、滝沢をブッシュまでトレースするのは初級です。ただ、そうすると、ブッシュ通過が長くなって、難儀な割りにつまらない登攀になります。

4月になった:肌寒くて桜もまだツボミのまま。2日、仕事帰りに焼却場に行き、大沢崩れのアプローチを確認する。日曜の夕方6時ということもあって、誰もいないのをいいことに、敷地内を通過させてもらい、新しくできた堰堤の右を越すと、荒れ果てた沢。ここから50m先に大沢崩れの出合があるのだが、入口が荒れているなあ。なによりこの堰堤を越えるのが手間だし、焼却場の敷地内を通るのも問題だし、のり面をトラバースするのも気が引けるし、やっぱアプローチが悪すぎる。標示フダをつけて、クライミングサーキットの前座にするつもりだったが、やめてそっとしておこう。あとは、クライミングサーキットのフダに誤字や左右の間違いがないか確認登攀をするだけだが、これもトレースした人から指摘してもらったら直すことでいいか。(おいおい。)

はじめてのご当地ガイドの要請:3月下旬に産業振興課に電話があり、はじめてご当地ガイドの要請があった。(おお、やったね。Nさんと二人で大喜び。)まだ不安のあるNさんが、私に同行してほしいというので、了承していたら、急遽 町長に随行して出張するとのことで、結局 私が一人でガイドすることになった。(え〜〜〜!なんじゃい!そりゃあ!)両膝に爆弾がある私。自分個人のことなら、「シクシクし出したなあ。今日はここまで。」と、自由に中止できるが、お客さんがピンピンしているのに、「私の膝が痛くなったから中断し、下山します。」なんていうのはガイドとして失格!お客さんに迷惑で失礼というものである。なので、私にガイドは務まらないのであるが、今更「こちらの都合が悪くなったので中止します。」なんていうのは、せっかく依頼されたお客さんからみれば信用問題で、ご当地ガイド構想が破綻しかねない。Nさんのこれまでの苦労も水の泡になる。今回、「岩好きのツワモノ3人組」の要望は裏銀座。仕方ない。ここは私一人で久々に裏銀座をガイドするか。で、4月4日、天気が良過ぎて初夏の陽気。朝10時前にスタート。時折涼しい風があるのでなんとか助かったが、1リットルの水が全然足りなくて、後半苦しんだ。しかも、温泉に降りずに穂高に登り返して天神尾根を下山し、役場まで歩いてゴールなので、暑さと渇きでバテた体にはきつかった。白岩様から下山時に左膝がシクシクしだしたが、持ちこたえた。また、穂高の登り返しで、左太ももがつったが、なんとかごまかしとおした。こんなこともあって荒神ーの登攀は這いつくばるようなヘンな姿勢で登ったし、ラストに八ツ峰岩をやろうと思っていたが、話を出さずにスルーパスした。(うかつに白岩様のテラスに登れることを話したら、登ることになったからね。笑)夕方5時に役場に帰着。皆バテているはずなのだが、初めての裏銀座の面白さに興奮しているとのことで、くたびれた様子はない。結果、ガイドの私が一番くたびれた顔をしていたと思う。

クライミングサーキットの記録:初夏の陽気になったが、さっそくクライミングサーキットにチャレンジした記録をみつけました。北面ガリーとセンタークーロワールの2つだけでしたが、おかげで道標フダに左右の書き間違いがないことを確認できました。ただ、元クライマーなのかどうか不明なのが気にかかったので、HPの「クライマーでもない人がこれに挑むと確実に死にます。」の文章を強調しなおしました。もし、元クライマーでなかったのなら、今回ホダカガリーをやめておいて正解でした。ぶっちゃけ一番傾斜がきついのはホダカガリーで、高度感のある核心部で落ちたら、滑落ではなく転落してほぼ確実に死にます。クライマーではないけれど、どうしてもチャレンジしたい!という人は、ノーハンド登攀の練習で、ダンガメ稜のフランケ→110mスラブの中央ガリー→荒神ー直登の順に、全てノーハンドで登攀できるようになってからにしてください。ちなみにこの練習程度で、ハラハラドキドキしていてはダメです。終始笑いながら登攀してください。それから、ラストの「奈良公園」というのは、鹿の糞だらけ(笑)だからです。おかしいくらい大量の糞が落ちていますので、通過したあとは、靴底に付着してないか確認してから車に乗ってください。

初孫誕生:初夏のような陽気で桜が散って、寒暖差の激しい時期になった。花粉症や風邪で私達夫婦はそろって体調不良。出産予定日の23日が近くなってくると、妊婦の長女もそわそわして、かすかな痛みでも「これはきたか?!」と、病院に行くが、帰らされていた。そんな中、4月21日、朝9時に今度こそ陣痛だというので、女房が病院に連れていくと、破水しているとのことで、促進剤で陣痛を起こすことになった。12時には分娩室に入ったという女房の電話があり、私は仕事を早退して、14時前に病院に駆け付けた。すでに8センチくらい子宮口がひらいているとのことで、帰省していた次女が帰京する寸前の15:17 無事に男子が誕生した。名前は湊太(そうた)。次女は見られてラッキーだったが、知らせを聞いて帰省しはじめた三女は飛行機が遅れ、20時に病院が閉まって、また明日に。翌日朝、三女が見に行くと、湊太は呼吸が未熟でチアノーゼを起こしていたので、国立病院へ搬送されるところだった。新生児にはよくあることだが、大事をとってのことらしい。おかげで、親夫婦しか抱くこともさわることもできずじまい。長女は26日に退院するまで湊太に会えず、大泣き。絞った母乳を父親の健太が届けにいくと、初日に一度だけ呼吸停止したが、以後は順調で、ミルクもよく飲んでいるとのこと。写真を見ると、左手に点滴を固定されていて、ちょっと可愛そうだった。うまくいけば、29日に退院できる予定。初孫の誕生で、私は名実共に「お爺さん」になったわけだが、なんかドタバタして実感する余裕がない。ひい爺さんが鯉のぼりをたてる準備をはじめている。

その後:24日には湊太は酸素保育器から出され、点滴も無くなった。25日には、ひい爺さんが鯉のぼりの竿を立てるのを手伝い、私は左手を岩に挟まれて負傷。それでも、長女の冷凍母乳を国立病院まで届けにいき、湊太を見ると、元気にしていた。26日、長女が退院して湊太に直接授乳する。今夜から長女夫婦も我が家に滞在し、27日からは国立病院まで授乳に通う。30日朝、どでかい鯉のぼりを挙げる。昼から病院にいき、私もはじめて湊太を触って抱いた。時折笑ったりするので、見ていて飽きない。だが、まだ湊太には呼吸の未発達な症状があるとのことで、やはりGW中も入院のままになりそうだ。長女は通院と横になれない院内待機で疲れがひどく、吸ってもらえないおっぱいがはって痛くて微熱がある状態。湊太は時間経過で回復するが、長女はつのるストレスで体調不良がひどくなっており、こっちも入院させるべきではという気もする。

5月になった:5月1日、朝長女が38以上の発熱で、病院へ連れていく。疲労による乳腺炎とのこと。点滴して帰る。湊太は健常者の病室に移っているとのこと。会いたがって焦る長女に、「呼吸が未熟なせいで湊太が突然死したら、お前は気が狂うだろ? 今、ちゃんと安心できる所に我が子を預けていることを幸せに思うべきなんだ。」と諭す。4日、長女も国立病院に泊まって、母親指導を2泊3日する。6日、そろって退院。誕生から2週間して、やっと我が家に初孫を迎えることができた。やれやれ。

困り事:鯉のぼりに鳥のフン。(洗濯できないので、手洗いするしかない。でも、下手に洗うと色落ちしたり、金色がはがれたりするから、濡れティッシュでふくぐらいでいいか。うんうん。どうせすぐそばで見るもんじゃなし。露天にさらして劣化するものであるし、10年くらいもてばいいのだから、神経質にクリーニングする必要はないと思う。)

ムギのやっかみ。(女房が孫を抱くと吠えまくるので、仕方なく知り合いに預けている。散歩やトイレなどの面倒はなくなったが、孫とのツーショットが見たかったので、ちょっとさびしい。)

夜泣き。(娘夫婦は寝不足で、私が家に居る時は子守を引き受けているが、抱っこしていると、なにもできない。でも、ただじっと抱っこしていても飽きない。)

右ひざを故障:ちょうど一年前、右膝を仕事中に突起物にぶつけて、はれあがったことがあったが、それ以来右膝のはれと痛みは小康状態で来ていたと思う。9ヶ月前に仙骨骨折(まだ完治しておらず、どうやら偽関節になってしまったみたい。)した時には両膝が痛んだが、以降 主に右膝が慢性的にうずいていた。最近では孫の誕生や消防団で本部長になったこともあって、アフター5もくつろげず、仕事疲れの抜けない日々が続いていたが、ついに5月16日、溜まったクタビレで体調不良となり、血のめぐりの不具合か、右膝がはれあがって、痛くて仕事もままならなくなった。仕事あがりに病院へよって、大きな注射器1本分の黄色い水を抜いてもらった。痛みはひいたが、翌日の仕事で、なんでかトラブル発生。その対処で忙しく、いつになく動きまわらなくてはならず、全然安静にできなかったため、18日にまたうずきだした。しかも、仕事から帰宅後、やり残していた米運びや草刈り(侵害植物ハタケニラの種を落とされないように花を摘む。)などの雑用をしなくてはならなくて、なんとかこなしたとたんに、消防団の書類を近所まで持っていく用事をことづかる始末。うう、なんなんだ!?ああ、つらいなあ・・・。膝が治る見込みは限りなくゼロに近い気がしてきたわい。うるうる。

この夏は:夕方は涼しいけど、最近の日中は30℃前後で真夏みたいに暑い。消防も県大会を終え、孫も1ヶ月健診を終えてコーポに戻ったので、なんとかアフター5をくつろげるようになった。夏バテみたいになっているが、早く膝を直して体力を回復させたい。この夏は和気町内の沢を調査遡行しなくてはならんからね。(ケツの骨は折れたままだけど。)27日、孫の宮参りと記念写真撮影。偶然うまく起きていて、ぐずってなかったので、いい写真が撮れた。ついでに鯉のぼりをしまう。鳥の糞は、ウエットティッシュでふくと、かえってシミになってひろがるので、乾いたティッシュでこすっただけの方がいいことがわかった。矢車は回転球と分けて分解せずに大きな段ボール箱にしまう。(組立・分解をくりかえすと割りピンが折れてしまうからね。)これで孫の行事も一段落ついたわい。

早くもクライミングサーキット初完登者が現る:クライミングをするには、結構 暑くなっており、水がいる分、空身とはいかないから、鈴木さんの「山仲間」以外の人でクライミングサーキットを初完登する人が現れるのは12月まで待たなくてはならないだろうと思っていたのですが、ヤマップを見ると、4月14日に「ながしん」さんが、前半2本を登攀。その後、「ADA」さんが 5月21、24、27日の3回のチャレンジで4本全て(荒神ーノーハンド往復と台三郎谷登攀も練習がてら踏破されています。)を、完登されました。ノーロープですが、ザックに履き替え靴などを入れての登攀でした。(大変だったでしょう?よくやりましたね。(笑))クライミングサーキットを気に入っていただけたようで、よかったです。今更ながら気づいた点があります。それは登攀タイムの違いです。HPの所要時間:一周2時間半というのは、私がNさんをガイドしながら、ホダカガリー以外の3つを2時間ちょうどで回れたことから書いたのですが、これは、喉が渇かない冬の2月で、二人共ノーザックの空身で、炎天下にバテることなく、すべて登攀経験済の私が先行して、体育が得意のツワモノNさんを随時アドバイスしながら行くという、ある意味 強力なパーティーが行った場合の時間です。ぶっちゃけ「私なら2時間半もあれば一周できますよ。」というもので、初見の方がパズルを解くように考えながら登るのとはスピードが違い過ぎですよね。一周4時間とでも訂正しましょうかね。(30日に訂正しました。)もし、よろしければ、「フジモトに挑戦!」ということで、2回目からは2時間半のタイムトライアルに挑戦してみてください。クライミングサーキットは、名前の通り サーキット(周回)トレーニングができるようにコース設定していますので、技術体力の強化目的にタイムトライアル等の訓練にも利用していただきたいです。(その内あっさり2時間以内で周回されたりしてね。)さらには4時間で2周する鉄人クライマーが現れたりしてね。(←もしかして、煽ってる?)もちろん。(皆さんのチャレンジお待ちしてまーす!)なお、ヤマレコを見ると、以前 滝沢スラブの登攀ビデオをアップされていた「スンスンデミオ」さんが、5月27日にマチガ沢を登攀されています。(滝沢スラブではなく、マチガ沢自体を詰め上げて、結果的に難行苦行でお勧めできないとのこと。ツワモノですね。(笑))いやあ、なんだか急に第4エリアの来訪者が増えていますね。ダンガメ稜のボルダーの案内フダに続き、第4エリアのバリエーションにまで案内フダをつけるといった非常識的なことをやらかした次第ですが、非難されることなく、むしろ感謝されています。(まあ、これまで腕利きのクライマー集団でも迷っていたくらいですからね。)やってよかったみたいなので、ほっとしておりますが、技量と知識のない人が、案内フダに導かれたせいで、ひどい目にあわないか心配ではあります

6月になった:6月なのに朝がかなり冷え込むことがあり、昼の暑さもほどほどで風が涼しい。沢をやるにはもうちょっと暑くなってほしいくらいなので、(どうせなら泳ぎたいからね。)膝の回復を待つのにちょうどいいか。現在、右膝は疼痛がある状態で、テニスボールで自己治療しています。まだ、びっこはひいてるけど、一応回復傾向にあります。

7月になった:はげしい雷雨と夏らしい暑い日。沢を泳ぐにはいい時期になった。親父の畑仕事を手伝って疼痛のある膝をかなり使い込んでいるが、なんとか膝は持ちこたえています。

和気アルプス攻略本の構想:思えば、2001年にこのホームページを作った時には、和気アルプスの自然保護を最優先にしたため、登山者にとっては 不親切で意地悪で分かり難くいものになりました。(表紙からゴミ屋敷状態で、走るうりぴーは、ハエのごとしです。)2015年になって、和気町から町おこしとして和気アルプスを利用したいとの要望があったので、このHPを“簡潔”にして、「和気アルプスの本」でも書いて協力しようとも思いました。既に14年におよぶ私の意地悪で辛口な情報発信で、私の「故郷の自然と地主さんの気持ちを守りたい」という想いは登山者の皆さんにも十分ご理解いただけているようですので、今後は 一人でも多くの皆様に和気アルプスの素晴らしさを知っていただき、皆さん全員でこの山を大切にしていってくださいという願いをこめて、純粋に登山者のために“親切な”本にしようと思っていたのです。しかし、15年7月から着手したものの、2年たっても一向に作業が進んでいません。(膨大すぎる文章をまとめるのが億劫で、ため息しかでません。)結局、4年前に木元さんの書かれたヤマケイ6ページの記事のほうがわかりやすくて、実にうまくまとまっていることを実感した次第です。ああ、ヤマケイ6ページの掲載記事をベースに、木元さんの30回におよぶ和気アの登山記録と写真(月撮影と記すことで、新たに撮らなくてもいいでしょう。)を追加した、ファミコンの攻略本みたいな数十ページの薄くて携行に便利なポケットサイズのガイドブックを出版してもらえないかなあ。構成として、最初に一般ルートと上級ルートを記載した折りたたみ地図(切り取り可)があって、前半は一般ルート(ヤマケイ6ページ+表銀座)の説明で、後半は上級ルート(裏銀座+隠しルート)の説明で、ラストは袋とじになった究極ルート(クライミングサーキットで、「この袋とじをあける前にダンガメ稜フランケ、110mスラブセンターガリー、荒神ー直登をノーハンドで登攀すること!」の警告をつける。)の説明。なんてのは、どうでしょうか?まあ、出版社の編集者さんが許可してくれないとダメでしょうけどね。

2回目の膝の水抜き:猛暑で仕事疲れの抜けない日々が続いている中、痛みは引いているものの、ちょっと腫れているので7月12日、病院へ。すると、結構溜まっているということで、またもや大きな注射器1本分の黄色い水を抜いてもらった。左膝も2回水抜きしたら治ったから、この右膝もこれで直るだろう。

猛暑でのご当地ガイド:産業振興課からご当地ガイドの要請があったとの電話。さそく連絡先に電話すると、もう暑過ぎることは分かっているが、初めての和気アをガイドしてほしいとのこと。かなり岩遊びが好きな方らしく、ガイドなしでは行けないようなのがいいとのこと。指定された日は午前中しか時間がなかったのですが、午後からは良さげな部分を勝手に歩くからいいとのこと。ならば、荒神ーでもガイドしようか?ゆっくり登って2時間くらいでなんとかなるだろう。うんうん。で、Nさんに連絡すると、仕事で抜けれないとのこと。急だったからしかたないか。また私だけか、ううむ。当日、7月19日。覚悟はしていたが、よりによって無風で34℃の猛暑日。無用な外出は控えるように厳重注意の天気予報。朝9時に役場で待ち合わせると、いかにもクライミング志向の山男2名様がご来訪。かっこいいヘルメットを持参されていて、暑くても六甲で鍛えてますからと笑顔。これはたった2時間の荒神ーでは物足りないかも。で、行先をクライミングサーキットに変更。これなら2時間でも満足してもらえるだろう。私のムーブで登山口に移動。ノーザックで水だけ持って、北面ガリーとセンタークーロワールを登攀したが、雲がなくなってカンカン照りになったため、心臓がキューッとなった。こ、これはやばい!熱中症による心筋梗塞一歩手前。膝も腰もガクガクになってる。もうここまでにしましょうと言うと、了承してもらえ、下山開始。しかし、限界にきてるせいか、頭のコンパスが狂って、何度も方向を間違えて、フラフラになって車に戻る。結果 たった1時間半のガイドで終了となった。でも、2名様には喜んでもらえたようでほっとした。カキオコでも食べて帰りますとのこと。

長楽の滝遡行:最近「ふりふら」さんがよく通われている八木尾谷(長楽の滝がある沢)を、7月22日、単独で遡行してみました。(Nさんはなかなか都合がつかない。)最初、鈴木さんのHPで知って確認しにいったのが15年前。その時はドブ臭すら感じる汚いアブクの浮いた沢だったので、“え〜!こんな汚い集落からの生活排水路を登るの?”と、ゲンメツし、訪ねることをしていなかったのですが、下水処理されてから19年経過したことで、沢が綺麗になっているみたいです。(初めの4年くらいでは、まだ下水道を利用する家庭が少なかったようです。)リンゴ園に登る手前の国道374号沿いにある町の駐車場(トイレあり。)に駐車し、朝10時スタート。道路を渡って、すぐに入渓。うむ、水は少し曇っている程度の透明で、臭みはない。全然冷たくないのはいいが、体を冷却できないから、ハードな急登は暑くてバテる。(汗をかきながらの沢登りははじめて。)高低差約50mの未報告の部分は体慣らしにはいいゴーロで、沢のそばに長楽寺の庵があった。(最初、あれ?壊れて無くなった長楽の滝の滝見台が復活したのか?と思ってしまった。)葛が垂れているのをのれんをくぐるようにして明るい場所に出ると、長楽の滝駐車場のある場所に。ゴーロをこなして長楽の滝にアタックしてみるが、最後の高度感のある部分だけは、単独なので左に逃げた。ゴーロと小滝が続き、深い釜のある15mのチョックストーンの大滝はあっさり釜ごと左をまいたが、滝の上部は簡単そうなので途中から登攀する。かわしたのはこの2回だけで、あとはすべて、釜はへつらず腰までつかり、(へつるのは面倒。泳ぐ方が手軽。)滝はシャワークライムで中央突破する。急登ばかりで、シャワークライムしても腰までつかっても水がつめたくないので、暑くてバテる。核心部最後の7mの滝の前で休憩。ためしにスマホアプリの「標高ワカール」をつかってみると、ちょっと狂っていたが、大筋でならOKといった結果だった。(谷底では衛星が捉えられずGPS機能が低下する。)シャワークライムを楽しんで急に開けた所に出たら、前方にコンクリブロックの護岸。ここで遡行終了。11時10分。70分の沢登りは小規模であるが、内容はよかった。富栄養水なので確かにぬめる岩もあって、つかんだ手がいきなりはずれたりもした。しかし、苔や藻(ヌルヌルでないもの)がはりついた岩は逆にフェルトとの相性がよくて滑らない。滑らないことが、素手で触って簡単に判断できるので、緊張を強いられることもなく、際どい登攀を楽しむことができた。また、水は所々泡が立っている場所があったが、臭くはなく、帰宅しても体が匂うことはなかった。ただ、釜を歩くと、沈殿泥が舞い上がるので、足場が見えにくくなる。でも、県南の沢ではこれらはしかたないことであろう。(あと、農業ビニールゴミが所々にあるのも、上流の田畑集落から台風などで流されて来たものだろう。)終了地点から道路に出ようとしたら、篠竹がしげって不明瞭になっていた。迷走した後なんとかルートを発見できたので、金テープを枝につけておく。さて、ここからが、今回のもう一つの未報告部分である。それはジグザクの車道を大回りして下山するのではなく、沢沿いを下山するというもの。それを意識して、最初からずっと右岸を観察しながら遡行してきた。まず、終了地点から沢の中を10mくらいもどる。右岸に下草の無い林が広がってくるので、そちらに移動。右岸を沢から3、40m離れたゴーロの影響のない歩きやすい部分を立木につかまりながら下山。昔の踏み跡みたいなものもあって、ここは快適。(ただ、なぜか生活ゴミがあちこちにころがっているので足元注意。車道から投げ込まれたものか?)やがて下草やブッシュがみえてきたので、沢に接近すべく下降。ここで、落ち葉に滑って転倒。左手をついたら、中指を突き指強打。痛ってえ〜!えっ!!げげっ!!中指の第2関節が外側に90度曲がっている!こんなの映画や漫画でしか見たことなかったが、自分の指がこんなことになるなんて!仲間がいたら「助けてくれえ!」と泣きつきたいところだが、誰もいない。もちろん救急車も来れない。救いは、手袋をしていたので素手に比べてグロさが抑えられたことぐらい。とにかくこのままじゃ下山しにくいし、早く整復しないと治りにくくなるかも。意を決して右手で中指を真っすぐに戻すが、関節が外に外れてクランク状態になっている。これじゃダメだ。中指を引っ張りながら親指と人差し指で挟んで出っ張ったところを押し込むと、コクッと関節が正しい位置に納まったみたい。おおっ!やった。この整復作業は思ったより痛くはなく、整復完了したら指を曲げて動かすこともできるようになった。こうなるとただの突き指の強烈バージョンだ。(これを書いている今は、はれがひどくなってるが、痛みは突き指と同じ。)よし、これもいい経験だ。もし今後自分や仲間がこうなっても柔道整復師みたいに治すことができそうだ。(肩の脱臼を治せる格闘家は結構いるようだが、指の背面脱臼を治せる山屋はそうはいまい。)下山続行。沢に降りてみると、チョックストーン滝の上だった。ここからは落ち葉が滑りやすいが、沢のそばの巻き道を下山し、長楽の滝の駐車場まで下山。ここからはまた少し沢の中のゴーロを降りないと長楽寺の沢沿い道には行けない。でも、この左手じゃゴーロを降りるのは億劫だ。仕方ない。無理せず車道をおりるべえ。で、12時ちょうどに車に戻る。怪我もなく普通に下山すれば、炎天下にあえぐことなく、30分かからずに国道374号まで下山できると思う。体調の方は、お尻にはまだ疼痛があるが、右膝はほぼ完治したのを実感できた。次回は寺川谷を調査遡行したいが、今回脱臼した指が完治するまでしはらく大人しくしていなくてはならんか。なお、どうでもいいが、本日またしてもパソコンがウィンドーズ10の大型アップデートになり、ほぼ半日使えなくなりました。(どこがどう変わったのかは、もうどうでもいい気がしてます。)

やっぱ骨折:24日 月曜日、負傷の二日後ということもあって、もう痛みはなく腫れているだけであるが、あれほどのことがあったのだから、用心して朝一に脱臼した中指を医者に診てもらう。すると、内側の関節面が小さく割れていることがわかった。おお、骨折もしていたのか。(やっぱ診てもらってよかった。)それ以外は、腱も切れてなくて内出血もなく、「うまく怪我をしてる。」とのことでした。(すぐに整復したのがよかったみたい。)この骨折は指を曲げた状態で固定しておけば2、3週間で治るとのことで、お湯で成型するプラスチックネットのギプスを装着してもらう。午後から出勤し、夜中帰宅して風呂あがりに見ると、腫れもひいていたので、ギプスを外すこともできるようになったが、用心してギプスはつけたままにしておこう。(今なにかにぶつけると、うまく怪我してるのが台無しになるからね。)指の背面脱臼は、見た目はグロいが、バスケットボールなどでは起こりうる症例で、私がやったみたいに早く整復すれば、突き指同然の負傷ですむようだ。

今頃になって:忘れていた記憶が蘇った。そういえば、オハヨー山岳会で県北かどこかの沢登りをしていて、転んで突き指をしたことがあったっけ。確か素手だった。その時、どの指だったかは忘れたが、指がわずかに外側に「く」の字になった。骨折か脱臼かは分からないが、強引に指を整復したら、かなり痛かった。でも、中断したくなかったから、ただの突き指だと仲間にウソをついて続行したっけ。結構腫れたが、病院には行かず自然治癒させた。そうだ。そういうことがあったあった。うんうん。もしかしてそれが今回の左中指第2関節だったかも。じつは、こんなことは結構経験済で、脚や手の指が骨折した(であろう)状態のまま山行や作業をし続けたことは何度もあり、今回みたいなショッキングな状況にならない限り病院なんて行かないし、記憶すらしないのだ。(なんとも我ながら呆れる。)

8月になった:東京は30℃以上の日が少ない冷夏になっているそうだが、こっちはひどい猛暑。でも、植物の成長には最適なのか、せっかく7月にあちこち綺麗に刈ったのに また草ボウボウになっている。御歳85歳の親父に草刈を頼まれ、お袋からは墓掃除を頼まれた。ううむ、この猛暑では80過ぎの老人にはさすがに辛いか。仕方ない。脱臼骨折からまだ10日程しかたっていないが、ギプスの上からゴム引き軍手をして3日間 夕方2時間ずつの草刈をして、4日には朝の2時間で墓掃除もして、頼まれていた作業をなんとか全て完了したが、トータル8時間に及ぶ酷使にギプスが割れてしまった。病院でやりなおしてもらうと、医者もさすがに呆れて、「ギプスをとるのは16日にしましょう。」と延長されることになった。はああ、どうしてこうなるかなあ。うるうる。―――で、16日になり、骨折箇所は端っこがくっついていたので、ギプスは無くなったが、関節の硬い腫れが大きく、指を曲げにくい。違和感なく動かせるようになるには、まだ2週間以上かかるとのこと。くそう。まどろっこしいなあ。痛いのを我慢して、とにかく動かして、和文字焼きの散水作業をし、20日にはなんとか変形の握りこぶしを作れるようになった。

9月になった:朝は寒いくらい冷えるようになったが、日差しはまだまだ暑い。かつては地主さんに配慮して9月1日から入山禁止にしておりましたが、去年同様、松茸がほとんど生えなくなっており、止めフダも設置されなくなっているため、お彼岸までならお咎めはないと思います。なので、今回も松茸山の閉鎖はお彼岸過ぎにします。ただ、大勢で押しかけられると、また問題になるかもしれないので、ここだけの話とし、トップでは相変わらず9月1日からのままにしています。同様に11月15日からも、大勢が押しかけなければお咎めはないと思います。(元々、和気では、お彼岸の翌日から11月15日までだったそうですから。)

寺川谷遡行:9月3日 午前中 消防の行事を済ませて、午後2時前から寺谷川を遡行する。寺谷集落の上端の橋を渡った所(右側)に2、3台の駐車スペースがあるので駐車。橋の手前に戻ってここから入渓。日がささない谷底は昼でも薄暗く、水はやや濁っていて水面下が見づらい。最初 左の植林帯には石積みの護岸がある。車道沿いになって、深い釜をもった2mの小滝が2つある。(これらは車道からも見える。)2つとも濁った釜に胸までつかるが、なんか汚く思えて泳ぐ気になれず、水面下の足場をひろいながらへつって小滝を登る。橋の下を通過し、枯れた竹がたくさん行く手をさえぎるが、バキバキ踏み越える。堰堤は右に巻いて一旦車道にでて40mくらい先から下降して戻ったが、左の林を高巻きしたほうが廃棄ゴミが無くて気分的によかったかも。2つの小滝がS字状に連なった部分があり、廊下状の部分もあったが、あとはゴーロばかりで、藪がかぶさった部分もチョコチョコあって、なんかイマイチだなあ。壊れた土管があり、その先の右岸に植林帯の石積み護岸が出てきたら一旦右岸の植林帯にあがって、段々になった植林帯を50mほど沢沿いに歩くと、対岸に果樹畑(跡?)がある。沢を渡って左岸の果樹畑へ。ここから車道までは歩きやすい登り道があり、午後3時前 片倉集落の手前の車道に出る。1時間で遡行終了。車道を下山して30分で車に戻る。深い釜はあったが、結局2mまでの小滝しかなかったし、わざわざ訪ねるほどの内容ではない気がする。ううむ、やっぱそっとしておくか。

こうして見ると長楽の滝は国道374号沿い(町営無料駐車場には自販機やトイレあり。)からすぐに入渓できて、アプローチが長楽!じゃなかった超ラクで、(核心部は、車にひかれないように国道を渡ることであるとも言える。)1時間ちょっとの遡行であるが、10m前後の滝がいくつもあって、水量も多く、思ったより水質もよくなっているので、岡山県南ではトップクラスの名渓であろうと思われる。前回私が試した下山コース(終了点から最初10mだけ沢中を引き返し、すぐに右岸の下草の無い林中を下降する。下草が出て来たら、沢沿いに戻り、チョックストーン滝の上からはそのまま巻き道と沢沿いを滝の駐車場まで。お寺の敷地内は通過しない方がいいと思うので、ここから国道までだけ車道を下山。)をたどれば、遠回りしなくてもあっさり車にもどれる。長楽の滝の遡行は、和気町ならではの素晴らしき自然体験として、町おこしに使える。今回 寺谷川と比較して確信した。うん。

長楽の滝の下山ルート確認:9月11日、午前中に長楽の滝の下山ルートの確認に行く。先ず、374号線沿いの町営無料駐車場から国道を渡るが、どの車も猛スピードで通過するので、膝に爆弾があってサッと渡れない私には正直ここが一番怖い。一番最初の淵には地元の方だろうか魚介を獲る籠が設置されていた。この淵は巻けないのでバシャバシャ濡れて通るしかない。ううむ。ここを下山したら、最後で濡れてしまうのか・・・さらにゴーロは結構キツイ部分があり、腕力にモノをいわさないと越えられない場所もあった。ううむ、ここを降りるとしたらえらく難儀だなあ。飛び降りて足首をひねったらアウトだし・・・なんとか滝の駐車場の横に来たが、藪をくぐる部分もあって、なんかここまでだけだと全然面白くない。むしろこの滝の駐車場をスタートにしたら、50mくらいは滝の遊歩道(地元の方が草刈してくれています。)を歩いて、ゴーロ帯のすんだ小滝の下部辺りから入渓したほうがいいように思えてきた。それにここの駐車場なら人目がないので、ツェルトやタオルで隠して濡れた服を着替えることもできる。そうだなあ。高度差50mを割愛しちゃうのが悔しいけど、スタートゴールはやっぱり滝の駐車場ということでよしとするか。うん。(結局 鈴木さんのアプローチが正解だった。)長楽の滝は滝見台があったと思われる場所で遊歩道はなくなるので、左手の林を高巻くことになるのだが、遡行する人は、せいぜいラスト部分だけを巻く(すぐそばを簡単に巻ける。)くらいだから、全体の高巻きは不明瞭でコースサインはない。前回 指を折った状態で下山した時はどこを降りたっけ?指にばかり気を取られていたので、記憶がない。とりあえず、滝の駐車場にもどり、車道を下の駐車場まで歩いて降りるが、これも結構な遠回り。登りで面白い内容があったのなら我慢できるが、これはバカらしい。うむ。このことからも上の駐車場からに確定! さて、これで帰ってもよかったのだが、遡行終了地点から沢中を10m引き返す部分の記憶が曖昧に感じたので、車で終了地点そばに行ってみることにした。終了地点は道路に出る最後の部分だけが草刈されていたが、沢のそばまでは藪こぎのままだった。ここから10m沢を戻るのだが、よく見ると右岸を濡れずに行けることがわかった。終了地点の草地で軽登山靴に履き替えれば、指を折らずに下山できる。うん。よし、昼からは軽登山靴で来て、ここから遊歩道までに金テープでコースサインをつけてやろう。で、これで帰宅すればよかったのに、たしか終了地点の先に、グーグルマップの空撮写真では、小橋があるように見えたんだけど、あの小橋はどこかなあ。で、上の田んぼの石垣側に踏み込んだら、突然頭に蜂がとまってきた。振り払うがしつこい。次の瞬間、ブワーっと蜂が増えて、頭、うなじ2ヶ所、背中、左腕、右ひじの合計6ヶ所を刺された。とにかく大慌てで、後ろからの襲撃だったので、どんな蜂なのかどこにどんな巣があったのかは全くわからないまま。(手で払った感覚ではキイロスズメバチに準じる大きさだった。)痛みをこらえて帰宅すると、女房が心配するので、病院に行って点滴を受ける。夕方までうずいたが、夜には痛みも収まってきた。医者が言うには、最近蜂に刺された患者が多いとのこと。ということで、金テープつけはまた今度。

松茸山の閉鎖期間変更の予告:じつは、近年は松茸も取れなくなったため、「11月30日までダメ」という止め札は、2008年秋から設置されなくなっており、本来である「お彼岸9月22日(または23日)の翌日から11月15日まで」を松茸期間ということにこのHPでの表記も直そうかと思っており、現状である下記のことも表記しようかと思っています。もし、今年も止め札が無かったなら、来年からはそうするつもりです。(もし、また止め札が設置されることがあれば、それに合わせてこのHPでも変更案内するようにします。)

クライマーの皆様、松茸期間中の鷲ノ巣クライミング場の利用はOKです

一時、クライマーもハイカーと同じ扱いということで、禁止になったことがありましたが、クライマーにとってアイゼン登攀や人工登攀などの幅広い練習ができる貴重なゲレンデであり、禁止されると冬季登攀の練習に支障が生ずるなどの理由から、鷲ノ巣クライミング場と和気中裏からのアプローチは、クライマーが入山してもいいとの了解を、地元区長さんから得ております。ただし、ハイカーは入山禁止です。特に宗堂池方面の丸山と御大師山は個人の地主さんが管理されていますので、絶対にそちらには行かないように注意してほしいこともあり、ハイカーが都合の良い解釈をしてトラブルになってしまわないように、このHPで、「鷲ノ巣クライミング場はOK」ということは、読みにくい「作者の部屋」にのみ書いて、あえて表ざたにしておりませんでした。

また、岩山の西斜面の第6エリアは、私の私有地ですので、温泉そばの台三郎谷・藤本壁と不帰スラブもクライミング練習OKです

アプローチがわかりにくいですが、温泉駐車場の手前の車道から防獣フェンスを開けて山麓をトラバースするようにしてください。他の登山口から縦走路を歩いたりしないでください。これも表ざたにしてなかったのは、近隣のエビ山や岩山から(クライミングサーキットのある)穂高山、竜王山の周辺は各地区の財産区として管理されていたからです。よってハイカーは入山禁止とします。クライマーの方も絶対にそちらには行かないようにご注意ください。

ハイカーの皆様、和気富士から観音山まででしたら縦走OKです

曽根の稲荷様からの登山道、権現岩ルート、観音様からの登山道は全てOKです。ただし、絶対に、エビ山には縦走しないでください。

また、八ツ峰岩だけの登攀もOKです

これも防獣フェンスを開けて天神尾根には行かないでください。

最後の松茸閉鎖?:遅ればせながら9月29日になって松茸および銃猟の注意喚起フダを設置しました。今回なぜこんなに遅れたかというと、上記にもありますが、9年も止め札がされていないことと、皆さんにも十分周知されているから、「もう必要ないのでは?」と思えて仕方なかったからです。そんなこともあり、今回は、工事現場になっている北林道口だけでなく、「マイナーな登山口はもうしなくていいな。うん。」という気持ちから、(藤原団地は数年前から設置をやめましたが、)岩山藤本壁、曽根権現、小竜王裏林、御大師山、宗堂池用水路もあえて札ロープを設置しませんでした。おかげで、100分で設置完了しました。さて、そこで、ですが―――――

2018年秋からですが、08年秋からの止め札なし状態が10年続き、13年秋の銃猟解禁からの5年が無事に経過したら、18年からはHPによる松茸閉鎖期間の標示を本来のお彼岸明けから11月15日までに変更し、さらに松茸および銃猟に対する注意喚起のフダを登山口に設置するのも止めることにします。要は、遅ればせながら、今まで特別に配慮していた部分を近隣の普通の山と同じ配慮にする次第です。

10月になった:朝夕は半袖では寒いくらいになった。かつてより企画していた「アルパインサイクリング」を、無許可のバリエーション(アラウンド8.5は、どれも金テープのコースサインのみで、沢登り同様、刈り払い整備などはしておらず、不明瞭で一般ハイカーがトレースすることは困難なものなので、正式な地主の許可は取っていません。)ではなく、正式に整備して一般登山者を案内してあげれるものにすべく、役場でアラウンド8.5のオベリスクルートとラストクライムルートの地主を調べると、かつてより許可をもらっていた区と町の土地であった。(なんだ、これなら既にOK。)まあ、ひどい岩だらけの急傾斜地だから、こんな不毛な土地を個人が所有することは、あまりないだろうと予想はしていたけどね。(そうそう。そんな不毛の土地を個人所有している馬鹿がいるとしたら、私くらいなものだろう。)これから11月末までに、やろうと思っているのは、長楽の滝の沢沿い下山ルートの金テープつけと、アルパインサイクリングの2ヶ所の正式整備と、荒廃しかけてる第6エリアの再整備です。

覚書として和気アルプス開拓の沿革:だいぶ前にも書いておりましたが、今一度ここに覚書として記しておきます。

97年に和気アルプスとよばれるようになり、町によって温泉新道(05年に廃道)ができた。

98年に神ノ上山頂が伐採されてハイキング大会スタート。(04年に中止)

99年に鵜飼谷北稜ルート完成。

00年にザイテングラート等のいろいろなルートが開通する。ピークハント21が完成。

01年の5月にHPを立ち上げる。8月に岩山が火事になり、夜間に消防団が水を担いで登って消火した。

02年は3月に全ての松茸テープを除去した。やればできるものである。

03年は哲学にふけり、開拓者が馬鹿なことをしたら登山文化も崩壊することを確信。

04年は8月に台風で倒木被害があり、県北は激甚災害の指定を受けた。ハイキング大会が取りやめになった。

05年は左膝を痛め、なかなか治らず、2回水を抜く。秋は岡山国体の疲労で痔ロウの手術もするはめに。温泉新道が廃道になったが、裏銀座が表より先に完成。

06年はまれに見る豪雪で、北アでは雪崩で岳沢ヒュッテが倒壊した。

07年は第7エリアまでが完成し、一般ルートの開拓が完了した。11月に竜王山が火事になり、消防団がポンプを担ぎ上げて消火した。

和気ア誕生10周年。表銀座が完成。開拓の10年が終了

08年は松枯れがひどく、猛暑であった。4月に藤本壁クライミングゲレンデが完成した。

薬剤散布は06年から中止されていて、08年から止め札もなくなった

松枯れ倒木の除去整備に折りたたみノコで奔走するようになる。愛護に奮闘する10年がはじまる

10年にはアラウンド8.5が完成。

12年には来年から銃猟解禁になるとのことでドタバタ。

13年の11月から銃猟解禁に

14年春、無事に猟期が済み、皆さんを信じて、いろんなことを受け入れるようになる。

14年末に500円で和気アの地図が発売。

15年からは町興しに和気アの活用で協力。

16年からNさんをガイドにすべく指導。9月に仙骨を骨折。右ひざの水を2回抜く。下半身ガクガクになる。

17年は和気ア20周年。公認ガイドがスタート。(Nさんが移動になり、半年で頓挫。)クライミングサーキットが完成。左手中指第2関節を外側に90度、脱臼骨折。

18年は、止め札なしから10年が経過し、銃猟解禁から5年が無事に経過したことを受けた後、

11月より松茸閉鎖を本来の規格に変更し、注意喚起のフダの設置も中止する予定。

そういえば、そろそろ和気ア地図が改版されるかも。

なお、既に公言しておりますが、知人も歳をとって山から遠ざかりつつあることですし、私もなるべく早く“和気アの世話係”から引退したいなあと思っております。和気アを愛護してくださる皆様に相棒の全てをゆだねます。今まで引退したいと思うたびに、なぜかゴタゴタ(大量松枯れや銃猟解禁など)が起り、放っておけなくてズルズル続けておりましたが、これからはもう大丈夫でしょう。たぶん。(笑)

10月の里山の藪こぎは危険:先日、車いすの老人がスズメバチの群に襲われ、50分で150ヶ所を刺されて死亡したという痛ましいニュースがありました。私も先月、蜂の群に襲われましたが、こけて地面に倒れたら、攻撃が止みました。おそらく、車いすで地面に伏せれなかったので、ずっと襲われ続けたのでしょう。で、なぜ「10月はスズメバチが特に危険」なのか?を調べました。スズメバチは、花の蜜や花粉を集めるミツバチやハナバチと異なり、他の昆虫などを狩り、それを幼虫に与えて生活をしています。成虫のエサは、虫の肉団子を食べた幼虫が分泌する甘露なのですが、10月は、エサになる虫が少なくなり、働き蜂たちは普段より遠くまでエサを探しに行かなくてはなりません。また、この時期はオオスズメバチが他の種類のスズメバチの巣を襲い、幼虫や蛹をエサとして持ち帰ることが多いため、他の種類のスズメバチたちも神経質になる時期でもあります。さらに、新女王となるハチの育成期間にもなり、巣の形状は最終段階となり、最も大型化し、働き蜂の数も最も多くなります。以上のようなことから、10月はスズメバチが非常に攻撃性を増した危険な状態になるのです。また、「秋マムシは恐ろしい」といいます。マムシは落ち葉の堆積した斜面や茂った薮、倒木の裏や立木の洞、石の陰などに潜んでいて、陽当たりの良いところでも、日向ぼっこをしていることもあります。脅かしたり危害を加えさえしなければ、向かってくることはないのですが、卵胎生(卵をお腹の中で孵化して、子へびを生む)のため、お腹に卵や胎児を抱えている9月から10月にかけては動きが鈍くなり、人の気配を感じても逃げず、逆に待ち構えている事が多くなり、警戒時にやる尻尾のブルブル(音)に気づかずに、すぐそばに足を踏み入れると危険です。その上、噛むのは一瞬ですぐに離れ、傷口自体はそう大きくはないため、その姿を視認しなければ、マムシにかまれたと気付かない事すらあります。そうして気付かない場合、徐々に体に毒が回り、(痛みや腫れは2、30分後にきます。)最初に目がよく見えなくなり、次に声が出せなくなり、最後に動けなくなってくるという非常に危険なことになります。主に噛まれるのは地面に近い所で、マムシの牙自体はそんなに長くはないので、ハイカットの登山靴や長靴を履いていれば、噛まれる事はそうそう無いのですが、注意するに越した事はありません。―――ううむ、長楽の滝の沢沿い下山ルートの金テープつけと、アルパインサイクリングの2ヶ所の正式整備と、荒廃しかけてる第6エリアの再整備をしてやりたいが、10月は大人しくしておいた方がいいか。うん。今まで、松茸山期間中は山に入らないようにしていたが、これが安全で良かったのかも。

久々の整備作業:台風通過後に結構冷え込むようになった10月26日、所有地である第6エリアの整備に行き、朝9時から13時までかけたが、山麓のアプローチと落岩回避のルートの付け替えしかできなかった。以前、Nさんをシゴきに行ったら、台三郎谷沿いのコブロープをセットした大木に数百sくらいありそうな大岩がもたれかかっていた。落とそうとしても重くて木に食い込んでいて動かない。かといって、なにかのはずみで足元が崩れて落下するかもしれない。とにかく落ちたら凄く危険だ。それに対処すべく、あれこれ考え、あちこち回避ルートを探したが、かえって余計に危険でやたら険しくなるばかり。オマケに大岩の落下元の場所は、まだ追加で落岩が発生するかもしれない。結局 3時間かけて従来の2m左隣を通過するものになった。足場の悪い急斜面で危険な思いもしながらだったので、思ったより疲れたが、億劫だった第6エリアの整備作業にやる気がわいてきた。ちなみに先日、健康診断のついでに筋肉量と脂肪量の測定もしてもらったが、どちらも多めで、固太りタイプとのこと。体幹や上半身の筋肉は多いのだが、脚は体重のわりに不足とのことだった。(両ひざの故障と仙骨骨折で長らく走ることができず、運動してなかったからしょうがないね。)これからはしっかり山を歩いて脚力を取り戻そう。

で、翌27日も夕方の2時間で台三郎谷藤本壁と不帰スラブ周回ルートをまわり、落石や枯れ枝を除去して、迷いそうな部分のみ金テープを追加しておく。(←全域難コースなので、たったこれだけでも結構くたびれる。)ついでに、隣のエビ山に立ち寄って松茸の止め札を確認するが、テープもフダもなにもなかった。どうやらこれで、来年からは予定どおりにできそうだ。あとは、行者コースだが、次回は黄ラッカーによるコースサインもつけてやりたい。

で、(またかい。)30日、朝の3時間で行者尾根とバイパスの金テープつけと黄ラッカーつけをして、夕方の2時間で以前からずっと気になっていた不帰スラブ周回の下部にある足場の悪いトラバース部分にコブロープを設置しました。あとは、余計なお世話かもしれんが、さらにあちこちにコースサインを追加して、読みにくくなったフダの更新をしてやりたい。

11月になった:1、2日に東京在住の二人の娘の引っ越しを手伝いに行って、ネットの開通や洗濯機の設置や本棚の組立やソファーの搬入や給水機の設置など色々やってくたびれたが、疲れがとれないままの5日、3時間半かけて台三郎谷直登のフダ更新と金テープと黄ラッカーの設置をし、久々に藤本壁の直登ルートに黄ラッカーをつける。(開拓から10年たって自分の登攀レベルが上がってしまって、無理すればどこでも登れるようになっているせいで、一番やさしい開拓ルートを探し出すのが大変だった。)撤収ルートの注意喚起フダを更新し、コースサインを追加して下山した。あとは、ダブルトラバース部分のみコースサインが更新されていないので、今度はそこに金テープと黄ラッカーを設置しよう。これで、ルートがやたら複雑で全域難所だらけで整備がひどく億劫で地主がアホに思える第6エリアの整備は完了する予定。

で、7日に3時間かけてダブルトラバースのコースサインを更新して、10月26日から実質労働18時間をかけて、金テープ3巻、黄ラッカー4本、フダ板10枚を全て費やして、(これら全てが現在 残ゼロ状態。また買いに行かんとおえん。)ルートがやたら複雑で全域難所だらけで整備がひどく億劫で地主がアホに思える第6エリアの整備を完了しました。なお、今回 藤本壁の直登ルートの黄ラッカーをもう一度上書きしようとして、上からアプローチしたら、前回付けた所より南よりの所に初登時に付けた黄ラッカーの跡がありました。どうりで、未熟だったころに設定したにしては妙にハードだった訳だ。今の自分にとって一番優しい部分に黄ラッカーを付けたつもりだったが、南よりの所にもっと優しい初登ルートがあったので、初心者用またはクライマーの下降用として、この初登ルートも黄ラッカーを上書きしておきました。新ルートと初登ルートでは取り付きが違います。初登ルートへはさらに南にトラバースしてください。

あだだだだ:7日に無理して藤本壁をウロチョロしすぎて、夕方から両膝と腰がうずきだした。夜、メールで公認ガイドのオファーがきたが、Nさんは仕事が忙しくてやつれていたし、私もこの体では安請け合いはできないのでお詫びの返信をして、8日 HPのトップも書き直しました。ああ、まいったなあ。でも、Nさんに電話したら、ボランティアガイドに名乗りを上げている人がいるそうなので、町おこし事業の一環として再スタートできるかもしれません

オベリスクルート復活:11月13日、7年ぶりに佐伯天神山のオベリスクルートを見にいくと、かつて崩落防止のモルタル工事で刈り払われていた木々が生い茂っており、廃道化していました。なんとか かつて付けた金テープを見つけ出し、午前3時間でオベリスクの上まで復活させました。たった高低差100m程度のショートルートですが、復活作業は思った以上にハードで、初めて開拓した時とほぼ同じ作業内容でした。で、17日に続きをやって午後の3時間で見張り場の上の登山道まで整備完了しました。

帰りは、奥ノ院へのトラバース下降ルートをトレースして下山しましたが、こっちはもっと木々の茂りがひどくて、岩場で展望が開けるのは3ヶ所だけになっていました。あんなにあちこち展望抜群だったのにドえらい変わり様です。さてはて、ここの復活整備をどうしよう?これだけ展望が悪くなっていては面白くないかもなあ。ううむ、まあ やるとしてもまた今度。ちなみに今年中には、乙女岩ラストクライムルートも復活させたいし、できれば長楽の滝の沢沿い下山路にも金テープをつけてやりたい。和気アの整備も、第5エリアに残った木札をプラ板に更新してやりたいし、第3エリアのウラジロ刈り(これは毎年の恒例作業とも言える。)もしてやりたい。

風邪でダウン:15日あたりから急激に寒くなって風邪ぎみになった。まるで真冬みたいな20日には家族全員が風邪をこじらせてダウン。これじゃあ整備作業が遅れてしまう。とりあえず和気アの整備を優先し、アラウンドは後回しにしよう。

オベリスクルートはあえて廃道にしました:佐伯天神山の稜線にある遺構は県指定史跡の天神山城跡(てんじんやまじょうせき)であるが、今頃になってその山体自体も県指定の自然公園内で、吉井川中流県立自然公園になっていたのを知りました。おおっと!これじゃあその圏内に登山道など勝手に作ってはいかんじゃないか?!ううむ。―――言い訳すると、7年前の開拓時には、県が大がかりな岩場の崩落防止工事をした直後で、足場を組んだり、作業用モノレールを設置したりで、一帯が丸ハゲ状態に伐採されていたので、切り株に金テープをつけるだけでルートが完成したのです。当然、工事でこんなに刈り払って踏みつけ、余ったモルタルを崖に流し捨てて帰ってるくらいだから、自然どころか(もしかして存在したかもしれない)遺構までも破壊しているような状態で、まさかそこが自然公園だったなんて到底思えませんでした。だから、そこに登山ルートを設定するくらい、なんら問題はないはずだと判断したのです。さらに、今回実際に復活させてみて、結構あちこち草や木が生えており、あと何年かしたら樹木の成長によってモルタルが壊される可能性のある箇所がありそうでしたので、このルートは、モルタルにヒビなど入ってないか定期的にチェックするのに役に立つようにも思えました。よし。今度役場の危機管理の担当者に話してみて、どうするか決めよう。(じつは、クライミングサーキットが完成した今では、もう和気アだけで十分だと思えるようになっており、アラウンド8.5はそれぞれの地区の山好きな方に委ねようと思っていて、ご当地ガイドも考え直してることですし、「Wクライミング&サイクリング」にはそんなに固執しておりません。)――――で、21日午前に役場を訪ねて危機管理担当者であるNさんと話した結果、おそらく問題はないだろうが、もしかしたら問題になるかもしれないので、誰もトレースさせないようにした方がいいだろうということになりました。午後から3時間かけて、オベリスクルートに付けていた金テープを(もしかしての気持ちから、挟まり岩の手前とオベリスクに這い上がる手前の2ヶ所のみ旧テープを残して、)新旧共々片っ端から撤去しました。これで、ルート上には小枝を最近カットした跡だけしかないので、ほぼ私くらいしかトレースできない廃道状態になりました。(私でもご無沙汰して記憶が無くなったらアウトです。)また断崖をトラバースして奥ノ院に降りるルートの方は、地元信仰の「奥ノ院」の存在をもっと知ってもらいたい気持ちもあったので、旧テープを残してあります。そして、新テープを入口と途中の数カ所だけに追加しました。さらに、奥ノ院の参道が荒れていたので、今回整備もしておきました。(でも、ここをトレースする人は、ほとんどいないんですよね。)

王子ヶ岳:今年の夏のいつだったか女房とムギをつれて散歩しにいきました。思ったより景色がよくて、かつてゲンメツしたモルタル補修が、なぜか気になりませんでした。モルタルが汚れて自然っぽくなっていたのでしょうかね。公園みたいな山頂ですが、奇岩のそそり立った絶景でした。以前、ここと和気アをセットにした関東からのツアーがありましたが、確かに岡山県内での岩山を楽しむならいい組み合わせだと思います。

