和気アルプス他 登山詳細図のサポートです。
*ゴチャゴチャしたこのページの指摘項目だけを簡潔にした登山詳細図のサポート(2014.12.28バージョン)をつくりました。
実際に修正されるなら、こちらをクリックしてください。
はじめに―――
今回の詳細図の作成中のものを見させていただきましたが、地形図の上に膨大な数の付箋を張り付け、全体の構図や文字のレイアウトなどを校正しながら作成されています。
これは大変な作業です。パソコンのプログラムだって、どんなに頑張っても初版にはバグがあったりするもので、サポートして改良を重ねることで、初めて完成品になるのです。
よって、今回の詳細図も、ミスを発見した場合は、訂正のサポート(修正のお願い)をこのHPでもしていきたいと思います。
また、この内容は、製作者の守屋氏にも報告し、次版での改訂に役立てていただきますので、ご理解ご了承ください。――――
◎ではまず、詳細図において、ちょっとしたミスを発見しましたので、どうか修正してやってくださいませ。
・登山道の線ですが、
神ノ上山頂2つ手前の「分岐道標」の位置が左(西)に1センチ程ズレてます。
正解は「200m」の文字の左の登山道が上に小さくプクッとなった部分と剣峰分岐をつないでください。
(下図の赤線のように修正してください。)
・名称の誤植ですが、
八ツ峰岩の麓の「林治療院」は「森治療院」が正解です。右の説明文でも林治療院になっていますが、正解は森治療院です。
また、「剣ヶ峰」は、「剣峰(つるぎみね)」が正解です。
(でもまあ、私のHPやフダだって、ザイテングラード(トが正解)だの、子竜王(小が正解)だの結構テキトーですから。エラソーには言えません。はい。)
あと、和気アルプス内ではなく、西隣りの「イモリ岩」ですが、
国土地理院の地形図でもイモリ岩となっておりますが、かつて、本の区長さんに教えてもらいましたが、本当は飯盛岩(いいもりいわ)なんだそうです。
(確かに、稜線から岩をみると、木立が茂って見えづらいですが、こんもりと丸く盛られた巨大なご飯みたいに見えます。)
でも、「白岩様」を「鷲ノ巣」と皆が言ってたように、イモリ岩と言ってる人が多いようです。(まあ、これはポリシーの問題ですね。)
ミスと言えるものは、以上です。
あとは―――
◎読み易さとしてですが、(「オメエにこれを語る資格はねー!」と言われそうですが。笑)
荒神ーには「こうじんぐろ」の読み仮名をつけないと読めないでしょうし、奴久谷の大滝も「ぬくだに」と皆さん読めますかね?
竜王山の南尾根は、となりの南東尾根と紛らわしいので、やっぱり「アタゴ尾根」とする方が判りやすいでしょう。
◎説明事項として、いらぬ補足ですが。
最終的に紙面の限界(文字数の制限)もあって、説明不足になってしまうものもあり、そのせいで読者に“誤解されるかもしれない事”としてですが、
・詳細図のコース名に添付した(表銀座)と(裏銀座)の表記は、このHPの表銀座コースや裏銀座コースとは部分的に一致するものであり、全体を示してはいません。
(以下、12月11日の追記です。)このことに関して、私は、“表銀座と裏銀座の存在を記したくての記載”と解釈しておりましたが、最近の守屋氏の山行記録を拝見すると、どうやら、
記載どおりに、守屋氏のコンセプトでは、神ノ上山を終点(槍ヶ岳)とみなして、和気富士からの縦走路を表銀座、御大師山からの縦走路を裏銀座と命名されたかったようですね。
まあ、これはこれで、純粋なハイキングコースとしては正解で判りやすいと思います。
(ちなみに私のコンセプトでは、和気アを縦(南北)に縦走する稜線縦走の表銀座、横(東西)に縦走する岩場めぐりの裏銀座としており、単純なハイキングじゃつまらないと、
ハードなクライミングもどきになる部分をあえて付け加えており、裏銀座に関してはハード過ぎて、レベルアップを望む方 専用!みたいになっていますからね。笑)
う〜ん、そうですね。
今回すばらしい詳細図を作って下さったこと(ルートの整備もされています。)に感謝し、敬意をこめ、また記念として、
詳細図にある表銀座コースと裏銀座コースを「守屋氏版 表銀座コース」、「守屋氏版 裏銀座コース」として、正式に命名いたしましょう。
(照れくさければ、別名:労山版でもいいかも。笑)
なお、このHPでの表銀座、裏銀座は、“ちょいとハードな藤本版”ということで両立していきましょう。(追記ここまで。)
・また、このHPで“隠しルート”としていたのに、今回の詳細図で公開している理由ですが、
隠しルートといいながら結構大勢の皆さんが踏んでおられ、道標をあえて付けてないのにもかかわらず、ルート入口がやたらと明瞭になっています。
これに迷い込んで、予定ではない宗堂池に降りてしまった方などもいたので、迷い事故防止のために、
隠しルートでも危険性の低い一般ルートは、今回あえて記載してもらうようにお願いしました。
(守屋氏は「隠しルートは載せないようにします。」と言われたのですが、私の方からお願いして載せていただきました。)
提案していた“隠しルートの色別け”は、難易度によるコース分けをしている都合上、誤解や混乱を招きそうなのでオミットされたようですが、
本当に大勢では踏み崩れたりして危険になりそうなルート等は、たとえ、隠しルートでなくても記載されていません。
ただ、裏銀座コースの最後の核心部である「荒神ー直登ルート」と「日電歩道」は、かなりハードですが、特別に掲載されています。
これは裏銀座コースをトレースしようとする方への“特別サービス”と受け止めてくださいませ。