松茸テープの確認:まだ風邪が治り切らない24日、夕方3時間で松茸テープの確認をしました。最初に谷からブッシュ混じりの脆いスラブを登攀(今回が2度目。腕が上がったのか初登ほどの困難さはなかった。)して岩山と前ノ峰の鞍部に直登する。岩山(東肩に新発見がありました。後記へ。)まで行ってから、引き返して涸沢峰まで確認するが、松茸テープは全く無し。これで、誰かが取ってくれているのではなく、最初から張られてなかったことが確認できた。竜王山の鞍部に行き、バットレスセンタークーロワールへの下降アプローチの金テープをチェックしに行く。たった一夏でももう透明に脱色しているものがあり、上から金テープを追加しておく。おざなりだった竜王山の山頂台地のフチ沿いにある踏み跡を整備しにブッシュ沢を登攀するが、これまた初登ではヒヤヒヤだった核心部を余裕で突破。(カエルになったつもりで尻の真下に踵が来る姿勢をキープしたまま登攀するのがコツかも。)踏み跡にあるシダはそのままで刈らずに、顔や体に当たる木の枝だけをカットしてあっさり整備完了。クライマーならこれで十分だろう。ハイカーでもシダの中をサワサワ行くのが好きなら立派な登山道だ。夕日が沈みかけているので、急いで穂高山頂から西枝尾根を下降下山する。しかし、急いでいると、ナタ打ちの跡を見失う。何度もテキトーかつ強引なルート取りをして下山を完了。暗くなった中を帰宅する。やっぱり、この最後の下降ルートにも金テープをつけてやった方がいいか。ナタ打ちの枝がとがって危険だし、皆がテキトーかつ強引にバラバラの場所を下降したら山が荒れるからね。これはまた今度。

ありゃ?まだこんな岩場があった:以前から岩山の東肩の南面に露岩があるのはわかっていたが、展望のきく場所から見降ろした感じでは、ブッシュ混じりの緩斜面で、面白くないので無視していました。ところが、24日に松茸テープの確認にいったら、横着なハイカーのせいか東肩の山頂岩を迂回するような踏み跡がクッキリついており、その迂回路からブッシュ越しに下の岩場を見ると、スッキリとした綺麗な40mほどのスラブが見えるではないか。おおお!ブッシュ混じりの緩斜面ばかりだと思っていたら、東端はすっきりしたいい感じのスラブじゃないの。早速、松の枝を2本カットして、誰でもこのスラブに気づいて俯瞰できるようにしました。ここはハイカーにとっては吸い込まれそうな凄い岩場であろうが、クライマーならノーロープでクライムダウンし、傾斜の一番キツイ部分を選びながら登り返して遊べそうです。そうだなあ。藤本壁からクライミングサーキットへ移動する間の立ち寄り場(クライムダウンの練習所)としてもいいかも。ここも今度じっくり調査しよう。良ければ名前もつけてやりたい。(後記:翌年1月10日にクライムダウンと登攀をして「30mスラブ、クライムダウン練習所」のフダをつけました。)

開山作業:30日、朝5時間で松茸閉鎖札ロープを撤去し、ついでに表銀座のアタゴ尾根の愛宕様から天神尾根の天神様までと、八ツ峰岩の刈り払い整備をしました。午後も3時間で第3エリアの荒神ー直登手前と日電歩道から奥ノ岩までのウラジロを刈り払いました。

12月になった:いよいよ開山。松茸テープは張られてなかったので、予定通り来年からは松茸期間を短縮し、注意喚起も控えて通常の山と同じにします。今年の内に、第5エリアと第7エリアの木札をプラ札に更新してやりたいし、第3エリアの倒木をチェンソーでカットしたいし、北面ガリーの下降ルートに金テープをつけたいし、こないだの40mスラブの調査もしたい。果たして12月中に全部できるかなあ。なお、来春は、長楽の滝の下山ルートに金テープをつけたり、ラストクライムの復活もしたい。ううむ。引退したいのに、やりたいことだらけだ。

アクセス14万:今月になってから、猛ラッシュがかかって、12月6日朝、またもや10ヶ月で1万アクセスを達成しました。じつは4日から夜中に咳が止まらず、寝不足と疲労でダウンしております。せっかくの好天なのにやりたい事が出来ず残念。

第7エリア整備:クライミングサーキットを完登した「ADA」さんが、先日カモシカルートを断念されていたので、9日、第7エリアの整備をしました。朝5時間かけて、カモシカルートの木板道標をプラ板に更新しました。核心の鎖の下部のトラロープがボロボロになって黒紐だけ状態になっていた(黄色のは劣化しやすいが、黒色のは劣化せず、結構耐えます。)ので、午後からは核心部のトラロープを太いトラックロープ(15年くらい前に大型運転手からもらった物で、しまい込んでいたのを最近発見した。)に更新しました。トラックロープが余ったので、第3エリアに行って荒神ー直登の取り付きのトラロープもトラックロープに更新しました。さて、これはどれくらい持つだろうか?(意外とすぐに切れたりして。)ひえええええ。怖っ! さて、帰宅後、夜ネットを見ると、えっ!?「ADA」さんがカモシカルートをやった報告を本日アップしてるではないか。微妙に入れ違いになったか?でも、道標は木板。おかしいな?日付は・・・8日。(うわー。)なんと前日に来られていたのか。あのトラロープじゃ怖かったろうなと思ったら、なんとロープや鎖は使わずに突破したとのこと。ううむ。さすがクライミングサーキット完登者。この程度は笑えるとのこと。

W10アップデート:9日夜11時から翌午前1時半までかかってW10のアップデートを実施した。何度も再起動して時間がかかった割りにたいして変わっていないみたい。

穂高山下山ルート整備:10日朝、鈴木谷でチェンソーカットしてよけた倒木が、秋の台風の雨で、また沢を塞いでいないか?と確認しに行くと、よけた丸太はほぼそのままで、砂利に埋まっていた倒木が洗い出されてむき出しになっていました。踏むと折れたので、除去し、2時間かけて最終的に沢中の倒木をすべて除去できました。これから雨が降るたびに砂利がスムーズに流れるから、ゆくゆくは風情満点な一枚岩のナメ沢になるだろう。これは楽しみ。石組の手前の右岸にゆるやかな獣道があったので、トレースすると下山ルートの倒木地点に到着。この際だから、2時間かけて、地権者(?)によるナタの枝打ちだけだったクライミングサーキットのラストの穂高山山頂からの下山ルートに金テープをつけ、危ないナタ跡をカットし、倒木をよけて整備しました。また、今回アプローチに使った獣道も、鈴木谷の石組手前にショートカット下山できるように金テープをつけ、「2周目用の分岐」(道標なし。金テープ2本のみ。)を設定しました。午後からは、チェンソーで朝気になった倒木を2本カットして、夜はクライミングサーキットのHPも一部修正しました。

この冬は寒くて風邪がしぶとい:遅い台風から急激に冷えて、秋が短かった。12月になってさらに冷え込んで、紅葉が例年より美しいが、寒風が強くて10日までに半分くらいは散ってしまった。11日夜には初雪が舞い、12日は最高気温が5℃だった。空気が乾燥しているからか、一度風邪をひいたら、のどがイガらっぽくてなかなか完治しない。加湿器を購入したら、最近の加湿器はお湯を沸かすのではなく、超音波の振動で「気化」では無く、「霧化」させるというもので、省エネですぐに発生して、全然熱くないんですね。ちなみに超音波加湿器の仕組みというのが、“超音波は水中を何事も無く通過した後に、水面の表面張力でまとまっている水分子に働きかけ、水分子をバラバラにしてエネルギー過剰の状態を作り出し、無理やり水分子同士を引き離して空気中へ押し出します。”と、いうことだそうです。(皆さんと同じで、私もさっぱり理解できません。わはははは。)

第3エリア倒木カット:無茶苦茶寒い14日、2時間かけて第3エリアの倒木をチェンソーでカット除去しました。荒神ー取付きの枝沢分岐には空中に蔦の絡んだ倒木がありましたが、下に落として除去したので、明るく安全になりました。また、一般道にも倒木で通行に難儀する部分があったので、除去して通行しやすくしました。

第5エリア整備作業:16日、朝10時から第5エリアの木板道標をプラ板に更新する整備作業をするが、アプローチでの倒木処理や取り付きの沢の清掃や枝が当たっただけで粉々になった古いプラ板道標の交換もしながらだったので、遅々として進まず、(あげくはハイカー集団に追いつかれてしまいました。)14時までかかっても結果的にマサミチルートをトラバースした前剣までしか整備できませんでした。しかも、前剣から西尾根の「あえて未整備」のルートが妙によく踏まれていたので、状況確認しにトレース下降して、(じつは、ここはかなりご無沙汰しており、登ったことはあるが、下降したのは今回が初めてです。)なぜかクタビレて、登り返す元気がなかったので15時には帰宅してしまいました。この西尾根は、和気ア地図を作る時に守屋さん達が整備されたみたいで、もう未整備ではなく、枝打ちと赤テープがあり、踏み跡もしっかりしていました。(ううむ、これなら「あえて未整備」の札は取らねばならんか?)ラストのいよいよ麓の下草の無い林の手前という所で、左にトラバースする分岐がありましたが、直進して林をテキトーに突っ切ると道路沿いの電線のために伐採された場所に出ました。道路に降りられる場所を探していると、うまい具合に獣道があったので、そこのイバラや葛をカットしていたら、悪場の作業でバランスを失い、頭からイバラに倒れ込んで、そのまま仰向けの逆さまになって2m落ちて下山完了しました。(笑)右耳を負傷しましたが、葛のカット整備を続行して仕上げました。民家の迷惑にならない所で、なかなかいい場所に降り立ちましたが、登るとなると、登山口と林中でのコースが分かりにくいので、今度 金テープだけでもつけてやろうかな?と思っています。ついでに分岐からのトラバースがどこに降りるのかも確認しておきたいです。プラ板道標への更新もまだ半分程度しかできていないんだけどね。

で、19日の午後3時間で衝立岩のプラ板への更新の続きをやって、またもや未整備の西尾根をちょこっとだけ整備をしながら下山し、麓の分岐からは前回の反対側をトレースしたら、ちょっと不明瞭でしたが、墓地の脇に下山しました。ううむ、墓地手前の広場に駐車してあるなら具合がいいが、普通に下山するなら前回の方がいい。今度、前回の下草の無い林に金テープをつけてやろう。

で、(またかい。)24日の昼前2時間で、麓の分岐から下側に金テープをつける整備をしました。まず、お墓の前から分岐までを整備し、分岐から道路に向かって金テープをつけながら一旦下山。分岐に上着を脱いでかけておいたので、取りにもどっていると、男女2人の強者ハイカーに遭遇しました。やっぱりここをトレースする人はいるんだなあ。分岐からはお墓にトラバース下降するルートにも金テープをつけて作業終了。結果的にせっかく作ってくれているルートを見捨てられず、両方共迷わず降りれるように整備してしまいました。あえて整備しませんと言っていたのに、すみません。いつの間にか誰かが整備しちゃってて、ルートファインディングしながらシダの踏み跡をトレースするこのルートは、眺めもよくてスリルとは違った楽しさを感じるルートです。それがラストの麓手前で不明瞭になるのが残念だったので、要らぬお世話をしちゃいました。

いよいよ大晦日:2018年からは松茸閉鎖期間を短縮しますし、入山禁止と銃猟注意の注意喚起フダの設置も止めるので、HPの書き換えをしなくてはならんのだが、クリスマス以降の休日をウチの大掃除に費やしております。じつは女房が、更年期障害で腕がしびれて掃除ができない状態になっているためで、ここは私がやらねば!とつい気合が入り過ぎて、家中の窓を朝10時から夜8時までかけて黒カビと泥を綺麗に落とし、無理な姿勢で丸一日立ち仕事をしたので、全身が筋肉痛になりました。さらに次の休みは換気扇の掃除もしてほしいと言うので、これまた気合が入って、朝10時から夕方4時までかけて油汚れを綺麗に落とし、指先までクタクタで物が持てなくなりました。満身創痍で仕事疲れが抜けず、消防の夜警後はいよいよダウン。風呂すら入る気力もなくボロボロ状態で大晦日を迎えております。夕方になって回復してきたので、HPの書き換えをしてみたけど、書き間違いをチェックする気力が無くなっているので、ご了承くださいませ。では、皆様よいお年を!(後記:結局 紅白を見ながら校正と推敲を繰り返して、納得いくものをなんとか年内に書き上げました。)

これより18年。

初詣:何年ぶりにか元旦に休みをもらったので、家族で初詣にいっておみくじをひいたら、なんと女房は「凶」。おおっ!新年早々えらいの引き当てたねえ。よくまあ神社も新年のおみくじに凶を混ぜたねえ。おそらく超貴重な1本なんじゃないかな?なんて、周りは大受け爆笑だったが、本人はひどくショックを受けて、あげくは「もう。あんたがガラにもなく元旦休みなんてもらうから、こんなことになるんじゃがん。」と、私のせいで凶を引いたことにされてしまいました。

白岩様のホコラが新調各地区の皆さんに和気アを有効活用してもらいたいというのが私の本望ですが、それを最も積極的にされている泉区の有志の皆さんが、神ノ上山頂の展望確保の刈り払いや、道標とベンチ等の設置や、登山道整備やハイキング大会の催行等いろいろされているのですが、6日の山陽新聞に、12月下旬に白岩様の老朽化したホコラの新調をされたことが書かれていました。地元の信仰対象というだけでなく、クライマーの皆さんの安全も願ってのことです。感謝です。

クタクタの整備作業:1月6日、朝9時から第5エリアの道標更新の続きをしに行くが、なぜか気にしなくてもよさそうなことが、気になってしまって、遅々としてはかどらず、10時半になってやっとカニのヨコバイに到着。うん?開拓初期の未熟だった時に無理やり名付けたせいで元々短くショボかったのに、途中からショートカットする踏み跡がついており、さらに短くショボくなっているではないか。ううむ。もはや名称を名乗るほどのこともない規模で、仮にカニのヨコバイを名乗るなら、マサミチルートのトラバース部分の方が相応しいが、今さら変更するのも面倒なので、おとなしく割れた道標を更新する。(でも、やっぱ面倒でも変更すべきかなあ?なんて悩んでいます。)今日は土曜ということもあって、ハイカーが結構来るので、バレないようにコソコソ作業し、最上端の道標も枯れ木から生木に付け替える。剣峰では前剣への道標を目につきやすいように付け替え、池の改修工事をやっている才ノ峠への道標は裏返しておく。昼をまわって、神ノ上まで行き、ボロボロの登頂ノートを見る。これもまた今度更新しなくてはならんか。山頂台地部分でも読みづらくなった道標を更新する。台地上にはまた倒木が何本も発生している。またチェンソーを持って来なくてはならんなあ。・・・いろいろ考えながら、フラフラと東平尾根のチェックまでしていたら、いつの間にか夕方4時になっていたので、東北端で引き返す。この先の東平尾根もまた今度倒木を確認しよう。なお、山頂から南に直接東平尾根に向かう白テープの刈り払いができていたが、かなり昔にそんな登山道があったみたいなので、泉区有志による復活作業だろうか?(でも、もし「馬鹿のエーカッコウシー」が無許可でやっていたらマズイなあ。せっかく頑張ってやってくれてる人を悪く言うのは本意ではありませんけど、正直これといった見所もなく、少しショートカットするだけの存在なので、私ならこんなルートは試踏するだけで、そっとしておきます。これを刈り払い整備するのは自然破壊になるだけで、つまらないルートは作らないのが「藤本」ですから。)下山予定のザイテンバイパスについたらもう5時。ハイカーに指摘されて初めて気付いた「サイテングララート」になっていた道標を更新し、ウラジロを刈りながら下山。真っ暗になった5時半に林道に出る。いろいろやったが、今回でやっと第5エリアの整備が完了しました。台風のせいか途中で折れた木が山中あちこちにあったのも、邪魔になるものは全て除去しておきました。6時に帰宅して女房に怒られる。(じつは、昼飯どころか、朝9時から晩6時まで一滴の水も飲まず、ションベンもしていなかった。我ながら、よう体がもったなあと思う。)今日一日、寒い中を痛む足腰をこらえてフラフラしながら彷徨って、気づいた部分を整備して回ったが、なぜか最初からクタビレており、どう対処すべきか判断できず、思い煩うばかりのうつ病患者みたいになって、やたら時間がかかってしまった。着替えて横になったら、両足の太ももがつってしまい、もがき苦しむ。足がつるのは脱水症状であるらしい。ううむ。危なかった。下山中にこうなっていたら遭難するとこだったわい。

クライムダウン練習所完成:10日昼前後の3時間で、去年11月24日に発見した岩山の東肩の南面の40mほどのスラブを調査しに行く。アプローチは前回同様、谷から前ノ峰と岩山の鞍部の“ボロボロスラブ”(約30m)を直接クライムアップする私だけしかトレースしていない未整備の未公開ルート。(初登では命がけであったが、3度目ともなれば慣れたものである。)登ったすぐそばに岩山東肩の今回目指すスラブがあるので、セットにして遊べるが、私以上の登攀能力が無いと死ぬことになる。さっそくノーロープでクライムダウン。でも、結構・・・いや、かなりキツイ。安全策で西側のブッシュ交じりの中を下降して下端へ到着。当初、このブッシュ交じりの中をトラバース下降するルートができたらノーロープクライミング場への立ち寄りルートとして整備してやろうと思っていたが、ザレがひどくて危険で難儀で面白くないのでボツ。さらに下端より下方は完全な藪。獣道も確認したが、かなり本格的な藪こぎになりそうなので、麓から取り付くルートもボツ。やはりクライムダウンでピストンするしかない。横のブッシュに逃げずにノーロープでクライムダウンするなら、クライマーにとっては程よい難度の練習場だと思う。(ハイカーには絶対無理なので「クライマー専用」とします。)傾斜の一番キツイ部分を選びながら登り返すと、30mくらいしかなかったが、ザレもなくスッキリしていて快適。名標も何もないのは悔しいので、「30mスラブ、クライムダウン練習所」のフダをつけて終了。(とりあえず名前は“30mスラブ”ということで。)クライマーが藤本壁からクライミングサーキットへ移動する間の立ち寄り場(クライムダウンの練習所)として、いいものができたと思う。下山は、(これまた)私だけしかトレースしていない“第6エリアの開拓時だけに利用していた緊急撤収ルート”を下山し、最初の谷の入口に戻る。

隠しルートの現状:(私個人の心中のボヤキを書き留めたものです。)和気アで諸事情(自然保護や地主への配慮等)で利用人数規制のために「隠しルート」としていたものが、諸事情(和気アの登山地図への記載やファンや有志による道標設置等)で白日の下にさらされてるよなあ。それだけじゃなく、私の知らない新ルートが、有志(?)によっていつの間にか作られているもんなあ。ううむ。裏銀座にいたっては、難解すぎるのもマズイので、ちょいとヒントを出したつもりが、完全解読されちゃって、もう完全にメジャー化してて秘密性はゼロだしなあ。まあ、隠し事はいずれバレるものだから仕方ないか。はああ。で、和気アに隠しルートがなくなっているからという訳じゃないけど、やっぱ秘密のルートというのは持っておきたいから、すぐ隣の原大谷ノ峯にある乙女岩ラストクライムルートを「最後の隠しルート」として整備しておこうかなあ。ここは前の区長さんから許可をもらっていて、百名山のHPの田中さんがアラウンド8.5の中で唯一「再登攀したい。」と言っていたものだし、和気ア本体の岩エリアに劣らぬスリルと絶景があるルートだからなあ。うんうん。

久々のラストクライムルート:15日に乙女岩を確認しに行くと、なんとか防獣フェンスにはばまれずに済んでいたが、獣に食いちぎられたのか多くの金テープが完全消滅しており、何度も迷いながらなんとかラストクライム地点に到着。久しぶりのここはやっぱりスリル満点だ。それに隣の垂直50mの岩の迫力は、とても里山の景色とは思えない。これはちゃんと整備して、和気アを完登された方への最後のご褒美にしよう。最高のビューポイントには、断崖の奥先にネズの枝が視界を邪魔しているから、今度高枝切りのノコでカットしてやりたい

団体によるクライミングサーキット初完登:まとまった雨があった翌日で、ヌルビショ状態の岩溝登攀になるものの、1月18日にはるばる奈良県からUさんという夫婦で本格ガイドをされている方が、10人くらいのクレイジーじゃなかったクライマー仲間と集団で来られて、クライミングサーキットを初見で完登され、ついでに日生のカキオコで乾杯された報告のHPを見つけました。さすがプロガイド。皆さんも余裕の笑顔。正直 こんなものを作っても、果たしてトライする人が何人もいるものだろうか?と思っていましたので、わざわざ遠路を団体で来てくださったこと。そして皆さんに喜んでもらえたご様子に、私も驚き喜んでおります。(後記:3日後に3人を連れてガイドしたら、皆さんの踏み跡がしっかり付いていたので、アプローチのトレースに助かりました。)

クライミングサーキットをガイド:21日、以前 初めて認定ガイドのオファーをしてくれた方々に今回お礼として、クライミングサーキットを案内しました。正直 上級のホダカガリーをどうするか最後まで悩んでいたので、朝10時から体慣らしに第7エリアのカモシカルートをやり、11時すぎから第6エリアの台三郎谷・藤本壁ルートをやって、わざと藤本壁南側の直登ルートを登攀させて、ダブルトラバースを下降させ、皆さんの技量・適性を確認する。(正直 思った以上のものでした。)時間が惜しいので、不帰スラブからは緊急撤収ルートを下山。12時半に温泉でラーメンを食べて、13時からクライミングサーキットへ。ホダカガリーを最後にまわし、北面ガリー、ダイレクトルンゼ、バットレスセンタークーロワールの順で登攀する。そして、バットレスのツメの藪こぎを抜けて相談する。「さあ、どうします?」朝10時の時点では躊躇していたが、それから前座2本にサーキット3本をこなした今に至っては、皆さんコツ(カエル姿勢)をつかんで自信がついたのか、「無理そうなら右側のブッシュに回避するということで、やりたい。」とのこと。で、結局は皆余裕でおしゃべりしながらあっさり登攀終了。核心のスラブ手前でもブッシュに頼らず突破してしまいました。私自身も全く緊張することなく、意外なくらい楽しい登攀で、中間にもリングボルトが打ってあるのを発見できるくらい余裕がありました。今回のガイドで、「岩壁にしっかり順応させてから挑むこと」の大切さ(効果の絶大さ)を実感しました。さらに登攀中に何度もレクチャーして、「クライミングの本にはホールドの持ち方や指など小手先の使い方がよく書かれてるけど、最も大事なのはいかに体全体のバランスを正しくとるかということ。これが狂うと足が滑るばかりして立ち込めず、焦りと怖さで精神的にも疲弊して、最後は出来ることも出来なくなります。」と教え、手を足先近くにつく姿勢をキープする“カエルがお尻を上げたような姿勢”をとると、自然に正しいバランスがとれて、つるつるの斜面でも滑らず登攀できることを体験させました。今回レクチャーした皆さんも、「今日一日で自分はかなり成長したと思う。」と喜んでおられました。で、下山したら、時間は夕方16時半すぎ。これで終わりにすればよかったのだが、今回みごとに完全登攀された皆さんへの最後のご褒美として、乙女岩ラストクライムルートを案内することにしました。(足はもうヘロヘロなのに、気持ちだけがハイになっている“危険状態”です。)で、途中で腿がつりながらも登って、ラストクライム部分を皆さんに堪能してもらい、17時に夕陽を見送って下山。さすがに皆くたびれて無口になっておりました。17時半に無事解散しましたが、もう全身ガクガク。夜にメールの確認をする気力もなく、はたして皆が無事に帰宅できたのか?が、ちょっと気がかりになっております。(じつは、これを書いているのは翌日になってからです。)なお、今回途中で、消えかけた道標を上書きしたり、倒れた木の枝をカットする整備も少しだけしましたが、以下の部分はまた今度整備することにしました。小竜王鞍部への一般道において、雑木が茂ったり、台風でソヨゴが傾いたり折れたりしている。また、土柱の松が倒れて下降ルートを邪魔しており、土柱も一部が崩れている。(なんか細々とやること多すぎです。いつになったら引退できるのかなあ。はああああ。)

で、操法練習に付き合ったり、雪降る極寒での仕事で、疲れがなかなか取れなくて、一週間たった29日になって、やっと土柱の倒木を処理しました。穂高ガリーの取り付きと、バットレス幽ノ沢とマチガ沢の取り付きも倒木処理しましたが、はかどりが悪くて3時間以上もかかりました。帰宅してもクタビレがひどく、体調不良です。(小竜王鞍部の整備はまた今度。)

2月になった:2日の朝9時半に武道館へ駐車。夕方6時までかけて、5kgあるチェンソーを手に持って、予備の燃料とオイルをザックに入れて倒木処理登山をしました。まず、110mスラブ(有志によって、取り付き部分の沢みたいに洗堀したルートの手前から尾根上をトレースする刈り払いがありました。)に立ち寄ってイノシシプレートの消えた顔を書き、有志によってつくられたバイパスで白岩様にむかう。新聞に載ったように山上様のホコラが更新されていて、さらにボランティアで金属板が屋根につけられており、凄く微笑ましい。倒木2本をカットして、東端をまわって、固定ロープで上に抜けようと試みたが、固定ロープが思いの外よく伸びる。濡れた靴底が滑る状態で片手に5kgのチェンソーを持って、落ちたら一巻の終わりになるここのトラバースをするのはあまりに怖い。諦めてそのまま踏み跡をトレースして上に詰めるが、完全な藪こぎになる。急坂をシダを束ねて掴んで登る状態が続いて、チェンソー片手では息が切れる。12時前になってやっと一般道に抜け出て休憩。(とはいっても例のごとく水も行動食もなし。)さあ、作業開始。まず、ノコでカットしようとして諦めた跡があった太い倒木をカットし、見ざわり若しくはこれから登山道にかぶさってくるであろう倒木をカットしながら神ノ上山頂へむかう。途中で縦走路方面に立ち寄って、もたれかかった巨大な倒木をカットしたら、切り離された上の部分(2〜300kgくらいありそうな太い倒木)が自分の方へ落ちてきて、右肩に当たった。ドカッ!!ぐああああ。やられた。いや、やっちまった。仰向けに倒れたまま打撲と切り傷による激痛でもがき苦しむ。うむむむ。袖が大きく引き裂かれているが、体の傷は擦り傷だ。だが、打ち身がひどい。右肩脱臼かも?痛みをこらえて動かすと動く。よかった。(後記:じつは一旦脱臼していたみたいで、これ以降右肩を押さえるように寝ると、朝には肩関節がズレて五十肩のようになるので要注意なんです。)それにしても危なかった。もう少し身をひるがえすのが遅れたら、頭にくらって、頭蓋骨と脛骨を粉砕されていた。(正直、どうやって右肩で受けて仰向けに倒れたのに下敷きにならなかったのかが不思議です。もし、下敷きになっていたら、良くて手足の粉砕骨折。運が悪けりゃ心肺及び内臓破裂で助からなかっただろう。一瞬下敷きになったように思ったが、なぜか奇跡的に右上腕部の打撲だけで済んでいます。)だが、腕に力が入らない。これじゃ作業できない。チェンソーを持って降りることも苦しい。右腕のリハビリをやりながら、少しづつ力が回復するのを待つ。なんとかチェンソーを握れるようになったので、作業再開。(自分でもようやる。)倒木処理しながら神ノ上山頂に到着。山頂ノートを更新(詳細は後記。)し、前回見つけた誰かが作っている白テープのある登山道を南下する。一般道まであと少しという所で、やっぱり不明瞭になったので、ここへ迷い込んだ物好きな人のために金テープを付けながら、最後は倒木をカットして一般道へつなげておきました。その上で、東平尾根の入口にある白テープは迷い込み防止に撤去しました。(もしかしてここへ出てくるように作り変えていたのかもしれませんが、こちらも途中で不明瞭になっており、引き返す人がいましたので、悪しからず。でも、やっぱ意味がないルートだなあ。一般道と同じく長方形の2辺を行くだけだもんなあ。)一般道右側の竹藪が70年たったのか一斉に枯れていたので、確認しに行くと、竹藪の北側にキャンプができそうな平坦地があり、その先には巨岩が積み重なった崖がありました。おやまあ、なだらかな場所だと思っていた山体内部にこんなものが隠れていたとは。でも、ここはそっとしておこう。さあ、最後は東平尾根の倒木処理をして下山だ。赤ちゃんをだっこするようにチェンソーをかかえて進む。倒木は何カ所かあって、中には完全に塞いだようになったものもあったが、全て除去し、跨げばすむような倒木もキチンとカット除去しました。ただ、金テープが動物にちぎられたか?ことごとく無くなっており、途中ダンガメ稜のアプローチに設置したら、金テープを使い切ってしまいました。金テープ付けにまた今度こなくてはならんか。はあああ。東壁に着いたら、もう17時半。もう暗くなり始めた岩場を下降する。うん?リッジルートのトラロープがことごとく切られている。ずっとナタで整備した跡があったから、その人がこんなロープは要らんと切ったのか?あのねえ。これは下山する人が迷わないようにするためのガイドロープなんだよ。クライマーズテラスのフダロープまで切っちまいやがって。自分勝手に判断して器物損壊するんじゃねえ。ナタ整備に感謝していたが、帳消しだ。(こんなことは過去に何度もありました。ナタの使い手には要注意かも。)真っ暗になった18時に下山完了。山沿いの道路をチェンソーをかかえて武道館まで歩き、18時半に帰宅。ああ、疲れた。そして無事帰宅できて良かった。

山頂ノート:5年前になりますが、H25年春に山頂ノートを更新しようと持っていったら、すでに誰かがボランティアでノートをポスト内に設置してくれていました。少ししか書き込みがありませんでしたし、(5年前の記録を見ると、雨で濡れていたせいもありました。)せっかく自分も持ってきたので、私のを置いてボランティアさんのノートは、私が持って帰りました。しかし、後になって泉区有志によるものではないか?と気づくことになりました。しかし、その時既に私のノートはかなりの書き込みがあったので、そのままになり、5年たってしまいました。今回、更新するのに新しいノートを買うのではなく、ボランティアさんのまだ描くスペースが多く残っているノートをお返しし、私が設置した(もう満杯になった)ノートを泉区有志の皆様に差し上げることにしました。最後の方に遠路熊本から来たとの書き込みがありましたが、有志の皆様も見て喜んで下さったら私も嬉しいです。また、せっかく設置されたノートをさっさと更新し、勝手に取り込んでいたことをお詫び申し上げます。すみませんでした。また、甚だ勝手ではありますが、今後の山頂ノートの管理と更新は泉区有志の皆様にお任せいたしますので、よろしくお願いいたします。

今冬はメチャクチャ寒い:この冬は、最低気温はマイナス6℃で最高でも4℃止まりというような氷が融けない日が連続しており、全国的に見ても激しい冷え込みで、30年来の大雪で、インフルエンザも猛威をふるっています。でも、私個人としては、水無しでバテることなく丸一日ぶっ通しで作業できて、助かっております。もちろん気温2℃だろうが作業中はTシャツ一枚です。それでいて(秋口にはひきましたが、)この冬は風邪をひいていません。実は、ず〜っと予防注射もせずにかれこれ10年以上インフルエンザにはかかっていません。(一度インフルにかかって、タミフルを1錠飲んだが、子供が続けてかかったので、自分のを子供にやってしまったことがあります。子供はすぐに治りましたが、私は治りかけ状態のままで1週間くらい体調不良が続き、結局自力で治りました。それ以来、なぜかインフルにかからない体になったみたいです。私の血清を培養すれば、あらゆるインフルを不活化するワクチンができるかもしれません。)

小竜王アタゴ尾根整備:クライミングサーキットのガイドをしていて、竜王・小竜王の鞍部の灌木が茂って藪漕ぎ気味になっていたのが気になっていたので、9日、朝10時から17時半まで例によって昼飯も水も抜きで、アタゴ尾根の先端から竜王山頂の分岐までかなり気合を入れて刈り払い整備しました。今日は凍てつくほどの寒さではなく、日差しも強かったので、15時には喉が渇いてペースダウンしましたが、次世代の松も邪魔なものは思い切ってカットし、スイスイ歩けるスッキリした仕上がりにしました。(ちまちまカットすると、またすぐ茂っちゃうからね。)最後に枝尾根から土柱沢を若干整備しながら降りて、以前の整備時に気づいた マチガ沢の道標をつけていた木が倒れて道標が割れていたのを更新しました。ダイレクトルンゼのアプローチの若干整備はまた今度。なお、幻のピークの道標が太った木によって割れそうになっていたので、針金をほどいてゆるく付け直し、消えていた顔も書きました。すべての道標も同様に付け直さねばならんとしたら、また大仕事だなあ。せっかく長年持ってくれそうなものにしたのに、太った木に割られてしまうんじゃねえ。ううむ。やっぱ山の整備はコツコツやっていくしかないのかなあ。これじゃ永遠に整備し続けなきゃならんことになるわい。はああああああ。

2月13日の火曜日:フダ板が残り4枚になったので、朝、買い出しに行って、35枚作製する。(1枚約20円になります。)昼、前々から気になっていたラストクライムの眺望ポイントにある(高枝切りノコじゃないとカットできない)邪魔なネズの枝をカットすべく、高枝切りノコを携えて向かう。しかし、長尺モノを持っているせいで微妙なバランスが取れないせいか足の踏ん張りがイマイチ効かず、長尺モノも先端が地面に刺さらないので杖にもならない。ヒヤヒヤしながら悪戦苦闘して現場に到着。なんとかカットして下山開始するが、どうにも危なっかしい。開拓時にだけトレースしていた比較的優しいルートに逃げるが、それでもヒヤヒヤだった。先日はチェンソーを持って鷲ノ巣ルート上端のトラバースを諦めたが、それと同様に片手に邪魔なモノを持ってラストクライムルートを登攀することは進退窮まることになるのを改めて実感した。15時になっていたが、もう一か所行こう。去年9月11日に長楽滝の上の田んぼの石垣の所で突然ハチの大群に襲われて、頭、うなじ2ヶ所、背中、左腕、右ひじの合計6ヶ所を刺されて病院に行ったことがあったが、後ろからの襲撃だったので、どんな蜂なのかどこにどんな巣があったのかは全くわからないままだった。2月の今ならもう空き巣になっているからあの時のハチの正体を確かめに行こう。で、恐怖の記憶でドキドキしながら石垣を調べてみると、石垣にはあちこち裏側に広い空洞があって、ハチやヘビの住み家にモロおあつらえ向きになっていた。うん?!スズメバチの巣のおどろおどろしい模様の破片がある。そこの裏側の空洞を覗いてみると、外皮が落ちて何層もある中身がむき出しになったスズメバチの巣があった。(うわわっ!!)キイロスズメバチかモンスズメバチかはわからないが、やっぱスズメバチだったのかよくまあ頭など6か所も刺されて無事だったなあ。定期的に色んなハチに刺されているから自然に抵抗力がついているのかなあ。(私はクマか?)これで切り上げてもよかったが、出来る所まで沢登りの撤収ルートに金テープをつけてやりたい。で、西日のさす林中を18時までかけて作業し、なんとか遡行終了地点からチョックストーン滝の下の深い釜までを設定しましたここから先(下側)は沢沿いの巻き道があるから、とりあえずこれで炎天下の舗装道路を遠回りしながら下山せずに済むけど、続きはまた今度。なお、今回一つの発見がありました。今回トレースしたのは登山道がない部分だったのに、保存状態のよい炭焼き窯の跡があったのです。(ドーム屋根を踏み抜かないように金テープは北側を通過するように設置しています。)今回設定した下山ルートは下草がなくて踏み跡がやたらしっかりした「獣道」だと思っていたが、地元の人だけが知る「作業道」だったのだ。道理でね。納得。(今回のラストクライムと長楽滝の下山ルートの件は和気アではないので、整備記録には記載しません。)でも、この下山ルートはちょっと残念なことに、最初の方にすごいゴミがあります。瓶、缶、ラジオ、玩具等々の産業廃棄物。散乱現場の右側上方を見上げるとガードレール。やっぱり車道から不法投棄されたものでした。区や町に言って回収撤去してもらいたいものです。(この沢は、連瀑の滝見歩道を整備すればかなりの観光名所になるだろう。でも、それが出来たら沢登りするのには興ざめかも。ううむ。)

たった1日で和気アの神髄を堪能するコース:去年の炎天下でガイドし、北面ガリーとセンタークーロワールのたった2つで撤収となったお二人を、21日に再ガイドしました。ただし、今回はハードさのみを求めるのではなく、これぞ和気アルプス!というものを見せてほしいとのことで、いろいろ考えたあげく、ザックなしでおいしいところだけつまみ食いしながらいろんなエリアをめぐることにしました。とにかくたった1日(朝10時から日没まで)なので、並の面白いものは無視して面白いもの限定でないと。で、悩んだあげく、フルコースの前菜オードブルとして、第1エリアの鎌尾根リッジルートを登って奥壁上側の東壁展望所だけ立ち寄って奥壁ルートを急降下山。(奥壁先端はオミット。)オードブル2皿目として、第2エリアの白岩様南端ルートを登攀してチンネスラブを下降。(ダンガメ稜はオミット。)昼食後、3皿目のサカナ料理として、第3エリアの荒神ーを直登して日電歩道から裏銀座登攀で下山。(小屏風はオミット。)4皿目メインディッシュの肉料理としたのは、第4エリアのダイレクトルンゼ。これを藤原大池の手前の路肩に駐車して林道からアプローチして、天神尾根を下山。(八ツ峰岩はオミット。)最後のデザートとして、第7エリアのカモシカルートをやって終了。(今回、体力的なことも考えて第5エリアを外し、ハードさの兼ね合いから第6エリアも外しました。)で、実際やってみると、1皿目の奥壁下山ルートの落葉が大量すぎて、先頭の私は滑落して右肘を打撲してしまいました。また、2皿目のインパクトが影響してか、白岩南端の2倍の長さがある3皿目のサカナ料理が物足りない感じがしました。(周辺の雰囲気のせいか?いや、昼飯のオムチャーハンの大を食ったばかりで足が重く感じていたせいかも。)無事にメインディッシュを平らげた後、デザートを堪能したら、時間は16時半。日没までにはまだ1時間ある。ここで、またデザートのオカワリを注文することになり、1月のガイドで好評だったラストクライムを追加して17時半にお開きとしました。(ラストクライムの追加ができたのは、今日が最高気温が10℃で、水分補給を車で済ませ、終日ノーザックで行動でき、結果的に体力と時間に余裕ができたからだと思います。)お二人には、すばらしいフルコースだったと、大変喜んでいただきました。でも、(こちらからご招待する場合を除き、)取材や公的イベントではない個人からのガイド依頼をお受けするのは今回をもって最後とさせていただきます。正直 整備作業だけでクタクタなので、どうかご了承ください。

クライミングサーキットの細かい整備:バリエーションルートというものは一般ハイカーが迷い込まないようにあえて分かりにくくしてあるもので、それ故にキッチリと整備などはしないのがアタリマエなのだが、攀じ登った先が踏ん張りの利かないザレで、ブッシュの下を這いくぐって終了というのは、やっぱ面白くない。で、26日、ダイレクトルンゼを登攀し、最後のツメのブッシュの枝打ちをして、金テープをつけておきました。これで藪コギ無しにドームまでダイレクトに這い上がれます。さらにバットレスを適当にトラバースし、センタークーロワールのツメのブッシュも枝打ちをして金テープをつけました。これでクライミングサーキットでの藪コギはほとんどゼロになりました。さらに、マチガ沢アプローチの倒木と石切り場からの下降ルートの倒木をチェンソーでカットしました。

3月になった:2月下旬から少し寒さが緩みはじめたので、やっと日だまりハイクにいい季節になったと思っていたら、月末から3月1日にかけて台風みたいな風が吹き、家周りのものが散乱した。まいったなあ。また倒木が発生したかもしれん。3月は、3日にプロガイドの木元さんがクライミングサーキットの取材に来られるので案内するし、18日にライオンズクラブの記念ハイキングがあるのでガイドをすることになっているが、権現尾根や小屏風から宗堂池への刈り払い整備もしてやりたいし、その他にも細々したやりたい整備が本当にゴチャゴチャある。それにイノシシプレートの消えた顔もいいかげんに上書きしてやりたいし、はたして涼しい内に全て作業完了できるか不安なのに、倒木でまたチェンソーを担ぎ上げて単独で危険な作業をしなくてはならことになったら、もう大変!!通常の夏や秋の台風による倒木ならシーズンオフだから11月後半になってからやればいいが、シーズン真っ盛りでの倒木は早くカットしてやりたい。ううむ、頭を柔軟に切り替えて必要性・緊急性の高い整備から作業していかなくてはならないから、イノシシプレートの顔書きなんかは、結局後回しにされ続けるんだよなあ。誰でもいいからマジックでいいのでイノシシプレートの顔を書いてまわってくれないかなあ?(いやホント。)

プロガイドとクライミングサーキットへ:以前、山渓に6ページに及ぶ記事を書いて下さったプロガイドの木元康晴さんに、私の方から「クライミングサーキットを取材してください。」とお願いしていたところ、「興味あります。」との御返事で、3月3日に来ていただきました。木元さんは連日のハードスケジュールでお疲れでしたが、朝9時から昼3時の帰りの電車にギリギリになるまで、今日は気温が高かったにもかかわらず、クライミングサーキットだけでなくカモシカルート、さらに乙女岩ラストクライムルートにまでお付き合いしていただきました。(今頃になって、「つい舞い上がって無理強いしたみたい。とんだ迷惑だったかも?」と、反省しております。)とにかく、クライマーではない私には分からないクライミングサーキットのレベルと存在価値はどれほどのものなのか?を、知るためにも、木元さんの率直な感想・意見を書いてくださるようにお願いしました。さて、どんな記事になるでしょうか? なお、今回 木元さんに言われて気づいたことがあります。それは、登攀内容がさして変わらないクライミングサーキット4本の岩質の違いです。前半の北面ガリーとセンタークーロワールは脆く、後半のホダカガリーとダイレクトルンゼは安定していて、場所(高さ)によって地層のように色や表面形状や性質が微妙に変化しています。ハイカーでは登るのに必死で4本とも同じに思えますが、クライマーは岩の変化を感じ取れるのです。よって、脆い前半2本はハードな沢登りのツメといった感じの前座(?)で、後半の2本こそが本題(?)といったところでしょうか。木元さんもホダカガリーを一番気に入られたみたいでした。また、ホダカガリー終了点には誰かがリングボルトを縦に2本打っていますが、最近ではアンカーで2本のボルトを打つ時は、縦に打つ方が強度も上がっていいのだそうです。――――で、8日。週刊ヤマケイに掲載されましたので、グレードの判定と所感について書かれていた部分を、クライミングサーキットのHPに追記として転載させてもらいました。また、今回の記事を読んで、私のピッチグレードの認識が間違っていたのに気づき、今まで「4級」としていたのを「V級」と訂正しました。(どうもすみません。)

やっと春になった:3月の中旬になって、やっと春らしくなってきた。11日の午後からチェンソーでザイテンの麓周辺や宗堂池の周辺の倒木をカット処理し、18日のライオンズクラブの記念イベントのために、小竜王の竹林登山口周辺の整備をしました。これから最高気温が20℃をこすようになったら、整備作業はバテるから、今月中に完了したいけれど、子供達の引っ越しの手伝いもあるので、どうなることやら。

不法投棄の報告:15日、遅出で午前中に時間があったので、ダメ元で役場にNさんを訪ねて、長楽の滝に設定した下山ルート最初の部分に車道からの不法投棄があることをお知らせする。すると、地主さんを調べてくれて、私有地であることが分かった。(遡行終了地点から不法投棄現場までが私有地で、あとは町の土地でした。まずいなあ。道路下で不法投棄されたままだから、てっきり全て県か町の土地かと思っていたから、設定時にちょこっとだけ枝払いまでしちゃったじゃないの。でもまあ、不法投棄されたまま放置されていたくらいだから騒ぎにはなるまい。事後承諾(容認)してもらうか、騒ぎになるなら、地形図にあるように町の土地だけに設定しなおすまでだ。うんうん。)早速、町の環境保全をしている部署に連絡して対処しますとのこと。ありがとうございます。ついでに、ここは短い区間に滝が連続している貴重な沢だから、設定している下山ルートを町が正式に整備して、滝見道を開通させれば観光名所になりますよと、余計な一言も伝えました。さて、これはどうなりますやら。

なお、本日をもって今回も無事に狩猟期間が終了しました。これで、予定通りに今年秋からは注意喚起のフダロープの設置をしないことにします。これで、普通の山と同じになる。あとは、私が引退し、和気アを皆さんの善意にお任せすれば、完全に普通の山になります。うん。

岳人4月号に:新見市のT氏から和気アの電話取材を受けておりましたが、16日に記事が掲載された「岳人」4月号が送られてきました。オーソドックスな縦走コースの紹介ですが、岩とツツジが魅力な山として、最後のカラーページに見開きで掲載されています。これまで山と渓谷やオセラには何度か和気アの紹介記事が掲載されましたが、岳人は今回が初めてです。T様ありがとうございました。

ヘリによる緊急搬送に立ち会う:18日、「和気ライオンズクラブ55周年記念イベント」としての和気アルプスハイキングの準備として、朝8時から登山口周辺のザレを手で掃いて運動靴でもなんとかなるように準備する。9時から同行スタッフの皆と打合せをする。今回のハイキング参加者はほとんどが高齢者ばかりの70数人(大人数なので休憩場所の広さが足りるかを気にしていましたが、てっきり小学生ばかりだと思っていたので、参加者名簿の年齢を見て本当にびっくりしました。)で、こんな高齢者の大集団を引率するのは初めてです。(なお、さらに驚いたことに、和気町近辺の方だけかと思っていたら、赤穂市や広島県からの参加者もおられました。今回は初心者コースの短いハイキングなので、わざわざ遠路を来た方々に満足してもらえるだろうか?などと、勝手に悩んでいました。)朝10時出発前に集合した参加者の靴を見ると、やはり適当な運動靴をはいている人が半分くらいいました。靴紐のループ処理、トイレのうながし、服装を薄着にするよう等のアドバイスをし、自信のない人から先頭に配置していくので、“抜かさない。せかさない。”を約束させ、同行スタッフに「まってください。OK、進んでください。」を遠慮なく言うように言い含めてから、参加者には一列になってもらい、ライオンズクラブ会員の同行スタッフにサブリーダー(伝達係)として10人間隔で入ってもらい、最後尾には地元大田原のスタッフに防獣フェンスの戸締りを頼んで、ボランティアの女子高生4人も適当な間隔で入ってもらい、さらに看護師2人も同行してくれるので、真ん中と最後尾に入ってもらい、(正直 看護師まで手配するなんて、ライオンズクラブは大ゲサだなあと、思っていました。)10時20分に役場をスタート。愛宕尾根を登って竜王山を下山するのを2時間かけてやればいいのですが、なにせ高齢者の大人数。全員が車道を渡るのに3回も信号機が変わるのを待つのは当たり前。急坂を登り切って、愛宕様の先の展望のいい広場で最初の休憩。再度服装調整をうながし、再スタートしたとたん、「待ってください。気分が悪くなった人がいます。」との伝達。しばらく待ってもOKにならないので、様子を見に行くと、一人の老人が熱中症になったらしく、スタッフが上着を脱がせると、なんとセーターなどを5枚も着込んでいました。(薄着になるようアドバイスしていたが、大人は子供のように素直には忠告をきかないのです。)看護師が血圧計を持ってきていたので、血圧の回復を待つことしばし。なんとか歩ける状態にまで回復したというので、スタッフ数人と看護師一人が付き添ってリタイアすることで、残りは再スタート。幻のピークの鞍部と小竜王の山頂手前の岩場でひしめき合って写真撮影の休憩をし、順調に12時前には竜王山から下山を開始していると、「待ってください。倒れた方がいます。」との伝達。またか?と、すぐに様子を見にいくと、一人の老人が倒れたまま苦しそうにしており、起きあがれない行動不能状態になっていた。おぶって下山しようか?と言っても、腹や手が痛い(?)からと拒否される。もう一人の看護師が血圧測定をしたところ、「低血圧で脈拍がおかしい。」とのことで、早々にスタッフが東備消防に救急車を呼んだとのこと。(正直 この時はまだ、大ゲサにしたなあと、思っていました。)役場に帰着予定の12時半がせまっていたし、搬出の邪魔になるので、いったん残りの全員を連れて下山する。サブリーダーに役場まで車に気をつけて引率するように頼んで、私は救急車で到着した東備消防隊員についてまた竜王山を登り返す。すると、搬送に岡山県消防防災ヘリコプター「きび」を要請したとのこと。(この時も、おいおい。そこまでやるか?と、思っていました。)倒れている場所から100mくらい下った見通しのいい岩場をヘリとのランデブーポイントに決めて、そこまでスノーボートみたいな担架で、横に二人並んで運ぶので、私は持っていたノコで邪魔な枝をカットしながら先導する。先だって、ヘリにランデブーポイントの緯度経度を連絡するのに、私のスマホアプリの「標高ワカール」で緯度経度が画面に出るので、隊長さんにそれを見せて、隊長さんが連絡したら、その連絡は既に受けているとのことだった。しかし、どうやらこれは何か間違っていたようで、ヘリは白岩様のそばでホバリングしており、こちらがどんなに叫ぼうと手をふろうと、その周辺ばかりをキョロキョロ捜している様子。やっとこっちに来て、さっさと収容するかと思ったが、道具をもった一人が降りて来ただけで一旦離れる。要救助者をつりさげるための防風梱包パッキングに時間がかかるらしい。(注意:ヘリの下側は物凄いダウンバーストで、藪ゴミや土砂が吹き飛びます。真下から半径15mくらいでは、目を開けていられないし、呼吸すらままなりません。顔をそむけても、耳の穴に土砂が吹き込んできました。)なんとか要救助者と隊員一人をホイスト(ウインチでの吊り上げ)して収容し、さらに家族2人もヘリに同行させるために隊員とタンデムで2回ホイストしたので、ヘリがここから飛び去ったのは、たおれてから2時間くらい後の14時ごろになってからでした。(この時も、これならヘリなど乗せず、あのまま担架で救急車まで下山していたほうが早かったのではないか?と、思ってしまいました。)それにしても、まさかこんなことになるなんて。13時からは役場で栗城なる山岳パフォーマー(正当な登山家ではないようです。)による講演があったが、私もスタッフ皆もそれどころじゃなかった。(後記:2ヶ月後の5月21日に、栗城史多さんはエベレストで遭難死します。有識者から危惧されていたように、完全に無謀な挑戦をし続け、失敗続きで自ら追い込まれた形になり、結果 最悪の結末になりました。無謀であろうが、挑戦することは素晴らしい!」なんてのは、誰も死なないスポーツや学業においてはいいが、死と隣り合わせの山に適用するのは、大馬鹿者のやることだ!!と言い切っておきます。“格好いい言葉”に感化された子供達が、ゆくゆくこんな馬鹿な遭難をしないことを切に願います。)14時半に役場に帰り、倒れた老人がどうなったか訊くと、最初の方はすぐに全快したが、ヘリの方は心筋梗塞を発症して、岡山市内の大病院で緊急冠動脈ステント挿入手術をしたとのこと。うわー!マジか?! それにしても、看護師が同行してくれていて本当に助かったあ。(看護師さんも、今回みたいな体験は初めてだったとのことです。)また、早く東備消防に連絡し、ヘリを利用したのは大正解だった。ふう、ああよかった。もしも、皆がおらず、私だけだったら、死なせてしまうところでした。今回の体験で“倒れた=バテや熱中症”という早合点をしてはいけない!という貴重な勉強をさせていただきました。(なお、不謹慎かもしれませんが、こんなことは2度とないと思う(願う)ので、ホイストしてる様子をスマホで撮影させていただきました。スミマセン。)また、ライオンズクラブで今回のハイキングに簡易保険を付けていましたが、ケガに対するものなので、病気には支払われないとのことです。皆さんもお気を付けください。さらに、本日は益原でも林野火災があり、操法の東備大会もあったので、東備消防の皆さんには凄く大変な1日だったと思います。ライオンズクラブスタッフとボランティアの皆様、東備消防の皆様、どうもありがとうございました。感謝。感謝。感謝。

主治医に訊いた心筋梗塞:心臓の血管の血が通いにくくなるのが「狭心症」。それがひどくなって血管が詰まってしまったのが「心筋梗塞」。その心筋梗塞の症状は、強い痛みが胸だけでなく、放散痛(ほうさんつう)といって、腹部や手足などにも痛みが出て、30分以上も強い痛みがずっと続くのが特徴。(狭心症では安静にすれば、数分から15分以内に痛みがひく。)狭心症の段階で手術すればOKなのに、度々痛んでも「すぐに治るから」と静観している人が多いようだ。放置して心筋梗塞になったら、もう一刻の猶予もない。発症から1時間以内に半数以上の人が心臓麻痺(心室細動)を起こして死亡している。かと言って、心筋梗塞の患者は、むやみに動かしてはいけない早急な救急要請をすること。先日のヘリで救急搬送した時も、「腹や手が痛い。」と言っていたし、おぶったりしないで大正解だった。ただ、心筋梗塞の原因は、やはり熱中症だったみたいです。(狭心症を患っている人は、熱中症で血液が粘くなると、心筋梗塞を起こしやすい。)また、2時間たっても心臓麻痺に至らずに助かったのは、詰まった場所や程度によるものみたいです。

ツツジや桜が満開:この春は寒さが長引いてなかなか暖かくならないように思えていたが、3月になって寒暖差が激しくなり、下旬からは5月並の陽気になった。桜もあっと言う間に満開になり、山のツツジもピンクの花束のように咲いています。でも、3月後半は娘夫婦の引っ越しでバタバタして、整備作業ができずにいます。

4月になった:朝は5℃以上あり、昼は20℃以上になって、風は涼しいが、もう暑い!この冬が寒かったおかげで、整備作業がはかどったが、その分くたびれがひどくて、花粉症になってしまった。今期の整備作業は、あと小屏風の周辺の道標更新くらいをやりたいけど、鼻水がひどいだけでなく、目が痛いくらいショボショボしており、体調不良で気力が萎えています。―――なんて言っていたら、急に寒くなって、8日には寒い強風が吹き、雪まで舞った。全国的にも大荒れで、沖縄でも冷たい強風が台風みたいに吹いて、最高でも17℃と寒かった。

5月になった:草刈りや消防活動に休みを取られたのもあるが、4月は山作業をさぼってしまいました。風は涼しいのに日差しがやたら暑く、5月下旬の気候で体調不良になっていたのもあります。今年は暖かくなるのが早かったので、(一昨年もそうだったのですが、)藤公園もGW前半で満開になり、後半では散ってしまいそうです。でも、最近になってやっと花粉症が治まってきました。

団体ツアーによるクライミングサーキット再び:5月20日、夫婦で本格ガイドをされている奈良県のUさんが、またもや7人くらいのクライマー集団を率いて来られ、激しい雨があった翌々日でまだヌルビショ状態のクライミングサーキットの3本を登攀され、シメに日生のカキオコ(シーズンオフじゃないの?)で乾杯された報告のHPを見つけました。遠路リピートしていただいたことは、ルートセッターとして嬉しい限りです。どうもありがとうございます。これからもアルパインや沢の練習に活用してください。

高脂血症なのか?:私は悪玉コレステロールLDLが高めの高脂血症ということで、40代後半から服薬しているが、LDL判断値60−119というのはこれは予防医療の観点からかなり低めの数値になっており、日本動脈硬化学会においては140mg/dl以内を基準値としていますし、日本人間ドック学会による新基準値は72−178mg/dlになっています。ここ数年の私のLDLは最高でも170以下だったので、薬(メバロチン)も毎日のところを完全にサボっており、気が向いたら飲むくらいにしていました。最近では一月分を3ヶ月くらいかけて飲んでおり、それでいて、この4月の最新結果は140になりました。じつは、逆流症による胸焼けだけでなく、加齢により(精液だけでなく、)いろんな分泌物の量が少なくなってきているせいか、大食いすると、胃液の分泌不足による胃もたれで体調不良になるため、(もうバイキングは絶対に元がとれない現状になっています。)大食いしなくなった(できなくなった)ことが、LDL値に幸いしているようです。(また、唾液の分泌も少なくなっており、朝目覚めると口の渇きがひどいことがあります。口が渇くと口臭がひどくなりますので、適当に口をゆすいで対処するようにしています。)でも、ちょっと気になることがあります。私はよく山仕事でケガをしますが、結構ひどい出血でも、無視して作業をしていると、手当などしなくてもすぐに血が止まります。(さらに、その日の風呂にはあえて傷をお湯につけます不衛生かもしれませんが、口の中のキズは早く治るように、濡れている方が再生しやすいのです。)どうやら、ケガをすると、治癒物質が大急ぎでキズを覆うみたいで、この血の塊が気になるとか、異物(ゴミ)がついているからとかで、キズ(の治癒物質)を洗い流してしまうのは間違っているようです。そして、あちこちに付着するというLDLがその治癒物質であり、ケガの治りを早めている立役者のように思えるのです。また、私の場合、よくケガをするからこそ、体が防衛反応として、LDLを多めに分泌しているようにも思えるのです。もし、この通りだったら、LDLは下げちゃいけないように思えるんですよね。

56歳にして高血圧にLDLは良くなっているが、4月の健康診断の結果で、初めて高血圧になりました。(女房は30代で高血圧になって服薬しているが、ついに私もか・・・)今までは、高くても120−80だったのに、(基準値は129−84です。)今回は131−95でした。でも、調べてみると、139−89までは正常高値といい、60歳手前ともなれば、血管の弾力性が失われてきているせいで、これくらいの血圧になるものらしく、まだそう気にしなくていいようです。それでも、下が90をオーバーしてるので、気になって自宅で女房の血圧計で計ると、84になることもありますが、150−100なんてこともあり、ちょっとショックを受けたので、詳しく調べると、手足の先などにある細い血管で動脈硬化が進んでいると下の血圧が高くなるそうで、心臓に近い太い血管では動脈硬化が進行しておらず、細い血管だけが硬くなっている場合には、上の血圧が正常域で下の血圧だけ高血圧という状態が起こるそうです。また、このような状態も60歳くらいまでの人や高血圧になりたての人などに起こりやすいとのことです。そして、下の血圧だけが高い人が脳卒中や心筋梗塞などで死亡する確率は正常な血圧の人と同じなので、この状態ならまだ治療はしなくていいが、このまま血中コレステロールの高い状態を放っておくと、動脈硬化が進んで上の血圧も高くなるので、生活習慣を改善していかないといけないようです。はああ。

長楽の滝のガイド断念:お忙しの Nさんの代わりに町職員のSさんを長楽の滝の沢登りに案内したかったのですが、Sさんは山歩きを控えないといけない体調になっているそうで、結局 認定ガイドの引継ぎはできそうになく、長楽の滝の貴重な連瀑の沢を町職員の方に見せてあげることも断念しました。やっぱこの沢やアラウンドの山々はそっとしておくか。正直 クライミングサーキットが完成してからというもの、和気ア以外のものに執着しなくなっています。どちらかと言えば、クライミングサーキットを踏破した方への“秘密のデザート”としておこうと思っています。

皮肉な小話:もし、貴方が正義の巨大ヒーローを作ったつもりで、地球の自然の素晴らしさや人類の歴史などを学習させた人工知能(AI)を搭載した原子力で100年連続稼働できるマジンガーZみたいな無敵のスーパーロボットを完成させ、「世界の自然と平和を守れ!」と命令したらどうなるでしょうか?―――――まず、真っ先に貴方が踏みつぶされます。(え〜?!と、なりましたでしょうか?)次にその周辺の都市を破壊し、人間を片っ端から殺戮してまわります。無敵のスーパーロボットですからどんな兵器もかないません。人類は滅び、人工物は全て破壊されつくしたところで、やっとロボットは止まります。そう、任務完了です。じつは、人間でないモノが世界の自然と平和を守ろうとすれば、必然的に「人類とその文明を滅ぼせば解決する」という結論になってしまうんです。悲しいかな今のところ、人類は自然を破壊し、何千年もどこかで戦争をやり続けている“地球にとっては困った存在”で、いうなれば害虫なんです。(自分でも心苦しいですが、これが現実です。)もし、人類が地球になにか貢献できるとしたら、ぶつかってくる天体を核ミサイルで破壊することくらいしか思い当たりません。でも、スーパーロボットが「それも自分がやります。」なんて言ったら、本当に人類は“地球にとっての存在意義”がなくなっちゃいます。 「何を言う?!自分は心の底から自然と平和を愛し、いろんなボランティア活動や寄付金もしてるんだぞ!」と言ってみたところで、仮に貴方がM78星雲から地球の自然と平和を守りに派遣されたウルトラセブンだったら、今の地球を客観的に見て どう思いますかね? 他所の星から侵略者が来ることもなく 怪獣も現れない限り自然を破壊し 戦争を止めようとしない人類こそが最大の悪党だと評価せざるを得ないはずです。結果 これまた人類を滅ぼして任務完了!となるでしょうね。「アンヌ聞いてくれ。僕はもう帰らなくてはならない。だから君たちを皆殺しにするね。ジュワ!」(ガ〜ン!!ですが、現実はこうなんです。)どうかウルトラセブンみたいなお節介な異星人が今すぐには来ませんように!!どうかもう少し人類が成長するまであと千年くらい待ってから来てください!!と祈るしかないですね。(大鉄人17をアマゾンプライムビデオで見て、12話のブレインの言うことは正しい!と思ってしまった私です。)←皆さん何のことやらわからない?(笑)

深呼吸で血圧正常化:高血圧が気になる人は測定前に深呼吸するといいそうです。嫌な結果が出るのを気にするから血圧が上がってしまうという悪循環になっていることがあるので、深呼吸をして落ち着くと20くらいは下がるそうです。試すと本当に正常数値になりました。やったね! また、高血圧の防止には食生活や運動だけでなく、しっかり休むことが大事で、夜更かしは高血圧の元だそうです。もうトシなんだから、パソコンばかりしないで、さっさと寝よう。うん。

太陽光なら老眼鏡不要:人差し指の先がうずくので、ハマナスのトゲが刺さっているのかもしれないと老眼鏡をかけるが、トゲは見えない。4日後になって天気がよくなったので、お日様の下で見ると、おおっ!!老眼鏡なしでもトゲが見えるではないか!(光の成分が違うせいか?)老眼は、蛍光灯の下では見えなくなるが、お日様の下では普通によく見えるのだ。やっぱ人工の明かりより自然の明かりなんだなあ。

6月になった:5月は親父の手伝いで草刈ばかりしていました。一日朝夕7時間もブイブイやったら、右足(軸足)の親指の爪が内出血して、いまでは真っ黒になっています。86歳になって力仕事ができなくなった親父の(趣味の)手伝いは、これからさらにハードになりそうです。うえええええ。趣味のために他人をこき使うな!ちくしょう!!と言いたい。

流行性胃腸炎:孫が京都で感染し、治りきっていないのに母親である長女が連れて帰省してきた。すると、突然 夜になって長女が嘔吐下痢に。確認すると、長女に付き添っていた女房のお義母さんも下痢嘔吐しているという。さらに無事だった長女の旦那も翌日に下痢嘔吐。おいおい。次は我が身か?と身構えていたら、キリキリ胃が痛む。とっさに昼飯をキャンセルしたので、嘔吐は免れたがひどい下痢。フラフラと帰宅したら女房も嘔吐下痢していた。もう最悪。2日かかって下痢は治ったが、体がだるい。そんな中、先に回復した孫は元気いっぱいに悪さする。この疫病神めが!!(←正にその通り。)ん〜だけど、可愛いから許す。

梅雨になった:前線の通過後に曇っていると、結構涼しい。でも、夏の日差しは暑い。気温のチェックと服装調整を面倒くさがらないことだ。曇って風があれば、昼でも農作業できる。あえて雨の中を濡れながら農作業するのもありだ。

アクセス15万:6月17日夜、シーズン期間だったせいか、たった半年(6ヶ月と11日)で1万アクセスを達成しました。最速記録になると思います。クライミングサーキットの関与もあるかもしれませんが、よくまあこんなグチャグチャなHPを皆さん読みますねえ。でも、これからはシーズンオフなので、アクセスはガタッと落ちるでしょう。

Windows10終わらないアップデート:音声アイコンが反応しなかったり、ワードの変換が遅れたり、ブラウザがフリーズしたりするのでいよいよ壊れたかと思っていたら、バックグランドで1803バージョンへのメジャーアップデートがされようとしていました。しかも、一回はエラーでダウンロードに失敗しており、2回目の途中でフリーズ状態になっていました。しかたなくトラブルシューティングでエラーを修復したが、3度目もメチャクチャ時間がかかる。やっとダウンロードできたが、インストールは65%でずっと止まったまま。もうなんだよ!このアップデートは本当に必要なのか?これまでどこが変わったのかわからんレベルのことで、すごくヤキモキさせられてきたが、それ以上にトロいじゃないか。「終わらないアップデート」と言われてるが、ほんとにその通り。私もさすがに付き合いきれず、パソコンを終了。続きはまた次の休日。―――で、休日前夜につけっ放しにして夜間に続きをインストールさせると、朝には無事完了していた。だが、再起動すると長い長い。付き合いきれないので、用事に出かけて昼に帰宅したらやっと立ち上がっていた。Microsoft Èdgeの新機能の確認が立ち上がっていたので、ざっと全部を流し見する。セキュリティにビックリマークがついているので見ると、アカウントの保護にWindows Helloというのがあって、PINコード(4桁以上の暗証番号:これを盗み見されても、このパソコンだけでしかアクセスできないので、他のパソコンでのなりすましはできないというもの。)を設定せよとのこと。これからはパスワードではなくこっちのPINコードでのスタートになる。これで完了。ああ、時間がかかったあ。ふう。

7月になった:関東は6月末に梅雨明けしたが、こっちはまだ。この夏は猛暑がひどくなりそうだ。ミランコビッチサイクル(地球の公転軌道の離心率の周期的変化、自転軸の傾きの周期的変化、自転軸の歳差運動という3つの要因により、日射量が変動する周期のこと。)で一番メリハリがきつくなっているみたいだ。(相変わらず国際社会は温暖化のせいにしているが、ネットで調べのつく今ではウソはすぐバレる。)それにしても今年はキュウリが異常に豊作だ。ウチの畑ではその他の野菜も豊作で食いきれない。ちょっとウンチクをかたむけると、平安時代がなぜ長く続いたのか?それはミランコビッチサイクルで今よりも温暖だったせいで食料に余裕があったおかげで社会的に平和だったからです。平安時代に建てられた神社仏閣をみるとタープのようにやたらめっぽう庇が大きく、さらに断熱材のように分厚くて、強烈な太陽の光線と熱をしのぐのに一生懸命対処していたことがわかります。クーラーのなかった時代なので、天然の風をフル活用すべく、家には壁など作らず全方位スカスカの格子にしたので、寝苦しさは解消されましたが、泥棒などの防犯は不安になり、財産のある貴族は警備として侍を雇うことになるのです。そう、侍の誕生は暑さ対策のせいで防犯対策も必要になったからです。当然ながら、世界的に見ても同じ時期に騎士が同じ理由で誕生しています。(ナイトというのは夜間警備員ナイトガードによるものです。)そして平安末期にはミランコビッチサイクルで温暖化から寒冷化になったので食糧難になり、社会的な混乱から武士が台頭して食料(土地)の奪い合いが始まるのです。到底無理でしょうが、もし平安時代にクーラーが発明されていたら、武士や騎士は誕生せず、人類の歴史はもっと平和なものになっていたかもしれません。

特別大雨警報:6日、夜9時から翌朝まで徹夜の消防活動になった。和気アではあちこちで山瀬が出たようだが、また秋に確認・整備しよう。9日になってもまだ復旧しない場所が県内あちこちにあり、全国では200人近くの犠牲者が出そうだ。(後記:通勤に通っている道路は崖崩れで半月たっても全面通行止めのままです。)

猛暑:水害後は凄い猛暑が続いている。体温より高いくらいで、湿度も夜は90%越え。7月末までは続きそうだ。災害復旧は遅い。

8月の和文字焼きが中止に;山陽新聞より―――岡山県和気町と和文字焼きまつり実行委員会は19日までに、巨大な火文字を浮かび上がらせる夏恒例の「和文字焼き」の中止を決めた。西日本豪雨で、まきを組み上げる炉近くの斜面が崩れるなどし、点火担当者の安全が確保できないと判断した。まつりがスタートした1987年以降、火文字の中止は(31年目にして)初めて。和気商工会青年部員が15日、現地を確認したところ、斜面の一部が崩れていたほか、炉にも損傷があり、担当者がまきに火を付けて回るのが難しい状況になっていた。実行委などで現場を復旧し、2019年の復活を目指す。他の催しは予定通り実施する方針。8月16日午後4時ごろから、会場には焼きそばなどの夜店が並び、特設ステージでは地元の「清麻呂太鼓」が勇壮な演奏を披露する。音楽に合わせて約2500発の花火を打ち上げる演出もある。雨天決行。問い合わせは同商工会(0869―93―0522)。―――とのことです。(後記:台風による悪天候の予報のため、15日に全て中止になりました。)19日の日没前後で観音山に登ってみたら、登山道の階段は復旧されていましたが、炉は大破したものこそありませんが、部分的に壊れているものや土砂が入っているものがほとんどで、涼しい時期なら復旧作業できそうですが、この猛暑では無理っぽいです。アプローチ斜面も崩落という程ではありませんでしたが、洗堀されて明確なステップが無くなったザレ部分があちこちにあり、ビブラムソールの靴底でないと滑ってしまいます。ハイカーでもない一般ボランティアが点火作業をするのはちょっと危険な状態と言えました。

ついに38℃!:かれこれ2週間ひどい猛暑(酷暑)が続いて、庭の芝生や雑草まで枯れかけている。今日24日の和気の予想最高気温は38℃!(後記:実際は37.1℃でした。)危険高温警報なるものが出ていて熱中症で全国では100人以上の死者が出ている。酷暑の原因は、日本の上空で太平洋高気圧と大陸高気圧の2つが重なるという台風2つが重なってスーパーハリケーンができるやつの逆バージョンらしい。しかも蛇行した偏西風が日本を避けるように吹いており、このスーパー高気圧が日本上空から全然移動しないのだ。台風も沖縄には来るが、中国に押しやられていて、同じ場所にばかり台風被害がいっている。先日、庭の芝生に水をやったが、手遅れで茶色になった。(これまでもこうなっては復活したから大丈夫だろうけど。)日没前後でも30℃なので草刈りも農作業も全然する気になれないし、出来ない。作業は早朝のみの5時からせいぜい7時までの2時間が限度。(それ以上やれば死ぬ。うん。)おまけに我が家は西隣の空き家が撤去されてからは日の出から日没まで遮るもの無きカンカン照りにさらされるようになっており、(まるで砂漠の中の一軒家。)エアコンをガンガンかけても暑い。夜になっても家自体からの放熱でホカホカ状態が続いて、クーラーで部屋をひやしていると、温度変化で家の躯体がピキン!バキン!と悲鳴をあげる。(なんか家もめげそうだ。)

8月になった:先月末に逆走台風で久々に雨が降ったが、また猛暑にもどった。今月はお盆からは猛暑も収まりそうだ。

目まいでダウン:15日の夜8時ごろ、孫とブロック遊びをしていて、急に目まいがした。横になって休むが、少しでも頭の向きを変えると、部屋が流れていくような感覚がして、メチャクチャ気分が悪い。そばの病院に急患だと言ってもらい、「頭を少しでも回転させたり振ったりすると、吐きそうだ。」と伝えたので、病院の車いすを借りて女房に運んでもらうことになった。ところが、親父が(86歳で非力になったくせに)「ワシが押しちゃる。」と、しゃしゃり出て、結果 下り坂を押さえられずにゴーッとくだって、ダダン!私はたまらず嘔吐! 「げえええ!た、頼むから気をつけて振ったりしないようにそうっと押してくれ。」と言ったが、続く登り坂は左右に自転車のハンドルみたいにくねりやがって、もうゲロを吐きまくるはめに。「ぐげげげげええええ!!あ、あんだけさっき頼んだのに、なんなんだこりゃあ・・・」もう、死にそう。親父に押させるんじゃなかった。ホント酷い目にあった。病院で点滴と目まいを抑える薬を注射してもらって回復。猛暑での仕事疲れがひどかったのに、早朝に親父の手伝いをしたり、昼もいろいろ作業したので、熱中症になったようだ。―――で、16日は安静にしていたのに、17日の朝 起きようとしたら、また目まいがしているではないか! 会社は19日まで休ませてもらい、またも病院へ。今度は自分で歩いて行き、同じく点滴と注射をしてもらって回復。今回 目まいが頻発したので、他の病気も疑って、脳のMRI(20分くらいうるさい中で我慢。)と心電図と血液検査など検診一式をついでにしてもらうが、脳にも血管にも腫瘍や梗塞などの異常はなかった。(1万円くらいかかったけど、よかった。)やはり猛暑での仕事疲れがひどかったので、治り切ってなかったみたいだ。なお、10年以上前にハードな沢登りの翌朝にひどい目まいがして、「メニエール氏病」と診断されたことがあったけど、難聴になることもなく、目まいはそれ以来のごぶさただったので、今ではメニエールではなく、「良性発作性頭位めまい症」(三半規管のなかでも、後半規管内を耳石が動くことでよく症状が現れる。病名に「良性」とついているのは、これと似た症状を起こす腫瘍などの「悪性」の病気と区別するため。)であったことがわかった。今回も猛暑の疲労でこいつが発症したようだ。

猛暑日の新記録:この夏は、岡山県南では7月13日から27日まで14日間ずっと35℃以上で、24日は最高の38℃になった。さらに7月30日から814日まで16日間も34℃以上で、37℃になる日が4日もあった。お盆以降は落ち着くかと思ったら、21日から31日まで11日間も34℃以上になり、24日はまた37℃になった。結果、35℃以上の猛暑日はトータル32日で1995年の30日をぬいて一位になった。正直、7月後半から8月末までの45日は地獄だった。

9月になった:1日は曇り時々雨で最高気温がやっと30℃以下になった。クーラーをかけないで過ごせたのは久しぶりだ。今後は猛暑もなく、少しづつ涼しくなって、朝は冷えて秋らしくなりそうです。

4日、昼に台風21号が来て、和気は無事だったが、関西で暴風による災害があり、場所によっては最大風速80mの物凄い風が吹いたとのこと。さらに、関空が高潮で浸水し、連絡橋に吹き流されたタンカーが衝突し、しばらく使えなくなっている。さらに6日、午前3時に北海道で最強レベルである震度7の地震が発生。液状化や土砂崩れだけでなく、北海道全域が全停電(ブラックアウト)した。この夏は異常な猛暑であったが、(その前の冬は異常な寒波でした。)西日本大水害でスポドリが店頭からなくなったり、関西風災害で関空が使えなくなったり、北海道地震で農水産物が品薄になったりした。心配されている南海トラフ地震がきたら、この夏全ての災害が同時に起こったような感じになるのかもしれない。ううむ、家族全員無事にやり過ごせるだろうか?

和気アルプスは巨大カルデラの中央火口丘だった:昨年10月に周匝にできた“地球史研究所”所長の乙藤氏から先日メールをいただいたのですが、それによると、約80007300万年前の中生代白亜紀後期(末期)のティラノサウルスが北米大陸を歩いていた恐竜時代で、(でも、約6600万年前にはユカタン半島に直径10kmの小惑星が衝突し、恐竜が滅んで人類の誕生する新生代になります。)日本列島がまだユーラシア大陸の1部分であり、イザナギプレートが大陸に衝突しながら北東に運動し、中央構造線の下半分と上半分の“付加体”( 堆積物が海洋プレートから剥ぎ取られて大陸プレートに付加したもの。)が合体したばかりだった頃で、(その後イザナギプレートは北西方向に運動し、ユーラシアプレートの下に沈み込んで約2500万年前頃に消滅します。)白亜紀から新生代にかけて形成された付加体である四万十帯がジュラ紀の付加体の下に潜り込み一部を激しく上昇させ、内部では火山活動が活発であった時の話ですが、

 

(ちなみに約7000万年前の地図では、色のついた部分が陸で、赤い点が当時のカルデラ(噴火口)です。中央構造線から下にカルデラができるのは、これよりだいぶ後の約1450万年前 で、東北地方のカルデラができるのはさらに後の約800万年前で、約100万年前から50万年前に蒜山火山群の活動期があり、約40万年から数万年前にかけて阿蘇山のカルデラができたり、東西約26km 南北約20kmで日本最大の屈斜路カルデラができたり、富士山や大山が頻繁に噴火したりしており、日本アルプスのフォッサマグナが本格的に隆起するのも、最近になっての約2万年前の最終氷期です。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

和気カルデラ」というのがあったそうです。(まだ仮説ですが。)それは、現在のJR和気駅を中心とした南北23q、東西15qの大きさで形成されており、(有名な阿蘇山は南北25km、東西18kmで国内2位ですが、それに準ずる規模です。)すぐ東隣には「赤穂カルデラ」(約8300万年前〜8200万年前、東西約21km、南北約16km)もあったとのことです。そして、和気アルプスはカルデラができた後に、最終的に噴火した結果形成された中央火口丘であると推測されており、(1999年には論文が発表されました。)現在では、削剥と侵食によって陥没してできた地形が失われたコールドロン(火山性陥没構造の総称)となっているのだそうです。

以下は、今年の616日に「和気コールドロンと前島の古第三系」と名をうって地質巡検をした際のパンフレットより抜粋―――

和気カルデラ」仮説

 JR和気の北には標高172mの和気富士が見えます。和気富士から尾根は北に連なり、鵜飼谷温泉から尾根は東に向きを変え、370mの神ノ上山まで伸びています。このミニ山脈を和気アルプスと呼んでいます。このアルプスは流紋岩溶岩から作られています。

 南を眺めると216mの愛宕山が福富の集落の上に見えます。その奥の左手にある319mの論山まで尾根は連なっています。この山も流紋岩溶岩でできています。吉井川を挟んで北西を見てみましょう。手前の山は189mのいもり岩で、その右手奥に191mの城山が見えます。これらも流紋岩溶岩でできています。東を見ると275mの向山や283mの石仏山が見えます。その山麓も流紋岩溶岩でできています。それらは白亜紀末期に形成された火山岩です。

 流紋岩溶岩の山を越えてもっと遠くの山は、白亜紀末期の流紋岩質の大規模火砕流が堆積した火砕岩です。南南西にある熊山頂上付近にもこの火砕岩が分布しています。山頂の熊山古墳を構成する岩石も火砕岩です。JR吉永駅〜三石駅の間で南北に見える山々を作っているのも火砕岩です。

 JR和気駅の周辺の地質は、JR和気駅の近傍に流紋岩溶岩が分布し、それを取り囲むように火砕岩が分布していると、記述することができます。さらにその外側には、白亜紀の流紋岩や大規模火砕流の火砕岩より古い時代に形成されたペルム紀・三畳紀・ジュラ紀の堆積物が点々と分布しています。

 

 この地質の様子を考えて、石原舜三博士と今岡照喜博士が、和気を中心とするカルデラが過去にあったことを提案しました(Ishihara and Imaoka, 1999)。これが「和気カルデラ仮説」です。

 

 和気アルプスのカルデラの中心はJR和気駅近傍です。そして今見ている流紋岩溶岩は、カルデラの中心の溶岩ドームです。カルデラの東端は、JR三石駅あたりです。今から見学に行く三石のろう石の鉱山はカルデラの縁に当たります。西端は山陽道の瀬戸パーキングエリアの手前です。北は佐伯のあたりです。そして南は片上あるいは伊坂峠となっています。カルデラの大きさは南北23q、東西15qと考えられています。カルデラは8000万年〜7300万年前の、白亜紀の末期にできたものです。阿蘇山の外輪山は南北25km、東西18kmですから、和気カルデラはほぼ阿蘇カルデラに匹敵する大きなカルデラだったことになります。

 

 「和気カルデラ仮説」を導く証拠は、下記のように挙げられています。

(1) カルデラを作るに要するだけの、大量の流紋岩質の岩石が分布している。

(2) 三石付近で観察されるろう石の分布が、カルデラ壁を示す弧状の形をしている。

(3) 北のカルデラ壁のある岸野では、カルデラ形成に伴い地質的な弱線が形成され、そこに貫入した安山岩の岩脈群を観察することができます。

(4) 日生付近には、カルデラ壁の基部によく観察される直径10mを超える巨大礫が分布しています。

(5) 火山灰(凝灰岩)層は、JR和気駅より東では西に傾いた構造を示し、JR和気駅より西では反対に東に傾いた構造を示します。このことはJR和気駅を中心とした盆状の構造を示唆しています。JR和気駅のまわりの流紋岩溶岩はカルデラの中心部の溶岩ドームです。

(6) 南西域にはカルデラ形成時に生じたリング状の断層に貫入した石英斑岩や斑岩が分布します。

(7) 伊坂峠には、カルデラが形成された後、カルデラ内部の低地にできた湖で堆積した湖底堆積物を見ることができます。

(8) 三石から片上には、カルデラ形成時にできたリング状の断層に沿って、下部の流紋岩火砕岩層が分布します。

 

 

3 和気周辺の地質図(Ishihara and Imaoka,1999より)

和気カルデラの中心部は溶岩で,外側は火砕岩(凝灰岩)からなる.数字は見学地点.

 

なんだか凄いですね。たしかに白岩様やチンネ・スラブは、どう見ても粘性の高い溶岩(流紋岩は粘性が高く溶岩ドームができやすい。)がドローっと流れてきて固まったのが分かりますし、穂高山はトロイデ型火山の山頂ドームそのものですし、竜王山バットレスのある谷とダイレクトルンゼのある谷はすり鉢型で、これらは水蒸気爆発した噴火口みたいに思えますが、(1530万年前には直径1キロ弱の巨大隕石が高松市仏生山町に落下して、直径約8キロのクレーターができたこともあったそうで、近隣でいろんな巨大災害や変動があった訳ですから、)8000万年も前の地形としては、ハッキリしすぎてるくらいです。でも、もしかしたら、本当にそうだったのかもしれないですね。もしかして、和気アが、8000万年前でありながら中央火口丘がはっきりしているという貴重なジオパークになったりして。でも、そのせいで入山規制なんかされたら嫌だなあ。(登山が人気の山を下から眺めるだけの山にしちゃったら、町興しとしては逆効果になります。)どういったジオパークになろうと、入山規制などはしてほしくないです。そういえば、もしかして「和気アと似た山」と言える兵庫県の高御位山や善防山・笠松山や数曽寺(すそうじ)山も和気アと同じくコールドロンだったりして。(でも、もし全部がそうだったとなったら、各々単品としての存在価値や魅力はかなり低くなっちゃいそうな・・・う〜ん。凄いような、ありきたりなような、なんか複雑。)なお、赤穂コールドロンは町興しとして、赤穂市が模型の展示やPRビデオのユーチューブ公開などをしていますが、そのユーチューブを見るかぎり、どこにでもある低山地域に赤線をひいているだけの映像で、あまりに形跡も見応えもないので、正直 つまらないです。(すみません。)やはり“見た目”がなくて隠れたような存在ですから、地味なものをハデにはできないようです。ただ、魅力的なものに“さらに魅力を追加するもの”としてなら有効だと思いますので、“和気コールドロン説”は、(私が言うのもなんですが、)魅力的な和気アルプスにまた一つ魅力が追加されたようで嬉しいです。登山者やクライマーの皆さんに“白亜紀末期の巨大カルデラの中央火口丘とその溶岩”をしみじみと味わっていただきたいですね。(やはりトップにこのことを表示しよう。うん。)

登山道や山行報告のネット公開規制を解除:地主さんに配慮したり、初心者が踏み込まないように配慮したり、登山道の保護を意識したり、探し出す楽しみを与えるために、このHPをよく読まないとわからない“隠しルート”というのを設定し、裏銀座などは「山行記録をネットに公開しないで下さい。」としておりましたが、実際の現状として、既にたくさんしっかり公開されており、それによって不都合な事態にはなっていませんので、いつまでも嫌味なことをすべきではないと思いました。今さらかもしれませんが、松茸や銃猟のフダロープもこの秋からやめたことですし、このHPにありますネット公開を控えるよう求めていたことは、この秋より全て撤回いたします。「今回のルートは一般道とは言えません。」「大人数では崩落して危険です。」「初心者はまず無理です。」「雨の日はすごく危険です。」など、読まれた方の安全やルートの保全に配慮した一言を添えていただければ十分ですルート地図の掲載もOKです。また、書籍を作られる場合でも同様にOKです(これまたトップに表示しよう。裏銀座の訂正もしよう。)

近況:9月後半から安定的に朝は20℃以下で昼も25℃くらいまでになったので、整備活動をできなくもないのですが、マムシや蜂が危険になるので、あえて休憩し、シクシク痛む左膝のリハビリをしています。いろいろ試して、今のところは膝裏のマッサージが効果ありです。(痛いのは膝の内側の前ですが、その裏側を手でもむと痛みがひく。)

左ひざ激痛:この夏はめまいを起こしたが、膝もかれこれ1ヶ月以上前から左がシクシク痛んでいた。9月29日、朝から結構痛みがあったが、忙しく歩き回って仕事をしていると、どんどん痛みがひどくなって、どうにも痛くて歩けなくなった。座っていてもズキズキするので、昼過ぎに早退させてもらって病院へ。診断結果は変形性膝関節症。(日本人はО脚で内側の半月板がすり減りやすい。)黄色い水を10tほど抜いて、ヒアルロン酸を注入してもらう。おかげでちゃんと歩けるように回復したが、まだシクシク痛む感じが残っている。これから4週間かけて治療を続ける予定。

10月になった:すっかり秋めいて涼しくなっている。9月30日には台風24号が南を通過したが、和気は被害なし。でも同じコースを台風25号が来ている。

いよいよ引退:10月4日朝、車から降りてびっこをひきながら社内を歩いていたら、皆に心配されて、上司からも早退して治療するように言われたので、まだ耐えられるとは思いながらも、おとなしく病院に行く。主治医は明後日に治療する予定だったが、とりあえず水抜きとヒアルロン酸注射をしてくれた。水はそんなに溜まっていなかった。主治医いわく、「“変性疾患”なので治ることはなく、うまく付き合っていくしかない。」とのこと。今日治療してちゃんと治せといわれてもできることではないとのこと。(ショックではあるが、そういうことになるか・・・)言われたことを上司に伝えると、用心して数日休むように交代人員を手配しているので、とりあえず数日休むことになった。どっちにせよ。もう無理はできない体になったことは事実だ。無理をすれば、かえって皆に迷惑をかけることになる。仕事は最優先なので、山も消防も引退せざるを得ないし、親父の手伝いもできそうにない。分団長に電話でもう活動できそうにないことを伝え、いま、山の引退宣言をする次第。和気アの整備もしてやりたい部分がまだ残っているが、もう出来ない。あとは、和気アル中の皆さんにすべてをゆだねます。もしかして、いつか復活できるかもしれませんが、あえて復活しないことにして、膝に負担のない別の“楽しみ”を模索します

やり残した整備箇所は以下のとおり

・北林道ルート

・権現岩ルート

・東壁のフダ更新

・第3エリア小屏風の分岐フダ更新

近況の続き:1週間に1回のヒアルロン酸の関節内注射をして、かれこれ一ヶ月。遅番の5時間くらいに及ぶ立ち仕事には耐えるようになった。でも、百歩くらい歩くと、関節が痛いのか筋肉痛なのか、よく分からないような疼痛がまだあり、膝が伸び切らないので、反り返らすようにストレッチをすると、痛みがある。10月27日が最後5回目の注射で、その日は気を付けて遅出をする。問題なければ、11月からはローリーにはい上がる受乳作業も始める予定。  

11月になった:夕方5時には薄暗くなった。ローリーの上にはい上がるのにズキッとすることもあるが、なんとか受乳作業もできている。最後の注射から2週間たった。ずっと痛み止めの湿布をしていて、湿布にかぶれた痕があちこちシミになっている。寝起きにうずくこともあるが、割とまともに歩けるようになってきた。でも、まだまだ歩きはグズく、スタスタ早く歩くのは無理。リハビリで犬の散歩と買い物の付き合い(カートにもたれて歩くのは楽。)と掃除機かけはしているが、庭の草取りなどは全くしていない。もしやるとしたら、来月かな? とにかく今は仕事が第一であり、今後こんな迷惑はかけられない(半月以上休んで、さらに半月楽なシフトをあてがってもらいました。涙が出るくらい皆から大事にしていただきました。感謝。)から、無理は絶対禁物!よって仕事と家事以外はシャットアウト!消防も山も親父の手伝いも定年退職(もしくは嘱託退職)まではやらないつもりです。(仕事と家事だけでびっこになるなら仕方ないが、それ以外のことをやってびっこになって会社の皆にこれ以上迷惑をかけるのだけは絶対に許されないからね。)松茸期間の終わる15日にはHPの更新をするつもりなので、その時に大々的に引退宣言を表示しよう。今後は嫁さん孝行をかねての旅行を趣味にしたい。(山にのめって女房に寂しい思いをさせてきたからね。)  

天使?悪魔長女夫婦に二人目の孫を授かったが、ツワリがひどく、初孫とともに我が家で面倒を見ている。初孫は時にすごく可愛いが、とんでもない悪さもするので油断大敵。さらに嘔吐下痢や風邪発熱などの病気を何度も移され、家族共々ふせったことがあり、まさに“可愛い疫病神”的な存在。まあ、子育ては楽しみもあるが。苦労も多い。でも、どんなに苦労しようと、そこには(古臭い言葉だが、)未来の「夢と希望」があるから頑張ろう。(結婚は出会いを信じ、伴侶を敬う。子育ては子供に夢を持たせる。それだけ。) 

VHSのDVDダビング:先日、長女の赤ちゃん時代のビデオを見ようとしたら、VHSレコーダーのカセット引き込み機能が故障して再生できなくなった。ついにローラーのゴム部分等が劣化・腐食したか?二階の使っていないレコーダーもいつの間にか壊れており、デオデオに買いにいくと、もうどこも売っていないとのこと。ネット検索しても国内メーカーのは中古のいつ壊れるかわからんものしか売られていない。困ったなあ。サボってダビングし損なった。まてよ。女房のお義母さんが、VHSとDVDのダビングレコーダーを持っていたっけ。あれはまだ使えるのかな?で、借りてくるとちゃんと再生できた。取説はなくなってしまっているが、「おまかせダビング」でVHSをDVDにコピーできる。1時間程度のものなら4.7ギガの廉価DVDにうまくおさまるが、30分のVHSコンパクトテープが40本くらいあり、(撮影したハンディカムが壊れたらおしまいの)ミニDVテープも40本くらいあるので、(取説がないため)いろいろ検証した上で、7.5ギガの容量の大きいDVDを買ってきて、4本を1枚にコピーしていくことにした。(数%容量オーバーでも、おまかせ機能でうまく自動調整して、あまり劣化せずに保存できる。)再生時間がそのまま本体のHDDへのコピーにかかるので、懐かしいものの(赤ちゃんの長女が今の初孫に瓜二つだったので大笑い。)、見疲れてヘロヘロになる。でも、やらないといつパーになるかわからない。(カセットテープは今でも再生機があるんだから、VHS再生機も復活せんかなあ。劣化したテープは切れたりカビが生えたりノイズだらけになるけど、とにかく見れさえすればいいんだから。うんうん。)焦ってコピーしなくてもいいように、お義母さんにはDVDブルーレイレコーダーをプレゼントして、今後ボツボツやっていく予定。 

引退にあたって思い返せば、体に負担をかけることが、今年は特に多かったと思う。事実、孫までいる正真正銘のお爺ちゃんになっているんだから、歳から言ってもこんなに負担をかけたら体がもたないことはうなづける。(動脈硬化で今年から血圧も上がっているし。)通常の(この夏の猛暑の中での)肉体労働の仕事をしていて、休日は全て農作業(親父が老化するほどに負担がアップしていた。)や山作業(チェンソーをかかえて登っての倒木処理)に費やし、仕事以上にくたびれ、さらに(本部長になって)夜な夜な消防に出ていた。ずっと365日事実上の無休で体を酷使してきた。もういいかげんにしないといけない。「てごしてくれ。」という親父には「かつて てごしていた爺さんと今のワシは同じ年じゃ今じゃワシがてごしてほしいくらいじゃ。どうしてもてごせえ言うなら、仕事を辞めるけえ。年収分のカネをくれ休みは休まんともう体がもたんのじゃ!」と言い放った。(これまで孝行息子だったのを返上しました。)寂れて困っている消防団も、頑張っている分団長や機動部長には申し訳ないが、この足では、有事には足手まといになるだけだから、早期に退団させてもらいたい。ここに至って、山だけは好きなんで続けますなんていうのは道理に反するよって、山も辞めます。というか、びっこになり仕事を失って私生活を崩壊させないためにも辞めなくてはならない和気アの開拓整備にしても、クライミングサーキット以上のものはもう出来ないだろうし、隅々までことごとく開拓整備するつもりもないし、(少々面白くても、そばにもっと面白いものがあるなら、あえてそっとしております。)和気アル中の皆さんにとっても自分で発見し踏破する楽しみを残しておく方がいいでしょう。幸い、これまでのドタバタした諸問題(松茸や銃猟など)もほぼほぼ解決しており、もう大丈夫だろうから、もめ事にならないようにこれまでいろいろ規制していたこと(登山者にはシビアないろいろな事項)を全て解除し、よその一般的な里山と同じにして、和気アを皆さんに開放した次第。その上で、今回 変形性膝関節症が悪化し、会社に迷惑をかけたことを機に、和気アの整備を主とする“山”の引退を決意しました。最後にどうか「あの馬鹿もついに脚に寿命がきたか。」と笑って見送ってくださいませ。 

なお、備忘録として、この和気アのHPは全てそのままにして、ここだけは今後も要らぬボヤキを記載していくつもりです。ここが単なる私の日常生活のHPになろうかと思います。(←既にほぼそうだったじゃねえか?)まあまあ。 

 

これより覚書日記―――

タイ旅行2018年12月早々、女房とCAの次女の3人で、ビジネスクラスの飛行機でタイ旅行。

アユタヤ遺跡やエレファントライド(象ってかわいい!)やニューハーフショーを楽しんだが、女2人の歩く早さに全然ついていけず。

これより19年。

サインバルタ帰国後、医師の勧めで、「サインバルタ」という“劇薬”を服用する。(元々、うつ病や糖尿病性神経障害に伴う疼痛の治療薬であったが、201612月に「変形性関節症」について、適応が追加されたもの。)投与は120mgより開始し、1週間以上の間隔を空けて1日用量として20mgずつ増量し、160mgまで増量する。(アメリカではいきなり60rでスタートするらしい。)1ヶ月後、また1週間ずつ40r、20rと落として、2019年の2月にはゼロになった。最初20rでは少し痛みが軽くなっただけだったが、60rでは完治したのではというくらいラクになった。薬量を減らすと またちょっと痛みが戻ってきたが、60r投与の1ヶ月のあいだに横断歩道を小走りしたり、屈伸体操したり、いろいろ負荷をかけたのに炎しておらず、水もたまっていなかったので、幾分安心して足に適度な負荷をかけたり、かばったりしながら通常生活しています。

プライムビデオアマゾンプライム会員になってプライムビデオで「おかあさんといっしょ」や「きかんしゃトーマス」などを孫に見せると、年間3900円分を数日で元を取る勢いで利用しまくっています。娘婿も出張の友に私のアカウントで映画をアイフォンにダウンロードして見ています。私は年甲斐もなく難解アニメと言われる「エヴァンゲリオンの序と破」(先日、見放題終了。)を見て、意味不明なのを解明すべくウイキペディアを読みまくりました。それでもまだチンプンカンプン多数。はたしてこんなの子供が見て理解できんの?といいたい。(オマケに血しぶきが10気圧くらいで噴き出す描写ばかりで、すっごくグロいんだけど。)

プライムフォト:写真を圧縮することなしに無制限(動画は5ギガだけ)保存できる「アマゾンフォト」というのも無料で利用できるので、動画100ギガ分を年間2490円で追加購入し、「アマゾンドライブ」を使って簡単にフォルダごと私のアンドロイドと女房のアイフォンの全写真と全動画をオンラインストレージにバックアップしました。女房はたまった写真動画データを削除できて大喜び。(アイフォンはSDカードがないからね。)夫婦二人分をファミリーフォルダに表示させると、簡単にタイ旅行の分だけをアルバムにまとめることができました。また、人物(顔認証)や場所でも選出してまとめることができるので、膨大な写真の中からでも孫が写った写真を一発でまとめることができます。(これは便利!)

アマゾンミュージック:さらに「アマゾンミュージック」で、たまたま本人の歌っている無料の好きな歌があれば、ダウンロードしてオフラインで30曲くらい(おいおい。)を居眠り運転防止に車でかけています。無料のはカバー曲が多いけどヴァリアス・アーティスト(歌手色々)となっていても本人が歌っていたりするので、じっくり探してみる価値ありです。

ゲームバーで動画スクリーンショット最近になってスクショ(スクリーンショット:画面をそのまま写真にするアプリ。)なるものの存在を知り、スマホでは無音で動画も撮れることを知りました。そしたら、PCW10では音付き動画だけでなく、設定でマイクオンにすると、自分の声も同時に録音した動画が取れることを知りました。IE11などのブラウザを立ち上げて、窓マーク+Gキーで起動します。「ゲームバーを開きますか?」の標示が出て、「はい、これをゲームとして記憶します。」にチェックすると、ビデオフォルダに「キャプチャ」フォルダが自動でつくられて保存されます。最初だけ起動がもたつきますが、これで写真も動画も両方撮れます。これまでは、「prtsc」キーを押せば一瞬暗くなって、ピクチャフォルダに「スクリーンショット」フォルダができて写真が保存されていたけど、こっちはもう不要ですね。

ゴールド免許:平成17年の誕生日以来、ずっと14年間ブルー免許だったが、(6年前の平成25年の更新前は、あと1点で免停という所までいってました。)50代になってそんなにとばさなくなったのもあってか、平成31年の誕生日からまたゴールド免許になりました。(ペーパードライバーでないとゴールドは無理と思っていたので、正直 自分でも驚いています。)

那智勝浦バス旅行:3月初め、女房が那智勝浦温泉の忘帰洞に行きたいというので、運転せずに昼寝しながら観光地を回れるバスツアーに参加したら、年数回の謝恩企画ということで、バスも快適で料理も豪華だった。(バス会社の社員家族も参加するくらい いい内容でした。)ただ、私は例によって那智大社の石段往復でヘロヘロになり、3日後まで両膝がうずきました。

なぜ無理して遊ぶのか?:私は出世に無縁で、カンカン照りや雨の中でも外をセカセカ歩き回るような仕事を今でもしているので、通常出勤日は最低でも5千〜1万歩くらい歩いています。これは膝を痛めた者としてはオーバーワークです。(現在ステージ3で、4になったら手術。でも60歳前で手術したら、10年ごとにシリコン板の交換手術を何回もしなくてはならなくなります。できるだけ生身の膝を80歳までもたすことが肝要なのです。)なので、休日はちゃんと休まなくてはなりません。(掃除洗濯と犬の散歩は手伝っていますけどね。)でも、いずれにせよ膝は徐々に壊れていきます。それならば、できる内にやりたいことをやっておこう。で、少々無理をして遊んでおります。那智大社の石段往復程度でうずくくらいですから、もう山登りはできません。でも、観光地をゆっくりペースで歩くくらいならまだできます。やがてそれすら出来なくなる前に世界中の観光地を歩いておきたい。それだけです。ですから、「旅行できるんなら山や消防を辞めることなかろうが?」とは言わないでください。ある意味、死期を悟った癌患者みたいな心境なのです。

アクセス16万:シーズンオフの去年6月からのスタートでしたが、3月17日にほぼ9か月ちょうどで1万アクセスを達成し、16万アクセスになりました。去年の10月に山を引退し、それ以来なにも更新などないにもかかわらず、よくまあ皆さんこんな酷いHPを読みますねえ。

27年も探し求めていた梅干:実は私には長年探し求めていた梅干があったのです。(思いの丈から長文になります。)今から27年前の新婚時代に、同じ頃に結婚していた馬術部の後輩で和歌山県出身のK君からずっしりと重いお中元を頂いたので、開けてみたら大粒の梅干でした。「うええ。梅干かあ。やっぱ和歌山じゃけえ梅干くらいしかねえんかのう。」正直、小粒のカリカリ梅なら食べれましたが、大きくブヨブヨした梅干など大嫌いでしたので、女房に「オメエにやる。ワシャいらん。」と言って渡すと、女房が一口食べた後、驚いた顔をして、「アンタも食べてみられえ!」というので、恐る恐る食べてビックリしました。辛くなくて旨いではないか!裏返して原材料表示を見ると、かつお等いくつもの調味料が入っており、確かにかつおの味と旨味・甘味が梅の酸味にマッチして、ご飯と食べるとおかずがいらないくらいに美味しかった。お弁当に入れてもらってからは、おかず無しでこの梅干だけでご飯を食べきっていました。K君に「お金を出すからまた送ってくれ。」とたのんだのですが、K君もどの梅干を送ったのか記憶しておらず(←も〜こいつは!)、かつお梅やはちみつ梅など適当に2回ほどそれなりにおいしい梅干をいただきましたが、最初にもらったものではありませんでした。パッケージも最初すぐに捨てていたので、商品名もメーカー名もわからず、ヒントは“かつおが入った梅干”というだけ。ならばと、いろいろなかつお梅を買って値段が高いものまで冒険しましたが、どれも正直ハズレでした。かつおなど入っていないはちみつ梅のほうが甘ったるいもののハズレがなかったので、それで我慢することにしました。それから20年以上たって、先日、那智勝浦バスツアーの最後に梅干業界トップの中田食品の工場見学と直売所の買い物があったのです。工場見学では、農家で梅干にまでしてもらったものを入荷しており、塩を水洗いして水切りしたものを調味料に漬け直して製品化していることを知りました。(だから、ちぎった梅をはちみつに放り込んではダメです。もしかして、やっちゃった人いますか?)甘い梅干は、要冷蔵で半年しかもたない“梅干の加工食品”であり、常温でなん年ももつ普通の梅干を加工したものなのです。直売所では試食・試飲し放題でしたので、美味しそうな梅干の加工食品を片っ端から食べまくり、かつお梅はしつこいくらい食べたのですがなにかイマイチで、切れ端ですら結構塩辛い。(丸一個はツライかも。)新製品という「しらら」というのが正直一番うまかった。バスツアーだからお構いなしに梅酒も飲みまくり、一年かけて作ったものを樽に移してさらに一年熟成させた「樽」というのが私には甘すぎずキツ過ぎずとても美味しかった。こいつをオチョコに10杯くらい飲んだ後で、バスで帰ったら自宅まではマイカーだったことを思い出した(笑)。女房は「しらら」とはちみつ梅を買ったが、私はかつお梅が違っていたことがショックでなにも買わなかった。帰宅後、ご無沙汰だったK君に梅干探しをしてきたことをショートメールしたら、中田食品と井口食品がツートップということを教えてくれた。早速、井口食品をググって、ここの「黄金梅」というのがはちみつ梅の元祖で、かつお梅はかなりこだわったかつお節をつかっていることがわかった。こいつだったのか?「梅いちばん」の名称で通販もしているので、買ってみるか?でも、ついでに中田食品もググってみたら、「しらら」以外の売れ筋に「田舎漬」という古風なネーミングのがあり、かれこれ50年ものロングセラー看板商品で、“調味料で味付けしなおした甘い梅干の元祖”だという。商品説明で、「“青み魚の梅煮”の味わいをヒントに、かつおだしや調味料などで味付けした“田舎漬”は、梅干し自体の酸味はまろやかに、かつお節の旨味なども合わせ持った奥深い味わいです。」と書かれているのを読んでハッとなった。裏側の表示の画像をググって見つけたら、原材料名に「かつおエキス」と書かれていた。―――さて ここで、探偵になったつもりで推理する。27年前。まず、K君はこだわりなくお中元にお勧めのものを選んだと思われる。ここで、店員が「これがお勧めです。」と出しそうなもの。それは業界トップで看板商品だった「田舎漬」だったのではないか?そして、私がかつお味の梅干だからと、かつお梅をどんなに食べ続けても出会えなかった事実。つまり、かつお梅ではなかった?原材料表示は、「かつお節」ではなく「かつおエキス」だった?ふつふつとそうかもしれないと思えるようになった。なんということだ!まるで柴漬けみたいなネーミングのせいで、タダの辛い梅干だと思ってこいつを試食していなかったではないか!!まるで韓国ドラマのように27年も探し求めながら傍をスルーしていたとは!早速、中田食品の通販サイトで注文。運よく「しらら超大粒」という3月28日までの期間限定商品があり、送料無料になっていたので、これとセットにして「田舎漬特大粒」(1kg以上にある特大粒サイズ)を購入。(小梅より大きい粒のほうが美味しいことを試食で確信していたので、可能な限り大粒のものを選びました。)通販の会員になったことで、いきなり500ポイントがついていたので、さっそく500円引きに。送料無しの4900円でしらら超大粒550gと田舎漬1kgが4日後に来る。ああ、楽しみだ。なお、ポイント3倍なので、次回も149円安く買えるのもいい。情報メール送信可にしてるので、また期間限定で送料無料の何かがあったら注文しよう。――――で、3月17日、ついに来た。さっそく特大粒の田舎漬にかぶりつく。うっ!辛い。だめだ。ちがう。これじゃない。ガーン!口が渋々になるくらい辛い。お茶漬けにしたら食えそうだが、そのまま食べるのはツライ。しばらく茫然となったが、女房はおかゆ等に使うからいいとのこと。でも、1kgで38粒もある。はああ。しらら超大粒は550gで16粒だが、まるごと一つそのまま食べても もう一つほしくなるくらいなので、すぐに食べきってしまいそう。この違いはやっぱ塩分%なのか?じつは、田舎漬には減塩仕込みのものがあるが、3%の違いでしかないし、粒の大きさが中粒しかなかったので、今回パスしていた。あらためて、気になっていたものの塩分%を調べ直し、書き出してみた。食べたことのある梅干の塩分で辛く思わなかったものは、しらら5%、はちみつ梅6%。辛く思ったものは、かつお梅11%、田舎着11%。ちなみに、他社のかつお梅も大体10〜12%で、どれも辛そうだ。すなわち、かつお梅は全て違うことが確信できる。さらに、消防の付き合いで買ったもので、ちょっと辛めだったが美味しかった河本食品のこんぶ梅を調べると9%だった。以上のことから、6%以下であれば単体で何個もパクパク余裕で食べられるが、一個を単体で食べるのに我慢できるのは9%までで、11%になるとそのまま単体で食べるのはツライということだ。で、田舎漬の減塩仕込みは8%。単体で数個はキツイだろうが、1個ならそのまま食べれそうだ。たった3%の違いだが、我慢できるかできないかの境界線をまたいでいたのか。(なお、翌昼に田舎漬をお茶漬けにして食べてみたら、塩味が薄まって梅干の味付けがおいしいことがちゃんとわかったので、やっぱり減塩仕込みが正解なのでは?と思った。)ようし。くじけずに再チャレンジだ。同封されていた案内をみると、5月13日までの期間限定で、しらら230gとはちみつ梅230gのセットが送料無料だが、母の日贈答用仕様で通常より高い2808円となっていた。さてどうするか?これに田舎漬減塩仕込み400g1620円を追加して購入するか?2か月ちかく時間はあるので、もう少し考えよう。でも、もしこれで万一 “田舎漬減塩仕込み”がハズレだったら、いよいよお手上げになる。はたしてどうだ!?梅干探しの戦いの日々はなおまた続くのか・・・乞うご期待。(←しねえよ。誰も。)