(じつは、ここで講習会や訓練をされている団体もあり、県警機動隊なども和気アで訓練されています。)
◎いらぬ補足、その2。
今回の詳細図で記載されなかった“ちょっと〜かなりハードなルート”を以下に列挙します。
プロガイドや山岳会のリーダーの方でしたら、これらを独自に調査して書き加えるだけで、簡単綺麗で完全な和気アルプス登山地図が出来ます。
(それは、あなただけの宝物です。)
・HPで第1の岩エリアとしている東壁の“奥壁”の2つの鎖場がある尾根上の部分。
・第2の岩エリアの白岩様の南端ルート。(富士山頂の県境みたいにルート線が空白になってます。)
黒壁。ダンガメ稜のフランケ。山の学校の鎖場練習場。
・第3の岩エリアの小屏風トラバースルート。
・第5の岩エリアの衝立岩マサミチルート。前剣バイパス。
・第6の岩エリアの台三郎谷藤本壁ルート。行者尾根・不帰スラブ周回ルート。
・第7の岩エリアの観音チンネ南稜スラブ カモシカルート。
◎いらぬ補足、その3。
裏銀座のアドバイスとして、
荒神ールートの「沢口」とあるのは1本目の沢を渡る場所で、その8ミリ先の曲がった部分が2本目の沢を10mだけ遡行する所です。
(ただし、1本目も2本目も、1本の同じ沢です。)
―――2014年12月3日時点での発見による報告はここまでです。(追加の発見あれば、またその時に。)
で、12月11日、(すごく細かい点ばかりで、申し訳ありませんが、)
・竜王山のアタゴ尾根の「幻のピーク」と「アタゴ様」の位置が上にズレてることに気がついたので、修正をお願いいたします。
「アタゴ様」の部分が「幻のピーク」で、「アタゴ様」は平坦部分の先端です。
また、さらに細かいことを言いますと、NOコース名の龍王山も竜王山の誤植です。
・また、山の学校周辺でも、わずかな位置のズレが3つありましたので、修正をお願いいたします。
「ダンガメ岩」をちょっと下へ。「山の学校」を線の上側へ。山の学校の上の「分岐」をちょっと下へ。
(以下、12月16日の追記。)
「白岩様」上の立ち寄り場所も少し下へ。白岩様の下側のアプローチもちょっと右へ。
白岩様とチンネの分岐部分は、直進が白岩様で、チンネは右に入るように。
さらに、上にはショートカットのバイパスがあります。
名称として、
・「チンネ」には(烏帽子岩)を追記してください。
・バイパスの右上に「110mスラブ」を追記してください。
(追記ここまで、以下の図も16日に差し替えました。)
今回の指摘は、どれも強いて言う程のことではないかもしれません。
(守屋氏や仲間の皆さんの努力にケチをつけてばかりいるみたいで気がひけるのですが、)
どうか、より完全なものにしようとの気持ちの現れとご理解ご了承ください。
―――2014年12月11日時点での発見による報告はここまでです。(追加の発見あれば、またその時に。)
で、12月15日、またまた細かいミスを発見しました。
・「観音堂」の位置が登山道の上側(北)にありますが、正解は下側(南)です。
・また、間違いとは言い切れないことですが、
「荒神ー」と「日電歩道」の文字の位置を逆にした方が、判りやすいかもということです。
*荒神ーは黄色ベタの部分の岩壁で、日電歩道は赤線の部分で荒神ーの上端をトラバースするものです。
ちなみに、「荒神ー」は、名前を地元の御老人から教えてもらう前は、私が「大屏風」と勝手に名付けておりました。
よって、「荒神ー=大屏風」なわけで、「大屏風分岐」とあるのはそのためです。
なお、藤本版の裏銀座コースは、「奥ノ岩」には行かないで、
荒神ーを直登してから、日電歩道を「大屏風分岐」のある方向に向かい、
分岐のすぐ手前の涸れ沢を登攀して一般登山道(宗堂池コース)に合流し、
小屏風トラバースルートを通って縦走路に登り詰めます。
(要は、宗堂池から奥ノ峰山頂への、最も過酷で困難なルートをわざと選択した内容になっております。)
―――2014年12月15日時点での発見による報告はここまでです。(追加の発見あれば、またその時に。)
で、またまた12月16日、白岩様周辺で細かいミスをいくつか発見したので、上記に追加しました。
なんか、気づかなかったミスが思いのほか多くあって、スミマセン。
さらに12月19日、追記します。
・東壁部分にもズレがあります。
(こんなことを言うと、怒られるかもしれませんが、)
“地図の書き方を勉強する”つもりで、下図を参考に、東壁部分の修正をしてください。
(下図では、3つの岩壁と奥壁の尾根上のルートも記載しております。)
ちなみに、「前壁の頭」の直下には「クライマーズテラス」があり、ネズの木をアンカーにして、クライミング練習できます。
ただ、全長が60mもあるので、50mロープでも下まで届きません。岩元ちかくでは垂直になってくるので、ロープ末端では、つりさげられたようになります。
この壁の登攀はとにかく体力勝負になります。バテた時のために、ユマール等、アッセンダーは必携です。
休憩なしで一気にのぼれるか?タイムトライアルしてもいいかも。(笑)
≪追記≫2015年12月23日、さらに1つの間違いに気づきました。訂正してくださいませ。
地図の右端の真ん中に291.1の四等三角点があり、「空山」となっていますが、ここは空山の山頂ではなく、山頂台地の端っこの小ピークです。本当の山頂は「大平山」の右側で、地図のそれこそ末端に三角点のマークだけがありますが、これがそうです。(国土地理院地図ネット版による山頂の標高は375.7mです。)