おお!プライムリーディング:アイリスオーヤマのモップつきハンディ掃除機の最新機種で上重心タイプのやつを買うにあたって、以前 女房が「さとふる」なるサイト利用でふるさと納税してゲットした2千円くらいのアマゾンクーポンを有効利用すべくアマゾンで購入することにした。家族会員でもプライムのお急ぎに出来るのかを確認すると、OKだった。その時、プライム会員だと900冊くらいの本や漫画が読み放題になるPrime Reading(プライムリーディング)というサービスが追加されてることに気づいた。しかも、もうすでに1年半前の2017105日から始まっており、無料アプリのkindle(キンデル)をスマホにインストールすれば、まとめて10冊までダウンロードできて、オフラインで読める。(アマゾンミュージック同様、有料にすれば何万冊も読めるのだが、そこまで本は読まないから、これでいいか。)しかし、元々は本のネット通販だったアマゾンが、本の無料読み放題サービスなんてするんだ?!と、ちょっと驚いてます。

重要な追記:実は、このプライムリーディングには致命的な欠点がありました。読んだ本の履歴(マイライブラリの表示)が消せないのです。エロ漫画はしょーもないものばかりなのですが、うっかり釣られてこれを読んでしまったらホント涙です。(ああ、危ねえ。もう10才若かったら、釣られとったわい。)

梅干の続き:200円程度のことですが、3月28日まで中田食品のポイント3倍だというので、オーバーペースで梅干(田舎漬)を食べており、塩分取りすぎ気味なのが気になっています。歳のせいか辛いのが苦手になっているので、やっぱ無理はやめて、少しずつ食べよう。200円と引き換えに健康を害するのは愚かすぎる。 また、「ポイントインカム」というポイントサイトを経由すれば、そこにも結構ポイントが溜まるのを知ったが、あまりポイントを気にすると、(dポイントのゴールドカードを所持して感じていることだが、)無理矢理ポイントを使用して、お得であっても要らん買い物や出費をすることになりそうだし、カード決済で永久不滅ポイントなどもついているから、これ以上はもういいか。次回はのんびりと完全に食べきった後で、「しらら」と「はちみつ」と「減塩田舎漬」をとりあえず400gずつ。あと、梅酒の「樽」を注文しよう。(「樽」はアマゾンなどでも購入できるが、「安いと思ったら、送料込みだと返って高かった。」なんてこともあるので要注意。)でも、これだとあとちょっとで送料が無料にならないから、「しらら」を500gに変更し、合計8千円以上にして送料無料にしよう。よしよし、これでいこう。―――と、言っていたが、28日が休みで暇だったので、ポイントインカムの会員登録をして、そこを経由してさっさと梅干達と梅酒を購入しました。(おいおい。)すると、ポイントインカムのポイントが7%チョイということで、600円くらいつき、登録ポイントも300円つきました。これはアマゾンでの購入にそのままつかえます。(おお、なんかいいじゃないの。)サイト内をコツコツクリックして、さらにポイント稼ぎもできるが、数円のために目が疲れて体調が悪くなりそうだし、女房が「パソコンばかりして話もできん!」と怒るのでやめておきます。もっぱら中田食品の買物専用ポイントサイトとしておき、あとは楽天カードを作る時にまた利用しよう。3月末までの期間限定で、ここを経由して作ると、ここでも8千円のポイントがもらえるので、楽天カードのポイントが通常の5千であっても、2つあわせて1万3千円!(おおお。)―――で、3月31日が休みでこれまた暇だったので、じっくりといろいろ確認した上で、楽天カードをはじめて作りました。すると、ポイントインカムのキャンペーンもクリアしたりして200円ついたので、登録ポイントと合わせた500円分をアマゾンクーポン(期限は10年。)にしました。まだ承認待ちのが中田と楽天の合計で8600円あり、1ヶ月後にこれらもアマゾンクーポンにすれば、9千円以上になります。やった!用心していろいろ調査したので時間をくったけど、子供の日に孫のおもちゃをタダで買ってやれるわい。なお、初めてポイント使用をしたということで、友達紹介ができるようになったので、お互いというか私(紹介者)がとても優遇されることですが――――ポイントインカムの会員登録をこちらhttps://pointi.jp/p/?a=rbf880724592から登録してくださると、登録した貴方と紹介した私の両方に100円分余計にポイントがつきます。さらに会員登録後、もしくは既に登録されてる方が、業界最大手の中田食品の梅干を買うにあたって、こちらhttps://pointi.jp/contents/ad_intro_bonus/detail.php?c=eHEACsuWJ%2F%2FwnR21NyB0o1aEHicSP1c2x%2Frgk0yxKAY%3D&s=ejETc79Wvu4%3Dから「ポイントを貯める」をクリックしてくださると、購入した貴方には7.2%のポイントがついて、紹介者の私にもボーナスポイントがつきます。そして、楽天カードをこれからはじめて作ってみようかという方が、こちらhttps://pointi.jp/contents/ad_intro_bonus/detail.php?c=eHEACsuWJ%2F%2FwnR21NyB0o1aEHicSP1c2x%2Frgk0yxKAY%3D&s=FxiGjs1is3s%3Dから「ポイントを貯める」をクリックしてくださると、作った貴方には楽天ポイントとは別に(4月1日現在)1200円分のポイントがついて、紹介者の私にもボーナスポイントがつきます。私は100円ほしさに釣られて誰かの紹介ブログから会員登録したのですが、紹介者にはボロ儲けだったのを知りました。100円得してるだけで、一切ソンはしてないんだけど、なんかムカつくので、今こうして皆さんにやりかえしております。どうせこれを読んでいるのは物凄く暇なモノズキでしょうから、誰か釣られてくれないかな。(笑)―――――で、4月2日、自分史上最悪な出来事が・・・・うううううううう・・・・もう何もする気になれんんんんんん・・・・・4月2日に届いた梅干。あけてびっくり!中身がちゃうがな。確認したら自分が注文間違いしとったあああああああああああ。ほしかったのは「梅ぼし田舎漬 減塩仕込み」だったのに、「うす塩味南高梅」を頼んでいたあああああああああ。減塩仕込みうす塩味を混同していたああああああああ。うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!もう自分が信じれん!もう信じれん。アホじゃ。糞バカじゃ。死ね!もう私。―――ということで、梅干探しの戦いの日々はまだまだ続くのであった・・・次回も乞うご期待。(←しねえって。誰も。)

楽天カードで疲労困憊:楽天カードを作ったら、予期したとおり、楽天スーパーポイントのキャンペーンを確認したり、即日期限の1500円クーポン使用などに振り回され、ヘロヘロになる。なんとか4500円くらいお得に買い物したけど、風邪で体調不良だったのを悪化させて病院に行くことになり、結果 診察・薬代1800円の出費となりましたもう!馬鹿そのもの。ポイントもクーポンも今後は一切無視だ!(とは言っても、数千円もすると釣られちゃうんだよね。はあああ。)

梅干ついに決着:4月10日、ついに注文しなおしていた「田舎漬 減塩仕込み」1kgが届いた。(今回も送料無料の「しらら小粒300g」とのセットにしました。しらら小粒はムギを預かって可愛がってくれてる方へのプレゼントです。)さあ、味見!―――むむ、濃い鰹味!ご飯にも会い、そのままでもいける適度な塩加減。なにより梅干とは一線を画すこの味付け。これだ!間違いない。ついに27年越しに探し当てたぞ。やった!ああ、ここに至るまでがどんなに大変だったか。でも、これからはお気に入りの一品を毎日食べれるようになった。やっぱ努力はしてみるものだなあ。うんうん。皆様、応援ありがとうございました。(←誰もしてねえって。)

NHKラジオ第一に:NHKラジオ第一の「石丸謙二郎の山カフェ」という番組でディレクターをされているAさんからメールがあり、420日の放送で、全国のご当地アルプスの特集を企画しており、和気アルプスについてお話を伺いたいとのこと。放送日までに電話やメールなどで和気アルプスについて情報提供し、放送当日には生放送で電話で出演するというものです。7日には、番組MCの石丸さんが和気アルプスを訪れ、和気駅の観光協会に番組のポスターを貼らせていただいたそうです。皆さんもよろしければご笑覧ください。そう言えば、たしか8年前、1回だけ山陽放送RSKラジオに電話出演したことがあったけど、緊張して何を話したか覚えていない。編集してもらえないナマでのラジオ出演は、ヘンなこと言ったら即アウトだから、ほんと緊張する。しかも、今までのラジオやテレビや新聞や雑誌「オセラ」等の報道は地方版だったけど、今回はヤマケイ掲載と同じく全国区での放送です。ニッポン全国にカミカミでシドロモドロでトンチンカンな発言を大放出!なんてことにならないか?今からドキドキ。―――で、20日朝9時すぎ、NHKなので下品な物言いは禁物!丁寧に話そうと苦労はするものの「ぼっけえ」岡山弁が口をついて出る。自分でも「もうなにゅうよんなら?!」状態となり、いいたいことは4分の1も言えずにオシマイ。結果5分間にわたって岡山弁を抑えるのに必死で狼狽しただけであった。もう!ワシ何をしゃべった?まるで記憶がない。ただ、石丸さんが和気アを物凄く絶賛してくれてたことだけを覚えている。昼前から出勤し、ネットで昼12時以降に今回の「聞き逃し」がこちらhttps://www.nhk.or.jp/radio/ondemand/detail.html?p=4750_01(9時台の9分後に出演。)で27日の正午まで1週間聴けるので、会社でさっそく聴いてみる。うわあ、岡山弁丸出しじゃがな!オマケに訊かれたことにやたら要領悪く、たどたどしくややこしく長く複雑に答えるものだから、石丸さんにもリスナーにも「このオッサン馬鹿か?」と思われちゃったんじゃないかなあ。完全に気持ちと発言がかけ離れてるではないか。はああ。でも、ラジオなんてそう聞いてる人はいないよね。うんうん。――――で、その夜、帰宅してHPを見ると、今日1日だけでアクセス514件!!マジ?!まさか・・・こんなに皆さん聞いてたの?やだああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!もおおおおおおおおおおおおおお、やだああああああああああああああああああああああ。ああ、穴があったら入れてみたいじゃなかった。入りたい。

バッジ:石丸さんが和気アのバッジを欲して捜されたとのこと。和気町の産業振興課なり、観光協会なり、はたまた有志の誰かなり、どうか作ってやってくださいませんでしょうか? なお、私が作ったキャラクターのうりぴーやグラサンやイノシシのロゴマークは、くまモンみたいに全ての著作権を放棄いたしますので、どなたでも無料でご自由に使用できます。いろんな土産物にご使用ください。(決断と行動力のある方、どうか登山者の皆さんを喜ばしてください。)

次女のカレ(婚約者)と面会:平成から令和になった5月、お産の臨月になった長女が里帰りしており、暇にまかせて家の中を片付けまくり、運動がてら旦那とガーデニングなどもしている。生まれてくる次男と、挨拶にくる二女のカレを迎えるのに、家をきれいにするのはいいことだ。私も台風で吹き飛んだままになっていたオンボロガレージの屋根を日曜大工で修理する。すると、長女の旦那いわく、「俺が挨拶に来た時、なんもしてなかったのとは、えらい差だな。」(笑)。5月18日、二女のカレが私に挨拶しに和気に来た。堅物で無口だというが、一杯やってからは打ち解けて、長女夫婦とも楽しく団らんする。先だって二女が福岡のカレの実家に挨拶に行った際は、家族総出の大歓迎会を開いてくれて、寡黙な親父さんが柄にもなくカラオケを歌いまくり、カレいわく、「あんなオヤジ見たことない。」とのこと。娘を嫁がせる親としては、先方の家族にここまで熱烈歓迎してもらえたということが、なにより嬉しく、幸せなことだと思う。今度は親同士で会いたい。

長女の次男 佳絃(かいと)誕生:5月20日、夜10時に陣痛っぽいものが来たというので、岡山市内の病院まで車で長女を連れていく。そのまま入院し、もういつ生まれてもいいのと、旦那が京都から駆け付けたこともあって、翌21日に産むことになった。今回はちょっと時間がかかって難産だったが、夕方6時に次男が無事誕生した。予定日より9日早いが、次男の体重は3500gもあって、泣き声がかなりでかい。おっぱいを飲むようになってからは、腹いっぱい飲んでは3時間以上寝続けて、めったにぐずらないので、思いのほかラクで、まるで気はいを消した忍者みたいだ。しかも、そばでどんなに2歳の長男 湊太(そうた)がうるさくしても平然と寝ていて、起きない。こいつは大物かも。

トランポリン:ポイントインカムで貯めたポイントをアマゾンギフト券にしたら、1万円にもなったので、なにを買ってやろうかと考えた末、1万2千円で周囲に防護網がセットされたトランポリンがあったので、実費2千円で購入する。男の子はドンドン飛び跳ねるのが好きで、家の中だとソファーなど壊されるし、アパートでは近所から怒られる。でもこれがあると、家の中でどんなに飛び跳ねても静かで、安全で、体も鍛えられる。出勤している6月2日に届くので、長女の旦那に組み立てを依頼する。当日夜、帰宅すると、女房が怒って、「なんで勝手にあんなもん買ったんで。でかくで邪魔で部屋がせもうて生活できんがん。」とわめく。たしかに直径140cmで高さ160cmある黒ネットで囲われたそれは居間の真ん中を占拠していた。作った旦那も、かなりくたびれて作ったら、この大きさだったので、「こりゃあ今夜は修羅場になるな。」と女房の怒りを予感していたという。で、当の湊太は、黒ネットを怖がって中に入ってくれないとのこと。もう家族総スカン。私は針のムシロに座らせられた状態。そんな私を気遣ったのか、急に湊太が黒ネットの中に入って、上手にピョンピョン飛び跳ねだした。一同唖然。湊太は気に入ったのかキャッキャッと声をあげて大はしゃぎ。そのとたん、私をこきおろしていた家族は手の平をかえして絶賛。「ええわあ。これ。」「ええがん。ええがん。」あわやという所で私は面目躍如となった。だから湊太は絶対喜ぶって、言ったろ。ふう。居間の家具の配置を変更してなんとか生活空間を捻出する。

ブーメラン:50年くらい前、私が子供のころ「怪獣王子」という特撮ドラマがあって、主人公が「オオラー!」と言いながらブーメランを投げていたので、ちっちゃな30円のおもちゃブーメランで、そのマネを皆がしていました。いつか本物のブーメランを投げてみたい。怪獣王子みたいにちゃんと帰ってくる大きなブーメランを―――で、30年くらい前の新婚旅行でオーストラリアに行ったときに、ブリスベン空港の売店で「アイ、ウオント、リアル、ブーメラン。リアル、リターン、ブーメラン!プリーズ。」と言ったら、店員のおばちゃんが白いベニア板(板の境界は黒い筋が入っていた。)にアボリジニの民芸品みたいな焼き絵が描かれた40cmくらいのブーメランを出してくれたので、2千円くらいで買って帰った。さっそくコーポそばの百間川の河川敷で、私は左利きなので、フリスビーのように内投げしたら、ちゃんと水平に飛んで、3〜40mくらい先で竹とんぼみたいに舞い上がったあと、ヘロヘロとゆっくり回転になって、ちゃんとこっちに帰ってきた。思い切って両手ではさみ取りしてキャッチ。わー!すげえ!!と大喜び。だけど何度目かで、ついまちがえて左のサイドスローで外投げしてしまったため、冬の百間川の中州の茂みに投げ込むことになって、ロストしました。そのブーメランの型取りをしとけばよかったと後悔しきり端正な「く」の字ではなく、ちょっと変形した「へ」の字型で、小さな説明書きが付いていて、長い方は先細でアロー(矢)となっており、反対の短い方は先端が丸かった。とにかくその時は、私が夢みていた本物のブーメランが実在していたことは確信しました。その後、いろんなお土産ブーメランをもらい、同じベニア素材のものもいただきましたが、投げたら帰ってきそうな雰囲気を持っていたものですら、結局どれも壁飾りにしかなっていません。それから約30年たった最近 アマゾンで「ラングス」というオーストラリアのブーメランメーカーを知ったので、さっそく3千円くらいするブーメラン「レンジマスター」と「アルバトロス」というのを購入してみました。今ではブーメランは飛行距離や滞空時間やキャッチなどを競うスポーツになっているようで、その練習向けみたいですが、2つとも意外と軽くて薄くてキャシャなものでした。しかもサイドスローしてはいけないとのことで、今現在のブーメランは50m以上飛ぶ長距離タイプ以外はみんな縦投げするとのこと。やっぱこれは自分のほしかったものではないな・・・でも、投げる前に型取りして、どこをどのように削ってあるかまで記録し、右利き用なので、慣れないながらも頑張って右で投げましたが、スナップをきかせて回転をつけることができないので、うまく飛びませんでした。惜しげのないポリウレタンのものを買って、右投げの練習をしましたが、どうにもスナップを利かせれない。やっぱ左利き用のを自作するしかないか。こいつらも壁飾りか・・・ううむ。―――そうだなあ、ベニヤをカットする電動糸ノコ(新婚時代に女房がトールペイント作りにはまって、私が板を切っていた時のもの。)もあるし、翼を削り出すグラインダー(親父が備前焼を焼いていた時に底のバリを取るのに使っていたもの。)もあるから、理想とする(新婚旅行で買ってきた)あのブーメランの再現をめざして、ブーメラン作りを趣味にしてみようかなあ。これなら低コストでじっくり遊べそうだ。じつは、空にあこがれて、モーターパラグライダーを趣味にしたかったのですが、墜落したらあの世行きなのを女房にやたらと心配され、100万円近い予算が一度に必要なため断念しました。ならば、ブーメラン作りを趣味として、それらを空に飛ばすことで、空の遊びを満喫しようかな。ドローンやラジコンを操縦し、上からの眺めや操縦技術の向上をめざすのではなく、シンプルかつ繊細な飛行体を自作し、自力で投げて空遊びをするのだ。うん。私の作りたいのは競技用の横に丸く旋回するものや50m以上飛んじゃうようなものではなく風を無視して3、40m以内を水平から上にあがってUターンする狭い日本でも遊べるリアル「怪獣王子ブーメラン」だ長距離用みたいに水平投げするが、今時のものとは比べ物にならないくらい重くてデカい「へ」の字のオーソドックスなブーメランで、できればだが、ビールの空瓶を1本くらいは割って帰ってくるようなものを作ってやりたい。

ヘロヘロの日曜大工:6月になって2人の孫の相手をする傍ら、日曜大工で先日 屋根を張り替えたオンボロガレージの地面のコンクリート打設と、屋根と壁のすきま塞ぎをしました。(ああ、疲れた。)コンクリートはトータルでセメント3袋と砂12袋とバラス8袋を使用し、これらを混ぜる作業でヘロヘロになったため、肝心の塗る作業がちょーいーかげんになり、おまけにコテがなかったので、適当な板でならしたので凸凹ガビガビの仕上がりになりました。さらに、「UVシート」なる対候性のある銀シートを買ってきて、キッチンバサミでカットし、工業用の両面テープ(黒くて2mmの厚みがある強力なもの。)で屋根の梁と壁に貼り付けて、隙間をふさぎました。これで雑草や土埃や雨の降り込みを抑えれるはず。さっそく孫の三輪車をガレージに収納する。

ブーメラン試作:7月になった。里帰り出産していた娘が孫をつれて京都に戻ったので、女房とほっと一息。やっと騒がしい孫の相手から解放されたわい。よし、新たな趣味でもやるかなあ。先月、約20年目にして寿命がきて動かなくなってしまった糸ノコ盤を、近所の電気工務店のNさんに頼んで調べてもらっていたが、どうなったっけ? 5千円で直るとのこと。買い替えると1万数千円するので、お願いしたら、コンデンサーを交換するだけであっさり直った。これを受けて、いよいよブーメランを手作りすることにした。グラインダーのヤスリを端でも丸く削れる木工用のものを千円で買って、親父が無くしていた付け替え金具も数百円で買って、親父のグラインダーに付け替える。厚さ9ミリのシナベニヤを2千円で買ってきて、昔から持ってた半丸ヤスリとサンドペーパーを準備して、制作開始。うまく飛ばないけど素材が同じだったお土産ブーメランでベニヤに型をとる。こいつのリーディングアーム(握る側)を外にわずかにまげて、トレーリングアーム(握らない側)の先端を幅広短めにする。削ることで修正できるので、大体の線をボールペンで引いて、糸ノコ盤でカット。なにも削ってない状態で1回フリスビー投げしてみる。普通にまっすぐ飛んで失速し、畑に墜落。やっぱりね。翼状に削る目安のラインをボールペンで引いて、グラインダーを右手に持って丁寧に当てていくと、面白いくらい簡単スピーディーに翼状に成型できた。これまた大体の削りをして、フリスビー投げしたら、舞い上がって少しだけ右に戻って墜落。一気にブーメランらしい飛びをするようになった。ベニヤに空洞があったので、400円のとのこを買ってきて、水にとかして穴や溝を埋める。ついでに全体にもとのこを塗ったらベニヤっぽさが隠れて、なんか「怪獣王子」風になった。仕上げに1200円のホビー用水性ニスのスプレー(実用家具や屋外には不向きとあるが、ハケいらずで手軽かつ速乾最終仕上げで2度吹きすれば保護強度もしっかりするので、これで大正解でした。)を買って新聞紙の上に孫のブロックを3つ置いて、その上においた試作ブーメランにスプレーする。10分くらいですぐ乾くので、裏もスプレーして完成。なんかアボリジニ風じゃないけど、手作り感が満載だから まあいいか。

←1作目、右用モンスタープリンス。砥の粉でベニアの木目が見えない。

 

さっそくロストしてもいいように写真と型取りをして、吉井川の河川敷で投げるのにいい場所がないか探すと、熊山までに3か所くらいあったので、人目をはばかりながら場所を変えて2日かけて試し投げと修正削りをする。(正直、いい年したジジイが戻っても来ないブーメランを一人で投げている様は、他人に見られると凄く恥ずかしいですオマケにそのブーメランに思い入れから「藤本作」なんて書いちゃったので、ロストして誰かに拾われたらもっと恥ずかしい。)初日、風のある状態だったので、ものすごく舞い上がってしまい、土手の上のアスファルトに墜落して破損。右利き用で作ったので、左手でフリスビー投げしていたのだが、本来 左に旋回するものが、右に大きく旋回し、そのまま急降下で墜落している長距離(LD)ブーメランは翼の下面も上面より控えめに削りが入っているものが多いので、それを参考に修正と修理の削りをし、とのことニスも上塗りして、翌日も試し投げをする。翌日は、風のない状態だったので、思い切りなげないと全く舞い上がらない。ちょっとマシになったが、まだ右旋回で急降下墜落している。ううむ。持ち方をピンチグリップにしたり鉛筆持ちしたり、力加減を変えたりして、いろんな向きに投げてみたが、右旋回の墜落が改善されなくて、これ以上どうしていいかわからず、ダメ元で左サイドスローの裏返しで(トレーリングアームを前に向けて)投げたら、今度は左旋回して急降下墜落した。なんだ?裏側の削りが深すぎて裏表が同一状態(左右両刀)になってるのか?ならば投げやすい左サイドスローでもっと観察するべえ。こっちのほうが、スナップも利くし、やっぱブーメランの成型に責任をおしつけるんじゃなくて、投げ方にも工夫がいるからなあ。さっきは裏返したが、裏返さずに(トレーリングアームを後ろに向けて)サイドスローしたら、どうなるんだろう?で、やってみたら、直線で水平にどこまでも飛んでいき、いままで見たこともない長い水平飛びをして、遠い草むらに落下した。30分ほど広範囲を捜索したが、雨が降り出し、結果諦めてロストしました。落ち着いて考えたら、29年前に逆投げしてロストしたのと同じことをやったことに気づく。ああ、そっかあ。でも、かなり勉強したぞ。今度は左利き用で作ってみよう。

なお、調べていて見つけたブログ「ブーメランマイスターへの道」より抜粋―――――LDブーメランのテストスローとチューニングについて。 まず、投げるときはフルパワーで投げる前に5070%の力でやや上向きに投げて軌道の確認をします。長楕円を描きすべるようにまっすぐに戻ってきたら問題ありません。 3つの投げ角度 風角度30°〜45 (2〜3mの風が必要で、風に対して投げる向き)傾斜角75°〜85 (ブーメランを倒す角度で、水平投げになります。)、投上角 5°〜30 (水平より上に投げる角度)を色々工夫して投げてもうまく戻らない場合はチューニングが狂っている場合があります。 向かって右にそれたりS字を描いて左へそれたりする場合は、トレーリングアーム翼端を少し下げ、上半角をマイナスにします。(場合によってはリーディングアームも下げる)向かって左へそれる場合は、左のリーディングアーム翼端を上に反らして上半角をプラスにし、時計回りにひねり迎い角をマイナスにします。ちなみに、上反角とは、ブーメランの翼の反りです。一般的に翼の中ほどから反らします。上に反らすのをプラス、下にそらすことをマイナスと表現します。プラスにすると、上に舞い上がり、下にそらすとその逆となります。ミリ単位調整が必要で、やりすぎると破損の原因になります―――とのこと。ようし、今度こそ。

雨あがりの二日後:もしかしたらと思って、ロストしたであろう場所を昼間に再捜索したら、ススキの株の中にあったのを発見。雨や日照りにさらされたのにまったく無事でした。さっそくトレーリングアームを押し下げて半分の力でなげたら、真っすぐ戻ったが、まだ地面に激突しており、滑空してここまでは帰ってきそうにない。損傷していたトレーリングアーム先端を修理・修正する。だれか右利きの人に投げてもらいたいくらいだが、とりあえず、試作「右用モンスタープリンス」はここまでとし、今度は左用を試作しよう。―――なんて言ってた夕方に、最終確認をすべく投げたら、最後のチューニングが合っていなかったのか、右用モンスタープリンスは右に大旋回して吉井川河畔の竹藪の彼方に消え去りました。あーあ。やっちゃった。今度こそ本当にお別れです。既に気持ちは左用になっているので、未練はないけど、あれだけやっても改善しなかったのは、もしかして、削ったらダメな所を削ってしまっていたのかも。削りは慎重にしよう。

ブーメランのチューニングと調整:これまたブログ「ブーメランマイスターへの道」からの 抜粋です。―――

○翼端を上げる、下げる。

  ・翼を上げるとブーメランは上に軌道を変える。上げすぎると失速するので注意。

  ・翼を下げるとブーメランは上に舞い上がらずに低く飛ぶ。下げすぎると戻らずに墜落する。

○翼端をねじる

  ・翼をプラスにねじると揚力が増し小回りして帰ってくる。ねじり過ぎると抵抗が大きくなり回転が止まり墜落する。

  ・翼をマイナスにねじると揚力が小さくなり大回りする。ねじりすぎると飛んでいったきり帰ってこない。

○重りを付ける

  ・翼端に重りを付けると、遠心力の関係で遠くまで飛ぶ。飛行形態は、重りを付けない場合よりも長楕円になる傾向にある。重くすればするほどパワーが必要になる。

   ・中心付近に重りを付けると、翼端に重りを付けた場合よりは遠くまで飛ばないが、回転力が増すので揚力も増す。

○穴を開ける

  ・回転を止める効果があり、内側に巻いてしまう軌道を修正する効果もある。翼端に近ければ近いほど、また大きければ大きいほど効果は大きい。開けすぎると、回転が止まり返ってこない。   

○輪ゴムを巻く

   ・回転を止める効果があり、ほぼ穴を開けるのと一緒。違うのは、取り外しがきくので、その場での調整に有効。

2作目にして戻ってくることに成功:7月13日に記念すべき初めての試作ブーメランを右用として作成し、いろいろ試しながら改良とテストスローを繰り返したが、戻ってこないまま16日にロストしました。右用では左利きの私には投げることに制限があるので、いろんな投げ方ができるように、19日に2試作目として、左用(ただし、投げやすいようにエルボーが前になるリーディングアームスローになるタイプ)を砥の粉無しの3時間で作成しました。(早。)

←2作目、左リーディングアームスロー用モンスタープリンス。木目が綺麗。

 

21日に飛び方の確認をしていて、墜落して芝生に10センチくらいぶっすり刺さった(おいおい。)角度がいつも45°なのを見て、出だしを水平ではなく、45°のスリークオーターで投げたら、ここでは水平になっているのでは?とひらめき、実際に投げると後半墜落せず、ラストは「ちゃんとしたブーメラン」らしく水平に浮くように飛んだので大喜びやった!やっと見られても恥ずかしくないものになったわい。さらに風によって戻る場所が変わるので、いろいろ投げて、2、3mの向かい風に、左斜め45°向きに投げると綺麗なUターンで正確に戻ってくるのを確認しました。(キャッチは素手だとケガしそうなのでしてません。)ちょっと今時のブーメランっぽくなってしまったが、一応 涙滴型に飛んで前から帰ってくるので満足。でも、油断して投げ損ねてベンチ遊具であるカバの尻に直撃し、真っ二つに損壊ガムテープを巻いて補修した状態でもちゃんと戻ってくるので、全体がまとまっていれば、少々損傷があってもOKなのを確認できたが、ベニヤに型取りする時に、縦横十文字の木目に対し斜め45°になるように型取りしないと、削りにくいだけでなく、ぶっつけ強度が弱くなることを知りました。とりあえず、2作目はここまでとする。

←ベンチ遊具のカバのお尻に投げつけてこのとおり。(涙)

 

3作目にチャレンジ:3作目は木目強度も考慮され、トレーリングアームスローとなる完全な左用のものにしようと思っていたが、さらにネットを調べていて、非対称でトレーリングアームが長いと旋回がしにくくなるというのを知って、LDは半旋回だけで直線飛行させるためにあえて旋回しにくくしているのでは?と思い、さらに45°の投げだしを、LDのようにできるだけ水平にできるのではないか?と、握りにしたトレーリングアームを2センチ長くし、長くした端っこ部分をエルボーと同じように両側の下に削りを入れた第3作目を、23日の朝にたった2時間でニス引きペーパー掛けまでして完成させました。(むちゃ早!)

←3作目、左トレーリングアームスロー用モンスタープリンス。

 

厚さ9mm、全幅45cm、重さ120gのお土産・壁飾りサイズで、本当に飛んで戻ってくるはずのブーメランです。さあ、いかに!? なお、うまくいったら、これを「モンスタープリンス」の左用の完成品として、アボリジニ風のオオトカゲみたいな「怪獣王子のブロントザウルス:ネッシー」をモチーフにしたイラストをデザインするつもりです。(イノシシプレートのアクリル板をカット・穴あけするのに電熱器具のヒートペンみたいなものを持っているので、これでベニヤに焼き入れデザインが書けると思う。)また友人の皆にも投げさせてあげたいので、右用も作ってやりたい。

炎天下無風でのスローでヘトヘト:24日、梅雨明けを思わす炎天下で無風の午前中、1時間ほど試作3号器を投げてみたが、わずかな風でもつかめたら帰るものの、右へ大旋回するばかりで、全然LDらしく直線飛行しなかった。まあ、LDは2、3mの風が必要だから、無風ではこうなるのか? 投げ方を変えて、40°以上に倒して微風正面に向かって投げたら、舞い上がった後、往路より低い弾道で、復路をものすごい勢いで帰ってきた。地上すれすれの足元をシュパーッと後ろに通過した。うわあ、危ねえ!怖ああ。やはり45°に起こそう。でも、それだと右に大旋回。ううむ。20回ほど投げたら、指先が痛くなった。翼の縁をもっと丸く削らないと痛くて投げ続けられない。我慢して投げ続けるが、スナップを利かせれなくなっているようで、回転不足で、帰りきらなかったり、フワフワ上下したりして変な飛び方をする。元々細かいことを気にせず、削り不足気味だったのと、2cm長くなったトレーリングアームのせいで自回転にブレーキがかかっているのかもしれない。無風では全力で投げないといけないので、1時間も投げたら、肩がダルダルのヘトヘト。くたびれた状態で、重いブーメランを、ヘッドがふらつきやすいトレーリングアームスローするせいか、投げ損ないが増えたので、切り上げる。帰宅後、握る箇所を削って痛くないようにしたが、翼幅が細くなりすぎたようで、かえって持ちにくくなったかも。投げにくく、飛びにくい3作目は失敗作か?4作目は2作目と同じものを木目対処しただけで作ってみるか?とりあえず、今度は風がある日に投げてみよう。―――で、翌25日朝、やっぱ無風だったが、痛くないように投げれるならどうなるか?を確認しにいく。指2本を縁(の2つの窪み)に当てた持ち方(レバーグリップといいます。)で投げればいいのを確信したら、連続でうまく飛んで戻ってくるようになった。

 ←レバーグリップ。人差し指と中指を当てる2つの窪み付き。これで格段に投げやすくなった。

 

風のある場合を投げてないけど、なんかこれで十分いいみたいだ。で、「モンスタープリンス」の左用の完成品として、アボリジニ風のオオトカゲみたいな「怪獣王子のブロントザウルス:ネッシー」をモチーフにしたイラストをデザインしてみよう。イノシシプレートのアクリル板をカット・穴あけするのに電熱器具のヒートペンみたいなものを持っているので、これでベニヤに焼き入れデザインが書けるはず。

で、1時間かけて焼き書き上げたのがこちら↓です。(ちなみに下書き無しです。)

←ちゃんと怪獣王子タケルが、火をはくネッシーの頭にまたがっています。(なんじゃこりゃ。瀑笑!)

 

元々が「怪獣王子」のブーメランを再現しようという、子供時代のあこがれを追求したものだったせいか、なんかモロ「小学生の工作」みたいになったわい。ううむ。これを57歳の爺さんが大真面目に作ったとは、誰も思わないだろうなあ。というか、「その爺さん、頭 大丈夫?」と思うだろうなあ。はあああ。(でも投げたら、3、40m先からちゃんと戻るんだぜ!)

午後から風が吹き出したので、嫌がる女房をつきあわせて、2、3mの風のある中でのスローテストを、スマホで動画撮影してもらいました。無風ではあんなに必死で投げていたのに、すごく楽に投げれて、少しでも上向き過ぎに投げたら、遥か彼方まで飛んでいっちゃうくらいでした。45°に傾けたスリークオーター投げで、2、3mの向かい風に左斜め45°向きに、地面に水平に投げると、20m先で右旋回しはじめ、旋回しきった30m付近で一番高くなってから、降下しながら水平になり、滑るように戻ってくる。風が強いと、舞い上がって、頭上を通過して、とんでもない場所に8の字みたいに反対旋回して着地する。飛びにくいブーメランを作ったと思っていたが、2作目よりはるかに良く飛ぶじゃないか。もしかしてイラストの焼き目の小さな窪みがゴルフボールのディンプルのように作用しているのかも?(ゴルフボールには基本的に300のくぼみがあり、くぼみがあるゴルフボールは、それがないゴルフボールの2倍も飛距離が伸びます。)よし。ひとまず、これにて「モンスタープリンス」の完成だ! しかし、梅干に対する執着と同じか、それ以上の執着だったのだが、意外とあっさり実現できたわい。なんかうれしいような、このままでは物足らないような。そうだなあ。この完成タイプの右用を作って、友人にプレゼントするのもいいか。うんうん。とりあえず投げた様子をユーチューブにアップしたのでごらんください。(明るい日中の野外でのスマホ撮影はモニターが見えなくて、ブーメランを見失いやすくて大変でした。飛んでいるブーメランが小さく見えにくいのでPCの「全画面表示」でみてください。)

 

 

久々の動画アップですが、我ながら面白い動画になったと思っています。(なお、字幕のスポーツ様がスポーツ使用と変換ミスしてました。サーセン。)

60cmのブーメランに挑戦:大型ブーメランとして45cmで120gのものを作って飛ばして戻ってきたことに満足していたら、「ブーメランのお店(キウイ・ハウス)」のネットショップに「ダンカンさん」という方が53cmで150gのちゃんと戻る木製ブーメランを作って販売していたことがわかりました。張り合う訳じゃないですが、こっちは60cmの戻るブーメランを作ってやろうと思っています。なぜ60cmかというと、怪獣王子のブーメランは単純に真ん中でわずか30°くらい曲がっただけの細身のものですが、大きさは60cmくらいはありそうだったからです。形も似せるが、私好みの左右非対称で時計の針のように短く太いのと細く長いのが120°くらいで曲がっているものにしようと思っています。で、28日にナフコで11mm厚のJIS規格外のコンパネの切れ端(廃材)を360円(安い?)で買ってみました。シナベニアに比べてなんかやたら重いですが、まあいいか。29日、とりあえずカットして、グラインダーで削って、ニスをかけて、またもやたった2時間で完成しました。わくわくしながら重さを計ると、なんと260g!ソフトボールを超えてバレーボールと同等の重さではないか。デカさが分かるよう愛犬ムギと並べて写真を撮る。しかし、JIS規格外品だったせいか中板に継ぎ目があり、しかもそれがど真ん中でした。カットではわからなかったのですが、削っていて変な木目がでてきたので判明しました。またカバのお尻にぶつけたら、見事に真ん中で真っ二つになりそうです。やれやれ。ズッシリくるこのブーメラン、飛ぶか戻るかという以前に、はたしてちゃんと投げれるかなあ?レバーグリップを指2本だけでなく指4本全部をかけて投げることになりそうなので、それ用に窪みをつけました。さあ、はたしていかに?(まあ、無風じゃ飛ばんじゃろうな。はああ。)

  ←トイプードルミックス犬と同じくらいあり、真ん中に継ぎ目もあった。

 

で、30日、炎天下で2時間くらい投げてみたが、無風や微風ではボテっと墜落するばかりで、スナップをコン限りきかせて、全力で投げても、数十回に1回くらいしか戻らない。3m以上のまとまった風があれば、なんとかなりそうだが、やはり重すぎるみたいだ。カバ等には一切ぶつけていないのに、あんまり着地がボテっと落ちるか、突っ込むかするせいで、ついには心配していた通り、真ん中の継ぎ目が割れて、真っ二つになりました。(あああ。)

←あああ。やっぱりこうなったか。(涙)

 

やっぱ安いコンパネ廃材で、こんな大型ブーメランを作るのは無理があったか?シナベニヤに比べてやたら重たかったしなあ。ベニヤならなんでもいいという訳じゃないんだな。でも、今回のことでまた勉強したことがあります。いろんな投げ方、握り方を試したのですが、重いブーメランを、スナップを効かせて投げるには、やっぱり人差し指と中指の2本を縁に当てた持ち方の、レバーグリップが一番!ということです。4本全部や3本よりもなぜいいのか?それは、一番端っこを握りしめれるからです。4本全部で握ると端っこより中の方を握ることになり、スローイングのラストで人差し指と中指の指先でスナップを効かすのに力が発揮しにくくなります薬指や小指ではスナップを効かせることはできませんテコの原理で、スナップを効かすには、中指の指先がブーメランの端っこにあればあるほどいいんです。ですから、中指の当たる窪みは本当に一番の端っこギリギリになります。(上の前作を握ってる写真を参照。)前作で、なんか成り行きで実施したことだったのですが、これが重いブーメランを投げる最大のコツだったのです。前作は、無風でもこのコツのおかげで、ちゃんと戻ってくれました。また、風がある時は、読みと力加減で対応すれば、いつでもちゃんと戻ってくるようにできます。(これによって、「風を無視して楽しめるブーメラン」と、言えることになるか?と思います。)そして、実際に、この持ち方で260gのブーメランに十分なスピンを与えることができ、普通にスリークオーターで何度も投げることができました。なのに、後半で、ちゃんと水平スピンしてるのにボテっと落ちるのは、やっぱ素材が重過ぎるからでしょう。「260gくらいのブーメランは投げれるが、3m以上の風がないと戻り切らずにボテっと落ちる。」が結果です。(今回は3m以上の風は吹いてくれませんでした。)今度はちゃんとしたシナベニヤで作ってみよう。厚さは、翼の幅が広くないスリムな形状だから9mmのままでいいか。とにかく、今回より軽くしよう。

―――で、ちゃんとしたシナベニアをコメリで買ってきて、8月1日朝、なんと1時間半で作り直しました。5作目ともなると、かなり慣れたものです。(お客の目の前で実演販売する手作りブーメランの民芸品屋ができそうなくらい。)今度は見た目も綺麗で、一切ささくれもなく、なにより軽くて160g!で、全幅60cm、厚さ9mmです。120°のスリムな形状で、怪獣王子のそれの見た目に沿うようにしましたが、私のコダワリで左右非対称にしています。ただ、構造的にちょっと華奢な感じなので、ビール瓶を割ることは出来なそうです。3作目のモンスタープリンス完成品なら、ガチャーンとやれそうで、まさに空飛ぶ凶器なんですがねえ。(おいおい。)まあ、テレビの(無茶な)設定のどこを、どこまで近づけるか?は、人それぞれでしょう。3作目は、どちらかというと、「新婚旅行で買った本物のブーメラン」の再現でしたが、今度は怪獣王子のようなブーメランを作って、本当にうまく投げれて・飛んで・戻ってくるのか?の検証です。さあ、投げてみよう。今回5作目は、大きさと形を似せた「シンモンスタープリンス」だ。オオラー!

←3作目モンスタープリンス(下)と5作目シンモンスタープリンス(上)の比較。大きい!

 

―――で、2日に無風と微風で投げてみましたが、猛暑の昼間で、今回は女房が付き合ってくれなかったので、右手にスマホを持って投げ、自分で動画を撮りました。そのせいか、スナップを効かせられず、あまり大飛びせず、こんなものかな?と、いったものでした。今回も、とりあえず投げた様子をユーチューブにアップしたのでごらんください。(明るい日中の野外でのスマホ撮影はモニターが見えなくて、ブーメランを見失いやすくて大変です。飛んでいるブーメランが小さく見えにくいのでPCの「全画面表示」でみてください。)

 

 

超大型ブーメランではありましたが、とりあえず、投げれて、飛んで、戻ってくるのは確かです。

全器喪失:8月5日、台風のせいか待望の2mの風が吹いていたので、さっそくシンモンスタープリンスとモンスタープリンスを投げにいく。しかし、なぜかシンモンスタープリンスはおかしな舞い上がりからの墜落を繰り返し、ついには真っ二つになってしまった。墜落の衝撃が強くて、内部が割れていたようだ。やはり、大型で華奢そうな形状は良くないということだ。

←墜落の衝撃が、中央に集中したみたいで、真ん中で割れてしまった。(涙)

 

気を取り直して、モンスタープリンスを投げると、こちらもなぜかうまく飛ばないので、集中して思いっきり投げたら、大旋回の大飛びをしてはるか彼方のススキの原に消え去りました。(ガーン!)

もしかして、風が乱気流になっていた?ううむ。仕方ない。もう少し涼しくなったら、また理想とする6作目を作ろう。今度は初心に戻って、大きさは40cmサイズで、投げやすくて、耐久性のあるフォルムにしたい。ま、「ブーメランは、消耗品。」と言います。飾り物としてでなく、投げて楽しむのであれば、損傷やロストは避けられない。と、いうことです。投げる以上、最後は真っ二つになるか、ロストするかは、覚悟の上です。買ったものなら1枚で数千円もするので、「贅沢な遊び」になりますが、幸い私は自作しているので、損失は材料代と電気代だけで、1枚当たり数百円です。(ううう。貧乏人のささやかな道楽じゃ。)また、すぐに(ビックリするくらいすぐに)新作を作れます。正直、1ヶ月もしないで、5作品全てを大破とロストで失っている現状、ニス代(1本1200円)が惜しい気がするので、引退して壁飾りにするものだけ、焼き書き(アボリジニ風の真面目デザイン)してニス引き仕上げをしよう。これなら、新作は1時間以内で出来て、ベニヤ代と電気代しかかからない。(いいねえ。)今に及んで、自分が左利きだったせいで自作せざるを得なかったことと、偶然ながら必要な道具を持っていたことと、思いのほか木工細工を得意とする器用さを持ち合わせていたことに感謝しております。また、2つの動画もアップしていてよかったです。これらは、こんなものでもちゃんと戻ることの証明ですし、現物を失っても記録としてちゃんと残せていますから、引退して壁飾りになるのと、大破またはロストするのは、そんなに変わりない様にも思えて、いつまでも過去のものに固執せず、新しくもっと理想のものを作ろうという気になれます。

ブーメランの思わぬ効果:気分的なものだと言えば、そうかもしれませんが、私の場合は、ブーメランを投げて、拾ったり、捜したりするのが、膝や足腰のいいリハビリになっているようです。いつも仕事で酷使ぎみだから、休日はしっかり休むべきなのですが、ただ大人しくしているより少しは動かした方がいいみたいですし、いつも痛む左膝をかばい気味にしているのは、痛くない右脚に負担を強いることになって、両膝とも痛くなってしまいますので、抗鬱剤のサインバルタ長期間の痛みで体と脳が痛みを記憶してしまい、少しの違和感でも痛く感じる状態になっているのを、麻薬的な精神薬で改善しようとするものです。)を飲んでいた時に痛くなかったように、何かに夢中になって、知らず知らず左膝の痛みを忘れて、「かばうことなく軽めに動く」ことが、理想的なリハビリになると思っています。山も夢中になれますが、リハビリにはハードワーク過ぎです。ブーメランの場合、自分が作っているので、うまく飛んで戻るか未知数な分、すごくワクワクドキドキしながら投げて、飛行を眺めています。うまく戻った時は、ハイテンションになって、ついキャッチしようと、無意識でダッシュしたりもしており、え?!ワシ、今ダッシュした?!いや、出来た!と、喜んでおります。今まで、走ることができなくて、横断歩道が渡れないこともありましたが、今では横断歩道を小走りするくらいは出来るようになりました。やはりヒョコヒョコ歩くだけでは、デブの私には脚力不足に陥るみたいですので、夢中になって、かばわずにダッシュ!というのが、いい筋トレになりそうです。私の今の趣味であるブーメランは、副作用のない精神薬と筋トレを兼ねたものになっていると思うのです。

ブーメランの魅力:糸ノコ盤を直してくれたご近所の電気工務店をしているNさんは、なんとドローンを自作しております。消防に一途だっただけあって、10kgの消火ホースを山頂まで運べるものを手作りして、消防の役に立てたいとのこと。(おお、凄え!)まさに科学の最先端の飛行体です。その近所で私は、有史上 最も古くて超原始的な飛行体であるブーメランを自作しております。(うーん。人類が作り出した飛行体としては両極端で、ギャップが凄いな。)ブーメランは原始人の壁画として世界中で描かれており、弓矢の発明によって消えていったが、文化交流のなかったオーストラリアでのみ近代まで使われていたというものです。私はオーソドックスなものが好きなせいもあって、妙にブーメランに魅かれます。それもアボリジニが作った本物の手作り品に。そのせいか、スポーツ仕様の量産品や、3枚4枚翼の現代的なものには全く興味がありません。また、キャッチは出来たらいいくらいで、こだわっていません。むしろ、「手作りによる不確実さ」が、かえって魅力なんです。その出来栄えの未熟さを、持ち方や投げ方を工夫・研究することで補って、やっとブーメランを思ったように飛ばせるという面倒臭いのが、かえって面白いのです。道具としてもっとも単純で、もっとも原始的なくせに、あれこれ試行錯誤しないといけない。そうして出来たものは、世界に一つだけの自作品であり、それをもっともうまく投げれるのが自分であるということが、魅力的なんです。思えば、「馬」も愛馬を名馬に育てることを目標にしており、自分の乗馬の腕を磨くだけというものではありませんでしたし、(愛馬は、正に無敵で、野外騎乗では実質日本最強だったので、スーパーロボットの「マジンガーZ」か「ガンダム」みたいな存在だったのですが、私の言う事を一番よく聞いていたので、今思えば、まるで「怪獣王子のネッシー」みたいな誰もが憧れる夢みたいな存在でした。)「山」も和気アを名山にするということを目標にしており、自分のクライミングの腕を磨くだけというものではありませんでした。私は腕を磨くだけのものより、もっと総合的に知識や経験を大量に必要とする「体も頭も全てを駆使して、かなり入れ込まないと創造できそうにないモノを作り出す事」に魅力を感じるんです。なので、ブーメランを投げる腕を磨くだけなのは性に合いません。試行錯誤をしながら自分にとっての傑作ブーメランを作り上げることが目標であり、投げることより、それを作ること自体が好きなんです。ただ、最初はかなり難しく感じていたのに、たった1ヶ月もしないのに、もう大体のコツをつかんでしまったのが、逆に残念です。(←新人ゆえに、ちょっと天狗になってますかね?)もしかして、これからの進歩が真骨頂で大変なのかもしれません。でも、それを期待しております。でもまあ、馬のように人生の全ての時間をささげて付き添う必要も、山のように体をボロボロにして命も危うくすることもないですから、リハビリ老人である今の私の趣味には、(失礼な言い方ですが、)丁度いいかと、思います。なお、私の親父は備前焼の制作を趣味兼、商売にしていました。でも、私は大量に作ってその中から傑作を拾い出すという歩留まりの悪いことは嫌いで、コン限り入れ込んだ一作品に集中する彫刻みたいなものが性に合うと思っていたので、ブーメラン作りは性分から言っても丁度いいです。これからも自分の理想を追求して、投げて遊べて、飾ってもいい風情のある「民芸品」(?)を作っていこうと思います。

初めてのヨーロッパ!山を引退してから本物アルプス登頂!Zugspitzeツークシュピッツェは、ドイツ・バイエルン州とオーストリア・チロル州の国境にある2,962mの山で、ドイツの最高峰であり、本場ヨーロッパアルプスの山です。8月24日から31日まで、ANACAである次女の乗務担当するビジネスクラスで本人にお世話をしてもらいながらドイツに旅行をさせてもらい、ミュンヘンに6泊して、オーストリアのザルツブルク(次女のざっくりガイドツアーで、CAお勧めのザッハトルテのおいしい店へ。)、ノイシュバンシュタイン城(日本人ガイドツアー利用で、ツアーでないと内部見学チケットがとれない。)、最高峰ツークシュピッツェ(三女ガイドの初ドイツドキドキツアー。)、ロマンチック街道のローテンブルク(地元ガイドツアーで、滞在は3時間もあったが、それでも見切れない。)、ミュンヘン旧市街地(三女のこだわりガイドツアーで、王宮「レジデンツ」内の見学は、急いでまわっても3時間かかった。)を観光し、たまたま行き当たったドイツ最古の老舗ビアホールのアウグスティナーケラーでドイツ人夫婦とビールを乾杯し、最後は女房プロデュースでミュンヘン市内のスーパー&ドラッグストアでの買物をして帰国しました。もう体力の限界まで遊びつくしました。今回は通訳として防衛医大学生の三女を連れていったので、旅行計画はすべて女房と娘達にお任せしていたのですが、私を喜ばそうと気遣ってツークシュピッツェ登山を計画してくれました。ミュンヘンから電車に乗り、登山電車に乗り換えて、それを途中下車してラストはロープウエイで2000mを一気に登ります。(鉄塔越えで一回ブランコになるので、スリルあり。)当日は雲一つない快晴で本場ヨーロッパアルプスを見渡す大絶景を堪能できました。金の十字架がある山頂へは展望台から15mほどのちょっと危険な岩登りです。どうすればあそこに取り付けるのか、出口への入口を30分くらいグルグル探しまわりましたが、どうしても見つからず一旦断念しました。昼食は、テラスのテーブルでドイツ人家族と相席になり、ソーセージドッグとビールを食しながら、お互い片言の英語で会話し、山頂への行き方を訊くと、3つある建物の真ん中の横にある扉から行けるとのこと。さっそく確認。表示は無いが、あった!(探させやがって!このやろう!)三女と向かうが、はしごの手前で三女が怖がってやめようとしたので、私が下側にくっついて一緒に登ることではしごをクリアしました。心配したその先も、ちゃんとテラスがあったので、のんびり順番待ちして写真を撮って引き返しました。

←展望台から見たツークシュピッツェ山頂。すぐそばですが、ちょっとビビリます。

←ツークシュピッツェ山頂から見た展望台。360度のアルプス大絶景!

←このひと時は最高です!

昼過ぎで帰ろうとして、違うロープウエイに乗ってしまい、隣下のスキー場に行ってしまったら、登山電車の終着駅が地下にありました。残雪で遊んでから、電車に乗ろうとしたら、今しがた故障したとのこと。(おいおい。)やむなくロープウエイで山頂に引き返すことに。施設スタッフが気遣って皆にグミや水を配ってくれました。山頂に戻るロープウエイ内でハンサムなスタッフがドイツ語でアナウンスしていたが、皆の反応がないので、最後に「英語の方がよかった?」と英語で言ったら、ゴンドラ内の全員が一斉同時に「イエース!」と言ったので、ゴンドラ内が大爆笑になりました。山頂からは最初に来たロープウエイでまたブランコのスリルを味わって下山し、夜には無事ホテルに帰りました。なお、ドイツは、国土の大半が富良野の何百倍もありそうな丘陵地帯ばかり(←これはこれで素晴らしい景観なんですけどね。)であるせいか、多くのドイツ人にとっては、アルプスの景観に憧れがあるようで、アルプスが見える南部の土地代や家賃は、見えない北部よりかなり高いそうです。また、ドイツ人は相席になると親しく話しかけてくれることが多かったです。老舗ビアホールのアウグスティナーケラーでも老夫婦と相席になると、片言の英語で話しかけてきたので、こちらも片言の英語で会話しました。その老夫婦はフランケンワイン醸造所の元社長夫妻だそうで、(なんとまあ。)わざわざ10kmをサイクリングして、ここへ飲みに来たとのこと。ご夫人は三女をとても気に入ってくれて、「婚約者を見つけてあげる。あなたを家族に迎えたい。」と、メアド交換までしてくれました。(感激ですが、マジですか?)本場のドイツビールの乾杯は、1リットルのジョッキの取っ手の中に手を入れてジョッキを鷲づかみにして持ち、ガチン!と思いっきりぶつけあって、高く掲げて「プロスト!」(乾杯!)と叫んで飲み干し、テーブルにダン!と置いて、ワハハハ!と笑うのが正しいと、教えてもらいました。また、ジョッキのデザイン上端の刻み線まで黄色い液がないと、「泡でごまかしている!」と、注ぎ直すように文句を言えるのを知っていると言ったら、褒めてくれました。ここのビールは、市場には一切出荷しておらず、ここでしか飲めないため、地方からわざわざ皆が飲みに来るそうです。すっきりした飲みやすいビールで、あまり飲めない私でも結構ごくごく飲めました。ただ、帰国後は、ソーセージとマッシュポテトは、もう当分ほしくないです。うん。

最短命の6作目:9月も中旬になり朝夕は涼しくなったので、1か月ぶりにまたブーメランを作ってみましたが、なんか作るのが下手になっており、ニス掛けなしでも1時間半もかかりました。夕方のムギの散歩がてらいつもの河川敷で投げると、風が舞っているせいか、やたらと高く舞い上がり、墜落するばかりだったので、投げるのも下手になってしまったのか?と焦って、力いっぱい投げたら、大飛びして、ススキの茂みに飛び込んであっさりロストしました。作ったその日にロストするのははじめてで、えらく短いつきあいになりました。なんだか気持ちがこもっていないのが影響したような気もしますが、もっと大飛びせずに狭い広場でも繰り返し遊べるものを作りたい。でも、そうなると現代風な小型のきっちり左右対称の物にならざるを得ないようにも思える。思い切って厚さ3ミリ板で、昔の駄菓子屋で売っていた20円のブーメランみたいなものを作ってみようかなあ。

10月になった:消費税が10%になった。偶然、この夏からスマホで楽天ペイd払いを使っているので、キャッシュレス決済をカードだけでなく、スマホでもできるようになっているので、ちょっと助かっています。気候が暑かったり寒かったり目まぐるしく変化したせいか、体調不良で女房は喘息をこじらせて一週間も入院。私も風邪がこじれて3日間ほぼ何も食わずに自宅で伏せりました。おかげで、回復2日後にあった健康診断では、体重が5キロも減って、腹回りも10センチ細くなり、中性脂肪は120の基準値内になって、悪玉コレステロールまでも130で完全に健康数値になっていました。(健康状態は病み上がりで、ハッキリ言って良くないんだけど、数値だけはいいなんて、なんなんだろうね?)やっぱ私の場合、5日くらい山に籠っていた方が、数値的には健康にいいみたいです。また、体重が減ったせいか、膝も調子良くなっています。今回の体調不良は、気候に服装が合っていなかったせいでは?と思って、悩みながら衣替えや布団変えをしました。なお、巷では、ラグビーWカップは壮絶な名勝負をし続けて、日本は予選を全勝。(感動!すごいぞ日本。)一方、台風19号が、(和気は無事でしたが、)激しい暴風雨で東日本の河川をあちこちで氾濫させて東日本震災に次ぐ大災害になった。21日になって女房はようやく完全復活。今年の5月1日から平成が令和になったが、22日に即位式である「即位礼正殿の儀」があった。

11月になった:ラグビーWカップは日本を破った南アフリカが優勝した。和気アのインスタグラムを見ていたら、「和気アルプス登山おつカレーパン」(1個216円)というのがあったので、10月に和気駅前の図書館のそばにできたという「BSベーカリー」に買いにいった。ピリ辛のカレーではないので、山頂での昼食にいいかも。(ピリ辛だと水が多めにいるからね。)朝9時オープン(月曜は定休日)で、夕方には店内はカラッポになっているので、朝9時半ごろに揚げたてを買うのがオススメです。

←地図や書籍ではない和気アルプス初グッズは、バッジでもキーホルダーでもなく、カレーパンだあ!(どーん!!www)

 

アクセス17万:3月17日の16万アクセス到達から、またまた毎度のように、今回もほぼ9か月で1万アクセスがあり、12月7日にアクセス17万を達成しました。なんでいつまでたってもアクセス頻度が落ちないんだろう?(ホント不思議。)この世は、和気アを卒業して“マトモになる者”と同じ数だけ、“暇で物好きな変人”が誕生し、“和気アル中患者”が補充され続けているということでしょうかね。(笑)

台風が去った:12月15日夜、「いやいや病」(最初の反抗期)にかかった壊れたラジオみたいにずっとしゃべり続ける2歳児の孫が京都に帰った。長女が2歳と6ヵ月の育児に疲れていて、その夫が上海に出張することもあって、1週間 里帰りさせていたのだが、私も女房もくたびれが出て、16日には風邪をひいたようになった。だが、2週間後の年末には、また来る。我が家はまるで台風15号と19号の通過した千葉県みたいになるんじゃないかと思う。ちなみに、「いやいや病」にはホント腹が立った。いまでは、“こんなものだ”と理解し寛容になったが、以前は我慢ならずに2歳児の孫を張り倒したことがあり、その時は女房が私にブチ切れて、「爺さんが孫をこんなに強くたたくなんて、もう別れる!」と、離婚の危機を迎えましたが、謝って、孫に3500円で、プラレールの踏切セットとドクターイエロー3両編成を買って、難をしのぎました。(3500円で離婚の危機を脱しました。ふう。)

W10でDVDを再生する:会社のPCは、フリーソフトの「MPC−BE」を入れることで、DVDが見れるようになっている。ウチの6年もののPCは、W8からアップデートを繰り返していて、メモリは4Gしかないくせに、いつの間にか64ビットオペレーティングシステムになっており、今ではPCメーカーの東芝がプリインストールしていたDVD/ブルーレイ対応の再生アプリは、全く再生不能になってる。安全に「ストア」からインストールできるDVD再生の無料ソフトをさがしていたら、偶然 「リアルDVDプレーヤー」というのがあったので、動画をダウンロードするのにお世話になっているリアルプレーヤーのDVD再生コンポーネントならいいやと思って、英語の説明を無視して、インストールした。さっそく女房がアイフォンの写真で作成して、DVDに焼いたものを再生してみると、1回だけちょこっと見れたが、2回目から英語の大きなポップアップが出て、まったく見れなくなってしまった。改めて「ストア」の英語の説明を解読したら、なんとDVDは1回しか見れない設定になっており、続けて使いたければ有料版を購入しろだって!バカじゃねえの?どうりで誰も相手にしてなかったわけだ。やれやれ。そそくさとアンインストール。「ストア」にはないが、日本語表示でDVDとブルーレイも見れる という、会社と同じ「MPC−BE」を英語の公式サイトからダウンロードするべえ。インストーラーのダウンロードと圧縮を解凍して、インストーラーを保存ずるまでは出来たが、いざインストーラーを作動させようとすると、セキュリティーが作動して、サイトからのコンテンツのダウンロードが中断されてしまい、その後は一切聞く耳をもってくれなくなってしまった。まいったなあ、これじゃインストールできない。まてよ。たしか、こいつをインストールした時、会社でのやり方は、インストーラーをデスクトップに保存して作動させてたっけ。ようし、切り取り。デスクトップに貼り付けっと。これでどうだ?実行。おおっ!インストール完了。やった。用のなくなったインストーラーを削除。女房のDVDを再生すると、なんか面長になっていた。「表示」の「ビデオフレーム」の「アスペクト比を調整」で画面の縦横比率を2.351にしたら、ちゃんとしたものになった。日本語表示で助かった。これは使い勝手がいいわい。一度リアルDVDプレーヤーを入れたせいか、DVDをいれると、再生できないくせにリアルプレーヤーが立ち上がるので、またネットを検索して対応。まず、PCの「コントロールパネル」で、「ハードウェアとサウンド」で、「自動再生」を確認すると、「DVDムービー」の設定が、いつの間にか「リアルプレーヤー」になっていたので、「何もしない」(「MPC−BE」という選択肢が、ないため。)に変更して、「保存」をクリック。さらに、リアルプレイヤーの「環境設定」で、「コンテンツのメディアの選択」で、「RealPlayer で試用するメディアの種類を手動で設定する」にチェックし、「選択」ボタンで、「すべて選択解除」をする。(これで、リアル形式のものだけの対応になる。)これにて一件落着。

ちなみにDVDをMP4みたいなビデオファイルにするには、エクスプローラーでDVDの一番大きなファイルをビデオフォルダにコピーして、拡張子を.VRO等から.mpgにして、あとは(ビデオファイルをDVDに焼くフリーソフトである)フリーメイクコンバーターで変換すればOK。

USBメモリがめげた:32ギガで1350円と安かったので、ホームセンターでよく知らないメーカーのUSBメモリを買って、PC内にあった旅行などの動画を他所でみれるようにコピーしていたが、用事で呼ばれたので、途中で一度作業を中断した。用事を済ませて再開・コピー完了したら、せっかくコピーしたファイルの半分くらいが、なんとモザイク混じりになってしまっていた。消して、コピーしなおしたが、それでもモザイクが少々入る。「こりゃなんかマズイな。」と思っていたが、何度か抜き差ししなおしたら、うまくコピーできるようになったので、楽観的にコピーを続けていたら、最後の500メガくらいの動画をコピーしている最中に突然「ディスクは書き込みできなくなっています」の警告が出てフリーズした。「えっ?まだ10ギガ以上空きがあるのに?」と、エクスプローラーで確認するが、なぜかUSBを呼び出せない。いろんな方法を調べて試したが、どうやら書き込み装置がイカレてしまったことで、呼び出し機能もパーになったようだ。大きな動画をUSBにいれると、ここに負荷がかかって、中断などすると壊れるらしい。最後の1つが保存できないだけならよかったのだが、せっかく保存できたものまでまったく見れないとは・・・膨大な作業時間と気力・体力、なにより1350円を無駄にしただけだった。うるうる。でも、もし、コピーでなく、移動にしていたらと思うとぞっとする。ネットでも大勢から警告されているが、やっぱUSBメモリはあくまでコピー専用であり、これだけに保存するのは、見れなくなっても構わないものだけである。

いよいよ年越し:29日夜、またもや台風(イヤイヤ病の孫)が我が家を襲来。狭い家が益々狭くなって、やたら騒々しく、交互にやってくる癒しと怒りに翻弄されながらも、子孫に囲まれて幸せな年越しです。

これより20年。

今年の予定:正月早々3日には福岡に行って、次女の嫁ぎ先の家族と面会し、2月には結納する予定。長女も2月には新築のマンションに引っ越す。三女も3月には卒業し、防衛医大病院の看護師になる。2度目の東京オリンピックイヤーであるが、我が家もお祝い事が立て続けで忙しい年になりそうだ。

福岡は良い所だなあ:次女の婚約者の家族と顔合わせに行くと、駅前のラーメン屋の店員さん達の神対応に感激。忙しい大混雑であったのに、乳幼児と2歳児を抱えた家族を至せり尽くせりもてなしていただきました。さらに、夜の食事で行ったもつ鍋の店でも店員さんがこれまた温かく接してくれました。また、タクシーの運転手さんも、凄く気さくに話しかけてくれました。福岡の人は温かく紳士的です。もし、福岡の人が岡山の食い物屋に入ったりタクシーに乗ったりしたら、ぶしつけで粗暴な印象を持たれてしまうんじゃあないかと心配になるくらいです。婚約者の家族の皆さんも、とても温かく素敵な方々でしたので、私は次女がうらやましくなりました。次女はなんて幸運でしあわせなヤツなんだ。うん。

近況をまとめて:1月末に長女夫婦の新築マンションへの引っ越しがあり、その手伝いに行って、私は片っ端から段ボールを開けて、中身を取り出したら段ボールをつぶしてベランダに出す。(段ボールを開けて取り出さないと、いつまでも山積みの段ボールを見上げてため息をつくことになるのを経験して知ってるからね。)その作戦(?)で、夜10時頃までかかったものの、たった1日でほぼ片付いた。これには皆もビックリ。

この冬は稀に見る暖冬で、野菜が大豊作。ただ、2月になっても県北の山に積雪がなく、スキー場はお手上げ状態。雪山ハイクを諦めた山屋が、和気アに足先を向けているみたいで、和気アはいつも以上に賑わっているようです。

2月16日には、次女の結納があり、嫁ぎ先のお義父さんお義母さんが和気に来られた。口上の練習を発揮してなんとか「イクヒサシク」お受けいたしました。今回会ってみても、やっぱりいいご夫婦で、もうちょっと一緒に観光案内などもしたかったが、お義父さんはお忙しい方なので残念。

また、この冬は中国湖北省武漢市発生の「新型コロナウイルス感染による急性呼吸器疾患」で、2003年の広東省発生のSARSウイルス以上に世界中が大騒ぎになった。東京オリンピックの風評被害にならないようにとでも忖度したのか、日本も中国・北朝鮮などの一強政治にありがちな「事なかれ主義」で政府の対応がイラつくほど鈍く、今回は日本国内まで蔓延してしまって、持病のある高齢者(高齢者で持病がない人はおらんだろう?)が感染すると、20%以上の致死率という。(これは怖い。)私の両親を含め、和気なんてそれこそ90前後の高齢者だらけだから、早く終息してくれないと葬式の大連チャンになる。政府の対応は後手後手の末に、3月2日から全国の小中高全校の一斉休校を安倍総理が予告なしの独断で(おいおい。)要請したため、国民生活が大混乱。中国頼みだったマスクだけでなく、全くのデマで国産のトイレットペーパーまで買い占めで無くなる始末。

そんな中、3月1日には次女は婚姻届をだして、正式に入籍しました。(結婚式は10月の予定。)そして同時に横浜の近くの駅ビルのタワーマンションの高層階に転居しました。なんでもロビーにはコンシェルジュがいて、私達用のお泊り部屋(←要予約。)まであるらしい。訪ねたついでに横浜を観光したいが、今はとてもできない。ただ、ここもせいぜい2年くらいの滞在で、旦那さんの仕事でマレーシアに転居する可能性大とのこと。

3月7日、三女の防衛医大の卒業式が、新型コロナウイルスのせいで父兄参加は無しで行われました。でも、様子がネットでライブ配信されたので、本来 夫婦二人しか見れなかった式を、姉妹家族も見ることができました。最後のトリで自衛官の卒業生が帽子を投げ上げて、全員走って退場するのは、防衛省の学校ならではの卒業式でした。(リチャード・ギアの「愛と青春の旅立ち」のラストみたい。)4月から三女は防衛省の看護技官として、防衛医科大学校病院(ANAの飛行機に乗って武漢の邦人を迎えに行ったのは、ここの医師と看護師でした。)に勤務することになる。ああ、これで一応は、子育てが終了したのか。やれやれ。

でも、これからが、娘たちそれぞれの人生のスタートなんだよなあ。長女は親として。次女は妻として。三女は社会人として。皆、一人で悩まず、相談し合って困難を乗り切って行くんだぞ!3人それぞれが並々ならぬいいものをもっているんだから、それを持ち寄って助け合えば、なにがあろうと大丈夫だ。うん。

4月7日、新コロナウイルス感染の拡大で、ついに緊急事態宣言が7都府県に出された。和気町でも操法大会が全て中止になり、GWの藤祭りも中止になり、鵜飼谷温泉も4月13日から5月6日まで全館休館になった。このGWは大人しくしていないとダメみたいですね。それでも感染拡大が治まらないので、ついに16日には指定範囲が全国になった。このHPのアクセス数も4月10日からシーズンオフ並みに減少しております。

草刈りから除草剤へ:何年も前から、細かい部分を刈り込めるナイロンコードの一番安いやつを買って、安物の草刈り機でブドウ棚下や果樹周りの草刈りをしていたが、近所迷惑になる騒音(高価なバッテリー式のものでも騒音はそこそこある。)がひどく、炎天下ではキツくて、夏には夕方しか作業できないし、そもそも毎週のように草刈りばかりしなくてはならないのがしんどかった。花壇の強侵害生物であるハタケニラを退治すべく、去年から除草剤のラウンドアップマックスロードをかけてやったら、劇的に排除できたので、これからはこっちもこれを撒いて、しんどい草刈りをしなくてすむようにしたい。

ラウンドアップマックスロード:ホームセンターでしつこくCMしていて、現在では素早く枯れるものや、長期間生えてこなくさせるものができているが、最も安価な(枯れるのに1週間くらいかかる)ベーシックタイプを使っています。アミノ酸系の除草剤で、土に落ちた成分は微生物に分解されて効果がなくなり、生えていた草だけを枯らせるので、冬のハタケニラだけが緑色をしている時期に、花壇にまいてやると、あんなにしぶとかったのが劇的に排除できました。しばらくして隠れていたやつが生えてきたら、またポイント的にちょいとかけてやるだけで、黄色くなってかれてしまいます。おかげで、春になり花が咲きそろう今では、すっかり見当たらなくなってしまいました。 “除草剤なんかに負けないぞ!”みたいなしぶとさを感じさせられていましたが、実は他の草より弱く、地下茎に大量の鱗茎を形成しているくせに、それらもまとめて枯れてしまいました。花を摘み取り続ける物理的対処はまったく効果なしだったけど、化学的対処に切りかえて大正解でした。やっぱり、やたら強い繁殖力の影には、この除草剤にはめっぽう弱いという弱点があったんですね。しかも花壇一面にまいたのに、ちゃんと花が生えてきたことから、畑の周りや中の草にもまいています。また、家周りのコンクリの隙間など、抜くのが面倒そうな場所にはえてしまったものは、枯らした草が隙間に蓋をする形になって防草でき、一石二鳥です。芝生の庭にも芝が枯れている3月ごろにまくことで、雑草をかなり除去できました。毒性は低く、ごくごく飲まないかぎり(おいおい。)人やペットが大変なことになることはないので、そう神経質になることはありません。最初、そのまま使えるシャワータイプのものを3回買いましたが、まだまだ使うことになりそうだったので、コスパのいい 薄めてつかうタイプのものを買い、シャワータイプの3つの空きボトルで希釈しています。(キャップ8分目くらいを2杯入れて、水で希釈して1200mlにして約50倍にしています。)霧にする噴霧器だと、ついかけたくないものにまでフワッとかかってしまいがちですが、シャワータイプボトルはジョロみたいな水滴なので、強い風でないかぎり飛ばされず、ワンハンドで使い勝手もいいです。広範囲にまんべんなく散布するのであっても、ウチの場合は3本あれば十分で、いつでも気軽に、気になった場所にあちこちかけて回れるので、ストレスフリーです。草刈り機の燃料代やナイロンコード代よりかなり安く、なにより夏場の草刈り作業から解放されるので、助かります。

自粛ムードのGW:5月になりGWになったが、コロナ対策で皆が自粛しており、ひっそりとしています。新聞が、記事もチラシもなくて、あまりにペラペラの薄さなので、少々面食らっております。ニュースで観光地の様子を見ても、この自粛状態キープは凄いと思います。ほんの一握りのヒンシュクものの例外者はいますが、罰則もないのに、ここまで自粛要請に協力する日本人の素直さと賢明さを誇りに思います。すばらしい!凄いぞ!日本人。安倍首相も知事の皆さんも大変お疲れでしょうが、頑張ってる国民への経済援助を引き続きよろしくお願いいたします。1ヶ月の自粛の成果はでており、緩やかではありますが、確実に終息に向かっていると思います。今回のコロナ騒ぎは悲劇ではありますが、テレワーク等の推進による働き方改革や、9月入学などの教育改革など、来たる未来にむけての社会イノベーション(変革)を発動する機会にもなったと思います。危機(ピンチ)を機会(チャンス)にしましょう。それが、犠牲者への最高の弔いです。医療従事者の皆さんはまだしばらく大変でしょうが、ゴールは見えています。あとひと頑張りです。また、日本人皆も、感染症対策においてスキルアップできたと思いますので、今後は、新しい感染症が発生した時に、迅速かつ的確な対応ができると思います。それにしても、今回の騒ぎで一番勉強になったのが、現代生活というものは、観光・旅行・おしゃれ・グルメなど贅沢で不要不急のものだらけであり、それらを生活の糧にしている人が大勢いて、お互い贅沢で不要不急なことをし合っているから、お互い豊かな生活ができているのだということです。

初めてのネット対戦:やはり5月末までは自粛し続けることになりそうですが、IT革命により、無料通話だけでなく、ネットでいっしょに遊べるようになっていて、ホントよかったと思います。おかげで、今回帰省できなかった子供達と、ネットで対戦ゲームをして、一緒にいるかのような楽しい時間を過ごせました。(ボードゲームのサイトに各自アクセスして友達申請して遊んだり、マリオカートツアーや絵しりとり等の無料ゲームアプリをダウンロード・インストールして家族で対戦したりしました。)

ちなみにこれ↓が、絵しりとり。(笑)

 

HPの翻訳:新聞記事で、藤公園のタイムラプス(定点撮影)が公開されている「ワケジェニック」なるサイトを知りました。和気町のいろんなものを凄く魅力的に紹介していますが、残念ながら和気アは紹介されていませんでした。ただ、インバウンド(外国人観光客)向けに「Google ウェブサイト翻訳ツール」がついており、ワンクリックで英語にも中国語にも100言語以上の翻訳ができるのにビックリ。さっそくこれを和気アのHPにもつけてやろうと思ったが、現在ではすでにインストール済みのウェブサイト翻訳ツールは引き続き利用できるが、新規取り扱いはしていないとのこと。(ガーン!)ウェブページの翻訳が必要な方は、ネイティブで翻訳をサポートしているブラウザを使用してください、つまりはGoogleが提供するChromeに標準で翻訳機能が付いているので、そちらをどうぞということらしい。同じような翻訳ツールがないかと探したら、「Bing翻訳ウィジェット」があったが、なんと!こちらのサービスも利用できない状態となっているではないか。(なんじゃいそりゃあ!!)でも、そもそもこれらの翻訳ツールは、ページを生成しない(一時的に翻訳ページを表示する)ので、海外の検索エンジンには引っかからない上に、翻訳の精度も保証できないものです。(怪しげなサイトだと誤解され、読んでもらえない可能性大。)でも、なんとか翻訳し、見てもらいたい。(コロナ自粛の最中ではありますが、じつは、かなり以前から「インバウンド対応のHP翻訳をしてやりたい」と思っていたんです。)で、さらに調べて、Microsoft Edge ブラウザでも60以上の言語の翻訳ができる「 Microsoft Translator」 という翻訳機能が無料でつけれるのを知り、さっそくインストールし、翻訳機能を起動してみると、おお!出来た。英語だとWaki Alpsアルプスになってしまい、レイアウトもずれちゃうけど、中国語と韓国語なら(レイアウトに関しては)バッチリだ。(どういう風に訳されているかは、さっぱりわからんけどね。)本来なら原稿のワード文章をいちいち翻訳機能で訳して作り変えて、別名にしてアップするのがスジなんだろうけど、とんでもない作業になる。そうでなくてもこのHPはメチャクチャなんだから、そんな面倒くさいことができるかあ!(いかにコロナで「おうちで遊ぼう」と言ったところで、何年もかかるし、そもそも私の性格的にゼッタイ無理!)そう言えば、かつて「このHPの原稿をちゃんとした文章にして、本にしたい」と思ったこともあったが、何年たってもあまりの膨大さにため息が出るだけで、あげくはプロガイドで執筆活動もしているKさんに本作りをお願いしたことすらあります。(そのせいか、Kさんも音信不通になりました。(笑))さて、どうやれば、この翻訳したHPをインバウンドに利用してもらえるか?検索にひっかかるか?怪しまれずに見てもらえるか?ううむ。――――で、スクリーンショットで動画撮影して、それぞれの言語での紹介文章をつけてYouTubeにアップすることにしました。これなら誤解されずに見てもらえるし、検索にもひっかかるだろう。ええっと、翻訳相手は、とりあえず岡山空港の国際線発着先がソウル、上海、香港、台北だから、中国語(繁体字でいいかな?)と韓国語と英語(←英語は、ついでです。)の3つでいいか。で、紹介文章を―――「日本の岡山県にあり、スリルと絶景で楽しい里山「和気アルプス」のホームページです。この度、訪日外国人ハイカー&クライマー向けに、ブラウザの翻訳機能で日本語を〇〇語にして、スクリーンショットで動画撮影しました。翻訳精度の確認ができないので、ヘンな文章になっているかもしれませんが、どうか御笑覧くださり、訪日していただければ幸いです。」――――と書き、それぞれの言語に翻訳。英語には「わアルプスと翻訳されていますが、わアルプスが正解です。」と英語で注釈も入れる。

で、できたのがこちら↓です。(2020年5月7日、午前0時 一般公開。小さく見えにくいのでPCの「全画面表示」でみてください。)

先ずは、中国語版。https://youtu.be/qeQUyxNUmQ8

 

 

 

続いて、韓国語版。https://youtu.be/44bDcu15xWs

 

 

 

さらに、英語版。https://youtu.be/PYqfHF79GsI

 

 

 

いかがなものでしょうか?やっぱわかりにくい?さあ、はたして外国人観光客が、何人これを見て、和気アのことを知ってくれるでしょうか? ううむ。―――むむむ・・・はああ。やっぱ期待できんな。どうみてもこれは単なる自己満足ですね。(笑) これが、心血注いで翻訳したものだったり、大金はたいたものだったら、気が気ではないでしょうが、どうせ「ダメで元々」といったつもりで、とにかく楽してサボれるだけサボって作ったから、こんなとこですかね。うん。でも、意外と台湾、中国、韓国から、和気アに登山者が来たりして・・・(←また例によって夢を見てるねえ。)

緊急事態解除:自粛のせいで、休日にすることがなくなっているので、無趣味だった昔みたいに、庭の手入れをしており、まるで山にいったかのように日に焼けています。女房は花壇作りにはまっており、いろんな花を買ってきて植えています。GW後はコロナもかなり終息してきており、5月13日、政府は、「特定警戒都道府県」の茨城、石川、岐阜、愛知、福岡の5県を含む、合わせて39県を対象に緊急事態宣言を解除する方針を固め、14日開かれる諮問委員会に諮ることになりました。一方、東京や大阪など8都道府県については、新規感染者が、一定数、確認されていることなどから、今回、解除する対象とはしないとしています。5月半ばでほぼ解除。6月からは全国一斉解除できそうです。油断はできんが、よかった。あとは世界中の終息を願うとともに、治療薬の開発・普及を願います。

で、14日夕方から岡山など39県が解除になり、21日夕方から京阪神も解除され、首都圏と北海道も25日には解除されました。30日、辛抱たまらず、会社に申請した上で、京都の孫達に日帰りで会いに行きました。これから1週間は体温記録し会社に報告することに。

アマビエどっから見つけてきたんだ?!と言いたくなるほど、全く知られてなかった謎の妖怪が新聞記事になっていた。悪者ではなく、その描写画が伝染病にご利益があるという良い妖怪みたいですが、アマエビ(甘えび)と読み違えた人は私だけじゃあるまい。そして、ウコンをウンコと読み間違えたおぞましい記憶が蘇ったのも、私だけじゃないはずだ。うん。

6月になった:6月1日、鵜飼谷温泉が営業再開しました。真夏並みに暑くなり、天気が続くので花壇の水やりが欠かせなくなった。3日、ビオラに黒くてトゲトゲで赤い線のある見るからに気色の悪い幼虫がたくさんいるのを妻が見つけ、調べたらツマグロヒョウモンチョウという綺麗なチョウの幼虫とのこと。そういえば以前、ホントにグロテスクで、いかにも毒をもったトゲで刺しそうだったから、何匹もつぶしたり、殺虫剤をかけたりしたことがあったっけ。調べると、毒も刺すこともないことがわかった。外敵から身を守るためにグロテスクな風貌をしてるんだろうけど、逆にそれで殺されているという皮肉な実態であった。さてどうするべえ?園芸のスミレ類を食害する迷惑者だが、時期的にビオラももう終わりなので、気持ち悪いけど、このまま食わせてやるか?ううむ。―――で、やっぱり気持ち悪すぎるので、つまんで他所に捨てました。

北ア穂高が崩落:6月12日朝のニュースで、涸沢カールに大量の土砂が雪崩落ちている映像を見て衝撃を受けました。実は、4月下旬から上高地で続いている群発地震が原因とのこと。穂高連峰では大規模な雪崩や山崩れが発生したほか、遊歩道には落石や地割れが起きているとのこと。コロナによる県の外出自粛要請が解除され、5月後半には路線バスの運行も再開されていたが、「地震のため登山道が荒れ、雪崩の危険もある。登山は自粛してほしい」とのことで、穂高連峰周辺の山小屋は、714日まで営業を休止中とのこと。ああ、でもまさか穂高が、大山みたいに崩落するなんてショック。多くのクライマーが通う岩場は“安定した”岩であろうというのは単なる思い込みであり、岩登りは(いや、登山自体も)恐ろしい崩落の危険と背中合わせであることをもっと認識しなくてはならない。でも、崩落から何年かしたら、またクライマーが取り付くんだろうな。芦屋のゲートロックみたいに。

Microsoft Edge が最新になったら:6月22日、アップデートの通知があったので、実行したら、Edgeが新バージョン(83.0.478.54 )になるだけのものでした。しかもアップデートしたとたん、アイコンが変わっただけでなく、追加機能でインストールしていた翻訳ツールが消失してしまいました。マジか?!この新バージョンにも翻訳機能は標準装備されとらんではないか!! しかたなくこのバージョンに合う新たな翻訳ツールを拡張機能(Edgeアドオン)でさがすと、誰かがこの5月にリリースしたばかりで、誰もまだレビューを書いていない「Simple Translate」なるものがあったので、とりあえずインストール。(正直 半分ヤケ!)ツールバーに出来たアイコンをクリックし、出てきたタブの下端に「このページを翻訳」とあったのでクリックしたら、Google翻訳でのサイトがたちあがって(おいおい。)、まるごと1ページ 以前のと同じように翻訳されました。ううむ。とりあえずこれでいいか。やれやれ。

7月になった:一斉にあちこちの店でレジ袋が有料化されて戸惑うし、コロナの緊急事態が解除されてから、感染者がだんだん増えているのも気にかかるが、なにより憂えるのが、中国が返還50年後だったのを反故にして、23年しかたっていないのに香港国家安全維持法を7月1日から施行したことです。これで香港市民は、共産党を批判しただけで終身刑!というメチャクチャな排他的国家に強制収監されたことになった。習近平になってから空母を作って周辺国に海洋進出したりしているが、いよいよここまで強行したか。ああ、もう中国は北朝鮮とそう変わらんようになってきたなあ。(香港市民に同情します。)嫌だなあ。マッタク。

アンナプルナの手入れ:玄関の掃除をしていて、下駄箱にずっとしまいっ放しのハンワグの重登山靴アンナプルナを久々に(4年ぶり)に取り出してみると、踵だけだったポリウレタンの劣化が進行して靴底のほぼ全体がボロボロのベトベトになっているじゃないか!?(ガーン!!)つま先から10センチくらいはアイガメとソールが直接張り合わさっているが、それ以後は間にポリウレタンがはさまっていたようで、ゴムだと思っていた全てがボロボロになって剥離している。踵部分の厚みは2センチくらいもあり、それがブロック状にボロッと崩れ落ちた。ううう。どうするべえ? 山は引退したが、さすがに5万円以上した愛着あるものは捨てられない。これ以上ボロボロベトベトのまま放置するのも気持ち悪いので、手入れして劣化したポリウレタンを除去することにした。指先でほじくってボロボロと落とせるだけ落とし、ベトベトになった真っ黒な手を洗うと、おおっ!?石鹸なしの水洗だけで綺麗になるではないか。油汚れみたいだが、水溶性なんだ。ならばと、雑巾を濡らし、ベトベト部分をゴシゴシ拭きとることにした。拭き取りを2、3回繰り返すと、ベトベトだったアイガメがツルツルになった。最後に乾いたペーパータオルで拭いて乾かして手入れ完了。思ったよりアッサリ片付いたわい。ようし、もしこれ以上修理するなら、7年後の65歳の退職後に仕事の酷使から解放されることで膝が完治した場合のみだが、底の貼り換えを依頼すれば、ポリウレタンも更新してもらえるだろう。できればその頃には、劣化しないシリコンみたいな緩衝材があれば、そっちにしたいなあ。うん。

ニオイが落ちない洗濯物は裏返して洗濯すべし。この秘訣はNHKの「ためしてガッテン」でやっていたのですが、牛乳をこぼして、どんなに洗ってもス〜イ〜ニオイがするようになった靴下を、裏返して洗ったらホントに臭わなくなりました。山のTシャツなんかも、洗い立てはいい匂いだが、汗をかけば、じきにス〜イ〜ニオイに変わってしまうので、裏返して洗濯するべきなんでしょうね。

アクセス18万:7月10日、去年12月7日から約7か月で早くも1万アクセスを達成した。それはさておき、一昨年の7月は岡山県も豪雨災害に見舞われたが、今年の梅雨は九州がひどい豪雨災害となっているし、コロナも東京の1日の新規感染者が200人を上回るようになっており、第2波が来ている恐れがあるし、フィリピンプレートによる首都直下地震がきそうな恐れまである。いったいどうなるんだろう。

和気ア地図が増刷:7月22日の山陽新聞朝刊のトップ下の書籍紹介の広告欄に吉備人出版が増刷出来!和気アルプス他登山詳細図と載せていました。結構前から品切れになっていたので、改訂版の制作にとりかかっているのかと期待していたのですが、増刷というのであれば、同じものである可能性が大でしょうか?(私には情報がありません。)そうだった場合は、すみませんが、引き続きこのHPのサポート(修正のお願い)を読んで手直しして使ってくださいませ。

8月になった:やっと長い梅雨があけて夏本番になったというのに、コロナ禍が持続していて、新規感染者が若者を中心に全国で毎日千数百人もでるという事態になっており、沖縄では独自に緊急事態宣言が発出され、大阪や名古屋などは、都市ごとにピンポイントの独自対策がとられています。インフルみたいに夏には収まるだろうなんて思っていたのが大間違いでした。正体不明のウイルスに世界が翻弄されています。でも、ウイルスというと人を病気にする悪者というイメージがありますが、じつは、宿主を殺して自滅してしまう愚か者は少なく、無害なものがほとんどであり、生物の進化にも協力しているのだそうです。細菌の善玉菌みたいに、ウイルスにも悪玉ウイルスを追い払う善玉ウイルスがあればいいのになあ。

帰省なきお盆:太平洋高気圧の上にチベット高気圧が蓋をするように二重の高気圧が日本を覆った状態がずっと続いており、ひどい猛暑で雨もなく雑草が繁らないのはいいが、庭の芝生が枯れてしまいそうだ。コロナ新規感染者は相変わらず多く、沖縄の医療が逼迫している。(多分、無理やりスタートさせた「Go toトラベル」キャンペーンのせいであろう。たいした経済効果にはならなくて、感染を拡大させる結果になった。政府はいろいろやってくれているようだが、「アベノマスク」といい政策は失敗ばかりが目立っている。)都会では十分に蔓延しているから今更「コロナを持ち込むな!」なんてことは誰もいわないが、蔓延してない田舎ではそうはいかない。「感染者を悪者扱いするな!」というのは都会での話であり、即 重症者や死者がでそうな田舎では通用しないのだ。都会ナンバーの車が停まっていると必ず近所に知れ渡り、電車であろうと話し声などで少しでも都会から帰省した者がいるようであれば近所に知れ渡る。「まあ、なんでこんな時に帰ってくるん!?非常識ねえ。」と陰口をたたかれるのだ。だから今回のお盆は娘たちには帰省させていない。三女なんて卒業式は生中継のネット配信だったし、就職してからGWもお盆も帰省なしで、かれこれ1年以上会っていない。次女も3月に入籍はしたもののコロナの治療薬がいきわたるまで(←来年の秋くらいには何とかなると思う。)結婚式は先伸ばすつもり。とにかく和気で第一号の感染者にはなりたくない。なれば、誹謗中傷だけでなく収入にも影響し、ヘタすりゃ自殺、よくても引っ越さなくてはならなくなるくらいなのだ。コロナ感染以上に恐ろしいのは、ヒトからの膨大で執拗な攻撃である。そうなってしまう理由も簡単に想像できる。コロナの本当の性質がまだ把握できていないので、医者でも各々勝手な憶測をマスコミで発しており、政治家による対応もまちまちだから、これからどうなるのか不安が尽きないというのが皆の心底にあるだろうし、特にコロナのせいで身内の死や失業など酷い目にあった人にとっては、コロナを振り撒いたヤツを殺してやりたい気持ちにもなるだろう。でも、治療薬さえいきわたってしまえば、今までのは何の騒ぎだったんだろ?ということになる。早くそうなる日を待っています。(なお、都会と田舎のどっちの意見が正しいか?なんてのはナンセンスです。秀吉が主人公なら家康はクソ野郎に、家康が主人公なら秀吉がクソ野郎に描かれるのと同じで、立場が違えば、意見も違うのです。それぞれの言い分があって然りなのです。「ああ、あれじゃ、ああ言うのも仕方ないね。」と、お互いの立場の違いを認め合い、過激な言動を慎むことです。)

9月になった:酷い残暑であるが、大型台風が来ている。かつてタイで食べたグリーンカレーが美味しかったのと、娘から土産にもらった“ロボ”のグリーンカレーのペーストをココナツミルクで溶いて作ったのも美味しかったので、アマゾンで“メープロイ”のグリーンカレー(400g×2缶で948円。安!)と、世界の料理の中で一番美味いと言われたマッサマンカレー(400g1缶で713円。)のペーストを購入した。さらに“業務スーパー”でパッタイのペースト500298円とタイビーフン400178円を買った。(ミーゴレンのペーストもほしかったが、無かったのでインスタントの5袋248円を買った。娘がタイで買った“インドミー”のミーゴレンは調味料4袋にフライドオニオンまで付いていて、とても美味しかったが、女房が岡山駅の輸入雑貨屋で買った多分韓国製であろう同じものは、フライドオニオンがなくて調味料も異なっていて、味がイマイチだった。今回のインスタント5袋は何かわからんスナックが具として付いているが、韓国製と同等の味だった。)ココナッツミルク400gとミックスナッツは“ビッグ”で女房が買ってくれていたので、フライドオニオン150185円とナンプラー300ml 97円を買い足す。カレー用として家にある具材は、鶏肉、玉ねぎ、にんじん、ジャガイモ。タイ焼きそば用具材としては、むきエビ、豚バラ、ニラ、もやしがある。ようし、材料はそろった。更年期の夏バテでダウン気味な女房に代わって私が作ってやるぞ。

新たな趣味となるか?グリーンカレー作り:女房が料理上手なので、あえて私が出る幕はなかったのだが、作ったことのないタイ料理なら少々不出来でも責められないだろうし、いいかげんに自分もなにか料理ができるようになって、くたびれた女房を助けてやりたいので、まず、晩飯にグリーンカレーを作ることにした。玉ねぎとジャガイモの皮むきからスタートし、鶏肉は「ちょっとニオってるから洗って。」と言われてぬるま湯で洗う。食べやすいように具材(鶏肉200g、玉ねぎ1個、にんじん1本、ジャガイモ1個)を20分くらいかかってカットし、いよいよ調理スタート。大きめな鍋にサラダオイルを垂らし、グリーンカレーペースト(キッチン計りに小皿をのせて、その上にペーストをしぼりだし、残りは輪ゴムで袋の端をくくって冷蔵庫へ。)50gをやや多めに投入し、中火で木べらで焦がさないように混ぜながら少し炒める。ココアを作るようにココナッツミルクを200gづつ2回に分けて混ぜながら加える。煮立ったら、具材をまとめて投入。鍋料理のつもりで煮込む。水は控えて150mlくらいにしておく。辛かったらあとで加水すればいいつもりだったが、これでちょうど良かった。具材を入れてからも煮立ったので、弱火にして、キッチンタイマーを15分にセット。ときどき混ぜながら15分待つ。じつはシャバシャバカレーをドロドロカレーにする方法を調べて、ジャガイモのデンプンが糊化するには弱火で15分かかるというのがわかったので、十分煮えていてもあえて15分弱火で煮続けることにした。すると、本当にコッテリ感のあるドロドロカレーになった。仕上げに砂糖を多めに30gとナンプラーも多めに40g入れて、青のりみたいなバジルをしっかり振りかけて、火を止める。玉ねぎの皮むきからちょうど1時間で調理完了。皿にご飯をついで、上にフライドオニオンをひとつまみのせて、カレーを横側にかけて完成。いただきまーす!おお!美味い。自分好みの配合調整をしたせいもあってか、専門店より美味いくらいだ。4人前だったので、翌日と翌々日に残ったカレーを食べたが、なぜか全く香辛料が飛んでおらず、作り立てと変わらない味ですごく美味しかった。毎日食べても飽きないうまさだ。まだ何回も作れるだけのペーストがあるから、これからが楽しみだ。

さらにタイ焼きそば作り:後日の昼飯に、今度はタイ焼きそば“パッタイ”に挑戦。これは女房も大好きなので、自分が作ろうと思ったらしいが、「ママが作って“美味い!”となったら、ワシの出番がなくなって、趣味にもならんようになるから、ワシにやらせて。」とお願いしてスタート。まず、初めて触るタイビーフン(米の麺)をパットに出してぬるま湯をかけて20分待つのだが、袋には50gで4人分となっているので計量してみると、どうみても箸で23回すくったらなくなる量だ。これじゃ1人分もないぞ。もしかしてワカメみたいにふやかすと大量になるのかも。で、ぬるま湯でというのを、一応やかんで沸かしたお湯をかけて20分待ったが、ボリュームは少ししか増えない。量表示が間違ってるよ!これ。しかもすっかりさめて本当にぬるま湯になってしまったせいか、柔らかさがまだまだで、どうみても硬いし。やっぱ煮込まなきゃダメみたい。そこで、まだかたかたの50gは乾かないように鍋の水に入れておいて、あらたにパスタ2人分くらいを適当(←半分ヤケ。)にパットに出して、熱湯をかけて20分待ったあと、最初のと合わせて鍋に入れて煮込むことにした。すると、みるみる柔らかくなった。うん、これならOK。はじめてのライスヌードルに手こずったが、あとは20分待つ間に、ミックスナッツを袋の上から叩いてクラッシュし、フライドオニオンも砕いて、海老200g(豪華!)を洗って、バラ肉100gを細切れに切って、もやし半袋を洗い、ニラ3本を長めに切って、卵2個を溶き卵にし、パッタイペースト100gを水50gでうすめて、準備完了。ここまでにかなり苦労したが、調理開始。フライパンにサラダオイルを垂らし、溶き卵を炒めて一旦取り出す。さらにオイルを追加して海老と豚肉を炒める。海老が大きいので蓋をして蒸し焼きに。火が通ったら、麺とペーストと野菜と卵とナッツとフライドオニオン(要は全部)をぶちこんでペーストスープで煮詰めるようにかき混ぜる。さいごにナンプラーをちょっとかけて完成。皿に盛ってレモン汁をかけて食べてみる。うん?なんか麺が柔らかくなりすぎてコシが無い。味も香りもいいが、食感がアウト!女房は喜んで食べてくれたが、失敗だ。原因を確認すべく、麺を5本だけ熱湯に20分つけて、まだ硬めなのをフライパンで炒めてペーストをスプーン1杯いれて、具無しの簡易パッタイを作ってみた。すると、丁度いい硬さになっているではないか!ぬるま湯20分は水を浸透させるのが目的で、柔らかくするのはフライパンで煮込むことでまかなっているんだな。米麺は硬めでも餅みたいに熱することで柔らかくなるようだ。だから最初からゆでて柔らかくしまうと、混ぜ合わせの煮込みでデンプンが分解してポロポロになってしまうのだ。煮込んでも崩れないようにするために、あえて硬さを残しておくために、ぬるま湯に20分もつけるんだな。そして柔らかさは煮込み具合で調整するので、大きめのフライパンで早く混ぜる必要がある。フライパンが小さくて混ぜにくくてグズグズしては麺がポロポロになる。あえて硬めの麺で、大きなフライパンで水を多めにしたペーストを使って混ぜ、麺を最後に投入すればいい柔らかさに調整できるだろう。なんならいっそ、具材だけで完成させて取りだし、麺だけを水溶きペーストで煮込んで、皿での盛り付けで合わすのもいいかも。ようし、今度は頭を使って独自の合理的な方法で食感も満点のものを作ろう。なお、9月9日から急に涼しくなった。

満を持してのマッサマンカレー作り:せっかく美味しいグリーンカレーができたのに、女房はピリ辛カレーは好きではないようだったので、今度は見た目と違って辛くないカレーをつくることにした。それがこの“世界一美味しい料理”に選ばれたというマッサマンカレーだ。(おおお。)作り方はグリーンカレーとほぼ同じだが、最初にカレーペーストを炒める時に、よく炒めるようにとのことなので、ココナッツミルク100mlと共にしばらく中火で炒めていると、ココナッツミルクがクリームっぽくなって、黄色い油が浮いてきた。おお、いい匂い!(今度のグリーンカレーもこうしよう。)さらに100ml加えてよく混ぜ、さらに200ml混ぜてよく溶かす。鶏肉、ジャガイモ、玉ねぎ、にんじんとお馴染みの具材にカシューナッツを砕いて加える。ローリエ3枚、水控えめ50mlを足して煮立ったら、トロトロにすべく弱火で15分煮込む。最後にタマリンドペースト30g入れるとあるが、少量ながら入手困難。そもそもタマリンドって何だ?調べると見た目はピーナッツに似ているが、酸味を加えるためのものだという。代用できるものを調べると、柔らかい梅干が最適とのこと。中田食品の“しらら”があったので、これを3つ使用。辛さをひかえたいので、砂糖30g、ナンプラーは5gで味を調える。(これが大正解。うっま!)ライスにフライドオニオンをのせて、ライム代わりのレモンをしぼって召し上がれ。油が分離した仕上がりでコッテリ感があって見た目も美味そう。さらに、女房が“パラタ”というナンみたいな冷食を見つけて買っていたので、オーブンで焼いてナンの代わりにして食べると、これまたグー!!辛くなくてうまいので、女房もお気に入りになった。

偶然 絶品になったトムヤムクン作り:インスタントやレトルトのトムヤムクンは辛いだけとか、すっぱ過ぎたりして、なかなか美味いものがないが、本場のタイで食べたものと、かつて西大寺ホテルの一階に入っていたタイ料理レストランのトムヤムクンは、とても美味しかった。ただ、食べれる具は袋茸と海老くらいだった。これをタケノコたっぷりの具沢山にしたものを業務スーパーのトムヤムクンの素を使って作ってみたら、最高に美味しく、あの西大寺ホテルのものを思い起こさせるくらいのものになった。女房も感動。今回、初めて海老を殻付きのまま尻尾先から2関節めを楊枝で刺して背ワタを取るのをやってみたが、思ったより簡単にできた。パクチーは入手できたが、袋茸が入手できなかったので、マッシュルームをスライスした。細切りタケノコは青椒肉絲用の水煮100gを一袋使用した。

ご要望に応えてボルシチ作り:世界3大スープ(って、ボルシチ、ブイヤベース、トムヤムクン、フカヒレスープと4つだったりする。)のつながりで、女房がボルシチを希望。調べると、これまた業務スーパーに素があったので、本来ビーツが入手できなくて作れないはずのボルシチを、肉と野菜を追加するだけで簡単に作れたが、具が多過ぎてスープでなくドロドロカレーみたいになった。でもパルテノ無糖ヨーグルトと混ぜて食べると結構おいしかった。

パッタイのリベンジ:前回ライスヌードルの扱いを間違ったため食感がダメだったタイ焼きそばに再挑戦。味はいいので、麺のことだけに集中。お義母さんも食べたいというので3人前を作るが、量が多過ぎで混ぜにくく少々てこずったが、なんとか完成。麺がくっついてしまったものがあったが、美味しく食べれた。

ルンダンに挑戦:ルンダンって何?と思うでしょうが、世界の美味しい食べ物ランキングで去年からマッサマンカレーに代わって2年連続でNo.1になっている肉をカレーで煮しめたインドネシアの郷土料理です。どんな味かもまったく分からないこのルンダンを、(簡単ペーストがぼったくりレベルの代金だったので諦めて、代わりに詳しいレシピを紹介してるネット情報を信じて、)1から香辛料(ターメリック等)の粉を調合して作ることにした。まがいものしか作れないだろうが、一度 粉からカレーを作ってみたかったので、「とりあえず、食えるもんができりゃいいさ。」みたいなノリでスタート。1時間以上かけて焦がさないように混ぜながら煮つめ、水気が完全に無くなってから味見して塩をいれるべきだったのに、途中で味見して塩を入れたので、結果 辛くなり過ぎた。塩の入れ過ぎで失敗。でも翌朝ロールパンにはさんで食べるとバッチグーだった。なお、水気をのこして普通のカレーにするなら、これでよかったみたい。カレーをルウを使わずに作れる自信あり。なお、香辛料はg単位だとうまく計れないので、大さじ1を重さではなく容量で計るようにした。今回使用したのは、ターメリック大さじ1、コリアンダー小さじ2、クミン小さじ1、ナツメグ大さじ2、ガラムマサラ小さじ1。以上をペースト状にすり下ろした玉ねぎ1個とココナッツミルク200mlに混ぜながら炒めて煮ることでちゃんとカレーになった。最後の塩の量は、煮詰め具合によって違うので、味見してから入れること

ナシゴレンに挑戦:コキタのブンブナシゴレンの素をアマゾンで購入して、挑戦するもペーストを入れ過ぎて激辛。おまけに後述のサンバルなんかも入れてしまったため、超激辛の完全失敗。塩辛ルンダンと激辛焼飯の組み合わせで悶絶するハメに。この失敗のショックとクタビレで片付けは女房にお願い。もう何もする気になれん・・・はあああ。

ミーゴレンに挑戦:岡山市に“フードプロ”という輸入雑貨屋があるというので、見に行くと、ネットでも業務スーパーでも見当たらなかったミーゴレンの素(インドネシアのKOKITAのもので、ナシゴレンもミーゴレンもピリ辛が強めだった。)があったので、サンバル(唐辛子ペースト)とケチャップマニス(甘いソース)と一緒に購入。ナシゴレンに失敗した翌日ながら挑戦し、今度は薄口でうまく仕上げれた。自信復活。なお、麺は、インドネシアの熱湯5分でもどすやつが、まるでインスタント麺みたいなので、ただの中華麺でいいと思う。夜はまた女房の要望でボルシチ。今度は具を少なくしてスープらしくするつもりだったが、野菜の残りがもったいなく思えて、結果 やっぱ入れ過ぎてしまって、またカレーみたいなドロドロコッテリな出来になった。でも、女房はこのドロドロコッテリのボルシチが気に入ってるようだ。

色々な料理に挑戦:激辛ナシゴレンをタッパーに入れて冷蔵庫にしまい、4日後に(捨てる前に)確認すると、変敗しておらず、少しだけ味見すると、辛味が薄らいでいたようなので、思い切って電子レンジでチンしてみた。すると、辛味が程よくなっており、美味しく食べることができた。おかげで食品ロスをしないで済んだ。後日、ナシゴレンもペーストを一人分大さじ擦り切り1で作ったら、美味しく出来た。そのことが励みになったようで、色々な料理を作りまくった。トムヤムクンをパクチーなしでもう一度作ってみると、トムヤムペーストに十分パクチー風味があったので、美味しくできた。パクチーの苦手な長女夫婦には三つ葉で代用しよう。うん。新メニューとしてエスニックを一旦離れて、ボルシチ以外になにかできないかと、調べてみると、業務スーパーに、イタリアンの輸入ソースやパスタがあるのに気づき、ニョッキをペストジェノベーゼであえたり、タリアテッレをトマト&チーズソースであえたり、ラビオリにトマトブルスケッタをかけたりした。(なんのことやらわかんない?笑)しかし、昼も夜もバスタ三昧だとさすがに飽きるなあ。

追記、10月になって、またもやトムヤムクン、グリーンカレー、マッサマンカレー、パッタイ、ボルシチ、ニョッキのペストジェノベーゼあえを作り、さらにナンも粉から練って焼いて作った。さらにさらにビーフシチューも作ってジジババにもふるまった。どれもなかなかいい出来になった。

メルペイのせいでイライラしながら10月になった:ドコモ口座のなりすまし詐欺の影響で、メルペイの自動入金が相変わらず制限されたままになっており、本人確認の手続きをしたが、受理に手間取っているようで、スマート払いも残高払いも銀行からチャージができず困っていた。(1980円のラーメン2杯代のせいでオロオロ。)29日には、連絡がないが、本人確認はされたらしく、マイページでは本人確認済みになっていた。それと同時にコンビニでの振り込みも、なぜかアプリの選択肢が消失していた。(おいおい。)もしかして、なんとかうまいことしてくれてるのかなあ?と期待しつつ、30日になった。朝、メルペイの「清算できます」のボタンを押してくださいと知らせが来たので喜んだが、そのボタンがどこにもない。電話相談はできないので、問い合わせのメールをしたが、返信はないまま、なすすべなく期限の9月30日が終わってしまった。(ガーン!)10月1日の朝になってから「清算してください」の催促があったが、それは個人番号と確認番号が表示されたコンビニでの振り込みであった。(はあ?)しかたなくローソンで店員さんにききながら振り込むと、手数料300円と延滞料300円で600円をしっかり余計に払わされた。(そりゃねえだろ?!)領収書に電話番号があったので、これでモンクを言おうと電話をかけたら、「コロナ対策で取り次ぎを止めております」だって。(なんじゃそりゃ?ふざけるなよ!!)はああああ。また、今月26日までに銀行からのチャージ機能が回復しなかったら、9月のラーメン代980円も600円増しで払わねばならんことになるのかなあ?(やれやれ。)メルペイ!もうこれは犯罪レベルの対応の悪さだぞ。近い内に600円返せ!9月分の請求を380円にしろ!さもないと、1000倍返しだ!(これだけ迷惑してんだから、60万くらい慰謝料請求してもいいと思う。)

――――と、言ってたら、3日になって延滞金300円を返金してきた。さらに4日になって、「本人確認完了しましたので、チャージができるようになりました」との知らせがありました。結果、コンビニ手数料のみ損させられただけになった。とはいえ、説明不足のせいで困惑させられまくったことは事実である。来月、清算完了したらアンインストールだな。当のラーメン屋は先日からd払い(金額打ち込み方式)もできるようになったので、反応に時間がかかってやきもきするiD(メルペイ)はもう要らないし、もしフリマアプリをするならマージンの安いラクマだな。(ほとんどが10%なのにラクマだけは3.5%。ただし売れ易さはメルカリが5倍上。急いで売りたいならメルカリだが、のんびりでいいならラクマ。)―――で、6日になってやっと問合せの返信がきたが、「もう清算が済まれていますね。お役に立てずにすみませんでした。」だって。(なんとマヌケな。)――――さらに10日になって、やっぱりチャージはできないので、セブンで千円単位で入金して残高払いするか、手数料300円払ってローソン等で清算してくださいとの知らせあり。(はあ? おいおい、なんだよ?話が違うぜ。)最悪だな。それでまた、どうしてもセブンでのチャージ表示が出るようにする方法がわからないのと、早くメルペイと縁をきりたいのもあって、ローソンで清算。これでまた余計な300円の出費が発生。(くそったれ!)そして、払い終わった後になって、トマト銀行の表示をタッチしたらセブンの選択肢がでることがわかる始末。(もう!どこまでも操作方法が説明不足で分かりにくい!ありえん。)残高に300円の返金があるけどもういいわい。クソ喰らえだ!!退会するぞ。で、またこの退会方法も分かりにくくて、口座登録の消去とiDアプリとの連結解除はできたが、れいによってめざす退会の選択肢を出すのにまた手こずらされた。が、なんとかたどり着き、退会理由のコメント欄にこれまでの憂さを晴らすようにモンクを長々とぶちまけて退会完了。そして、憎しみをこめてアプリをアンインストール。あーせいせいした。(やれやれ。)

悩み:←タイトルを読んで笑わないように。そう。私にだって悩みはあるのだ!(ホントだって!皆。いいかげんに「私も一人の知能と理性を有する“普通の”人間なんだ」という事を、いい加減に認めてくれんかのう。なあ。)じつは、10月5日、ついに「来来亭」のラーメンポイントが79になり、いよいよあとラーメン1杯で“1か月間ラーメン無料パス”がもらえるのだ。ビッシリ通いつめれば700円が30杯で2万1千円もタダ食いできるのだ。これはスゴイのだ!ラーメンが付いている定食は全て700円引きになるし、大盛りやトッピングの差額代金だけでいろんなラーメンがすごく安く食える。(ひゃっほう!)さて、ここでどうすれば効率的にこの無料パスを最大限有効利用できるか?である。じつは自宅からは遠く、会社の近くなので、休日はわざわざ行くのが面倒くさい。となると、実質10日は食わんことになる。これにより7千円分がロス・・・遅番なら昼食または夜飯に利用できるが、普通出勤では昼に外出できないので、夕方帰宅前に食うしかない。女房に無料パスがあるから夕食は少な目にしてくれんか訊いたら、「もう、そんなもんばあ食べようったら体めぐよ。やめとかれ。」と怒られてしまった。ううむ。息子も「大学の友だちが無料パスで30日ラーメンを食い続けて、体を壊したことがある。」と言っていたしなあ。ああ、どうすりゃえんじゃろう・・・・な?これは物凄い悩みじゃろ?なあ。――――後日、会社の係長と目標管理の面談で、(まあ問題もなくさっさと終わったので、)最後に「何か悩み事とかありましたら、どうぞ。」と言われ、「じつは、来来亭のスタンプがついに80個いっちゃいまして、無料パスを発行していいものか悩んでます。」と言ったら、係長がなぜかウケて大笑い。このことを部署内の皆に言うと、皆も一斉に大爆笑。―――で、結局 無料パスを発行し、以前から謎だったチャーシューメンより高いネギラーメンを注文してみた。通常ラーメンの白ネギではなく、その3倍くらい高価な九条ネギを縦切りで麺のように長〜く切ってあり、それだけを生でモシャモシャ食べてもツンとせず、苦くもなく、ちょっと甘いくらいで、スープにマッチして美味しい。(ただし、九条ネギの「ネギ多め」はできません。)大盛りにしたので、1070円だったが、700円引きの370円になった。これはクセになりそう。ただし、休みの日はパスして、行ける時だけ利用し、無理して欠かさず食べに行くことはしないようにしよう。健康理由だけでなく、あまりの大盤振る舞いに気が引けるのもあります。(4日連続で行って、すでに2800円のタダ食いをしています。)―――ひと月後、結果19回13,300円分ただ食いしました。ただし、ノーマルなただ食いは1回だけで、いろいろなメニューを試したので追加料金が合計4,610円かかりました。お気に入りになったメニューもありましたが、衝撃的だったのは、カレーラーメン。旨辛ラーメン同様、こいつはご飯の中(もしくは大)を最初からぶっこまないと辛すぎて食べ切れないです。(笑)

オリジナル新料理にもチャレンジ:季節の変わり目で雨も降ったせいか、風邪気味で体調不良ですが、結構やりがいがあるのと、なにより女房が喜んでくれるので、休日の昼飯と夕飯は私が作っています。と言っても、夕飯は市販の鍋の素やトムヤムクンの素での鍋で、ただ具材を切って煮るだけです。昼飯のミーゴレンは、早く作ろうと少な目の水を沸かして麺をゆでたせいで、くっついて硬い部分が残ってしまい、ついゆですぎて、腰の無いベチャベチャ麺になりました。パスタのタリアテッレはうまくアルデンテにしたのですが、女房の帰宅20分前に完成させてしまったために、麺がトマトソースを吸ってしまい、パサパサになってしまいました。ああ、麺類は急げないし作り置きもできないのでやっかいだなあ。具材だけ料理して、女房が帰宅してから、「10分待ってね。」と言って、ゆで始めることだな。うん。また、女房がご近所さんから白なすびを1個もらったので、どうやって食おうかといろいろ調べて、結局 「白なすのキーマカレー」にして食べると、うまかったです。さらに、うどんの手打ちに挑戦してみたら、ちゃんとうどんになりました。うどん玉の残りを翌日に2ミリ厚くらいの薄い皮にして、秘密のオリジナル新配合で作ったルンダン(ターメリックが多めで真っ黄色になりましたが、びっくりするくらい美味いものができました。)をあんにして、大きめの餃子みたいにして、フライパンに多めの油で両面を揚げると、カレーのトルティーヤ包みのようになりました。この手のものは、自分の年齢ではもうほしくなくなりつつありますが、若者なら喜びそうです。

  ←なんか異様に黄色い!(笑)

―――後日、余った豚バラとココナッツミルクでルンダンを作ったが、最初にオリーブオイルで1さじのターメリックだけを炒めてやると、すぐにうまそうな茶色になりました。

ガボン共和国のチキンムアンバ:アフリカのガボンという国のチキンムアンバというのが世界で10番目に美味い料理になっていたので、どんなものか調べたら、詳しいレシピが紹介されていました。唯一入手困難なのがパプリカパウダーでしたが、代用を調べると、単なる赤色にするための色粉だから味には関係ないとのこと。ならいいや!と、ピーナッツバター(大抵のジャム売り場にあります)だけを購入して、安い鶏むね肉(半口サイズにカットしておけば、シワくても気にならない)で作ってみました。野菜はトマトと玉ねぎだけで基本いいのですが、綺麗な赤い仕上げにならないので、彩りをもたせるためにピーマンとにんじんを追加。ほぼピーナッツバターとチリソース(4:1)だけの味付けなので、こんなので果たして美味いものができるのか不安でしたが、カレーみたいな見た目になり、ご飯にかけて食べてみると初めての味で、「これ結構ウマイじゃないか!!これは新発見。」と、びっくり。女房も「ちょっとピリ辛だけど、グリーンカレーよりこっちが好き。」とのこと。はじめてのアフリカ料理、大成功。

11月になった:10月末、女房に胆石が見つかり、手術しました。内視鏡手術で11月早々に退院。入院はたった5日。(かつての私の痔瘻手術の入院21日とは大違い。)でも、コロナのせいで見舞い(面会)は一切できないし、術後の対面もたったの15分でした。そして、まだお腹に痛みがある状態で帰宅したので、しばらくは自宅で静養です。私が料理を作ってやれるので、喜んでいます。(くどくないものは、まだ鍋くらいしかできないけどね。)やっぱ料理を趣味にした方が何かといいみたいです。

はじめての肉じゃが:女房の要望で、肉じゃがにチャレンジ。女房のつくるものとはちょっと違うものにしようと、こだわったのですが、煮込み過ぎて鍋底に焦げ付いちゃいました。(鍋底真っ黒!)でも味はよかったし、煮崩れ気味の出来栄えも美味そうでよかった。

待望の和気アルプス初のキーホルダー“和気アルプス熊鈴”: 唐突ですが、2020年11月8日に、Yさんという和気アル中の方から連絡がありまして、自作による「WAKE ALPS」ロゴ入り熊よけ鈴のキーホルダーを100個作っていますとのことでした。(マジ?うわあ!感激。)Yさんの決断と行動力に敬意を表します。10日現在、販売場所については、まだ確定していませんが、和気町観光協会や岡山市内の登山用品店にお願いしてみるとのことです。(後記:結果、JA和気店と社長が和気アファンである家具店のビッグモリーズにおいてもらえることになりました。)税込600(税別545)です。また、発売日ですが、1116日の山開けに!と思っていらしたようですが、「WAKE ALPS」のカラビナ印刷の納期が予定より遅れそうで、(苦笑)1122日、日曜日の発売になる予定とのことです。熱烈ファン自作の和気アルプス初のキーホルダーです。和気アルプス登山の記念に、また、「熊よけ鈴がほしいな」と思ってる方は、どうかお買い求めくださいませ。ああ、早々と売り切れて追加作成・・・そして、新作も作成・・・種類も増えて、選ぶ楽しみや集める楽しみが・・・ううん。いいなあ。わくわく。(←自分はなんもしとらんのに、また勝手に夢に浸ってるねえ。)でも、本当にこうなることを切望してたんですよ。無いなら自分で作ろうという私が、なんで今まで自分でキーホルダーなどを作ろうとしなかったか?というと、私がなんもかんも仕切ってしまっては、ヘンに偏った主観的なモノ(端的に言って“ガキっぽいモノ”)ばかりになってしまいそうだったからです。過去に実際、テスト的にうりぴーの缶バッチを作ってみたことでわかったのですが、私はデザイナーではないので、往々にしてチンケなものしかできないということです。でも、和気アを愛する大勢の皆さんの中には、Yさんのようにちゃんと大人にも受けるデザイン力をもった方がいらっしゃるわけですから、その力を発揮してもらった方が絶対いい。ですので、誰か作ってくれんかのう?と訴えていたのです。とにかく、私より皆さんの方がいいものが出来ます。Yさんに感謝。そして、Yさんに触発されて、いろんな方がいろんな和気アのグッズを作ってくれたら最高です。(ちなみに、何度も言いますが、私に許可願いや謝礼などは一切無用!です。皆さんどうぞご自由に腕をふるってくださいませ。)

発売と同時にJAでほぼ完売?!:11月22日、仕事帰りの18時前にビッグモリーズに行って色違いのを1つずつ購入しました。本日の売り上げを訊くと、私だけだというので、がっかりしたのですが、JAの方を見ると、銀色が1つ残っているだけで、ほぼほぼ完売になっていました。この違いは何なんだ?と考えるに、JAならお土産ついでに地元野菜も買うことができるし、駐車場の広さなど店への物理的・精神的な入りやすさが理由みたいです。でも、ビッグモリーズは元々「大森タンス店」として和気富士登山口そばの黄色い建物でした。現在は倉庫にしているようですが、もし その軒先で販売してもらえれば、JAでの販売結果からしても休祝日なら絶対に即日完売になるでしょうね。Yさんに「JAへの追加納品をよろしく、また 旧店舗前での販売大作戦を大森社長と計画してみてください。(笑)」と、メールしました。(どうなりますやら。ワクワク。)―――で、後日 確認しましたら、大森社長のはからいで、駅前にあるエンター和気の「和采食堂」にもおいてもらえることになりました。ただし、残念ながらここは月火水のみのオープンです。

 

なお、実物↑をどうみても、ちゃんといい音がする「熊よけ鈴」そのものなのに、Yさんの書いたポップには「熊よけ鈴ではありません!」と記載されています。その理由を問うと、以下のようなメール回答をいただきました。「コレは自分の体験を活かして記載しました。自分は登山も趣味ですが、もともとは山陰地方のイワナ(ゴギ)を求めて源流を遡行する源流釣り師です。熊よけ鈴をいつも身につけて遡行しますが、実際にはツキノワグマはよけてくれません!音が鳴る事によって早く熊に気付いてもらえても、個体・時期によってかなりばらつきがあります。ですので、自分の腰には熊よけスプレーを常備しています。熊よけ鈴は効果が無い事があります。実際に、3月の渓流釣りの解禁直後で渓にはまだ雪が1メートル以上残っていて、快晴で気温が上がった時に、熊よけ鈴をつけていましたが、熊が巣から出て来たのに遭遇するという経験()()()をしました!しかし、鈴をつけているのとつけていないのは大きく違います!」とのこと。以上のことから、熊よけ効果をあまり過信されないようにポップにあのように書かれたようです。なるほど。HPトップの文章を手直ししよう。で、コソコソと手直ししました。

12月になった:12月になって、なんかパソコンの動きがおかしいので確認したら、やっぱりバックでアップデートの準備がされていました。で、休日の9日朝、2時間かけて更新したら、マイクロソフトアカウント「リワード」というのがあり、簡単な設定をしたら、マイクロソフトのポイントが貯まるものでした。更新結果を確認したら、まだもう一つアップデートがある。ならばと、続けて更新したら、なんと正午すぎから夜11時前まで、アップデート完了までに10時間以上もかかりました。もうラストの再起動では画面がフリーズ。途方に暮れ、一旦閉じて再開したら、画面真っ黒。でも、耳を澄ますとハードディスク書き込みのジコジコ音がしていたので、そのまま我慢すること90分で、復活しました。で、結果これといって何も変わっておらず、更新履歴が消去されて、今回の「20H2」バージョンだけになっていました。2013年の7月に購入したW8(32ビットOS)だったものをアップデートしつづけて7年。今ではデバイスはそのままで64ビットOSに変更されており、4ギガの実装RAMでは能力的に無理がきつつあるみたい。今度アップデートがあればそれこそ完全フリーズしそうだ。はああ。疲れた。

和気熊鈴残りわずか12月14日(月)午前11時現在、Yさんの在庫はゼロ。JAは10個。ビッグモリーズは4個。和采食堂は6個。合計20個です。3週間で80個売れてますので、来週の20日(日)には完売しそうです。発売ひと月で100個売れるとは、思わぬ売れ行きに驚いています。でも、たったひと月で売り切れたら、春に買うつもりだった人はガッカリですね。Yさんによると、第2弾のアイデアはあるが、商品化には時間がかかるとのことでした。私の予測では―ですが、第2弾もよくて来年の11月15日になりそうですね。「今度は1シーズン(12月〜4月の5ヶ月間)もつように500個作って下さい。」とお願いしましたが、無茶ブリだったかも。―――で、12月29日時点でも、まだ売り切れていませんでした。もしかしてバックヤードにストックがあったのかも。

30回目の結婚記念日:12月24日、なんとか三行半を叩きつけられることなく結婚30周年をむかえることができました。これまでピンチも幾度かありましたが、去年、更年期障害で夫婦そろって鬱っぽくなった時が最大の試練でした。でも、私が趣味で料理をするようになったことで、女房の負担が軽減し、結果 なんとか乗り切ることができました。10年後に綾小路きみまろじゃないけど「あれから40年!」と笑って過ごせるよう頑張ります。ちなみにオニオングラタンスープとパンプキンスープは思ったより簡単に作ることができるようになりました。2口コンロで麺をゆがしながら、同時にスープソースを作ったりできるので、いろんなパスタだけでなく、ベトナムのフォーもすばやく作れます。どうしよう。定年後は表の古民家でビストロでもしようかなあ。(マジ?!)――――で、結果 年末年始で10アイテムの料理を作りました。絶賛なのもあったが、失敗作もあり、その都度一喜一憂しています。

いよいよ年越し:今年は全世界レベルの厄災の一年でしたが、来年は回復の年になることを祈念いたします。

これより21年。

コロナ蔓延:大晦日に過去最多の4519人の感染者がでたが、1月5日には4914人、6日は6001人、7日には7570人になった。重傷者も過去最多。医療限界に。8日には一都三県で緊急事態宣言が実施されるが、今更?そもそもGoToキャンペーンをゴリ押ししたせいで、「こんな事するってことは、コロナは大したことじゃないってこと。だったら遊ばないと損。自粛なんて、したい人がすればいい。」と皆が思ってしまい、どんな自粛要請も半分にしか聞いてもらえない状態になってしまった。結果 2波がきても収まらず、今回ひどい3波がきている。今回の宣言もおそらく効果は前回の半分くらいにしかならないだろう。Gotoは、嵐の冬山で遭難して束の間の暖を取るのに、衣服を脱いで燃やしてしまったようなもの。(なんと愚かな。)今やその火も消え、凍死を待つばかり。もし助かるとしたら、自然に嵐が治まるのを祈るしかない。このコロナの嵐を治めるのは何だろう?ワクチン?治療薬?それとも皆全員の改心

熊鈴売り切れ間近:1月20日、朝11時確認。ついにJAは完売したらしく、ディスプレイも無くなっていました。ビッグモリーズも最後の残り1個で、エンター和気の「和采食堂」(月火水のみのオープン。)には4個ありました。25日にはこれをビッグモリーズに戻しました。これで、ビッグモリーズだけの残り5個だけになりました。発売たった一か月で12月中には売り切れそうに見えたので、正直あせりましたが、バックヤードにストックがあったようで、なんとか二か月もちました。でもこれから4月末くらいまでピークが続くから、やっぱ1シーズン分としては200〜300個は必要みたいです。もしこの先、温泉や駅前の観光協会や役場に置いてもらえるとなったら、やっぱ最低でも500個は必要でしょうね。産業振興課にはこの成果を報告しておりますが、はたして和気町はなにかアクションしてくれますでしょうか?和気町にとってもいい収入になると思うんですけどね。

クリーンクリーン登山:広報和気によると、去年12月12日に和気中学校地域教育協議会主催の「クリーンクリーン登山」が行われ、中学生、保護者、先生、泉区資源保全会の方々が、和気アを清掃登山されたとのこと。泉区の有志によるボランティアで、神ノ上山頂等の鯉のぼり等の設置がなされており、NHKラジオの「石丸謙二郎の山カフェ」の取材を受けられたりもしていましたが、こんな行事もされていたんですね。その熱意に頭が下がります。ありがとうございます。これからも宜しくお願い致します。

熊鈴完売1月31日、ついに熊鈴が完売しました。(Yさんから完売したとのメールがありました。)さっそくトップページを更新し、思いの丈もそちらに記載しました。今回のことで、このHPが結構いい広告になっていることが判明しました。販路にしても無理に駅前や温泉でなくても、登山者が買いに行ってくれることがわかりました。Yさんにインスパイヤ(触発・感化)された方がおられれば、ぜひ実行してみてください。そして、和気アのグッズができましたら、メールをくだされば、同様にこのHPで紹介させていただきます。もちろん、謝礼や手土産や報酬は一切無用です。皆さんの作品が1品でも多くできるのを楽しみにしております。

2月になった:コロナの非常事態宣言のおかげか、やっと感染者が減り始めた。今月末には落ち着いてほしい。

3月になった:コロナの宣言は首都3県だけになっているが、そこだけ7日の解除を21日まで延長することになった。ワクチン接種も医療従事者からはじまっているが、国民に行渡る目処はたっていない。

料理ばっかりしてる:元来、食いしん坊のせいか、(和気中では最速の早食いでした。カレー一皿をほんの数秒で完食したことがあります。)すっかり料理にハマっております。エスニックから始まって、中華、洋食、和食、スイーツまで、数えてみたら43アイテムになっております。絶品!!と称賛されたのはトムヤムクン、肉じゃが、焼豚、独自の天津ビビンバ、チーズインハンバーグデミグラスソース、牛すじカレー。(書き出すと、なんかえらくバラエティー豊か!)それ以外も私自身、あまりの美味さに感動したものがいくつもあり、失敗して挫折しても、リベンジしてほぼ納得できるものを作っております。そういった感動の出来栄えになったことや、とんだ失敗や、挫折からの対策考案・作戦実行でリベンジ成功したことや、5年前に賞味期限切れのズワイガニの缶詰を開けて、かに玉に入れたこと(げっ。)や、18年ぶりの使用になるバニラエッセンスを、ココナッツプリンのミックスにふりかけたこと(おいおい。)など、話のネタは多々ありますが、キリがないので割愛します。またいつかすごく暇になったら書くかも。

アクセス19万:3月13日、去年7月10日から約8か月で1万アクセスを達成しました。このHPとしては熊鈴しか新しいネタはないにもかかわらず、アクセスが絶えないのは、ヤマップなどで前シーズンに和気アル中になった方々が、皆ワクワクするようなコメントをされているせいで、和気アに関心を持たれているハイカーがドンドン増えているからみたいです。「かねてから行きたかった山で、初めて来ました。」という方が思いのほか大勢おられます。和気町も和気ジェニックというHPで和気アの紹介をしてくれており、こちらにリンクをはってくれています。また、和気アを貴重な存在として認識してくれる地元の方も増えているようで、うれしいです。

和気アグッズのデザイン:和気アのグッズを制作されるにあたって、私の見解を申し上げておきますね。まず、私は一切の著作権を放棄しておりますので、このHPにあります写真やイラストや文章はご自由にお使いください。さらに、独自のデザインによるタイトルロゴやマークもご自由に作成してください。うりぴーやグラサンのキャラクターも、独自にもっと可愛らしくしたり、カッコよくしたり自由にいじってください。(初音ミクなんて最初の原画より可愛いデザインのものがいっぱいあふれてますから、そういう風になってくれたらうれしいです。)もちろん独自の新キャラの登場もありです。和気アルプスファン皆さんの熱意の結晶を楽しみにしています。

町営バスの無料チケット:今更の告知ですが、超お得な情報です!!2年前の町営バス本格運行時よりずっとあったサービスなのに、あまり周知されてなくて、私もマッタク知らなかったことですが、(あせあせ。)和気鵜飼谷温泉を利用すると、和気駅行き町営バス(マイクロバス)の無料チケット「温泉利用者証」が貰えます。詳しくは、町営バス|和気町ホームページ (wake.lg.jp) https://www.town.wake.lg.jp/kurashiKosodate/seikatu/koutsu/bus/ をご覧ください。(時刻表もダウンロードできます。)和気駅に行きたい方は、和気鵜飼谷温泉を利用(入湯、購入、飲食)して、「温泉利用者証」をもらって、運転手に見せるだけです。さらに、運転手から「乗り継ぎ券」をもらって、F藤野線に乗替えれば、藤公園など他所にも無料で乗り継ぎして、全額タダで行けます。また、和気駅から町営バスに200円を払って乗って、降りる時に「バス利用者証」をもらっておけば、下山後に温泉を利用して、裏にハンコをもらった上で温泉ロビーに渡せば、200円が返ってきます。同時に温泉利用者証ももらえるので、結果的に駅・温泉の往復のバス代が無料になります!(わあ〜お!)JR利用で、早く下山して時間的に余裕のある方は、ぜひ往復無料で温泉に入ってから御帰りくださいませ。また、「いつも空気を運んでいる。」と揶揄される町営バスを皆さまどうか少しでもご活用くださいませ。(←こらこら。)

次女の結婚式:3月14日、コロナのせいで去年から延期になっていたスッチーである次女の結婚式がありました。感染対策に注意しながら、まったく異常なしでしたが、まだ非常事態宣言下(延長してもなんも変わらんが、21日から解除の予定。)の横浜だったので、帰宅後も当分は在宅軟禁状態です。新郎友人の余興にも大笑いしましたが、ANAのCA仲間による恒例「ことぶきアナウンス」とサプライズビデオに新婦は大泣き。新婦の手紙に私も女房も大泣き。思えば、コロナのせいで延期させられ、非常事態宣言も延期され、次女は疲弊して「結婚式なんてなんでもいいから早く済ませたい。」と嘆いておりましたが、すばらしい結婚式・披露宴になったので、「やっぱりして良かった。」と大喜び。女房は寂しがっておりますが、私はもう一人の自慢の息子を手に入れた気分でいます。なお、親族紹介では、私が喋っている間に、突然 孫の佳絃(かいと)1歳が「あ!え!お!」などと大声を出して遊びはじめ、一同が吹き出したせいで、頭がフリーズしてしまい、親族の名前が思い出せなくなってしまいました。また、結婚式では孫の湊太(そうた)3歳がみごとにリングボーイの大役を果たし、皆から「スゴイ!えらいねえ。」と誉められていました。新郎新婦もあまりのかわいらしさにキュンとなったとのこと。新郎新婦に次ぐ3人目の主役は、新婦の父ではなく、孫にとられました。(笑)

あれ?DVD/CD-ROMEドライブが認識されてない:W10のアップデートが繰り返されてきたせいか、いつの間にかDVDの再生も書き込みも出来なくなっているのに気付いた。書き込みアプリの「フリーメイク ビデオコンバーター」や再生アプリの「MPC-BE」が、DVD/CD-ROMであるEドライブにたどり着けないのだ。エクスプローラーで確認すると、DVDを入れてもEドライブが表示されないではないか。デバイスマネージャーで確認すると、DVD/CD-ROMドライブであるハードウェア「PIONEER BD-RW BDR-TD05D」に「!」マークが付いており、「レジストリ内の構成情報が不完全であるか、または壊れているためこのハードウェア デバイスを開始できません。 (コード 19)」とのこと。レジストリを誤って変更してしまうとパソコンに不具合が起こる可能性があるが、勇気を出して慎重に、まずWindowsスタートメニューを右クリックして「ファイル名を指定して実行」を選択し、「regedit」と打ち込み、管理者要求の許可を選択。次にナビゲーションウィンドウから順に階層を選択。「HKEY_LOCAL_MACHINE」→「SYSTEM」→「CurrentControlSet」→「Control」→「Class」→「{4D36E965-E325-11CE-BFC1-08002BE10318}」へ。この階層にあるファイルを確認すると、「UpperFilters」は無かったが、「LowerFilters」があったので削除してからパソコンを再起動する。これでドライバーを認識することがあるというが・・・・ダメじゃあ! 仕方なくドライバーを更新(既にOKでした。)、さらにハードウェアのアンインストール(再起動すれば復活します。)、ついには、既に使用不可だったプリインストール再生アプリ「TOSHIBA Blu-ray Disc(TM)Player」のアンインストール(これは完全にサヨナラ。)もしたが、結局ダメでした。どうやらハードウェア「PIONEER BD-RW BDR-TD05D」そのものが、今のW10に対応できなくなったということらしい。外付けのDVD書き込み再生装置を購入するしかないようだ。はああ。でも、我が家にはDVDを再生・書き込みできるアプリがプリインストールされているXPのパソコンを作業用として大事にとってあるのだ。W10で形式変換し、USBメモリに保存。そしてXPでDVDに書き込めばOKだ。うん。それにしても、パソコンの立ち上がりが最近凄く遅くなった気がします。レジストリエラーが溜まってる?多分更新しまくりのOSのせいだろうなあ。

4月になった:コロナは変異ウイルスが地方で出回っている。ツツジと桜が開花し、初夏並みに暑くなったりしている。気候の急変で体調不良。でも、先陣を切って鯉のぼりを出す。さらに、くたびれがひどいのに、なぜか焼き豚(塩辛くないように煮時間を短めにした。)やプリン(こだわりの苦〜いカラメルのもの。)を頼まれもしないのに作っています。今も「ああ、むらさき醤油とめんつゆと卵を買わんとおえん。」なんて思っており、特に長ネギを買い物袋に入れて歩いていると、なんか完全に“主夫”になったみたいです。

5月になった:コロナは変異ウイルスのせいで、大阪が東京よりもひどい状態になって、3回目の非常事態宣言が出ており、地方都市でも最多感染者数があちこちで出ている。GWの自粛も2回目。孫に会えず淋しい。藤公園も閉鎖されています。―――さらに中旬になると、岡山県は人口当たりの感染状況が全国ワースト2位にまで悪化し、岡山県も緊急事態宣言の発出があり、鵜飼谷温泉も516日(日)〜531日(月)まで臨時休館となりました。高齢者へのワクチン接種がはじまったが、段取りに手こずっているようで、順番がまわってくるのは年末になりそうです。

女房にペースメーカー:去年10月末、女房が胆嚢摘出手術をした折、検査で心電図の異常があったので、3月にもう一度精査したところ、不整脈が急激に悪化していることがわかった。駅の階段を駆け上がるだけで倒れ込むくらい息切れがしていたので、ただの肥満や運動不足にしてはおかしいと思っていたが、心臓の鼓動指示を伝達する箇所がうまく機能してなくて、運動しても心拍数がまったく上がらないとのこと。このまま放置していたら、突然失神したり、夜中に死んだりするらしい。思えば、子供が小さい頃、家族でハイキングしていたら、子供より先に早々とバテていたから、既に30代から異常があったのかもしれない。で、5月17日、コロナ禍の酷い中であったが、ペースメーカーを入れる手術をうけました。局所麻酔の手術だったので、手術後すぐに昼食を完食し、さらにおやつをほしがるくらいでした。あと九日の入院ですが、お見舞いは退院時までダメです。ムギもかわいがってくれてる「クンちゃん」に預けているので、孤独な日々です。なお、ペースメーカーを入れると、障害者手帳がもらえるらしく、公共料金や税金での優遇があるそうです。これからまだまだ長い人生。憂鬱なことばかりじゃないよ。なにより長生きできるようになれたんじゃないか。走ったりできるようになれたんじゃないか。うんうん。

ショックな5年間:あと4年後くらいからは定年は65歳になるようだが、来年2月に定年になる私は嘱託で働かざるをえない。国からの高年齢者雇用継続給付金で7割の賃金が補償されるというので、年収500万なら350万になるのかと思っていたら、とんだ勘違いで、ボーナスなしで月30万が21万になるだけなので、年収は半額の252万になる計算。しかも、給付金は給与の15%が上限なのでフルでも月17万4千円しかないオハヨーの場合だったら、2万6千円しかもらえないので、月20万円になってしまう。結果、年収は240万円しかないではないか。くそう!正社員のままだったら2年半で稼げるカネを、ほぼ同じことをして半額以下の収入で5年も我慢せねばならんとは!悔しいことだわい。60歳から働かなくても月20万くらい年金がもらえた人達がなんと羨ましいことか。うるうる。

―――で、嘱託ならアルバイトもOKだから、老後資金の布石として、休日に趣味と実益を兼ねたことをしようと模索しております。来年2月すぐにでも実行できるよう計画しよう。困ったときこそ使えるものはフルに活用しなくては。真っ先に思いついたのが、遊歩道に面した我が家の軒先での和気アのグッズ販売。自分の休日だけの営業になるが、HPで開店日時を告示しておけばいいだろう。Yさんみたいに手作りの凝ったものは完全フリーになる年金生活からとし、それまでの場つなぎで、安っぽいが、「うりぴーの缶バッチキーホルダー」でも業者に発注して作ってもらうか。よくても月1万円くらいの収入にしかならんだろうが、まずは年間10万円の収入を目標にスタートしてみよう。新聞配達でもした方が収入はいいだろうが、「登山者とのふれあいを楽しみたい」のが正直な気持ちなので、実益は「赤字でないならOK」とします。「うりぴーを3つ買うと、グラサンが1つついてくる」というサービスも考えて、デザイン・アイデアを練っています。(また早くからバラしたねえ。)

温泉新道復活:これまたヤマップを見て知ったのですが、2021年5月23日時点、温泉新道が通行止め解除になり、復活しています。温泉新道は和気町が1997年に整備しましたが、掘り返りやゴミ問題等もあって地主さんが2005年1月から通行禁止にされておりました。去年、和気町が地主さんと話し合って許可をもらったそうで、再び和気町が整備し、つい最近 開通されたそうです。(登山地図では×がついたままですが、温泉施設そばから前ノ峰山頂まで西尾根を登るルートです。すみませんが、各自で修正してくださいませ。)←修正するのが結構めんどくさいもんで。すみません。

やられた:お守りのキーホルダーの背景に和式模様を入れてみたくて、そんな模様を無料でダウンロードできるサイトを探すべく、グーグルの画像検索をしていたら、丁度良さげなものがあったので、ページを開いたら、なぜかすぐさまアロハニュースネットというのに切り替わり、「ロボットでない場合は許可をクリック」とでたので、なんかアヤシイと感じてはいたが、画像欲しさに「許可」の方を押してしまった。するとやっぱり!「お使いのコンピュータはトロイの木馬スパイウェアに感染しています。」とのマカフィーの偽メッセージが出た。こんなの無視すればいいのは知ってるが、もう! 調べると、ウイルスではないらしいが、ブラウザの設定を変更してもいいことにOKを出したことにされており、設定でサイトのアクセス許可を調べると、カメラもマイクもダウンロードも通知も広告もファイルの編集もほぼ全てが許可になっているではないか。やばい。早く戻さないと、また大変なことになりかねない。アロハニュースネットのアクセス許可内容を全て「ブロック」にした上で、用心のためにディフェンダーで3時間以上かけてフルスキャンをしておく。かなり前に削除したはずのASKツールバーオープンキャンディの2つのアドウエアが検出したので削除したが、アロハニュースのものは無かった。おかしなメッセージなどは出なくなったが、はたしてこれで本当に無事に済むだろうか?ううむ。

6月21日:岡山県の感染者は減少し、緊急事態宣言は解除された。これから1ヶ月後はオリンピックをやることにしちゃってるが、東京はまた感染者が増えつつある。――――で、7月にはまた東京は緊急事態宣言がでたが、オリンピックはどうしてもやるつもり。「いろんなことが理解されないオリンピックになりつつある。」国民感情が穏やかでない現状をみて、総額1千億円を払った最高位スポンサーのトヨタも五輪CMが逆効果になると判断し、国内放送をとりやめました。(以前から「オリンピックをやると、返って赤字になる。」と言われているが、東京2020はまさに大赤字の大迷惑五輪になっていて、お偉い政治家達さえもボロボロにされています。)

スマホからアイフォンへ:6年使い続けたスマホ(ソニーのエクスペディア)の裏側のボディがパックリ剝がれているのに気付いた。どうやら電池が劣化して膨れたせいらしい。妻に「よくまあ6年も使ったねえ。」と言われたこともあり、これまで防水機能優先でスマホにしていたが、今ではアイフォンも防水機能があり、家族全員アイフォンだったことと、海外旅行したらアイフォンは世界共通でサプライ品(周辺機器)が売られていることもあり、今回7月16日、私もアイフォンにしました。データの移し替えサービスは電話帳だけなので、写真や動画はSDカードに入ってるはずだから、これを抜き取って保管すればいいと思っていたら、どういう訳か本体にも2千くらいの写真・動画が残っていたので、パソコンにつないで抜き取りました。いろんなアプリのID・パスワードなども保存していたので、アイフォンに書き直し、自分で入れた多数のアプリの必要性を考えながら手作業でアンインストールと、アイフォンでのインストールをし、最後に初期化してお蔵入り。ああ疲れた。どうせ動画や写真はアマゾンフォトにクラウドアップしているから、さっさと一発初期化すれば良かったのだろうが、気持ちの踏ん切りがつかずに遠回りなことをしてしまった。(やれやれ。)なお、アイフォンはデフォルトで写真の拡張子が互換性の低いHEICになっているので、設定→カメラ→フォーマットで、「互換性優先」にして、JPEGにしておくのを忘れないように。(うん。)

オリンピックとコロナの夏:オリンピックがはじまってコロナも急拡大している。8月4日には新規陽性者が1.4万人になった。13道府県が8日から31日までまん延防止になり、東京はすでに緊急事態宣言が出ているが、その中でもオリンピックは続けられている。選手の頑張りには感動するが、心配されていたことが現実となり、お盆の帰省は中止。夏休みのお出かけは無しとなった。――――で、オリンピックが済んだら、各地で新規感染者数が最多の連続になり、あっという間に2万5千人をこえてしまった。22日、パラリンピック寸前であるが、重傷者数も増えており、医療崩壊寸前。(いや、もう崩壊しちゃってるような。)大多数が自宅療養で、急変しても入院できず、妊婦は特に大変。変異ウイルスのせいで2、30代の若者の患者が大半を占めるようになっている。三重国体は中止が検討されてるけど、パラリンピックは、こんな最悪状態でもやるんだな。大慌てで多くの県知事が緊急事態宣言の要請をしてるけど、もうどんな宣言をしようと、国民は従わないだろう。言ってる事とやってる事が矛盾して理解できないからね。コロナを「正しく恐れるようにしよう」としても、オリンピック強行のせいで、恐れるべきなのか?大した事ないのか?ホントに飲食店が問題なのか?もうなにが正しいのか?チンプンカンプンにさせられてるからね。ホント。

居座る寒気:真夏だというのに西日本上空まで寒気が居座っており、カラカラの猛暑は7月下旬から8月上旬だけで、中旬からは梅雨に戻ったようになった。ひどい局所豪雨で土砂災害に警戒が必要だ。ちょっと暑さが和らいだせいか、和気アのヤマップを見ると、曇り空の下で登ってる人がチラホラおられますね。特に「ティアラ」さんという方が猛暑中であろうと毎日のように登られており、草刈り機で登山道の整備作業もしてくれています。また、「風光:ふうみつ」さんという方もボランティアガイドみたいな活動をされています。お疲れ様です。どうも、ありがとうございます。来年2月に「藤本小屋」が出来たら、名乗ってもらえば、サービスさせていただきますね。(おっと、またバラした。)

ついに岡山も3度目の非常事態宣言:連日200人を超える新規陽性者があって、ついに8月27日から9月12日まで宣言期間となり、その間は温泉が全館休館になります。本来なら温泉花火があって、なんたらレンジャーなどがショーをやっているはずなのに淋しいことです。今はデルタ株による若者の感染がひどく、幼児まで重症化しています。幼過ぎてワクチン接種できないので、蔓延した地域では幼児の命は風前の灯状態です。さらに、オリンピックの関係者がペルーからラムダ株を持ち込んでいます。「オリンピックのせいでラムダ株が日本に侵入」という事実については政府とIOCが情報操作しているのか、ほとんど報道されておりませんが、これは武漢で最初に報告した医師を中国政府が握りつぶしたのと同じ事です。その内大騒ぎになるでしょう。(ああ、情けない。)パラで意味もなく再来し、銀座観光していたバッハはホントにクソ野郎!!国体もそうだけど、ただのお祭りでしかないオリンピックなんて金輪際止めるべきです。アスリートの活躍を見たいなら毎年ある世界選手権を観戦すべきで、そこでのチャンピオンこそが真の金メダルなのです。私も本気で馬術競技をやってたアスリートでした。国体も4回出たけど、はっきり言って全日本学生の方が競技レベルは遥かに高く、これこそが学生馬術の大本命であり、私にとっての国体は、その前座の試技でした。ちなみに大学4年の私と愛馬は全国ランキング5位。私と愛馬より強い人馬は日本に4騎くらいしか居なかったことになります。

9月になった:東京の新規感染者数はピークを越えつつあるが、重傷者数は記録を更新中。これから新学期になれば、子供達の学校がクラスターになり、寒くなるとまたあちこちでクラスターが発生し、年末にまたピークが来る可能性がある。信用ゼロの総理が「灯りは見えています。」などと寝とぼけた事を言っているが、中年や若者のワクチン接種がグズついており、子供用のワクチンが無い限り、来年もコロナ騒ぎはおさまりそうにない。さらに、もしもラムダ株にワクチンが思うように効かなかったら、収束は再来年以降になるかも。とにかく、今は働き盛りの中年や、学業で苦労している若者が重症化していて、経済活動もブレーキのかけっ放しで、社会情勢はどんどん悪くなる一方です。政治家は選挙のことしか考えておらず、救い無き現場は医療崩壊し、自宅療養患者が次々死んでいる。灯りなぞどこにも見えてないぞ!寝とぼけクソ馬鹿総理!!―――なんて言ってたら、もうじき退陣することになりました。

削除された:よく見たら、いつの間にかユーチューブにアップしていた和気アのPVが 「この動画は再生できません」となっているではないか。最近、大掛かりな削除作業があったらしく、限定公開でBGMにも著作権の問題があったから、削除されたようだ。再アップしてもいいが、イタチごっこになりそうだ。どうするべえ?・・・また、Tさんの「百名山」のHPも見当たらなくなっていることに気づいた。だんだん山から遠のいていかれていたから、踏ん切りをつけられたのかなあ。淋しいなあ。更新なしでも、やっぱ残しておいてほしい!うん。和気アのHPは残し続けますよ。トップページがどんどん鬱陶しくなっていくだろうけどね。

老眼:還暦が近づくにつれ老眼がひどくなっている。特に数字の356890が小さく室内だと、どれがどれだか分からず、仕事で記入ミスしてしまう。見えないものは見えないのだから、開き直って適当に記入して、間違ってたらゴメンで済ますことにしている。どうせ誰も死にゃあせんし。うんうん。また、アイフォンの文字もほぼ全く読み取れず、拡大できない場合、怪しげな表示を間違ってタップしそうになる。老眼鏡を常備してないとダメだな。なお、オリンピック後 爆発的に増加したコロナ新規感染者数は、パラ後はなぜか減少に転じ、崩壊していた医療体制も徐々に回復している。ワクチン2回摂取率が高まったせい?ウイルスが無害化してきた?ただ、無症状なので検査してないだけ?謎が残るので、まだ油断はできない。年末に第6波がくる可能性は捨てきれない。

9月24日:松茸山で11月15日まで閉鎖。皆さんはもう周知されていて、「23日までにクライミングサーキットをやっておこう。」とか、「今度は開山後に。」と、マナーがとてもいいです。じつは、松茸山でなくても、9月下旬から11月上旬は、里山は危険が増すので、入山は控える方がいいです。そのせいで、キノコ狩りにいって亡くなった方もいます。何年も前ですが、キノコを採りに行ったまま帰って来ないお婆さんを、消防団で捜索。急斜面の林の岩陰で遺体発見。頭部に致命傷になった打撲傷あり。斜面で転倒して頭を岩に打ち付けたもよう。なぜそこまで大きな転倒をしたのか?じつは地バチ(多分オオスズメバチ)の巣を踏んで襲われたせいでした。麓で休憩中も蜂がやたら飛び回っているのが気になっていたのですが、犯人は蜂でした。蜂はどの種類であろうと、この時期にはとても攻撃性が増します。またマムシもこの時期はとても危険になります。どちらも繁殖期の重要な時期だからです。蜂は減少しつつあるエサを遠くまで求め、次期女王蜂を育て上げようと必死で、敵に対する意識が過敏になっています。マムシはお腹に子をはらんでいます。(マムシはお腹の中で卵をかえします。)いつもなら逃げるところを、思うように動けないので待ち構えて噛みつこうとします。ただ、退治などしなくても、11月下旬までには女王蜂は巣立ってしまい、蛇はエサが無くなって活動休止するので、安全性が回復します。キイロスズメバチの巨大なおどろおどろしい巣も12月には素手で撤去できますので、生活に支障がないなら、あえて危険を冒さないようにしましょう。ちなみに、オオスズメバチは、世界最大の蜂で全てのムシはエサにすぎません。キイロスズメバチの巣を襲って女王蜂を食べてしまいます。まさに鳥なら鷲です。なので、オオスズメバチがいる山は、自然が豊かであることの証明でもあるのです。ウチのキンモクセイにはコスズメバチが、ベランダ下にはアシナガバチが巣をしていますが、あえてそっとしております。どちらも生活圏からちょっとはなれていて、巣のそばに近寄ることがないので、襲ってきたりはしません。放置していたおかげで、毛虫などの害虫がみごとに捕食されており、桜も芙蓉もちょっと葉に穴があって、毛虫に食べられた跡があるにもかかわらず、まったく毛虫がいなくなっております。花や野菜を作るなら適切な場所にあえて蜂に巣をつくらせるのは有益です

10月になった:日がささなければ涼しいが、昼間はまだ30℃もある。でも、10月後半からは急に昼も涼しくなる予報。なお、新規コロナ感染者はどんどん減って、11日の東京都が49人で、全国でも369人になった。このまま収束してくれるとよいが・・・

栗とクルミを育てよう:先日、近所の方から「藤本さんの土地だろ?悪いが草刈してくれんかのう。」と言われ、親父もお袋も実態把握していなかった“畑だった”土地(2アールくらい)があることを今頃認識した次第。(おいおい。)じつは爺さんの代から「畑や花壇をしたい。」という方に年数千円で貸していたのだが、数年前から高齢でやめて返されていたもので、行って見ると、ジャングルみたいに草ボーボーでした。うおりゃああああああ!と草刈り機をぶん回して、1日で更地にしましたが、さて、これからどうしたものか?放置すると、また草ボーボーになって近接したご家庭の迷惑になるし。「誰か畑に借りてくれんかのう?」と訊いて回っても、「タダなら借りてもええ。現に今時はタダで耕作放棄地を貸してくれる人が多い。」とのこと。確かに管理に労力と費用がかかるなら誰でもいいから有効利用してくれというのは分かる。だが、今まで有料で貸していたものを無料にするのは、今まで借りていた方に失礼だし、固定資産税を他人のために払い続けるのは何か馬鹿馬鹿しい気がする。せめて税金分(年数千円)くらいは払ってほしい。もしくは作物のお裾分けを見返りに貰いたい。しかし、そんな見返りを要求するのも気が引ける。さて、どうしたものか?畑として土は良好だが、通路沿いに沿って2mの幅で近隣の方がわざわざ除草剤を買って巻いてくれていたので、そこは地表が向き出て不毛になっている。真ん中にはイチジクの木があり、これだけは残していて、迷惑かけていた近接ご家庭に「迷惑かけたお詫びに、自由に取って食べてください。」と伝えてある。畑にした場合、近隣なら自宅からホースをひけるが、水やりができないので、野菜は無理。ならば、果樹か。メンテナンスフリーで収穫歩留まりのいいものは?―――で、クルミが浮かんだ。女房は「孫に栗拾いさせたい。」というので、栗とクルミに決定。さらにシキビと榊とヒサカキも植えて、墓参りに利用しよう。うんうん。で、苗木を多く置いている山陽町のタイムで栗のぽろたん(1628円)と美玖里(1738円)を1本ずつ買い、シキビ(503円)6本とヒサカキ(766円)1本も買う。クルミと榊が無かったので、近くのナンバに寄ると、あった!菓子クルミ(1100円)2本と榊(980円)1本を買うことができた。合計10,330円で全て揃ったわい。2021年10月16日、全苗木を植え付け。西端にシキビを1m間隔で1列に6本植える。シキビは土があわないと枯れてしまうことが多いらしいので、数で勝負。もし、うまく全部根付いてくれたら、近隣の方にもお裾分けできるかも。ちょっと離して菓子クルミ2本を3.5m離して植える。自家受粉できるが、育ちの違う雰囲気の2本を、育ちのいい方を南側、遅れていそうな方を北側に植えて、開花時期に差がでることを期待する。また、クルミは他感作用(アレロパシー)があるので、下草を抑えられるかも。真ん中のイチジクの隣に榊とヒサカキを植え、クルミと栗を隔離する感じに。自家受粉しない栗は、渋皮がぽろっと取れて大粒で美味しいという新種のぽろたん(9月上中旬収穫)を北側に、その受粉樹(最適という最新種の「ぽろすけ」はなかった。)に向いているという新種の美玖里(9月下旬以降収穫)を南側に3.5mはなして植える。美玖里は大粒で美味しいとの定評なので、小粒のぽろすけよりいいかも。バケツで何往復もして、最初で最後の水やりをたっぷりして、しっかり踏み固めておく。根が広がるまで待ってから来年2月に堆肥(牛糞)を与え、数年かけて、葉落期の12月頃に、メインとなる枝を半分くらいに切り詰めて、主となる枝が23本の「変則主幹形」と言われる形にし、高さを管理しやすい2〜3mくらいにしていく予定。栗は4年後、クルミは6年後に結実しはじめるので、そうしたら収穫後の10月にも堆肥をやる予定。10年後には栗とクルミとシキビと榊が売る程できるかもしれない。ワクワク。さらに、クルミ割り人形なんかアマゾンで買って、藤本小屋でクルミを割って売ったり、クルミの殻で手芸品を作って売ってもいいかも。おお、ワクワク。(←なんでもかんでもすぐ夢見るねえ。)

楽天カードアプリ不具合:なぜかいつの間にかアイフォンの楽天カードの使用履歴や請求金額がわかるアプリがログインできなくなっていた。IDに登録されていないというが、打ち間違えはない。いぶかりながら、何度もパスワード変更して再登録するが、パソコンでウェブ版の「楽天e-NAVI」なら一発でログインできて、全て確認できるのに、アイフォンのこのアプリだけがログインできない。同じアイフォンの楽天ポイントクラブのアプリはログインしているのに、なぜだ?諦めてサファリで楽天e-NAVIをひらき、ホーム画面にアイコンを追加し、見づらいけどこっちを利用することにしたが、これもなぜか1度はログインに失敗し、再ログインしたら成功する。パスワードを保存して貼り付けるようにしてるので、同じ文章なのに、なぜ2回やり直さないといけないのか?よくみると、IDの「@a」の部分がカネヘンに悪という見たこともない漢字に文字化けしてるではないか!打ち直しのページでは文字化けせずOKになっている。これが原因か!?どうやら楽天カードアプリも同じ部分が文字化けしていて、打ち直しで別のページにはいかないから、ガンとしてログインできないのだろう。ううむ。この解明に2日かかって、クタクタになっていたが、文字化けを直す方法を探し、OSを最新にして再起動したり、クッキーをすべて削除したりしたが、効果なし。楽天のヘルプサイトで「文字化けする場合は、文字コードを“日本語ISO-2022-JP”に変更してください。」とあったが、アイフォンでの文字コードは自動で判別されており、手動での切替えはできないし、既にそれになっているはずだ。なぜパソコンだと文字化けせず、アイフォンだと文字化けするのかが分からない。ああ、もう疲れた。当分はパソコンで時々確認することにしよう。―――で、3日後、候補の「@a」が「@a」となっていて、@が全角であったせいだとわかりました。なあんじゃ。もう、これはドコモショップへ相談するしかないか?と焦ったではないか。まったく。やれやれ。

急に冬に:コロナの再拡大はないが、19日から急に寒くなった。布団や衣を入れ替え、コタツや暖房器具を出して、扇風機をしまわなくては。

レモンを植える:親父が植えた4本のミカンの内、1本が今年春に寒さにやられて枯れてしまっていたので、23日うおおおおおおりゃああ!!と引っこ抜いて、代わりにレモン(マイヤーレモン:周匝のジュンテンドーで1437円)の苗木を植えました。なんか丸い形でオレンジとレモンを掛け合わせたものらしく、皮ごと丸かじりできる甘いレモンだというのだが、本当に甘いのか?成って見てのお楽しみです。

11月になった:衆院選はなぜか自民の圧勝になった。やっぱ悪態をつきながらも安定した政権が求められているんだな。新兵器開発で世界情勢が不穏な雰囲気になりつつあるせいもあるかもしれない。秋らしい気持ち良い時期になったが、この冬は寒くなるらしい。

アイフォン専用アプリ「クリップス」:背景をキラキラに変えたり、自分を動物アニメや水彩画にしたりして、動画が撮れて、簡単に字幕や音楽をつけて、トリミングや入れ替え編集ができるアプリです。元からアイフォン12に入っていたので、使い方をパソコンで調べて使ってみました。自分でもびっくりするくらい簡単スピーディーに「どうやったの?」と言われる面白動画ができたので、ラインで家族に公開。大ウケ爆笑でした。

藤本小屋を告知:開山まであと数日となった11日夜、来年3月後半にオープンする藤本小屋の告知をアップしました。4か月も先のことですが、早すぎて困ることはあるまいという判断で、水面下で行動していたことを一気にバラしました。まあ、結果的に私自身がYさんに一番インスパイヤーされちゃいました。(笑)私は3月16日から再就職(アルバイト)しますので、当面は、その休日(不特定)で、かつ自身の用事のない時だけのまことに身勝手な営業になります。(orz)老後の資金稼ぎをかねて、登山者とのふれあいを楽しみたいと願っておりますので、記念撮影や握手も歓迎ですし、訊きたい事や話したいことがあれば、ゆっくりしていってください。また、小屋ノートに「〇〇見参!」などと記念サインできますので、「おっ!あいつが来とる。」とお互いに楽しんでください。なお、有志の方あっての勝手に夢見ている構想ですが、どなたでも自作の様々な和気アのグッズを持ち寄ってくだされば、アイテム増加が客寄せになりますので、一切マージンなしで、それらも一緒に販売したいと思っておりますし、小屋番をしてくれるという方がおられれば、私の不在中お任せしてもいいかと思っております。また、和気アルプスファンによるガイドやボランティア等の連絡所にもなれたらいいなあと思っております。

12月になった:11月は急に冷え込むことが度々あり、紅葉が綺麗に色づきました。開山で多くの方が来訪されていて、紅葉の和気アを満喫されています。先日、権現岩の鞍部にある楓が風にあおられて、まるで“紅葉吹雪”になっているのを見ました。ヤマップを見ると、クライミングサーキットの記録が意外に多くて、穂高ガリーで順番待ちが発生するくらいになっていました。正直 こんなにハードなルートをトレースする人は、ほとんどいないだろうと思っていましたが、経験者の記録を見た人が、「私もやってみたい。経験者さん連れてって。」と次々に思うようになっているみたいですね。クライミングサーキットを踏破すれば、登攀力が一気にスキルアップでき、ルートファインディングの練習もできます。おそらく最高レベルの“山の先生”といえるルートだと、今さらながら思っておりますので、多くの方に有効利用していただけたらうれしいです。

これより22年。

ついに20万アクセス:1月3日、去年3月13日から約9か月半で1万アクセスを達成しました。

農業をやりだすと生き物が嫌いになる?:自家製のミカンがおいしい(キンカンとの受粉のせいか、小粒だが、すごく甘い。)ので、大切に必要分だけ採取するようにし、1月いっぱいまでおいしく食べようとしていたら、先日10数個も鳥に食べ散らかされていました。これまで被害が無かったので、鳥はミカンの皮が苦手なんだろうと思い、キズものを切って、庭のテーブルに置いて、「小鳥が食べに来たらいいなあ。」なんて優しく思っていましたが、まさに君子豹変す。おのれ!クソ鳥めええ・・・。(おいおい。)で、害獣防御ネットの余りがあったので、ミカンにかぶせました。たぶんヒヨでしょう。寒さがきつくなり、(この冬は、メチャ寒くて風も強い日が多い。また、豪雪の被害も広くて多い。)いよいよひもじくなったので、苦手な皮をむいてでも食べるようになったようです。―――にしても、作物を荒らされるとこんなに腹が立つものなのか?と、実感させられました。農家の方は、到底ディズニーアニメに共感できないでしょうね。「小鳥やネズミをかわいがる?はあ?とんでもねえ!!皆とっつかまえて、ぶっ殺さにゃあおえんじゃろが!」と思っていることでしょうね。

オミクロン急拡大:コロナのデルタ株は、なぜか急激に鎮静化し、そのままおだやかに年を越しましたが、1月中旬になって、オミクロン株が物凄い勢いで急拡大しはじめました。14日は岡山だけでも200人を越えてしまいました。(全国では2万2千人。)ただ、無症状や軽傷がほとんどで、ただの風邪になりつつあるみたいです。これから先、後遺症の無いことが判れば、平生にもどれるような気がします。でも、あと少しで北京オリンピックだけど、これは延期なしでやること決定になっています。政府関係者は人権侵害を平然と行う中国への抗議として参加しないとのこと。外国人観光客も行けそうにないから、東京オリンピックよりさびしい赤字まみれオリンピックになりそうです。

気になるホタルさん:ヤマップを見ていて、あのKさんと双璧をなす国際アルパインガイドのYさんが、白岩様に来ているのを知りました。(おお!)そのご友人で同世代の「ホタル」さんが気になります。もしかして整備中に複数回お会いしたあの方じゃないかなあと、アヤシゲな記憶も出てきます。もしかして、とんでもない方々に私は失礼しまくっていたのでは?(オロオロ。アセアセ。)この上 お土産屋なんて開いて、また失礼こいたらどうしよう?(あんな特製バッジなんて作らなきゃよかったかも。あああ。)――うう、もう相手が誰であれ平身低頭だ!うん。和気アは、一低山ではありえない凄い人が来てしまう所になっているから、気をつけなくてはいけないお願いです。凄い人は黙ってないで、ちゃんと名乗ってください!って無理だよなあ。はあああ。でも、小屋ノートに書き置き(サイン等)してもらえたら、一生の宝物だよなあ。うんうん。あとで、ノートを確認してひっくり返る自分が容易に想像できます。わくわく。

2月になった:オミクロン新規感染者は岡山で一日千人をこえていて、全国では10万人にせまる勢いです。発熱外来だけで医療提供が逼迫し、今までとは単位が違うせいで重症化しにくいのに重傷者が大勢になりつつあります。身近に感染を感じるこの頃です。まだまだピークアウトは先になりそうです。

定年退職:3月15日で定年退職になるが、有休消化で2月2日が最終出勤日になりました。昼、今までお世話になった方々に、準備しておいた退職の挨拶メールを出す。これだけで良しとし、(コロナで送別会もないし、)万年平社員にふさわしく、最後はそっと人知れずに退社するつもりでしたが、16:45に記念品をとりに部長の所に行くように言われていたので、5分前の16:40に取りにいくと、急に皆がワヤワヤと集まってきて、結構な人数(数十人くらい)になり、仕事を中断してまで集まった皆の見守る中で部長から感謝状と記念品の贈呈が行われました。いやはや。なんで私みたいな万年平社員に?(上司の言う事をきかず、傍若無人で、言いたい放題で、やりたい放題で通してました。)「感謝状。あなたは永年にわたり精勤に励まれ、当社の社業発展に多大なるご尽力をされました。」って、完全に真逆ですよ!冗談でしょ?これ皮肉ですか?いやもう真面目にヒイヒイ働いてきた人が知ったら怒るでしょ? ああ、なのにこんなに大勢集まっちゃって拍手喝采。うわあ、めっちゃ恥ずかしい。この何とも言えない気まずさ。これどっかで経験したような・・・そうだ!あれは37年前。岡大の卒業式で研究室の教授から「これを君に渡すのは、どうにも気が進まんのだがね。」と、渡された卒業証書。それに「貴殿が“農学士”を称することを認む。」なんて書いてあったのを見たあの時だ。これはあの何とも言えない気まずさの再現だ。(おぞましや。)そして、記念品の贈呈。(記念品は備前焼でしたが、親父が備前焼作家だったので「備前焼は結構です。記念品は無くてもいいです。」と断っていたら、「断るなんて前代未聞だ。」と、会社で初めてのカタログギフトになりました。)さらに、はい、花束。はい、寄せ書き。これお菓子と皆からの餞別です。ああ、ありがとう。こんなにいろいろしてもらって悪いなあ。で、退職の挨拶を求められるが、皆に仕事を中断させているわけだから、こんなのは短く切り上げなくては。うん。ササっとお決まりの文句を言って、数秒で切り上げました。さあ、お願いだからもうさっさと帰らせてくれい。そしたら「お〜い。皆入って。記念写真。記念写真。」って、もう出社しないのに写真を撮ってどうするの? で、パシャパシャ。ありがとう。皆ありがとう。それじゃもう失礼するね。皆さんお達者で―――。恥ずかしさで、そそくさと部屋を出ると、まだ16:50だった。ううう、タイムカードを打つのにあと10分待たないといけないじゃないの。この状況で10分待つのは、もの凄く恥ずかしいではないか。オロオロしていると、「押しといてあげますよ。」というやさしい言葉。感謝し、荷物をかかえて逃げるように会社を出る。さらば。オハヨー乳業!  花束(追記:この花束は、花瓶で3週間も持ちました。いい花だったんだなあ。社長が女房に送ってくる意味不明のバラは三日で枯れたけど。)を助手席に置いて車に乗り込む。―――韓国ドラマなら、ここで確実に交通事故死するところだが、無事に帰宅。女房が皆からの寄せ書きを読んで感激しているので、私も老眼鏡をかけて読んでみると、感謝の言葉が色々と書いてあり、馬術部でもらった「自分を抑えましょう。」等の戒めタラタラの色紙とは大違いでした。馬術部時代にコーチや先輩から山のように言われたこと(小言や戒め)をベースにして、若い社員を相手に年寄りがウンチクを傾けただけであるが、「楽しいお話をしてくれてありがとうございました。」みたいな寄せ書きが多かったです。私も37年のうちに人として少しは成長したのかな。うん。サラリーマンとしては最低であったが、思いのほか若手の皆に好印象だったことを今さらながら知り、急に今日の写真がほしくなりました。会社に電話して今日撮った写真をメールでくれるように頼むと、すぐに送ってくれました。皆、本当にありがとう!この写真と寄せ書きは大切にします。

2月4日:北京オリンピック開幕。開会式は以前の北京オリンピックとは大違いで、すごく地味でした。極めつけは、トーチ1本をそのまま聖火台としたこと。こんなにショボい聖火台はみたことがないが、かなりのエコではある。

閑谷で新しい展開があるかも:社会保険(特に健康保険)の切替が煩わしくてオハヨーに嘱託すると言ってたのだが、57歳を過ぎてから帰宅中の運転で居眠りすることが多くなった。通勤時間が35〜45分かかり、後半が瀬戸からずっと一本道なので万富や熊山で事故りそうになる。なんとか60歳前まで耐えていたが、あと5年も無事故で通せるか?実に不安になった。女房に居眠りで人生を台無しにしそうな不安を言うと、「どうせその場しのぎのお金のためじゃろ。仕事は近くで好きなことをすりゃあ、安うてもええがん。」と言われて、その通りだと思った。好きなことかあ。馬の世話・・・山の整備・・・そうだなあ、やっぱアウトドア関係がいいか? キャンプ場の整備作業の仕事があればいいのになあ。で、高校の部活の恩師で閑谷学校青少年教育センターの所長だったH先生にダメ元で電話すると、今の所長に訊いてあげるとのこと。で、偶然ながら資料館の勤務が空いており、キャンプ場の整備も掛け持ちでさせてもらえることになりました。友人に「閑谷でキャンプ場の整備をすることにした。」と言ったら、みんなから口をそろえて「藤本さんにピッタリじゃないですか。」と言われました。3月16日から出勤です。さらに、お世話になった方々への退職の挨拶メールに、その日の夕方の退社前にカバヤの総務部長になっていたK君から返信があり、閑谷周辺の山はカバヤの所有で、倒木処理の依頼が総務にあって困惑しているとのことで、色々話をしたいとのこと。ううむ。この“人との繋がりの妙”をどう表現したものか? ツテを頼って運よく再就職できた閑谷で、まさに退職寸前になって周辺の山の管理について親しい部長から相談を受けようとは。これは運命というべきか? 正直、今月6日に三女が入籍することで子育てが全て完了し、この春は会社と消防団を辞め、なにもかも終わり、完全なる老後になるはずだったが、仕事優先で4年前に引退していた“山”に戻る時が、早くも来たというのか? なぜかゴダイゴの「銀河鉄道999主題歌」の英語版の歌詞(以下「」内)が心に染みます。

「もう終点に着いたと思ったよ

長い長い旅の終着駅に

でもまだまだ先があるんだ

たくさんの知らない世界があったんだ

まだ知らない宇宙のどこかで

輝く星々の海から

またひとつの星が呼びかけてくる

夢を見続け探し続けろと

若き日に見た夢が心に燃えている限り

熱き望みがある限り

疲れるなんてことは無いのさ」

ザ ギャラシ エスプレ スリーナイル テキュオナ ジャーニ アネバ エンデン ジャーニ〜〜 

アジャニ〜〜〜トゥザ スタア〜〜〜〜

そう。疲れてはいない。むしろワクワクしている。自分の人生を30年で区切ると、最初が「青春のブラックヘッド号編」、次が「壮年の和気アルプス編」、そしてこれからが「晩年の閑谷編」となるのかも。

三女の入籍:2月6日、三女が、自身の27歳の誕生日に婚約者と入籍しました。これで、私の自慢の息子も3人になりました。私の妻。三人の娘。その三人の夫。そして現在2人の孫。私の9つの自慢の宝物達。いずれも独特の個性と非凡な能力を持っています。まるで“サイボーグ009”(←誰も知らない?なら、“キメツの柱”ならわかる?)みたいです。(うらやましい?)この9人が私の今の全財産です。これからもう4つくらいは増えてくれるでしょう。わくわく。30年後、自分の終焉を思うに、ひ孫達がうるさく騒ぐ中で、大勢の子孫に看取られながら、「ほんまに、やかましいのう。」と、笑って息を引き取るのが“理想の最期”であると思っていますので、それを目指して頑張ります。

近況:じつは今、親娘の仕事の都合で4歳と2歳の孫兄弟を預かっており、女房と相手をしております。ワンパク坊主二人じゃ3日が限界でしょう?なんて言われたが、いい子達で全然余裕です。仕事が無くて暇すぎるくらいだったのが、ちょうどいい暇つぶしになっております。還暦の祝いは3月にやるとして、60歳の誕生日は孫達と過ごせました。―――結果、18日間相手をしました。孫が帰ると、静かだけど淋しいなあ。ちなみに、孫の残したものをたいらげながら、仕事のようにウロウロ歩き回っていないせいで、この18日間で結構太ってしまいました。(特にお腹。)早く閑谷の優しくてなだらかな山(岩場は無いので、草木と文化財の発見がメインになりそうです。)を歩き回らんとおえんなあ。うん。

和気ア1泊2日岩場歩行訓練:奈良のプロガイドUさんによる「北アルプス縦走に備えての岩場歩行訓練合宿」が、2月17日に鵜飼谷温泉1泊で、和気アで実施されました。16名による和気アのみでの二日にわたる岩場めぐり。おお、ついにここまで和気アが活用してもらえるようになったか!感激。1日目は第4と第5エリア、2日目は第1と第2と第3エリア、表銀座と裏銀座のダイジェスト版という感じで、準バリルート部分を避けて無理なく楽しめる岩場のある部分をチョイスした内容でした。これを毎年恒例にしていただけたら嬉しいです。

ワクチン3回目接種:和気は田舎で人口が少ないからか、10万の配布もワクチンも他所よりかなり早い。(田舎の貴重ないい所と言えます。)で、3回目の案内が2月16日にきたので、オンライン予約しようとしたら、アクセス集中か?県の処理が追いついていないのか?ログインできず。諦めて和気町役場に電話すると、あっさり繋がって、明後日 日笠診療所でモデルナを打つことになった。(早っ!!)当日、日笠に向かっていると、奈良ナンバーの20人乗りバスが路肩に停まっていた。ああ、来られてるんだな。Uさん御一行。 これまで2回ともファイザーだったが、3回目はモデルナにした方が効果がよくなるというので、それに従う。一応、副反応はなく、肩と脇に鈍痛がある程度。3日後には全快。 なお、2月後半になってやっと新規陽性者はピークアウトしたが、重傷者や死者はまだ増えています。

世界情勢がやばい:24日、ウクライナにプーチンが侵攻して(クリミア奪取では喜んだロシア国民も今回は大勢が反対している。)世界中が大混乱している。もしプーチンの望むままになったら、習近平(香港の次は台湾だ!)も金正恩(核開発とミサイル開発ガンガンやるぜ!)もやりたい放題やるようになるだろう。世界中からのヒンシュクがどんなものか?戦争では勝とうが負けようが民心を得られないことを、いい加減に理解してほしいものだ。NATOとの核戦争をすることなく、ロシア国民が自分たちでプーチンを追い落として、自由と世界平和を取り戻すことが望ましいが、次々逮捕されており、難しそうだ。こんな国に北方領土を返せなんて言うだけ完全に無駄だった。領土問題解決は、いつかロシアや中国が本当に民主化されてからの話だ。

再就職先での打合せ:打合せの結果、資料館勤務は4月1日からになったので、2月27日、正式に藤本小屋の3月の営業日時をHPで発表しました。とりあえず、3月は三日だけ整備作業等をすることになりました。仕事内容(うまく出来たら報告しますね。)は私にピッタリなものでした。ああ、早くやりたいな。

3月になった:少し寒さも緩んできた。なんとか美味しいミカンの木が寒さに枯れずに耐えてくれた。ヒヨ鳥がキーキー鳴きながら畑のブロッコリーやキンカンを食い散らかしている。(焼き鳥にしてやりたい!)雀のつがいがカーポートに巣をしようとしている。(かわいいから許す。)去年植えたクルミと栗とレモンとシキビと榊に牛糞堆肥をバケツ1杯ずつ与えた。

三大がっかり名所:名前が有名なくせに実際に行って見るとがっかりしてしまうという「日本3大がっかり名所」は、第一位は、高知のはりまや橋。第二位は、札幌の時計台。この2つは不動の地位にあると言えるが、3つめのがっかり名所は、長崎のオランダ坂、龍安寺の石庭、大仙古墳(仁徳天皇陵)など複数があげられています。和気アにおいても名付け親の私自身が、気まずさをずっと感じている「多少ではなく根本的に」名前負けしている「和気アがっかり名所」があります。その第一位は、ジャンダルム。もう奥ノ峰のすぐ手前にある地形図で確認できるピークだからというだけで、北側がほんの少し岩場になってるだけの「他は許せても、これは断固ジャンではない!」と宣言したくなる場所。すみませんね。初期でまだ素人だったために、ショボい岩場でも通過と巻き道があるからジャンらしくていいだろうと思ってしまいました。はい。第二位は、ザイテンにあるカニのよこばい。剣峰だから、たてばいとよこばいを作ろうとしたのですが、あまりに規模が小さく、「たてばいの方は許せても、よこばいはショボすぎる。」と思っております。むしろ、マサミチルートの無名のトラバース部分を、「こっちがよこばいでは?」と言たくなります。すみませんね。これも、ザイテンは初期の開拓で、マサミチルートは、私がある程度成長してからの開拓だったためです。はい。第三位は、ミステリーホールでしょうか? じつは、初めはちゃんとそこに深さ80センチくらいの長方形で、人が横になって収まるくらいの自然か人為かわからない墓穴みたいな謎の穴があったのですが、これまた自然か人為かしだいに埋まってしまい、現在では「どこ?どれ?」と言いたくなる「札だけの存在」になっております。 いや、第三位は、キレットでしょうか? どうみてもタダのコルですが、「ファイト一発!」の札がウケている場所です。ここは稜線縦走路で一番高低差があって、精神的にキツイから、なんとか気持ちだけでも回復させてあげたいとの老婆心から札をつけました。その時、「ここで底打ちだよ。さあ、登り返しだ。頑張ってね。」では、文がちょっと長ったらしいので、「ここはキレット、ファイト一発!登り返し」と書いてしまいました。で、ただのコルがキレットになっちゃいました。どうもすみませんね。いずれも初期にやったことですので、今では恥ずかしいことばかりです。今更ながらのカミングアウトでした。(ずっとモヤモヤしてたが、スッキリしたあ。)

竜王山に備前焼が:ヤマップを見て分かったのですが、この3月から竜王山の山頂のホコラに「登山記念にご自由にお持ち帰りください。思い出・・・重いで〜」と表示がしてあり、備前焼のぐい飲みや徳利、その他箸置き等がおいてあります。私のオヤジが備前焼作家もしてましたので、私がやったと思っている方もいるかもしれませんが、私ではありません。どなたかは存じませんが、すごい大盤振る舞いです。ちなみに備前焼だとぐい飲み一個で千円はしますし、一輪挿しや徳利(とっくり)だと一個3〜5千円もします。補充もされていることから、備前焼作家をされている方かその友人の方だと推測します。とにかく、ここで備前焼をゲットした方はラッキーというしかないですね。そばの賽銭箱も新調されていますので、お礼にお賽銭を奮発してやってくださいませ。でも、これを持ち帰るのは、確かにちょっと重いで〜。(笑)

還暦祝い:娘たちが色々考えて、楽しませてくれました。ああ、幸せだなあ。うん。

3月16日:いよいよ閑谷での初仕事。資料館勤務は4月1日からなので、今月は16、17、23日の3回だけの整備作業です。今回のミッションは倒木がひどくて廃道になっているオリエンテーリング道を復活させるというもの。沢沿いのルートなのでなだらかですが、杉の倒木が折り重なっています。吉永側への峠越えもできるようにするのですが、はたして3回で通行可能にできるでしょうか。―――で、本日8時間ぶっ通しでチェンソーで切っては倒木や岩石をはこんで600m前進し、ヘロヘロになって帰宅。ソーチェンの切れ味がわるくなっているので、新たに買い足しました。あと残り300mの内、手前の150m間がもっとも倒木がひどいので、明日でカタがつけられるとよいのですが、肩や腰にかなりのダメージがきています。36歳の私だったら1日で開通させれていたでしょうが、60歳の今ではどうなりますやら。―――翌17日、昨日は午後からバテがきて、はかどりが悪くなったので、バテ対策にアメを買って、なめながら作業すると、はかどりが低下せずにすみました。昼前には下見調査で見つけていた謎の石組み(もしかして江戸末期の火葬場跡?)とムクノキの大木(板状の根とツルツルの白い幹で判断しましたが・・?)に到達。ここからが最後にして最難関の80m倒木帯。しかも雑木まで茂っていて、気がくじけそうになるのをこらえるのに胆力が必要。昼飯のパンを食べながら、西側の植林斜面を見ると、下見のときの金テープが。そうかここはこっちに回避したっけ。・・まてよ。もっと上の方ならほとんど倒木もないぞ。金テープだけ持ってルート探しに植林帯を10m登ってみる。おお!!トラバース斜上する獣道がある。トレースすると、下見でみつけていた炭焼き窯の近くで登山道に合流した。やった。これは最高のルート設定だ。原住民の皆さん(イノシシ、鹿、狸etc)に感謝!(和気ア開拓時も、難所では獣道をそのまま整備して仕上げたことが何度もあります。)おかげで15時半に開通できました。引き上げまであと1時間あるので、峠越えした吉永側の上部の倒木の処理に行く。ここは数は少ないが、チェンソーが必要な倒木が何本かあるので、今回ついでに片付けておきたかったのだ。ここで、いよいよソーチェンが切れなくなってしまったので新品に交換。すると面白い様にサクサク切れる。胴体サイズも「全集中。日の呼吸。ヒノカミ神楽・円舞一閃!!」ってな感じでスパスパ。こんなんなら、もっと最初から新品に交換してたら、かなり楽だったんじゃないかと激しく後悔。17時に登山口に戻って、最後の仕上げにとっておいた登山口の一番手前にあるドラム缶サイズのシイの大木を「炎の呼吸。弐ノ型・昇り炎天!」ってな感じでスパスパやって終了。(あとは、23日に石除けとコースサイン・道標設置の作業をすれば、はれて全線開通です。)でも、センターまで帰ってきたとたん、膝がズキズキいたみだして、全身ガクガクになる。下界になったとたんのこの劇的な変化はなんだ?まるでエネルギーが切れたみたいだ。私は山の声を聴くことで危険などに気づく能力があるが、それだけでなく、山から身体的エネルギーを受け取る能力があるのを確信する。

藤本小屋オープン:3月19日、朝9時ついに藤本小屋開店!とはいえ誰もおらん。半年前に準備完了していたので、物資を並べるだけなのだが、どうだったっけ?記憶が薄まり過ぎて、結構もたつく。さらに午後からまばらに雨が降りそうなので、ファミリーキャンプでつかった5人用テントを20年ぶりに出して、カーポートに寄せて立てる。10時になっても誰も来ないので、ハンモックも出して、テント内もマットやシュラフなど持ち込んで、好きなように寝そべれるようにする。11時に元分団長でワンゲルOBのNさんが来てくれて、1セット買ってくれたが、これが本日の全売り上げとなりました。午後からコンロ、ボンベ、シェラカップを持ち込んでテント内でコーヒーを沸かしていたら、雨が降り出し、ノボリをしまったり、対応していると、晴れたり、また降り出したりで、だんだん寒くなり、雨もまとまった降り方になった。諦めて16時に店じまいする。結局今日ここへ来た登山者はゼロ。17時には本降りになって、19時には土砂降りになった。雨が降りそうな日は無理に開店しないことだな雨対策をするなら、さっさと閉店にすること。うん。明日は晴天なので、めげずに開店するが、はたしてどうなりますやら。―――で、晴れた翌20日、朝9時。でもやっぱ誰もいない。観音山を団体様がいくつも歩いているが、午前中は誰も来ないまま終了。ううむ、やっぱ午前中は開店しなくてもいいか。13時になって熊よけ鈴の音がしたので、テントから飛び出ると、SCMCのNさんという方が帰りに通りかかっていましたので、呼び止めてグッズを見てもらうと、初めての和気ア登山者による売り上げになりました。ロゴマークバッジの色目が不満だった試作品10個を先着10人にプレゼントしてるので、さっそくプレゼント。その後、下山後にランニングして来られたゆうこりんさん、お帰り中のテルコさん&オカピンさん、私と写真を撮って喜んでくれたチャコさん&モコさん、他にも好奇心でのぞいてくれたサイクリングの親子さんや、長話になったさんぽのおじいさん、つきあいのいいさんぽの二人さんにもお買い上げいただきました。私と会う事を喜んでくださった皆さん。私も嬉しかったです。昨日の寂しさが吹っ飛びましたよ。やっぱ私は人から精神エネルギーをもらって生きているんだなと確信しました。17時には予定通り閉店。16時すぎにも登山者が来られたので、営業はやっぱ17時までがいいか。さあ、明日も天気がもちそうだ。明日はどうなる?―――で、今日も晴れた翌21日、朝9時からのんびり開店作業していると、早々とチャコ&モコさんの記録を見て知ったという男性が。和気アをボランティアガイドしてくださっている風光さんでした。お互いに感激。話し込んでいると、男女2人が来られました。これまた私が会いたかったレジェンド級クライマーのホタルさんと弟子?のたまさんでした。さらにサイクリングされている男2人組が来られました。なんと、去年何度も草刈り機を担いで登山道のシダ刈り整備をされていた「現在の和気アルプス代表」であるティアラさんと相棒のMr.マイキーさんでした。今日は午前中がこれまでで一番の盛り上がりになりました。そんな中で、どなたかわからないのですが、わざわざ私に、仙人が持ってるような手作りの杖をくださった方がいました。「木ではなくて一年草のアカザです。」と言われたので、ググると「藜」という草で、水戸黄門が持っていた杖がこれだとのこと。しかも工芸品として数千円から数万円もするものもある。握りやすくて軽くてこれはすごくいい杖だ。言われた通りさっそく紙やすりとスプレーニスをかけて乾燥させる。ううむ。風情があってかっこいい。閑谷の山でオリエンテーリングコースの点検整備に長々と歩き回る際に使わせて頂きます。素敵なプレゼントをどうもありがとうございました。午後にもおうかいさんが来られましたが、快進撃もここまでで、あとは帰り際に再び、風光さんとティアラさんとMr.マイキーさんが気使って立ち寄ってくださっただけでした。ううむ。今日は午前がメインで午後がガラガラか。明日はどうしたものかな。なお、この3名様には「地元近郊ボランティアガイド」として、利用したい方への連絡先として、小屋ノートの最後に携帯番号を記入していただきました。現在、主にヤマップで交流した方からガイドの依頼を受けられているとのことですが、ネットをしていない方や、詳しく話をしたい方にとっては、この藤本小屋がいい連絡場所となりそうです他にもボランティアガイドを引き受けてくださる方がおられれば、ぜひ小屋ノート最後に連絡先をご記入ください。なお、ボランティアガイドを依頼したい方は、一応のきまりとして、正式なガイド(プロ)ではないので、ガイド料金の請求はありませんが、手土産持参を礼儀とさせていただきたいです。また、保険等はありませんので、全て自己責任となります。ボランティアで山のガイドをするのは、まさに善意によるもので、身体的にも大変なことはお判りいただけると思いますので、何卒宜しくお願い申し上げます。ちなみに、和気アは知る人ぞ知る面白ルートや、誰かが寄り添ってくれてないと挑めないルートなどがありますので、数千円の手土産以上の価値は十分あります。むしろ、ボランティアガイドをフルに活用されたほうが、安全かつ効率的で、後になって「えー!あそこにこんな面白そうなものがあったの?」と、後悔しなくて済みます。(特に遠方から来られる場合。)まだ、あと何人か地元近郊でボランティアガイドをしてくれている方がいるので、その方達の連絡先も入手できたら、上記文章をトップに記載し、周知していきたいです。また、アマチュアでは不安なのでプロガイドを利用したいという方には、許可をもらってプロガイドの連絡先も掲載していこうと思っています。さて、明日は午前中が雨。どうするかなあ。多分だれもこんじゃろうなあ。―――で、雨の22日、10時には止んで、15時には日も刺したが、誰も来ませんでした。やっぱ雨天閉店だな

3月23日:3回目の閑谷の山作業。今日は前回開通したオリエンテーリング道をKセンター長に見てもらい、最後の回避ルートを少し手直ししてOKをいただきました。午後からは展望のために伐採した雑木のぶつ切り作業。登山口すぐの通行不能だった倒木をぶつ切りにして通れるようにしつつ、見た目もスッキリさせる。さらに伐採最上部の痛々しかった倒木をぶつ切りにしてスッキリさせる。中間の倒木は斜面に深く倒れ込んでいて、見た目もひどくないので、今日はこれにて終了。次回はルート急坂部のステップ作りと、新たに見つかった旧通学ルート部分の整備をする。なお、4月の出勤予定がわかったので、藤本小屋の営業日を更新しよう。

近況:まん延防止が解除になったので、24、25日と女房と2人だけで別府温泉旅行をしてきました。1級障害者の妻とその付き添いということで、乗車券のみ(特急料金はそのままです。)2人とも半額になりました。(スマートEXでは非対応なので、みどりの窓口で購入しなくてはなりません。)なお、タクシーやバスも割引になるようです。広大な温泉もよかったし、食べものも美味しかった。また、JR九州の電車885“白いソニック”もよかった。今回、ホテル宿泊とお土産さがし以外何も観光せず夫婦二人でのんびりしてきました。やっぱもう老人っぽくなったなあ。―――で、帰宅したら、「今日は、藤本小屋はしていないんですか?」と言ってきた人がおったで、と90歳の親父に言われました。おやまあ。ヤマップでも藤本小屋やグッズが早々と話題になっているようです。広めてくださった皆さんに感謝です。そして、わざわざ来てくれた方、ごめんなさい。ヤマップの話題としては、“診断書バッジ”が人気になっているようです。当初「全部で4つもグッズを買ってくれるなんて熱烈なファンですね。」という気持ちにジョークを交えるつもりで作ったプレゼント専用のバッジだったのですが、とりあえず300円にしていたら、これだけを買っていかれる方が結構おられました。ううむ。こんな自虐的な恥ずかしいものを買うなんて、家族が知ったら怒りそうです。まあ、クライミングサーキットだって、こんな危ないもの誰もトレースしないだろうと思っていたら、皆の憧れのルートになっているみたいですし、私の予想より、皆さんは“もっと刺激的なもの”を求めているみたいですね。26日、前夜から風が強くなり、朝7時には台風みたいになって、テントがへしゃげていたので、雨が降り出す前に撤収する。本来営業日だったが、今日は休みでいいだろう。案の定、雨は控えめだが突風が凄くて大嵐になった。撤収してよかったと思う。明日は回復するので、ゼロから開店準備しなくては。―――で、これを書いていると、ピンポーン。誰か来た。まさかのグッズ購入希望者でした。昨日の方ではなかったのですが、よくまあこんな嵐の中をわざわざこちらまで。ただならぬ情熱を感じ、ただ感謝です。

4月になった:閑谷学校資料館の勤務がスタートし、山作業もOL道の倒木処理や古道顕彰調査などしております。新しい発見が次々あるので、楽しさのあまりちょっと飛ばし過ぎで疲れが出て風邪ぎみになっております。年甲斐もなくはしゃぎ過ぎたみたいです。でも、資料館で昭和40年代の1万分の1地形図があるのを見せてもらい、講堂の上の山中に未知の建造物があるのを発見した時は、もう気分はインディー・ジョーンズでした。何だ!これは?江戸時代のものだったら大発見だ。顕彰保存会の職員だから立ち入り調査できる場所にある未知の建造物。もうこれはたまらん。どうにも自重できず、昼休みの1時間以内で現地調査したところ、ただの貯水槽でした。ううむ。ガッカリ。 でも、まだまだ新発見が出てくるだろう。いやー楽しい!山の中を自由に行動し、いろんなモノを感じ取れる自分だからこそできる閑谷に隠された謎の発見。もうクセになりそう。

5月になった:プーチンのウクライナ侵略は膠着状態が続いている。夏日になったり、肌寒かったり、気候が不安定。

6月になった:結構暑い日もあったりするが、週末はまだ登山者が来ているので、藤本小屋もまだ開けます。 現在の仕事として、木陰が涼しい閑谷の山(和気アが灼熱地獄なのとは大違い。真夏日でも閑谷の山は涼しくて快適。雨も樹木が傘になってくれます。)で、古道復活や新ルートの開拓を、真夏日や雨であっても、楽しみながらやっています。

終わらないアップデート:IE11が6月16日をもってサポート終了とのことで、16日にアップデートが入ったが、翌日になっても完了しない。OSもW11にはできないし、もう丸9年(2013年夏に購入)になるから、そろそろ買い替えかなあ。で、17日夜になって、やっと完了。IE11は削除されてない。間違って使わないようスタートとタスクバーのピン止めを外して消しておく。

早々と猛暑に:6月26日、梅雨あけ宣言されてないけど、当分は猛暑になる予報。今年は暑い夏が長くなりそうとのことなので、藤本小屋も本日で今季の営業終了とするか。なんせ、今月は一人だけしかお客が無かったもんね。うんうん。と、思っていたら、午後2時過ぎに「うた」さんが、続いて「ポチ」さん&「タマ」さん御夫婦が来られて、4人でずっと夕方4時半ごろまでいろんな話をして過ごしました。(2時間以上も話込んじゃって、とんでもない足止めをしてしまいました。)ポチさんからは、手作りの虫よけスプレーをいただきました。ありがとうございます。閑谷の山で使わせて頂きます。猛暑であっても、こうしてまだお客さんが来ることが判りましたので、7月もオープンすることにいたします。最近の傾向として、月5日くらいで、土日にオープンしております。―――追記:28日には梅雨明け宣言されて、30日には35℃越えの猛暑日になった。早い猛暑の原因は、太平洋高気圧と大陸高気圧が重なっているためで、関東から九州までひどい猛暑が続いているが、北海道は大雨になっている。

7月になった:3日までは猛暑が続くが4日からは梅雨に戻ったようになるらしい。芝生が枯れかけていたので、庭に水まきをしていたが、一段落しそうだ。

アルプスソフトが新発売:7月7日、BSベーカリーからメールがあり、和気アをイメージしたアルプスソフトが新発売になったとのこと。さっそくHPのトップに掲載しました。アルプスソフトのカップには西側からみた和気富士から岩山までの山脈がデザインされており、中央には和文字の和が。(これいいじゃん!www)ゆくゆくはこのデザインを他の商品にも展開していく予定とのこと。しかし、ついに和気アのスイーツまで出来るとは。どんどん凄くなっていくなあ和気アルプスwww。

近況:8日、安倍元首相が手作りの銃で殺害されるという事件が起こった。参院選挙中だったのでテロだと報道されているが、犯人は政治信条の恨みではないと言っていることから、テロではなく単なる個人的怨恨によって起こった殺人事件ではないのか?と思う。ただ、怨恨の理由が理解に苦しむだけでなく、異常なくらいに執念深く武器を制作し続けていたことから、テロ的な雰囲気を否定しきれない部分がある。真相はいかに?―――後記、悪徳な統一教会に対する強い恨みで、安倍元首相以外にも多数の政治家がここと関係を持っていたことが明らかになりました。

9日、町役場のN部長と担当Oさんが来られて、傷んだ古いフダを更新したいとの相談があったので、イノシシ形のアクリルプレートを提案しました。新プレートは業者に作ってもらうそうで、ハードな場所へは、現“和気アルプス”のティアラさんを筆頭としたボランティアメンバーに設置してもらえたら助かります。(ティアラさんにこのことを連絡したら、すでにご自分で凝ったフダをつくられていたとのこと。想像以上の熱意に頭がさがります。)また、グッズをTシャツとタオルとカップで提案しました。はたして11月15日の発売にまにあいますでしょうか?

10日、藤本小屋には、もうだれもお客は来ないと思っていたら、留守中にまた「うた」さんが来られていて、閉店間際に再訪してくれました。この猛暑の昼間に北面ガリーを登っていたそうで、自作した「うりぴーTシャツ」を着ておられ、なんと色とサイズ違いのTシャツを2枚も頂きました。えらく早くこんないいものが出来るなんてと驚いています。うたさんありがとうございます。藤本小屋でのユニフォームにしたいと思います。(ちなみに、「うた」さんに頼まれて、着ているTシャツの袖に人生初のサインをしました。緊張して下手な字がもっと酷くなってしまいました。すみません。)

 ←私へのスペシャルサンクス版。このWAKE ALPSのロゴも素敵です。

今気づいたんですが、キバ部分に白が載りきっていないのは、そうしたデザインでしょうか?

とにかく、昨日NさんとOさんに提案していたTシャツがもうこうしてできている状態です。どうしようかな?これはウチで販売させてもらおうかな?

そうするなら、キバは白を塗り切って、メッセージ文を「Let's do it carefully and boldly!」(慎重かつ大胆にやろう!)にしたらいいと思う。

そういや、グラサンのも作るって言われていたっけ。そのメッセージ文は「You there curious and really bored!」(物好きで凄く暇なそこのお前!)にしたらわかる人だけ笑えるかもwwww

あっ!でも色とサイズのラインナップをどうする?男性用に上2色でLとLLサイズ。女性用で赤とピンクでMとLサイズかな?ううむ。業者によるロットがどうなってるか?次第だな。うん。でもこれなら1着2千円でもいいと思う。原価はいかに?なんかワクワクしてきた!!

うりぴーTシャツ:12日、上記を読まれた「うた」さんからメールがあり、私の指摘部分を改訂したTシャツを100枚つくってもいいとのこと。詳細はこれからつめていきますが、乞うご期待です。なお、和気町役場N部長には、うりぴーとグラサンのTシャツをファンが作るから、町のは違うデザインにしてねとお願いしました。(もしかしてどなたか同じことを考えていませんでした?先に行動したもの勝ちですよ。うん。)

7月25日:4回目のワクチン接種。今回はモデルナ。例によって副反応なし。新型コロナウイルスの変異株は、主流となっていたオミクロン株のBA-2から、感染力がより強いBA⁻5へ置き換わり、「第7波」に突入し、新規陽性者数は急激に増加中。経済・生活が行き詰っているため、行動制限なしで対応する予定だが、各地で既に早々と医療崩壊している。

8月になった:7月はお客ゼロだったので、藤本小屋は8月は閉めることにしました。このまま11月16日まで休みにするかどうか考え中です。なお、コロナはまだ増え続けている。対処方法も世界中まちまち。どうしたものか?

ヒナノシャクジョウ7月下旬、閑谷のOL道の開拓整備をしていて、休憩中に偶然発見し、「花みたいなキノコ」と思って、スマホで撮影していたので、グーグルアプリで検索して名前を知ることができました。キノコではなく、光合成せず、菌から栄養をもらって育つ植物でした。たった8ミリくらいの大きさの花で葉は無く、真っ白で茎はマッチ棒より細い。もの凄く地味な植物だが、名前で検索したら、なんと中国地方では絶滅危惧T類になっていました。翌日、山陽新聞に連絡すると、県自然保護センターから「確認するため、案内してほしい。」とのこと。大学教授も含めた4人を炎天下テクテク歩かせて、モヤシより貧弱な一本の草のある場所に案内すると、4人とも、まるで地雷原のように周囲を探り、殺人事件の鑑識みたいに写真を撮りまくっていました。(こう言っちゃあナンですが、一般人には到底理解しがたい異様な盛り上がりでした。)なお、「凄い発見だったみたいで、新聞に出るよ。」と女房に言ったら、「1円にもならんことに運を使う人じゃなあ。せめて宝くじを当てるか、松茸でもひいてきてん。」とのこと。閑谷学校は凄さを決して表に出さない国宝の建築物ですが、その周辺の自然も凄さを表に出さないんですね。知る人だけに凄さが判る素晴らしい自然だと思います。

物忘れ:外でしかトイレをしないムギの雨の日のトイレ対策として、開閉式シェードがついた3m四方のパーゴラ(藤棚みたいなもの)がアマゾンで送料込みで5万5千円と安かったので、庭の日よけと洗濯物の雨よけを兼ねて購入しました。8月28日、一人でDIY:日曜大工で組立・設置しました。(なかなかいい出来だったので、予備のシェードも追加購入しました。)さらにムギが老犬になっても、はきだしからの出入りがしやすいように今から新しい足踏台を追加して慣らしておこうと思い、(今現在は高低差60pを20pの踏み石だけで飛び上がっている。)いろいろ思案し、高さ40pの縁台(縦90p横90p、人工木:プラスチック樹脂で2万円とちょっと高いけど、小さなウッドデッキみたい。)を設置し、踏み石を縁台の先までふうふう言いながら移動しました。これで庭への上がり降りが楽になったが、洗濯物を干すのがちょっと窮屈になった。閑話休題。じつは、パーゴラを完成させた後、包材のビニール類を集めて捨てたら、なぜかその中に最初に使ったカッターナイフが入ってました。女房が「あぶねえなあ。もうボケとるがん。」と言われ、反省したのですが、数日後、夕食のサラダに私がマヨネーズをかけたのを最後に、なぜかマヨネーズが行方不明になりました。また女房に「わたしゃ つこうてねえから、またあんたがどっかやったんじゃろ。」と責められて、またか?!と焦っていたら、その3日後、なぜか調理道具の入った引き出しの中からマヨネーズが出てきました。そこは女房しか開け閉めしない場所。女房が大笑いして、「ごめん。どうもわたしが間違って放り込んだみたい。」だって。ほっとしたが、夫婦そろってボケはじめとるなあ。大丈夫か?わしら。ううむ。

9月になった:ウクライナはまだまだ膠着状態。コロナの第7波はピークアウトしはじめていて、気候は少し秋めいてきた。6日、台風11号による強風があった。

木の上での高所伐採作業に挑戦:閑谷の資料館の北側10mの場所に一カ所にまとまって生えた樹齢100年くらいの3本の杉がある。一番低い木でも13mくらいあり、それは南向きに伸びているため重量配分からして、台風かなにかで倒れたら重要文化財である資料館を直撃してしまう。しかも、既にその表面は白い地衣類がまばらにはえており、ゆくゆくは枯れてしまうかもしれない。そうなったらニッチもサッチもいかなくなるので、建築業者から6.4mの二段はしごを借りて、地上7mで伐採する計画を立てた。97日、3本杉の真ん中の狭いスペース(ここの上には枝がほとんど無くてよかった。)に二段はしごをほぼ垂直に置く。(70度くらいがいいらしいが、前後に揺れて怖かったので、木にぴったりつけたら、揺れずに安心できた。)重たい土嚢を8つ作って、足元によりかかるように置いて完全に固定する。下から2m、4m、6mのところで、適当なロープで木にはしごをくくり付ける。さらに、最上部をグルグル巻きにして完全に木に固定した。(はしごが外れた場合に懸垂下降できるようにロープをナップザックにいれて、バックロープで引っ張り上げる用意もしていたが、必要なかった。)その上に登ってみると、しっかりした枝が何本もあったので、足場には困らなかった。(足場に困ったら、幹にスリングを巻いて、それにアブミをかけてやろうと思っていた。)かつて、大抵のことは腰スリングだけの簡易ハーネスで済ませていたため、数回しか装着したことのないシットハーネスを実に久々に装着する。足場の枝の下にプルージックでアンカーをとり、デイジーチェーンでセルフビレイ。もう1本のデイジーチェーンを腰の高さで幹にまわし、フィフィで長さ調節して、営林業者がやってるように両手離しで立てるようにする。ずれないように締め付けれるペツルのヘルメットとシットハーネスによる完全な装備。万一落ちても止まる2重の保険掛けのビレイシステム。そして過去にあった2mの墜落による安全の実証経験。これらによるためか、2階の屋根と同じ高さの揺れる木に一人で立っていても全く怖くなかった。まず、伐採した時には上の枝が自分に危険だし、下の枝を折ってしまうかもしれないので、上の枝を先に切り落とす。次に胸の高さで、太ももくらいの太さの幹をノコでゆっくり時間をかけて正しい方向(南側)にキッチリと受け口を作る。(ノコが挟まれそうになったから、間違いなくこっちに落ちると確信。)最後にいよいよ北側から追い切り。受け口にちゃんと向かうようにあちこちからノコの向きを確認してから切りすすめる。挟まれずにいける。パキッ。小さな音がした。よし。自然に倒れるぞ。パキッ。もう少しだ。パキパキ。すき間が開いてきた。切断やめ。「もうすぐ木が倒れます!」と声かけ。何もせずとも、間もなくしてパキパキバキバキ!倒れた。ポンっと投げ出されるように向うに落ちて行き、反動で私はユラユラ揺れたが、理想的な伐採ができたことで歓喜する。落ちた6mくらいの木は、奇跡的にまわりの木に被害を出すことなく、地面に落ちた。任務完了。今日の初めての木上高所作業を一人でやり、クライミング装備を有効につかえたことが、大きな収穫になったと思う。それにしてもまさか閑谷勤務になってクライミング装備を引っ張り出すことになるとはなあ。そして、それを使えば、業者頼みで10万以上の高額費用がかかることを私なら日当たった7千円で出来る。これまで幾度も厄介事を解決して上司や仕事仲間から感謝されてきたが、今回に至っては、我ながらかなり常人ばなれしたことが出来るものだなあと思った。(命がけで、日当7千円・・・フッ。)

うりぴーTシャツ試作品の検討:10日、Uさんが試作で作成された赤いTシャツを持ってこられたので、見てみると、“あれ?”写真ではちゃんと茶色だったのに、うりぴーとロゴの色が肌色ではないか?!しかもなにか以前のとイメージが結構違う。確認すると、デザイン全体のサイズが2割くらい大きくなっており、稚拙なうりぴーのイラストが妙に目立って、ちょっと恥ずかしい。デザインの輪郭は以前よりはっきりしているが、なんか漫画っぽいというか子供っぽい。言い方は悪いが、ややくすんだ色使いで、輪郭がにじんでいた以前の方が、大人の感性があって風情を感じてしまう。ううむ。ああだ。こうだ。と、Uさんとまたもや2時間以上も検討し、今回の試作のデザインサイズを中央上位置で80%に縮小し、インクの肌色をオレンジに色変更することで良しとし、時間と経費の削減で次回は写真のチェックだけでOKを出し、ぶっつけ100枚の作成依頼することにしました。(正直、検討していて、見慣れたのか?だんだん試作品の違和感が薄れてきたりし、二人とも自分でもなにが正解なのか?わからないくらい頭が堂々巡りをはじめました。結果、検討中に何回も通過した途中意見で決済した形になりました。ちゃんちゃん。)、また、価格も検討し、100枚のロットでの注文でないと、製作費が高くなり、1着1,500円という“安さを感じれる価格”にできないため、好評で売り切れ間近にならないかぎり、追加注文はできないので、各サイズ・色とも当初は“売り切れ御免”となります。(でも、さっさと売り切れるようなら、また100枚お願いします。その時はグラサンも追加投入したい。そうなったらいいなあ。うん。)ちなみに、色とサイズは、検討の結果、Sサイズ(レッド、ホットピンク)各色10着、Mサイズ(レッド、ホットピンク、パープル)各色10着、Lサイズ(ターコイズ、ロイヤルブルー、パープル)各色10着、LLサイズ(ターコイズ、ロイヤルブルー)各色10着の合計100枚となりました。なお、無包装で、着衣の上から胸前に当てるだけとし、試着はご遠慮願うことにします。とりあえず、ここまで決定できたので、今後多少の変更はあるかもしれないが、少しでも早くからPRしておくべく、トップに掲載発表しました。

椿山懸垂除草作業:この夏は、閑谷のオリエンテーリング道で古道を完全復活させたり、どん詰まりだったのを周回できるように新ルート(シダ藪を完全に回避したルートにしてくれとの難題でしたが、獣道利用でなんとかクリア。)を開拓したり、閑谷学校を俯瞰できるピークを探し出して展望所を作ったりしましたが、史跡整備作業もやっており、杉の大木を地上7mで伐採する高所作業をやったばかりだが、猛烈な台風14号が来ている17日、閑谷学校の椿山の御納所(ごなっしょ:閑谷学校の創始者である岡山藩主池田光政の髪、髭、爪、歯を納めた供養塚。)の周囲の石垣(最大で高さ約10m)にテイカカズラやイラクサやカラスザンショウが生えており、何年も放置されていたので、茂ってきていた。私なら業者など呼ばなくとも、沢登りの簡易装備(腰スリング)だけで懸垂して除草・伐採できる。K局長の許可をもらって作業開始。8ミリ補助ロープにアッセンダーでセルフビレイをとって振り子で移動しながらカズラを切り、トゲ草を抜き、トゲ木を根本で伐採してまわる。途中で雨が降ってきたが、おかまいなしに作業完了。土砂降りの中、撤収する。石垣が綺麗になった。

ショックな動画:先日、一般社団法人特殊高所技術協会による実験動画20160527 TKGS1級墜落実験 カラビナ破断https://www.youtube.com/watch?v=WKWQ2Vdp2X4&t=32s)を見ました。カラビナをゲートオープン状態と横方向荷重にて墜落衝撃荷重を与え、破断させています。7kN5kN程度にて破断しており、カラビナがメジャーアクシス以外の荷重条件では著しく破断強度が下がってしまうことがわかります。また、スリングのような伸びない素材で墜落すると、1m程度の墜落距離でも大きな衝撃荷重が生じま。とのこと。粘土のようにちぎれたカラビナを見せられ、思わず「怖あ〜!!」。急に危険意識が高まって、色々調べると、マズイなあ。先日の杉の大木を高所伐採した時、ランヤード兼セルフビレイと保険のセルフビレイにしたデイジーチェーンは強度の保証はないから、ショックのかかるセルフビレイには不向きとのこと。おまけに凄い衝撃で、助かっても脊髄損傷で車いす生活になるかも。やっぱり緩衝機能のあるクライミングロープにセルフビレイしなくてはならんと決意する。で、これまた20年ぶりくらいになる9ミリロープをだしてみると、ブラックダイヤモンドの収納袋の内装が劣化してベトベトで、粉まみれ。ロープまで劣化していないか不安になったので、落下テストをしてみる。杉大木の根本にダブルレングスのスリングをタイオフでセット。次に3m上で同じくスリングをタイオフ。9ミリロープを、根元側をアンカーにして、上側の安全管カラビナに通す。荷重して、ツルツルの幹でも2つともタイオフがちゃんとしまって止まることを確認。ペツルのグリップなしのアッセンダーでセルフビレイをとって、ロープをはり、高さ2mの脚立から落ちてみる。あらよっと!ビイイン!地上1mで衝撃なく止まった。ロープの有効緩衝長は4mで、1mの落下だから落下係数は0.25。ほぼショックなし。だが、のけぞったまま完全宙吊りになった。そばの杉につかめる枝があればいいが、なければどうにもこうにも脱出不能ではないか。しかも9ミリロープは細く伸びたままで、太さは6ミリスリングくらいになっている。ナイフで簡単にカットできそうな細いロープでこのまま宙吊りでいるのはすごく怖い。今まで岩場で落ちても、ルーフの下に宙吊り!みたいな超本格的状況になること事態がなく、岩壁で体重を浮かせることができ、食い込んだアッセンダーを解除することができたが、これでは本当になんにもできない。現場は閑谷学校の石塀の中なので、高所作業車は物理的に入れないから、助けてもらうにも特殊な装備が必要になるはず。これは相当な大事になる。多分、救出になん時間もかかる(工事現場みたいに業者から足場を借りて組み上げるしか方法が無さそう。)から、脊髄損傷や内臓破裂なんてしてたら、完全に手遅れだ。実際にスリングによるセルフビレイで重大な墜落をしたクライマーがあまりいなかったせいか、ついやっちまった大失敗のビレイシステムだったわい。とりあえず、ロープは重たいけど11ミリのシングルロープにして、今回のシステムに変更だ。で、11ミリロープをこれまた20年ぶりにだしてみると、収納袋の内側はベトベトで、心なしかロープが柔らかくなっていた。ううむ。またこれも落下テストしよう。その前に、宙吊りからの脱出方法となるセルフレスキュー方法を久々に再確認する。グリップ付きアッセンダーとアブミとクイックドローで体重を移し、食い込んだアッセンダーを解除し、垂れ下がったロープでラッペルすることにする。しかし、これまた完全な空中懸垂はやったことがない。下降器はエイト管ではなんかブレーキ不足になりそうで怖い。ATCのV字溝がついたのがあるが、11ミリでは穴がキツキツだ。ペツルの初代の箱みたいなルベルソもあるが、下降ブレーキには不安で、混乱した状態では間違うかも。ううむ。調べると、ATCは11ミリも使用可能らしいから、今度、11ミリで落下し、宙吊りからの脱出と、V字溝付きATCでのラッペルをテストしよう。なお、今では絶版になっている旧式アルパインハーネス(マウンテンダックスのフリーダムスピリット)で、安全管カラビナのセット位置が下すぎるのが、のけぞった原因だと思うので、のけぞり防止に、丈夫で短いテープスリングをシットハーネス上部3つのループを通してシートベンドで輪にし、それにセルフビレイのアッセンダーをつけることにする。これもやった上でテストしよう。閑谷学校には、杉だけでなくクスの木やコノテガシワなど放置されて大きくなりすぎた樹木がたくさんあるので、もし、テストがうまくいったら、これらの高所伐採作業も正しく安全にできそうです。しかし、60歳になって、閑谷学校で、ここまで本格的に持っている最強フル装備(20年前に買っていたけど、使ったことがなかったものまで。)を試すことになるとはなあ。

墜落&脱出&懸垂下降テスト:高所伐採の改善した装備とシステムを早速テストする。まず、のけぞり防止に25ミリテープスリングをシットハーネス上部3つのループを通してシートベンドで輪にし、余りはギヤラックにカラビナでとめる。セルフビレイの小型アッセンダーは、下穴をハーネス真ん中の安全管カラビナにつけて、11ミリロープを通してから安全管カラビナを上穴につけて、シートベンドのテープスリングにつける。これで、衝撃は真ん中のカラビナにいって、上のカラビナはのけぞり防止の役割兼補助衝撃吸収にもなる。4mのはしごを杉に立てかけて、そこから落下テスト。せえの。ガチャ。11ミリロープは不安なほど細くなることもなく衝撃吸収し、のけぞる事なく地上2mで落下停止できた。よしよし。続いて脱出テスト。空中懸垂状態からのセルフレスキューだ。グリップ付きアッセンダーにアブミと安全管クイックドローをセットしたものを手の届く所にセットし、アブミに立ち上がって、安全管クイックドローをシートベンドテープスリングにかける。その上で小型アッセンダーを外そうとするが、片手ではアッセンダー上の安全管カラビナを外すのに難航する。立ちこんだりぶらさがったりを繰り返してモタモタしながらなんとか安全管カラビナを外し、さらにモタモタしながらアッセンダーをロープから外すと、シートベンドに全体重が荷重されて腹が締め付けられる事態に。苦しいままATCのV字溝がついたの(ATCXPの初期モデル)をセットする。アブミに立ちこんで、ロープを引き上げて、めいっぱいATCを上に引き上げてから、ATCに荷重する。これまた何回かやり直して、やっとのことクイックドローを外す。ATC−XPは軽くロープと一緒ににぎっていれば停止していられる。空中懸垂での下降も丁度いいくらいの制動がかかって、スルスル降りれた。ATC−XPは空中懸垂に凄くいいじゃないか。脱出のモタモタがひどかったので、もう一度テストすると、今度は割とスムーズに脱出下降できた。ただ、シートベンドテープスリングに全体重がかかっている間は腹が締め付けられるのが気掛かり。そもそもセルフレスキューはロープを登るもので、降りるならビレイヤーにロワーダウンしてもらえばいいせいで、ハーネス(マウンテンダックスのフリーダムスピリット)には荷重バランス点に1つしかカラビナを掛けれない構造になっているからだ。(最近のシットハーネスはビレイループに複数のカラビナがかけられるからいいね。)とりあえず、落ちたらまず11ミリロープを下降できるよう手繰り上げて下降準備を整えてから、脱出作業開始だな。うん。

後記――12月7日、一番大きい20m級の杉の大木をこの方法で地上8mの空中伐採をしました。

久々の北海道旅行:9月の終わりに三女の結婚式前最後の親子旅として、2泊3日で洞爺湖と函館を観光してきました。有珠山(ロープウエイ)と函館山(マイカー)に登って、素晴らしい景観と夜景を堪能しました。北海道は火山が多くて面白い山が多い。五稜郭タワーも上から見る五稜郭が最高によかった。なお、五稜郭が星型なのは、西洋の城郭をイメージして、さらに城壁を登る者を銃で狙撃するのに死角がないようにするために、日本人が独自に設計して星型になったということです。当時は松前藩でアメリカと戦争になる可能性がささやかれていたため、艦から大砲が届かない場所に奉行所をかまえ、そのまわりに星型の城壁と堀をめぐらした結果出来上がった次第。結局、函館が開港されたものの外国との戦争にはならず、土方歳三や大鳥圭介(幕府の陸軍奉行で、閑谷学校に5年間通った兵庫県上郡の偉人。)がたてこもることになりました。また、五稜郭入口の藤は和気藤公園にもあります。

10月になった:劣勢になったプーチンが現在制圧している地域を「もうロシア領だ」とほざいている。残暑があるものの確実に秋の気配。閑谷学校オリエンテーリング道の整備は、南側に新ルートとして南端を周回できるようにしたのと、264Pに閑谷学校を展望できる「一本松展望所」を作ったが、今月からは、東側に新ルートを作ることになりました。調査すると、杉・檜の切り出し用に作った作業林道があちこちにあって、それらをうまく利用することで、早くも1本できそうです。

三女の結婚式:2月に入籍していた三女の結婚式を10月15日に行いました。ささやかながら楽しく感動的な宴になりました。また、結婚式では孫の佳絃(かいと)3歳がみごとにリングボーイの大役を果たし、皆から「スゴイ!えらいねえ。」と誉められていました。新郎新婦に次ぐ3人目の主役は、またもや孫にとられました。(笑) その夜、三人娘だけでなくその夫たち三人も仲良しなので、6人そろって居酒屋に飲みに行くとのこと。その間、孫二人を預かるが、既に親離れできているみたいで、親を恋しがることもなく、いい子であった。

ついに21万アクセス:10月20日、1月3日からまたもや約9か月半で1万アクセスを達成しました。

うりぴーTシャツ完成:10月10日、UさんからTシャツ100着が出来たとの連絡があり、「どの色もそれぞれにとても良い感じに仕上がっていると思います」とのこと。そして、22日に全て持ち込んでいただきました。おおっ、色も大きさもとても良い感じに仕上がっている!! Uさん、ありがとうございます。色々大変な思いをさせてすみませんでした。早速、写真を撮って、準備していたHPを完成させてアップしました。翌日、役場のNさんに報告し、そちらの出来はどうか訊くと、カッコイイ「和気アルプス」ロゴを作っているそうです。グッズが完成したら、写真と売り場と値段の情報を教えてもらい、このHPで紹介します。また、ティアラさんと一緒に新しい道標もいろいろ設置するとのこと。さらに、ある有名企業からも和気アルプスで町を盛り上げる協力がえられそうだとのこと。なんだか今度の開山後は賑やかなことになりそうです。わくわく。 それにしても、大勢の皆さんが和気アルプスひいては故郷和気町を盛り上げるために積極的に活動してくださり、私では到底出来なかった素敵なことがドンドン出来ています。やっぱり私より皆さんのパワーの方が段違いに偉大です。私に遠慮せず皆さんが熱意を発揮されている現状を見るにつけ、私は和気アを引退して皆さんにおまかせして本当によかったと思っています。皆さん、これからも和気アをよろしくお願いいたします。

11月になった:開山まであと半月。閑谷も紅葉がすすみ、楷の木も色づいてきました。11月5日(土)から11月13日(日)まで、夜6時から8時まで旧閑谷学校の講堂と楷の木をライトアップします。なお、昼間に400円で入場したら、5時には強制的に出されて、6時からのライトアップ時にはまた400円かかります。ご了承ください。出店がいろいろありますが、夜にはほとんど売切れになります。

熊鈴再販と有志行動:11月3日、Yさんからメールで、「和気アルプス山開きにあたって有志の方々が力を入れられている事に、賛同して少量ながら熊鈴再製作しました。特にティアラさん(I氏)は凄い事を考えているようです。」で、熊鈴をまた100個作ってJAで売りますとのこと。開山したら、和気町とI氏と企業間団体有志によるイノシシプレートや手作りの道標や本格的な山頂標識が設置されるようです。―――で、後日 ヤマップをみると、5、6日にティアラさんが道標の設置作業を報告されていて、Yさんも協力されていました。それにしても、さすが現“和気アルプス”。プレートはどれも凄い力作ぞろいで、その情熱とパワーは想像以上です。また、役場の担当Oさんもロゴがほぼ出来たとのことで、検討中のデザインを見せてもらうと、これがオシャレ。見た次女は、「可愛い。ほしい。」だって。売り場は、駅前の観光協会と温泉の売店とのこと。なんだか強力なライバル商品が次々登場しそうです。でも、藤本小屋のTシャツや小物とはデザインが全く違うので、「どの店も同じ土産物しか売っていない。なんかつまんない。」とはならず、お客に選択肢を与えられていいことだと思います。

藤本小屋再オープン:11月17日、うりぴーTシャツの発売。朝一で“やま山マウンテン²”さんが来られて、昼には友人のガイド等もされている“ワカちゃん”さんが来られ、閉店間際にはⅯさんが来られ、それぞれいろいろ楽しくお話させていただきました。お客さんは4人でしたが、Tシャツは7枚も売れました。

18日は一人しかお客が来ませんでしたが、19日には午後から夕方まで“カオナシたか”さんと同行者さんや、弓場さんや、“風光”さんや、“マイキー”さんや、“うた”さんや、“バロン”さんや、“はちみつ☆”さんや、“あっこ”さんなど10人くらいの来客があり、3時間くらいずっと誰かと話し込んでおりました。私は楽しくて仕方なかったのですが、いろんなことをしゃべり過ぎて誰に何をしゃべったか?頭の中がカオスで、記憶がグチャグチャになっております。一方で、皆さんを長話で足止めしてしまっていなかったか?と、不安にもなっております。「藤本につかまると長話で大変だぞ。」なんて言われてないかなあ。自分自身が苦手な“話が長くて同じことばかり何度も言う厄介な年寄り”に、最早なってしまっているみたいで、皆さんに嫌われていないか心配です。

女房が急遽小屋番す:20日、私は出勤だったが、夕方に女房から「今、6人もの登山者がTシャツを買いに来てる。わからんけど対応しとる。」との電話があり。テレビ電話にして見ると、先日、付き合いでTシャツを買ってくれていた近所のTさんが、手伝ってくれていました。なんでも登山者の一団が藤本小屋(本日は休業で姿も形もなし。)を探しているのをTさんが案内して我が家に連れて来たそうで、女房と二人でテントを開けて商品を引っ張り出して対応することにした次第。Tさんもモノ好きだなあ。女房も登山者の皆さん(ヤマップで“つーさん”さん御一行と判明)から感謝されて嬉しそうだった。

トレイルランニング大会の催し:20日は、和気町教育委員会の主催でトレイルランニングのアスリートの鏑木 毅さんを招いて朝に20人で和気アを走って(ティアラさん御夫婦も朝ランから懇親会まで参加されていました)、夕方に講演会があり、夜は和気町でトレラン大会開催を皆(50人くらい)で考える懇親会。その懇親会に私も参加しました。大会の詳細はまだ未定ですが、鏑木さんは和気アを凄く気に入られたようで「唯一無二のこの山をもっとPRし、もっとたくさんの人に知ってほしい」とのこと。コース案として、10〜15キロくらいのやさしいショートとして、和気ドームのスタート・ゴールで和気アルプスだけを、和気富士を登って竜王山を下山、山の学校から神ノ上経由で新町へ下山、北陵ルートを登って和気富士まで逆縦走して遊歩道を帰る岩の少ないルート50キロのロングとして、和気ドームのスタート・ゴールで和気アルプスを和気富士から縦走して才ノ峠、車道を登り、美しい森経由で天神山を縦走、さらに田土の棚田のそばを登って、三保高原遊歩道を下山し、サイクリング道をドームに帰ってくるルートが提案されていました。なかなかいい案だと思います。あとは、登山道が荒れた場合の復旧整備を、大会関係者(選手&スタッフ)全員のボランティアでまかなったり、登山者(バスツアーの大勢集団等)とバッティングしないよう、早くから大会日時をPRし、毎年の恒例イベントとして旅行会社にもトレラン大会参加ツアーを呼び掛ける等、いろいろ問題解決のための行動をしてもらわなくてはならないが、問題を気にし過ぎて否定的になってしまえば、物事は前に進みません。問題があるなら皆で協力して対処するまで。とりあえず何らかの大会を一度やってみることです。和気アには人を魅了する強い力があるので、大会に参加した人は仲間になって協力してくれるようになり、回数ごとに盛り上がっていくことでしょう。

さらなる本格的山頂標識(標柱):懇親会で教育委員会のM課長代理から教えてもらったのですが、中国銀行和気支店のO支店長さんが、町内6金融機関を巻き込んだ和気金融協議会で、神ノ上山頂(和気アルプス)の山頂標柱を作成し、和気町に寄贈した上で、皆で担いで26日に設置するとのこと。新しい撮影スポットがもうじきできます。

和気町作成オリジナルTシャツ発売:20日は、和気町が作成した和気アルプスオリジナルTシャツの発売日でもあります。さっそく役場のNさんから写真をいただき、トップにアップしました。色は白・紺・アーミーグリーンの3つで、駅前の観光協会鵜飼谷温泉の売店での販売です。(藤本小屋では、うりぴーTシャツのみです。)価格は1800円(税込)になります。プロのデザイナーによるオシャレなデザインで、登山者スタイルのイノシシがかわいいです。

和気アルプス熊鈴再発売:これまた20日、かつてたちどころに売り切れて幻になっていた“和気アルプス熊鈴(くますず)”が再発売されました。カラビナはブラウンのみです。またも限定100個になります。(材料が入らない為、ひと月に20個ぐらいの出品になりそうです。)売切れになっていることがあるもしれませんが、ご了承ください。売り切れ次第 販売終了です。税込600(税別545)です販売場所は、和気駅南側のJA晴れの国岡山 百菜市場 和気店のみです。

ところで:和気アルプス関連アイテムは何がどこで売られているんだっけ?新発売の連続で、混乱しそうになったので、まとめてみよう。(皆さんも把握できていないでしょうwww) 

●2022年11月20日時点で販売されている和気アルプス関連グッズ

和気アルプス登山詳細図 税込550円 和気駅前の観光協会、和気町役場産業振興課

和気アルプス地図(手書版) 無料 同、観光協会、和気町役場産業振興課

和気アルプスTシャツ 税込1800円 和気駅前の観光協会、鵜飼谷温泉売店

登山おつカレーパン 税込230円 和気駅前のBSベーカリー

アルプスソフト(クロワッサン・あんバター) 税込650円 同、BSべーカリー

アルプスデニッシュ 税込580円 同、BSベーカリー

和気アルプス熊鈴 税込600円 和気駅南側のJA晴れの国岡山 百菜市場 和気店

缶バッジ(うりぴー・ロゴマーク) 税込200円 北川病院南側遊歩道沿い藤本小屋

缶キーホルダー(山行成就・安全祈願) 税込300円 同、藤本小屋

特製診断書バッジ 税込300円(千円お買い上げで無料) 同、藤本小屋

うりぴーTシャツ 税込1500円 同、藤本小屋

以上。現アイテムは、地図、パン、パフェ、キーホルダー、バッジ、Tシャツといったところか。(今後まだまだアイテムは増える予定です。)販売所は、駅前観光協会、町役場、BSベーカリー、JA和気百菜市場、鵜飼谷温泉、藤本小屋といったところ。(これも増えたらいいな。)とりあえず、表にしてトップにリンクさせよう。

12月になった:急に寒波が来て寒くなった。3日にはパステルツアーやUさん御一行やモンベル講習などが来る予定。藤本小屋を開けるが、誰か来てくれるかな?――――で、昼食中にティアラさんがスルーされただけで、お客はゼロでした。ううむ。残念!(ちゃんちゃん。)

行商でもするか?:大賑わいだったにも関わらず、客がこないのは立地条件が悪いのかなあ?やっぱ温泉か駅前周辺でないとダメなのかなあ?正直 いつ来るともわからない客を待つのは疲れる。(待ちくたびれて、膝が痛くなったりする。)どうする?考え付いたのが行商。(若き渋沢栄一みたいにね。女房は恥ずかしいからやめてというけど、皆を喜ばせれるならピエロも上等!)計画として、一応 藤本小屋を半開きにして、「行商中です。御用はこちらにお電話ください。」と電話番号(90歳の親父にらくらくホンを買ったが、案の定 全く使ってないのでこれを有効利用する。)を書き置きしておき、自転車(お袋が膝を手術してリハビリ用に電動アシスト自転車を買ったが、車重が重いと言って全く使っていないのでこれを有効利用する。)に商品一式を積んで行商するのだ。これにより、自分の膝のリハビリにもなるし、効率的にこちらから会いたい人に会いに行けるし、会いたがっている人にも対応できる。うまくいったら、有志にもチャリンコ行商(邪魔にならない路肩で小物類を販売するなら、保健所・警察・行政・その他に許可をもらう必要はありません。)を勧めて、何人ものお土産行商人が誕生したら面白そうだ。うんうん。(←また夢を見てるねえ。懲りんなあ。)

20m級の杉の大木を空中伐採:紅葉シーズンも終わって閑谷も落ち着いたので、資料館裏の杉の大木を空中伐採するのを再開しました。6日午後、昔からセンターにあった7.5mの重〜い二段ハシゴを(一番厄介なことになりそうな)一番大きい20mの杉に固定する。まず、足元は土嚢で固定。途中に3本ほど邪魔な枝があったので、縮んだ4mから枝を切っては伸ばしを繰り返して、7.5mまで伸ばし切った。ハーネス一式をつけて、下から順に荷崩れ防止テープを設置していき、全部で6本を使ってガタつかない様にしっかり木に固定した。結果ここまでで3時間かかった。7日朝、フル装備(前述の墜落&脱出&懸垂下降テストを参照)で、ハシゴ上1.5mの所で伐採する。ここの幹は胴体より太く、足場がちょっと不安定だったので、受け口を作るのに苦戦し、右足がプルプル震えたが、2時間かけてなんとかうまく出来た。ただ、困ったことに、重量バランスの読みが甘かったのか、受け口側で全くノコギリが挟まれなかった。(今回も危険作業につき、重いチェンソーは使わずに、全てノコギリで慎重に切りました。)これで追い切りをして挟まれたら、早くなにか対策しないとこっちに倒れる。業者ならワイヤーをかけて引っ張るところだが、そんな装備も設置技術もない。クサビとバールでちゃんと向うに倒せるだろうか? じっくり観察すると、どうやら重量バランスがとれているみたいだ。用心しながら追い切りをしてみると、こっちも全く挟まれない。やった。これならクサビで向うに倒せる。ここまで切るのに2時間かかっており、緊張と手足のパンプで心身ヘロヘロ。追い切りの詰めを前にちょっと休憩。仕事仲間に撮影兼見守りを依頼し、波刃ピトンとクサビを2つずつと50pくらいのバールとロックハンマーを装備に加えて、いよいよ最後の切り倒し。ノコで切ると切れ目にクサビははいらないので、まず波刃ピトンを打ち込む。切り口が広がったらクサビを打ち、切っては打ち込みを少しずつ繰り返す。ここまできたらもう焦らない。幹がピキッと割れる音がするまでじっくり作業する。15分後に小さな音がしたので、ノコを鞘にしまい、ピトンも回収する。ピトンのあった場所にもう1つクサビを差し込んで2個のクサビを交互に打ち込むと、グサッと入った。幹の上が向うに傾きはじめる。「いきます!!」と叫ぶと同時にバキバキバキ!ギュウ――ンと大きな音をたてて向うに倒れた。ドオ―――ン!!!長さ約10m推定500sの大木が落下。なんたる迫力。倒れはじめてから折れちぎれるまでの間 前方にグウウンと傾き、ちぎれて落下するとまたグウウンと後ろに戻って、私は派手に揺れたが、怖くはなく、うまく倒せたことと、豪快な映像が撮れたであろうことを喜んだ。落下した大木は隣の楓の枝にかかって地上3mで受け止められた。先端の方はナツメの幹を直撃している。脚立に登って用心しながら楓の枝を切ると、あらためてドーーンと地上に落下した。自分の枝で浮いているので、これまた用心しながら枝を切って、丸太を地面に降ろす。チェンソーで運べるサイズにぶつ切りにして今日はここまで。ああ疲れた。で、スマホで撮ってもらった動画を確認したら、なぜか倒れた所バキバキギューンで撮影が終わっており、ドーーーン!!のシーンが無いではないか。撮影者に怒ってもしょうがない。ああ、残念。でも、これだけでも凄い迫力の映像だ。女房に見せるべきか迷うが、「じつはこんな危ない事やってました」と白状するつもりで見せたら、凄い!と家族の皆も喜んでくれました。動画は15分と長かったので5分以内にまとめて、判りやすい解説の字幕をいれて編集しました。どんなものかご確認ください。

https://www.youtube.com/watch?v=qDjMqJTQxZE

 

 

 

―――その翌日、山作業の日。全身筋肉痛で林道整備の土方作業(廃道になっていた林道の洗堀された部分を周りの岩土で埋めてならす。)が、あと60mで全線開通なのに全くはかどらない。諦めて未調査の林道の調査をすると、山頂までのアクセスにいい林道を発見。また新ルートができそうです。ただし、ここもジャケツイバラ(最も厄介なイバラで、今土方作業をやってる場所は200mにわたってこのイバラの巣でした。)との格闘があります。でも、自分で言うのもなんですが、体力回復した私のパワーはゴジラ並。13日、午前中には土方作業を完了させ、午後からジャケツイバラも半分まで刈り払いました。ちなみに開通したことを報告したら、よくユンボもなしに手作業だけでやったなあと感心されました。先日の動画もですけど、我ながらようやる。これで、日当7千円(笑)

今度は撮れた:特別史跡旧閑谷学校の資料館裏にある3本杉の空中伐採の最後です。前回のは倒れた後のシーンが切れていましたが、今度のはちゃんと撮れているのでアップしました。前回のよりも細くて低くて楽勝でしたが、落下するシーンは迫力があります。どんなものかご覧ください。

https://youtu.be/yclE5o8w3Rs

 

 

 

あえて言いますが、これで日当7千円!

これより23年。

山頂標柱の作業風景:中国銀行O支店長さんから写真をいただいたので、どんな苦労があったのか紹介するべくトップにリンクしたページをつくりました。2m以上ある重い丸太をどのようにして神ノ上山頂まで担ぎ上げて設置したのか?あれこれ四苦八苦された作業風景をご覧ください。

今冬は八朔が良豊作:去年の1月は、甘いミカンが豊作だったが、今冬はミカンはサッパリ出来ず、わずかのミカンも美味しくなかった。その代り、八朔が今まです〜い〜のしか出来なかったのに、この1月は、なぜかすゆ〜ないものが出来た。しかも豊作であったので、近所や職場や親戚にまで配った。皆からも「おいしかったわ〜」と好評であった。去年は八朔をぶち切って全部ミカンに植え替えようかと思ったが、やっぱ八朔を残しておいてよかった。果樹は年によって出来不出来があるものなんだなあ。

1月の閑谷の山整備:オリエンテーリング道の東側にある林道復活(ジャケツイバラ刈りだけでなく、バールで500kgくらいある岩をのかせたり、洗堀を埋めたり大変でした。よくぞユンボなしに人力作業でやったと思う。)とショートカット新ルートを完成させ、東側の最深ピークに新和気小や中山集落も見える腰掛岩展望所と、南側の最深ピークそばに海面と鹿久居島が見える眺海展望所の2つの展望所を作りました。

2月の閑谷の山整備:東側のオリエンテーリング道に林道利用の新ルートを2本作りました。

マイナポイントで小型軽量チェンソー購入:マイナポイント2万円分は、楽天ポイントにしていたので、思い切って小型で木の上に持っていける軽量のチェンソーを買うことにした。近年出回りだした軽量小型の「ハンドソー」は、パワー不足かつ耐久性が不安(すぐめげた〜と、なりそうw)なので、私ならただのノコギリの方がいい。充電式は軽いが、パワーが十分か不安で、予備バッテリーを複数持ったら高価で重荷になる。やっぱ軽量小型でも安定したハイパワーと信頼性と安全性があるエンジン式がほしい。(←この要望は、もはや特殊伐採をするプロの空師そのもの。)で、検討した結果、日本国内での生産品で信頼性と安全性とパワーのあるゼノアのハイパーこがるGZ2800Tにしました。4万8千円で、なぜか「こがるシリーズ」の一番安いのと同じ値段だったので、自己負担は3万未満で済みました。本体は2.6kgの軽量というが、チェンバーとソーチェンを装着し、給油して計ると、3.5kgあり、思ったよりは重い。だが、今まで5kg近いスチールの35センチバーのエントリーモデルを使っていたので、それに比べれば、やっぱ軽い。とりあえずハーネスの腰にカラビナでぶら下げることが出来るだけでもありがたい。しかし、パワー優先でデコンプ(スターターを引きがけする時に内圧を逃がす装置)がないので、えらくスターターの引きが硬くて重い。膝で地面に押さえつけていないと始動できないではないか。これでは木の上で使うのに困る。で、いろいろ試して、左手でフロントハンドルの前肩を持ち、左膝(もしくは樹木等)を後傾斜したフロントハンドルの後ろ端に当てて、右手でスターターを引けばいいことを編み出しました。これなら木の上でも百発百中でかかる。フルスロットルにすると、25センチバーなのに反動が来るくらいパワーがある。よしよし。新品のせいか、チェンオイルがやたらポタポタしたたり落ちる。もっと粘性のあるヤツにすべきかなあ。オガクズがまとわりつけば、ちょうどよくなるのかも。また、25APの小型なチェン規格なので、外れない様に張り具合に神経を使うが、ツールフリーではない。いままでのスチールがツールフリーでチェン調整できたので、これからはいつも工具を携行しなくてならないのがちょっと不満ではある。

和気町作オリジナルTシャツが好評:町役場のNさんに「こっちのうりぴーTシャツは33枚売れたけど、そっちのオリジナルTシャツはどう?」とlineしたら、「好評で、初回の60枚が完売し、追加で120枚作成しました」だって! まじ?!想像以上に好評じゃないか。それにしても、温泉だとよく売れるなあ。こっちのバッジ等の在庫は自転車で行商しないと、マジでハケそうにないんだけど。うるうる。

3月になった:春めいてきた。花粉症がひどく、目がかゆい。それにしてもWBCは最高だった。平生は野球を観てないけど、大谷を見たくてテレビをつけたら、毎回釘付けになった。サッカーもラグビーも面白いけど野球も面白いなあ。

4月になった:桜が早く咲いてさっさと散った。ハイパーこがるは、直径25センチの立木も伐採できた。小型でもパワーがあるのがこれほど便利だとは。高くても買ってよかった。今月から閑谷の山作業は二日になったが、史跡の環境整備を9日やることになった。ちょっと落ち葉が溜まりっ放しだったので、この三日間で清掃しまくったら、きれいになったが、ちょっと疲れた。クスノキの落ち葉が目下の敵である。

5月になった:クスの落ち葉だけでなく、椿の落花が大量でちょっとお疲れ。除草剤の効果で草刈はまだ。娘家族がそろって帰省しても一堂に会せるように4月後半から家の増改築をしていて落ち着かないのもある。コロナがインフルと同等扱いになる。ウクライナも反撃にでる予定。

松の剪定:長い柄がついた電動トリマーでマキの高枝やカナメモチの生垣の剪定をすると楽で綺麗に仕上がった。しかし、松だけはトリマーは使えない。どれを残すか考えながら一枝一枝丁寧にハサミでパチンパチンしていかなくてはならない。その面倒さから松は根元からちょん切りたいくらいだったが、今回思い切って取り組んでみることにした。簡潔で判りやすい短い動画を見て、やってはいけないことを押さえる。あとは仕上がりはこんな感じ!というイメージを持って、初めての松の剪定にかかる。1本につき1時間半くらいかかったが、なんとか3本を仕上げた。おふくろが業者に頼んだような仕上がりだと絶賛。我ながら初めてなのによくまあこんな仕上がりに出来たなあと感心する。器用であることは財産だなあ。特殊伐採できるキコリでありながら、松も剪定できる庭師になったみたい。

木工と内装工事:自宅の増築工事が完了し、余った板材を頂いたので、玄関収納に置くスノコを電動糸ノコで作る。さらに内装職人さんから教えてもらったホワイトコーク剤を買ってきて、手付かずだった壁紙の穴や剥がれた部分を補修してまわる。濡れタオルで手をふきながら指で塗り付けるだけで綺麗に仕上がった。やっぱ器用さは財産だなあ。木工大工もできる内装業者になったみたい。(ホンマようやるなあワシ。)

6月になった:そばに電線のある高さ9mのカイヅカイブキの放置大木を特殊伐採した。クスや椿の落ち葉は落ち着いたが、除草剤から草刈機がメインになった。

チルホール:ハンドウインチの商品名らしいが、桜に囲まれたヒノキを伐採するのに、桜の無い一カ所に引き倒すべく1万3千円で購入。自分のいる方に引き倒すのは恐怖なので、ワイヤーを長めにして、滑車で向きをかえて横方向に離れた場所で牽引するようにする。伐採以外にもハマった車のウインチなどいろいろ使えそうだ。

今期藤本小屋の閉店:6月18日で今期の営業を終了しました。また11月の開山で再々オープンしますので、しばらくお待ちください。(誰も待ってなかったりして・・・)

ついに22万アクセス:6月23日、去年10月20日から約8か月で1万アクセスを達成しました。

7月になった:梅雨らしい天気で草が伸びまくっている。除草剤を使いたいが、雨ばかりなので、刈り払うしかないか?中旬以降は天気が続くみたいだから、それまで我慢。―――でも、中旬になっても猛暑と雷雨が繰り返されていて、全国で水害が発生しています。

突然の訃報:18日夜、風光さんから突然のメールがあり、和気アルプスが大好きで「うりぴーTシャツ」を作ってくださった唄さんが、7月16日の早朝、前穂高岳の北尾根の5峰付近で滑落して亡くなったとのこと。まさか!?検索するとニュースになっていました。ショック!もう大ショック!!親しい人を山で失ったのは初めて!それが、こんなにもショックで悲しくてやるせないものなのかと痛感しました。何よりもあの明るい唄さんにもう会えないことが、残念で悲しいです。唄さんのご冥福をお祈りいたします。また、他の和気アファン皆さんの無事安全も祈念いたします。

8月になった:停滞した台風6号で沖縄が大災害になっているが、こっちはひどい猛暑の日照り続き。閑谷の整備作業も朝2時間やったらヘロヘロ。無理すると膝や腰がガクガクになってしまう。でも、しなくちゃならんことがいっぱい。焦らずポツポツやるよう自分に言い聞かせています。

インドネシア旅行8月4日から10日まで(と言っても4日と9日は飛行機泊で、10日早朝に帰国。)次女の住むスラバヤとバリ島を楽しんできた。スラバヤはインドネシア第二の都市というが、観光対象物は何もないので、ただ単に次女夫婦の住んでいるマンション代わりのホテルに泊まりに行っただけ。ホテル周辺のショッピングモールで買い物と食事をして、あとはゴロゴロ昼寝し、日本のテレビ放送を見ながらいつもと変わらない2泊をする。これだけではつまらないので、次女の案内で2泊のバリ島観光をする。次女夫婦が利用した現地のメチャ安い運転手サービスがあるそうで、その運転手さんがとても親切だったので、そのサービス会社を今回も利用する。すると、前回よりもっと致せり尽くせりの運転手さんが3日間ずっと世話してくれた。(最後の別れが辛いくらい、いい人だった。)バリは観光地なので、コロナ後の今では外国人でいっぱいだった。ちなみに、スラバヤはムスリム圏なので、早朝4時でも拡声器で街中にお祈りが響きわたるが、バリはヒンズー教徒なので静か。ルアック(ジャコウネコ)の糞の珈琲(現地では一杯500円だが、日本じゃ4千円!)を飲み、ケチャが観れる断崖絶壁にある寺院に行き、綺麗な夕日とケチャ(コミカルな白猿ハヌマーンが裸足で火を蹴り飛ばすのは圧巻。日本語チラシには、この場面で「完」となっているが、ちゃんとハッピーエンドまで劇はやった。)を堪能する。二日目は世界遺産の寺院と小島にある寺院を見て、またも綺麗な砂浜で夕日を見ながら海鮮焼きを堪能する。三日目はバリエステで足のマッサージをしてもらい、お土産専門店で買い物をして帰国した。食事は、本場のミーゴレンとナシゴレンがどんなものか知りたくて、あちこちの店で食べた(というか、この2品と串焼きのサテくらいしかメニューがなかった感じ。)が、正直 味的には日本の焼きそば・焼きめしとそんなに変わらなかった。ルンダンというとても旨い牛肉の煮つけのカレーがあるのだが、お祝いに食べる家庭料理なせいか、どのレストランのメニューにも無く、結局食べれなかった。こっちのスーパーでペースト(こっちでは50円だが、アマゾンでは千円!)を買って自分で作るしかないようだ。なお、トロピカルなジュースはどれもカラフルでおいしかった。しかし、女房は二日目に下痢嘔吐になってダウン。私は終始平気で、草刈や除草剤散布で日焼けしまくっていたせいか、現地ガイドにインドネシア人にそっくりだと言われ、帰国中もANAの日本人CAに2回も英語で話しかけられた。(私は日本人です!でも、体格はモロ「ポリネシア系」。)どうせ翌日正午に帰宅するから、昼寝することにして、ANA深夜便の機内で変な姿勢で寝るのはやめよう。で、「RRR」3時間と「すずめのとじまり」2時間を見て徹夜し、朝4時半に朝食を食った後も「ワンピースレッド」を途中まで見た。(さすがにくたびれた。)そしたら、岡山空港の着陸寸前になって、台風の強風のせいで着陸できず、結果 神戸空港に降りた。そこからバスと新幹線とリムジンバスで岡山空港へ。マイカーで帰宅したのは夕方5時。昼寝どころか5時間のドタバタで、徹夜していた私はヘロヘロになった。後でわかったが、岡山に着陸できなかったのは、私の便だけだったみたい。

うりぴーTシャツ在庫状況:物凄い猛暑の最中ですが、唄さんを偲んでクライミングの師匠の方とトレラン選手の方が、うりぴーTシャツを買いに来られました。売り切れたサイズ・カラーが3つもあるので、8月21日での在庫数をお知らせいたします。

Sサイズ ピンク4 赤6

Mサイズ ピンク無 赤5 パープル1

Lサイズ パープル5 青無 水色無

LLサイズ 青6 水色9

残り計36枚です。SとLLサイズはまだありますが、MとLサイズが残りわずかになっています。私はLLですが、山屋でLLサイズの方は少ないみたいですね。

日中の野外作業:朝2時間しかできなかった野外作業が、23日からは(日陰が多くて風が吹いている状況にかぎり)なんとか夕方まで出来るようになった。多めの麦茶と汗拭きタオルと麦わら帽子の助けをかりて、シルバーウイークまでに閑谷の清掃整備が完了できるようスパートをかけています。新聞によると、この夏は歴代の中でも異常に暑かったとのこと。どうりで。畑の農作物もダメージを受けており、たまの雨でも雑草ばかりが茂っています。30日には7月以来放置されて草ボウボウになっていた畑の草刈りをやっとしました。もうじき9月。さすがに日暮れも早くなっていることもあり、日差しも思った程キツクは無くなってきたような気がします。ピーカンの晴天ばかりだったのが、雲が多くなっているのもありがたいです。しかし、こんな猛暑でも和気アに登っている方が結構おられるのに頭がさがります。

9月になった:残暑が続くというが、曇り空で日差しが遮られているので助かっています。庭の中にゴーヤとカボチャが隣の畑から入り込んで生い茂っています。カボチャの実がヘチマみたいに変なのでグーグルアプリのカメラで調べると、スクナカボチャでした。どうやら親父が超適当に苗を買ったようで、はじめて見るカボチャでした。スクナカボチャは、甘みが強くて皮が薄い高級品種とのことなので、気持ち悪がらずに自然に枯れるまで見守ることにします。現在25センチ。50センチくらいになればスイカ並に一個千数百円もするらしいです。

なお、閑谷の環境整備作業では、これまで手が出せなかった泮池周囲の草刈を、沢登りの足装備を(久々に)使用することで、池の中に入って作業して解決しました。クライミング装備の使ってなかったもの含めて全てだけでなく、沢登りの装備まで駆使することになろうとは!と呆れております。でも、それらを持ち、使いこなせる私だから出来たわけで、やっぱ私はここに呼ばれていたのかも。ううむ。

倒木の下敷きに:どこかのキャンプ場で、立ち枯れた木が夜中にテントの上に倒れて、女性が死亡した事故をニュースでやっていたので、以前から枯れ木の多さが気になっていたOL道の最初に復活させた古道の植林帯の立ち枯れ杉をチェックしました。すると、ルート上に倒れる恐れのある枯れ杉が、大小200本以上もありました。押すと倒れるものもあり、これはかなりの危険性だったことになります。今回伐採する大量の杉が、すでに枯れ木だったことがわかるように、根元から1m上を「ハイパーこがる」で伐採してまわりました。その作業中、音もなく隣の電柱サイズの立ち枯れ杉が私の首筋を抑え込むように倒れてきて下敷きになりました。私は窪地で倒した枯れ杉を丸太切りして前かがみになっていたのですが、いきなり何者かに後頭部から右肩にかけて上からのしかかるように抑え込まれたので、ビックリしました。あまりの重さになすすべもなく、前かがみのまま窪地にしゃがみ込み膝をつきました。それでもまだ無言で首を押さえつけてきます。窮屈な姿勢で頭を押さえつけられて身動きならず、地面しか目えない。このままじゃ、首か腰かどこかの骨が折れちまうぞ。なんだコイツは?!どうなっている?これ以上押し込まれたら窒息するか骨折するというところで止まりました。押しのけることもできず、もがきながら抑えられた頭を横に抜いて、フラフラと立ち上がってから事の次第がわかりました。倒れた杉は根だけが腐って、それでいて幹は硬く重く18mの電柱サイズでした。しかも倒れたのが、立木のすき間にスッポリ収まる感じだったので、横にのけることも出来ませんでした。たまたま丸太切りにしていた丸太の上に重なって止まったので、プラス30センチのすき間が出来たおかげで助かりました。この丸太が無かったら骨折か窒息は免れず、ブザマな姿勢で下敷きになったまま死体で発見されることになっていたでしょう。本来なら死亡事故の起こる所を、神懸かり的な強運の自分だったから助かっただけです。(運が無きゃ、これまでいったい何度死んでいたことか。)まるでボトムズの主役の「何があっても死なない異能者」キリコ・キュービーです。(←誰も知らない?)

10月になった:30℃以上の残暑が9月いっぱい続き、10月1日でもまだ30℃だったりしており、半月くらい季節が遅れている。スクナカボチャは35センチまで育っている。自然に枯れて収穫できるのは11月になりそうです。ゴーヤも、いつもならもう大きくは育たなくなり、数も減って片付けるのだが、まだまだ元気で収穫時期が続いています。なお、閑谷の環境整備作業は一応完了しましたが、残暑とにわか雨で刈った芝も除去した草も復活しつつあり、落葉の掃除だけでは済まなくなっております。もうキングダム2の主役並にヘロヘロになっての奮闘が続きそうです。ちなみに左足中指と右足親指の爪は内出血ではがれております。

急に寒くなった:10月でもまだ暑いと言っていたら、2日から急に涼しくなり、昼間でもクーラーをつけずに過ごせるようになった。一気に秋到来で、朝夕は猛暑に順応した体には寒く思えるほどだ。今後の朝は15℃以下なので、紅葉がはじまるし、昼間も25℃以下になるので、クーラーもつけなくなりそうです。少し冷え込むようになってから樹木の剪定をしようと思っていたので、早速 閑谷の剪定作業をし、5日には自宅の庭も剪定し、ゴーヤを片付け、スクナカボチャを試しに1個収穫して切ってみました。すると、ちゃんと中は黄色くなっており、汁が垂れるほどのみずみずしさでした。食べると濃厚で甘く、食感は栗みたいです。本来なら1週間日陰で追熟させるといいのですが、十分美味しかったです。あと4個くらいあるので、これから楽しみ。

11月になった:いよいよ紅葉シーズン。閑谷学校では、11月4日(土)〜12日(日)まで夕方6時から8時までカイの木のライトアップをします。今回からテント村だけでなく、キッチンカーも来て、これらはモミジの紅葉期間終了の11月23日(木)まで営業します。また、藤本小屋ですが、銀色テントがオシャカになった以外変わった物はありませんが、16日から再々オープンし、11月は四日だけ営業する予定です。

岡大馬術部OBの集い:私の恩師であるOコーチ(当時)の古希を祝う会があり、参加したら、大勢の懐かしい人達と再開できました。私が小学生だったころ和気乗馬クラブに合宿に来られた先輩達もいて再会に感激。私の現役時代で奈良国体に出た時のテレビ録画がユーチューブにアップされていることも教えてもらい、早速家族にライン。おかげで女房、娘、孫達に現役時代の凄かった私の姿を見せることができました。会は昼1時から4時まで1次会。さらに夕方5時から晩9時の閉店まで2次会。もちろんフル参加。合計7時間も飲んで食っておしゃべりし続けましたが、まだまだしゃべり続けたいくらいでした。またOB会があればぜひ参加したい。

12月になった:急に冷え込んで一気に冬になった。やたらブンブン飛び回っていた臭いカメムシもやっと静かになった。寒暖差のせいで体調不良で風邪ぎみ。紅葉時期の閑谷の作業疲れが出ているのかも。じっとしているより体を動かしている方が寒くなくて楽なのだが、作業終了すると風邪がどっとぶり返す。ちょっと大人しくしていよう。

これより24年。

大変な正月になった:年末は、寒くなったり暖かくなったり乱高下であったが、汗もかかず、喉も渇かず、バテ知らずで、毎日クタクタになるまでずっと外で清掃整備作業をしていた。そのおかげで、コレステロール数値が改善され、体重も83キロから75キロになり、体脂肪も30から23になった。膝と腰と背中が痛むが、お客さんに感謝されているので、やめられない。それはさておき、元旦夕方には能登で震度7(最強レベルの揺れ)の地震があり、最大で4mくらいの津波が発生した。二日には羽田でJALと海保の飛行機が衝突し、2機とも炎上した。海保の5人が犠牲になったものの、JALの400人ちかい乗客乗員全員はからくも脱出した。10日になってもまだこの2つのニュースが続いている。地震の救助は難航しており、犠牲者は200人以上になりそうだ。

チェンソー分解修理:親父から譲り受けたスチールのMS210Cだが、燃料が少なくなるとかからなくなっていた。プライマリポンプにも燃料が上がってこなくなったので、タンク内でホースが破れているのかもと思い、取り扱い店に持ち込むことにした。燃料フィルターとホースは在庫があったが、修理台数が現在やたら多くて交換を依頼したら、かなり待たされそうだ。自分で交換できるか訊くと、「こいつはタンク内からホースは抜けない。カバーを取って、コードを抜いて、このナット2つを取って、エアクリーナーを取って、キャブレターも取って(おいおい。)、チョークレバーを上にこじってはずしたら、このすき間からホースを引き抜いて、交換するんだ。」とのこと。ううむ、初めて修理するのにキャブレターなんてはずして大丈夫か? 勉強するつもりで一応やってみて、ダメだったら泣きながら再来しますと言い残して帰宅。ユーチューブで参考になりそうな動画を探すが、古い機種なので見当たらない。エア噴射クリーナーも洗浄液もないから、分解したらシリンダーやキャブレターの中に周りのオガクズが入ってパーになる不安があるが、とりあえず燃料を抜いて、細いマイナスドライバーとティッシュとウエスでオガクズを拭き取りながら分解開始する。はずした部品は順番にトレーに入れて整理整頓。オガクズを入れることなく、なんとか分解完了。しかし、ホースを引き出す穴が狭くて、なかなか取り出せない。なんとか取り出せたが、今度は新品ホースを入れるのに何度も失敗し、挙句は指を負傷したが、なんとか取り付け成功。組立は最後のチョークレバーの取り付けをミスってうまく動かなかったが、電極を上にすればよいことに気づいてなんとか組立完了。合計で3時間もかかった。結果、古いホースに穴はなく、新品でもプライマリに燃料が上がってこなかったが、エンジンのかかりはよくなった。いったいなんだったんだ?今度はプライマリを交換するか?今回のことで、プライマリ交換などもう「へのカッパ」になっています。

2月、農薬廃棄処理依頼:不要になった農薬をJAが年一回だけ引き取ってくれるというので、30年前に祖父が残していた様々な農薬を持ち込むことにした。蔵の奥の棚に、ビンや紙箱・紙袋に入った埃まみれで表示も中身もさだかでないような薬品類が30種類くらいあったのを段ボールに入れて準備していたら、薄力粉みたいな紙袋に入ったやつが、触っただけで紙袋が破れて、ドサッと棚から落ちた。うわ!!もうもうと粉煙が舞い上がった。どんなに危険な薬剤かもわからないので大急ぎで退避した。こりゃあ近づかんほうがいいなと思ったが、片付けないわけにもいかないので、意を決して接近し、大きなビニール袋に破れた紙袋とまけた粉をちりとりですくって入れ、すくいきれないのは濡れ雑巾で拭き取った。どんな薬か調べようと紙袋の印刷が粉で霞んでいたので指で拭いたら、印刷まで消える始末。印刷の痕跡から想像して、「殺菌剤ネオアリシン」と解読したが、検索しても該当なし。アリシンだけで検索したら、ニンニク由来の化合物で強い抗菌・抗カビ作用を持つとあった。ニンニク臭の元の物質でもあるとのこと。でも、全然臭わないから、もう成分が劣化したのだろう。なんにせよ毒物でなくて助かった。―――と、思っていたのだが、後になってネオアリシンではなくネオアソジンであり、有機ヒ素粉剤であることが判った。結構舞い上がったヒ素の粉を浴びて、吸い込んでいるハズ。今のところ何ともないけど、大丈夫かなあ私。ええい、心配してもどうにもならん。異常が出たら病院に行くまで。うんうん。―――で、8日に依頼書類を書いて、15日になんとか全て引き取ってもらえた。処理費用は23.1sで約7千円。3月にJAバンクから引き落とされる。

3月になった;閑谷でもいよいよ雑草との戦いがはじまる。2月中に資料館西斜面の雑木の伐採は済ませておいたが、芝生の堆肥散布や楠の木の剪定もやらねばならない。

最高だけどクタクタなエジプト・トルコ旅行:女房の憧れだったピラミッドとカッパドキアを見るためにHISツアーに参加。3月11日夜22時半に関空を離陸。夜間飛行13時間半、さらに乗り継ぎ2時間半のフライトで翌昼カイロ着。(すでにクタクタwww)ギザに2泊し、市内観光、2つの博物館、6つのピラミッド、スフィンクスを見て回り、本物のパピルス絵画を買い、ラクダに乗り、ナイル川ディナークルーズをする。中でもクフ王のピラミッドは圧巻で、珍しく霧が出た早朝の朝一に行ったので、細く長い登りトンネルも混雑なく玄室に入って二人だけの写真が撮れた。復路は登ってくる観光客で狭い通路は渋滞。ラマダンのため早じまいする商店が多いので、予定変更してこっちを一番にして正解だった。これは確かに一度は見に行く価値はあったが、空爆されたようにボロボロの街並み、ゴミだらけの河川、タバコの吸い殻だらけの砂漠、不衛生な水といったせいで、2度は行きたくない。(おいおい)丸一日移動でトルコのカッパドキアへ。ウチサルの洞窟ホテルに2泊。トルコ料理は世界3大料理というだけあって、なかなか豪華。ただし、肉ばかり。私はカイセリ空港からのバスの車窓の眺めになぜか気分が高揚し、唐突に「この大平原を馬で駆け回りたい!」と思った。そしたらガイドがカッパドキアは「美しい馬の地」という意味ですと教えてくれた。(ううむ、道理で。カッパがドキドキする所ではないのだwww)エルジェス山3916mでカッコいい)から大量の火山灰と溶岩が繰り返し堆積し、それが浸食されたもので、ロッキー山脈みたいな横筋のテーブルマウンテンがあちこちにあり、浸食された奇岩が写真撮影してたらキリがないくらいあり、それらがほぼ全て中を掘られた住居になっており、(マジ!!)野外博物館(ギョレメは凄い)や地下都市(カイマクルは圧巻)みたいな大掛かりなものもある。自然だけでなく文化的にも素晴らしい世界遺産だ。ただ、夕日スポットのローズバレーはタバコの吸い殻だらけだったのが残念。でも、夕日を待つまでここのハイキングルート(踏み跡)をトレースしたら、奇岩巡りみたいで面白かった。そして、何と言っても最高だったのが、気球の乗船だった。(天候のせいで、じつは催行する確立は低く、30〜50%!)ギリギリまで決定が下されなかったが、朝6時になってなんとかOKがでた。カラフルな20人乗りの大型気球が自分たちと共に100個くらい空一面に飛んでいく様は最高だった。実際乗ってみて、思いのほか快適な小一時間の空の旅だった。結構高いところまでも登ったし、朝焼けも綺麗だった。ただ、途中ですこし霧が出て、風が吹いて小雪が舞った。今回、気球は風任せではなく、行きたい方向の反対側から暖気を放出することで、反動で移動できることを知った。20分かけて着地点に向かい、畑に止めた台車の上に着地。搭乗証明書をもらい、全員カクテルで乾杯。大満足で帰ったら、ガイドが「じつは気落ちさせないように、昨日までずっと飛んでなかったことは内緒にしてましたwww」とのこと。老後の老後(70歳以降)は、ここで野外乗馬クラブ「コサック騎士団」を作り、私と相性のいい軽快なアラブ種の馬に乗ったり、ハイキングをしながら「吸い殻拾い」をライフワークにしたいと思った。最後は1700年の歴史をもつ貿易都市イスタンブールに2泊。市内観光、宮殿(トプカプの宝物館は凄い)、3つの巨大モスク(ブルーモスクとアヤソフィアは圧巻)を見て、オルタキョイ(MADOのトルコアイスが美味しい。パンみたいなデカいジャガイモのクムピルは1個で二人前。古ぼけた店でやっと女房御所望のトルコランプを見つけて購入)とエジプシャンバザール(しまった!こっちにはもっとたくさんのトルコランプがあったwww)の自由散策に、ガラタ橋元のサバサンドの買い食いも急遽加えてもらった。(これは女房が固執してガイドにねだっていたせいかもwww)最後の夕日をボスポラス海峡ディナークルーズで締めくくり、空港へ。(2泊目は空港泊りwww)翌朝AM3時に飛ぶはずだったが、なぜか1時間遅れでAM4時すぎに出発。関空には夜21時に着いたが、荷物受け取りにこれまたなぜか1時間もかかり、終電を逃して関空ホテルに一泊することになった。(保険に入っていてよかった!と思ったが、後日 保険金請求手続きをしたら、6時間以上の遅れでないと保険対象にならないことが判明。さらにチケット半券だけじゃダメで、航空会社発行の遅延事故証明も必須とのこと。ガックリ。)旅行中は、渋滞を避けるために毎朝暗い内から行動開始し、暗くなってからのホテル帰りだった。とにかく、毎日やたら歩き回った。とても濃厚で楽しかったが、もうクタクタ。ツアーのメンバーは意外と若者ばかりで、なんと私が最高齢だった。女房は娘世代のツアーメンバー達と打ち解けて、お喋りも満喫していたが、その分くたびれもひどく、帰宅後インフル発症。(おいおい)私も風邪をひいてダウン。1週間してやっと回復し、玄関にトルコランプを取り付ける。時間がなくて値切れなかったから、ボラれたかと思ったが、なかなか良いものだったので、満足。

 

←ピラミッドを背景にしてラクダに乗ってポーズ。天気もよくて最高。

 

←いよいよ気球ツアーのはじまり。ドキドキ。

 

←わあ〜!と、思わず歓声があがる素晴らしい光景。

 

←奇岩の山だらけ!その上を飛んでいく。

 

奇岩の山をアルパインハイキングしまくって、テーブルマウンテンの台地を馬で疾走したい!さらに一生かけてカッパドキア全域からタバコの吸い殻を殲滅したい!

4月になった:旅行疲れとインフル感染もあって3月はあっという間に終わった。寒のぶり返しで桜の開花が遅れていたが、4月になって一気に初夏の陽気になり、一斉に開花した。娘達が女房の還暦祝いで、別府温泉ツアーを実施してくれたが、その最中、孫から嘔吐下痢をもらった女房は一晩吐き通してダウン。忘れられない還暦祝いになった。

 

 

 

 

 

 

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